2012/10/12 - 2012/10/12
96位(同エリア282件中)
玄白さん
紅葉のシーズンを迎え、東北方面の温泉と紅葉の名所を訪ねて3泊4日のドライブ旅行に出かけて来ました。
行程は
10/10 磐梯吾妻スカイライン経由岩手県一関の厳美渓温泉泊まり
10/11 世界遺産奥州平泉観光 秋田県子安峡温泉泊まり
10/12 栗駒山登山 宮城県鳴子温泉泊まり
10/13 仙台市郊外の泉ヶ岳登山
今回の旅行の最大の目玉は東北の紅葉の名所トップクラスの栗駒山登山です。旅行プランは可能な限り栗駒山を最良のコンディションで登ることを中心に、天候の良し悪しにも柔軟に対応できるように考え抜いたプランにしました。当初は11日に登る予定でしたが、運悪くこの日は雨! 翌12日に登ってきました。少し雲が多かったですが、晴れ間も覗き、まずまずのコンディションでした。ただし、頂上付近は猛烈な強風で、油断すると登山道からふきとばされそうでした。
シーズン中は平日でも7時前には登山口駐車場が満杯になると宿の仲居さんにアドバイスされたので、旅館「太郎兵衛」で朝食の代わりに朝食弁当を作ってもらい、5時過ぎに宿を出発、登山口には5:40には到着してしまいました。
蛇足:栗駒山は宮城・岩手・秋田3県の県境にあり、旅行記のエリアをどこにするか、迷いましたが、登山に出かける宿泊地が子安峡だったので、エリア登録を湯沢にしておきました。エリアの分類改善を4travelさんに望みます。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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早朝6時。須川高原温泉の露天風呂から冷たい空気に冷やされた湯気が激しく立ち上っています。
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露天風呂の脇が登山口になっています。頂上までは往復4時間弱のコースですが、朝のうちは雲が多いすっきりしない天気なので、天候の回復を待つ意味も込めて写真撮影を楽しみながら6時間ほどのスローペースで歩くことにしました。
コースは須川温泉登山口→名残ヶ原→昭和湖→天狗平→頂上→天狗平→伝馬尾根コース岩頭まで往復→天狗平→昭和湖→賽の磧→秋田県側駐車場です。6時過ぎに出発。 -
大日岩の上に建つ神社。この岩の麓に温泉の源泉があります
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登山口付近もすでに紅葉の見頃を迎えています
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名残ヶ原展望台付近の登山道からも湯気が立ち上っています。栗駒山が活発に活動中の活火山であることを実感!
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名残ヶ原の紅葉
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登山道は昨日の雨で少しぬかるんでいる箇所がありますが、全体としては歩きやすいコースです。
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苔花平付近の紅葉
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苔花平付近の紅葉?
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このコース唯一の沢を渡ります。登山ガイドには増水時注意とあり、昨日雨だったので一抹の不安がありましたが、全く問題ありませんでした。沢沿いの草も見事な草紅葉です。
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昭和湖手前の地獄沢。火山ガスが噴出しているので硫化水素のにおいがします。
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昭和湖。湖畔の紅葉と乳白色の湖水の美しいコントラスト。
昭和湖は昭和19年にここが新しい噴火口となって噴火し、その後、水が溜まって火口湖になったものです。以前は透き通った緑色の湖水だったのが、2008年の岩手宮城内陸地震を境に乳白色の湖水に変わってしまったそうです。 -
湖畔の近くに立ち枯れた木が立っています。たぶん火山ガスにやられてしまったのでしょう。
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昭和湖を過ぎると天狗平まで胸突坂という名前の急坂が続きます。
登り始めの登山道脇にはみごとな草紅葉が広がっています。 -
登るにつれて徐々に風が強くなってきます。風にあおられた草紅葉が一瞬差し込む陽光に照らされて輝いています。
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8時に天狗平到着。予定通りのゆっくりペースです。ここから頂上までは800mあまり。ゆるやかな登りに変わりますが、この日はここから頂上まで猛烈な強風が吹き荒れています。ストックを使っていないと登山道から吹き飛ばされそうです。
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途中に天狗岩という岩塊があります。強風で体がぶれて写真撮影もままならない。岩に体を押し付けて安定させての撮影。
紅葉の向うに秣岳方面に向かう伝馬尾根コースの登山道が見えます。登山道左側が宮城県、右側が秋田県です。 -
頂上方向の宮城県側斜面も紅葉真っ盛りです。
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頂上間近の地点から見た天狗岩。
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岩手県側の山腹の紅葉。天狗平から頂上までは登山道が岩手県と宮城県の県境になっています。
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8時25分頂上到達。烈風の中を慎重にすすんだため、天狗平から25分かかってしまった。須川高原登山口との標高差501mです。
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どの山にもありがちな祠が、栗駒山頂上にもありました。
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頂上脇の鮮やかに紅葉した潅木。なんと言う木?
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イチオシ
赤と黄色の紅葉と笹、ハイマツの緑が綾なす色彩の乱舞が全山を覆い尽くしています。強風にもめげず、しばし絶景を堪能。
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イチオシ
天狗平に戻り、伝馬尾根コースを15分ほど歩くと岩頭(イワガシラ)という地点に至ります。ここがまた絶景!
山裾の紅葉に囲まれた竜泉ヶ原という湿原を俯瞰します。ここは栗駒山頂上からは望めません。 -
ただただ見とれるばかりの紅葉の絶景!
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イチオシ
昭和湖の乳白色の湖水と紅葉の赤・黄の対比がすばらしい!
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遠くには須川湖が見えます
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竜泉ヶ原湿原の全貌
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竜泉ヶ原に点在する池
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岩頭より栗駒山頂上を望む
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栗駒山岩手県側山裾の紅葉
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昭和湖に向けて下山中、雲が切れて大きく晴れ間が広がりました。日があたると紅葉は一層鮮やかさを増します。
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とぎれることなく、頂上までつづく紅葉の海!
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サラサドウダン?の紅葉
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10時20分、昭和湖に戻ってきました。偶然出会った山岳ガイドの山田孝男さん。NHKBSプレミアム「日本の百名山」という登山番組で岩手山、早池峰山の紹介で出演されていました。団体登山ツアーのガイド中でしたが、ちょっぴり山の話を伺いました。(写真掲載はご本人許可済み)
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ナナカマドの紅葉も鮮やかです
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ふたたび、名残ヶ原に戻ってきました。ここも絶好の紅葉撮影スポットですが、行きと同様帰りもまた雲が出てきてしまいました
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大判カメラで紅葉を撮影しようと、カメラマンたちがシャッターチャンスを待ち続けています。
良い作品をものにするためには、機材とネバリが大事です。玄白には両方ともありませんが・・・ -
カメラマンたちがレンズを向けていた方向に拡がる紅葉の風景。彼ら(彼女ら)がこの風景を切り取るとどんな作品に仕上がるのだろうか?
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このあたりは紅葉の被写体には事欠かない
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ふたたび、名残ヶ原を俯瞰する展望台へ。
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イチオシ
ここから賽の蹟方面のルートへ向かいます。剣岳の山裾からも火山性の湯気が立ち昇っています。
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溶岩塊と紅葉
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地獄谷遠望
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イチオシ
12時に下山。
紅葉のすばらしさは、10/5に登った日光白根山と甲乙つけがたい見事な絶景でした。
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