初秋のトロッコ列車と保津川下り～京都定期観光バスの旅～

2012/10/05 - 2012/10/08

所属する学会の研究発表大会で今年も京都へ。秋の三連休ということで、最後の1日、今回は嵯峨野方面へ行ってみることにしました。
しかし、そうは言っても一人旅。さらに、トロッコ列車や保津川下りは超混雑が予想され、しかも乗り場までのアクセスが結構めんどくさい。というわけで、今回、定期観光バスに乗ってみることにしました。
予約はインターネットで簡単。
さてさて、どうなることやら。お楽しみに。

《旅行行程》（最終日のみ）
京都駅烏丸口→（観光バス）→トロッコ嵯峨駅→（トロッコ列車）トロッコ亀岡駅→（バス）→保津川下り乗り場→（船）→嵐山下船場→（嵐山散策）［天龍寺・竹林の道・野宮神社・落柿舎・清涼寺・嵯峨豆腐森嘉など］→（観光バス）→京都駅

エリア 嵐山・嵯峨野・太秦・桂(京都)

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: その他

京都での学会のあと、もう1泊して京都観光。
嵯峨野のトロッコ列車に乗りたかったのですが、3連休ということで相当の混雑が予想されたのと、1人だったこともあって、京都の定期観光バスを予約してみました。

予約は結構簡単。
インターネットで、初めての人は登録すれば、すぐに予約が完了できます。
気を付けないといけないのは、システムの都合上、深夜0時を過ぎると、予約システムがストップしてしまうことと、初回登録の際の氏名フリガナの入力が半角カナだということです！
私、今回、旅行先にiPadしか持っていかず、そして、iPadではそのままでは半角カナが入力できないのでした。かなり焦りました。結局、半角カナに変換できる無料アプリをダウンロードして、ことなきを得ました。

そうそう、余談ですが、今回、私、本当にやる気なく（笑）、なんと学会大会の参加証を印刷していくのを忘れました。
ホテルには（ビジネスホテルなのに）ビジネスセンターらしき設備はなく、これまた大変焦りましたが、幸いホテルの最寄りの駅近くにkinko'sを発見。そこでメールを印刷してことなきを得ました。kinko's万歳。

さて、定期観光バスです。
出発は9:10、京都駅烏丸口前。少し地下鉄でいくと少し分かりづらいですが、京都中央郵便局の目の前です。ホームページには20分前までにきて下さいと書いてありましたが、少し早めにと思って、8:20頃に到着すると、まだ窓口が開いていませんでした。8:30からだそうです。ちなみに前日までに窓口でチケットを購入しておくと、10分前までに到着すればいいようです。指定席ですが、早い順に窓際の良い席になるみたいなので（未確認ですが）、これもおすすめ。

さて、観光バスなので、当然ですが、大きな荷物もバスのお腹の荷物庫で預かってくれます。コインロッカーなどに預ける必要がないので、これも便利。ということで、スーツケースを預け、いざバスの中へ。

今回のコースは嵯峨野のトロッコ列車と保津川下り。それに嵐山での散策2時間がついているコースです。
トロッコ列車は、全席指定席で、近所の旅行会社などでも予約できるようですが、何時のトロッコにするか自信なく、、予約面倒だから定期観光バスにしようか、というのも今回の選択理由の一つです。

そして、さすが定期観光バス。10:07のトロッコに乗れるということで、駅への到着が9:45くらい。ぴったり。
ちなみに、この時間に到着して、普通にチケット買うと、10:07発は立ち席、指定席は11:07発しか買えませんでした。

トロッコですが、5号車はリーチ号という名前で、窓のない車両。季節が良いので、ここも気持ち良さそうです。（今回定期観光バスで予約されていたのはこの席ではなく、通常のガラス窓付きの車両です）
天気しだいなので、このリーチ号は当日発売のみ。ぜひ平日の、天気の良い日に訪れたい感じです。

