長かったようであっと言う間だった旅も<br />とうとう今日でお終い。<br />寂しいような、ホッとするような。<br />複雑な気持ちです。<br />昨晩、本の続きが気になって<br />結局上下巻読んでしまいました。<br />ぼーっとした頭をスッキリさせるため、<br />冷たい水を飲みテラスに出てみました。<br />そうしているうちに、<br />なんだか猛烈にリスボンが愛おしく<br />思えてきて帰りたくないと思ったのでした。

ドイツ•ポルトガルひとり旅-帰国-

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2012/05/15 - 2012/05/15

1997位(同エリア2651件中)

#街歩き

エリア

リスボン(ポルトガル)

旅行の満足度: 5.0

荷物はもうある程度まとめてあるので、
下のパウロさんのお店に行って
軽く朝ごはんにします。
全体写真。
この最上階に滞在しておりました。
日本で言うと江戸時代のころの建物です。
ハムとチーズのサンドと
アメリカンコーヒーを注文。
お店に置いてあったガイド本の
ロカ岬のページを眺めながら
まだ迷っている自分がいることに気が付きました。
今から急いで行けば間に合うんじゃないか?
いやいや。できっこない。
実は、モンサラーシュから
リスボンへ帰ってくる時に、
ある賭けをしたのです。
「もしロカ岬へ行けたら、、、
行けなければすべて終りにしよう」
まあ、所持金が5ユーロを切った今となっては
選択の余地はありませんでしたが。
まったく。
未練タラタラの女々しいやつです。
兎にも角にも、
ロカ岬には行けないのです。もうお終い。

智子さんにお礼を述べ、
少しお話しをしました。
「いい人に泊ってもらえて良かった」
と仰っていただき感無量。
もっとお話ししたかったな。
頼んでおいた焼き菓子を受け取り、
スーツケースに詰めます。
ああ本当にもうお別れなんだ。
リスボンに着いたその日、
「とんでもないところへ来てしまった」
と思ったのに、今ではこんなに名残惜しい。
いつの間にかわたしはリスボンの魅力に
取り憑かれていたようです。
エアロバスで、リスボン空港へ。
ああ!なんと宿から徒歩10分ほどのところに
エアロバスのバス停が。
駅まで行くことなかったんだ．．．。
まあ、バス停までの道すがら、
テージョ川が見られたし。
チェックインも早々に済ませ出発待ち。
定刻通りリスボンを出発し、
フランクフルトへ。
さようなら。ポルトガル。
またいつか必ず。
軽食が出ました。
右のデザートは、林檎と洋梨を
摺りおろしたものです。
まるで離乳食ですが、美味しかったです。
日本にはちょっとないものですね。
氷らせても美味しそうです。
そして久し振りに見ました。
男性の客室乗務員。
やっぱりいいですね~。
体の大きな男性が、
細やかなサービスをするのって。
隣のドイツ人らしき男性と
おばあちゃんが何かと世話を
焼いてくれました(笑)
何とか通じるから面白いですよね。
「何か日本語書いてみて」って言われるし。
ドイツの方は本当に気さくと言うか、
感じのいい方にたくさん会えました。
遅れることなくフランクフルトへ到着。
流石に大きいです。
そしていちいちスタイリッシュ。
さてここで成田行きの便に乗り継ぎです。
チケットはすでに広島まで発券されているので
ゲート近くでゆっくりと待機。
お水を買おうと思ったら、
ポルトガルの約2倍の値段!
え?空港だから?
やーめた。
20:45。定刻通りフランクフルトから
成田へ向けて飛び立ちました。
さらばドイツ。またいつか．．．。
最初の機内食です。
ビーフストロガノフとパン、マリネ。
デザートはアイスクリーム。
朝食です。
久し振りのフルーツ美味しかった。
成田へ着いたら雨でした。
有名人らしき人がいて、
みんな写真を撮っていましたが
誰か分からないのでスルー。
搭乗ゲート前で待機していると、
何やらアナウンス。
広島が霧のため着陸できないかもしれないとのこと。
その場合伊丹空港に着陸し、
そこから陸路での移動になるらしい。
初めての経験でちょっとワクワクします。
飛行機は天候の回復を待つため、
広島上空で旋回待機していましたが、
結局着陸できず伊丹空港へ。
隣のおじさんが、大きなため息や
舌打ちを何回もするので
もの凄く不愉快でした。
気持ちはわかる。
分かるけど天候なんか
誰にもどうにもできないのに。
伊丹空港着陸後、
リムジンバスで新大阪駅に移動、
新幹線(指定席)にて広島へ。
ちょっと面倒なことになりましたが、
いい経験でした。

というわけで。
ドイツ・ポルトガルひとり旅は
ここで無事終了です。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

Danke schoen！ Obrigada！