列車は最初は進行方向左側が景色が良いのですが、そのうち、右側に渓谷が移ります。
いずれも新緑の時期や紅葉の季節は素晴らしい感じです。

途中のトロッコ保津峡駅のホームにはタヌキたちの行列が。

いずれも景色は素晴らしいです。

こんな感じ。出発から終点まで25分間の小旅行です。

トロッコ嵯峨駅から乗って、途中2駅を通って、終点はトロッコ亀山駅。
並行してJRの山陰本線が通っているので、確かに観光列車として再出発しないと、廃線の憂き目にあってもおかしくないと思われます。

終点のトロッコ亀岡駅周辺には何もない感じですが、保津川下り乗り場行きのバスとタクシーは待っています。こちらも、定期観光バスのスタート時には、この部分、路線バスに乗ります、という説明があったのですが、一応、京都市内で乗ったものとは違うバスではあるものの、定期観光バスのお客様用に観光バスが1台、用意されていました。
普通の路線バスはさすがに3連休、大混雑だったので、良かったですが、これが連休中だけの対応なのか、普段もそうなのかは不明です。。

トロッコ亀岡駅から保津川下り乗り場までの道路も渋滞。普通はバスで10分程度と聞いていたものの、30分近くかかって乗り場へ。
保津川下り乗り場は、そのあたりにありそうな渡し船の乗り場とは異なり、どうしてどうして立派な建物でした。
そして、これまた定期観光バスのため、あまり待つことなく、スムーズに乗り場へ。

全国各地に川下りはあるものの、ここ、保津川の川下りは約1時間40分、16kmと、全国一距離が長いのだそうです。

来るときに乗ってきたトロッコ列車と行き会うこともあります。トロッコ列車上からの目線と、川面からの目線とまた違った感じで、良い雰囲気です。

途中、それなりの急流もあり、TDRのスプラッシュマウンテン風の趣。端に座っている人は水しぶきが飛んでくる可能性があるので、注意！！

景色は素晴らしいです。
紅葉の季節など、絶景でしょう。でも、船頭さんによると、紅葉の時期はもう結構寒いのだそうです。今日も、陸地上は暑いくらいの気候でしたが、水の上はかなり涼しい場所もありました。

川下りが到着するのは、渡月橋のすぐ手前。その直前には、船上に船で近づいてきてみたらしだんごや、きゅうりの一夜漬けなど売るお店もありました。東南アジアのどこぞの国の水上マーケットみたい。ちなみに、結構みんな喜んで買ってました。

そして、到着した嵐山では、フリータイム2時間。
結構混んでいて、中心部のお食事処はどこも満員。ついでにカフェも満員。
ようじやのカフェがあって、あの有名なようじやの顔のロゴを表示したカプチーノがあるそうなのですが、並んで見たものの、順番が回ってきそうにもなかったので、断念。

竹林の道や天龍寺などを楽しんできました。
こちらは天龍寺の北側にある竹林の道。

そしてこちらは源氏物語で有名な野宮神社。

さらにそのあと、このあたりの湯豆腐屋さんに軒並み納入しているという森嘉の豆腐と厚揚げをお土産に買ってきました。（おいしかったです♪）

渡月橋はまだ紅葉には早い季節でしたが、人混みで賑わっていました。
嵐山は渡月橋から徒歩10分圏内くらいが大混雑な感じなので、少し遠くまで出向くとゆったりとした雰囲気を楽しめるみたいです。人力車も結構出ているので、乗ってみるのもいいかも。

ということで、無事に京都駅まで戻ってきました。
朝9時過ぎに出発して、16時前に到着。早めの帰着でいい感じです。
ただ問題は、さすが三連休の最終日、一応、18時頃の新幹線の指定席を買ってあったのですが、もし空いていたらもう少し早い時間で帰ろうと思っていたのですが、全然ダメでした。チケット売り場に直行してみたものの、19時の新幹線まで全然空いていないんだそうです。

ともあれ、自宅着が22時前。充実した三連休でした。