まさかの手配ミスで行く旅行欠乏症治療の旅in長野・東京−１

2012/09/13 - 2012/09/17

前回の旅行から随分時間も経ち、とうとう私の持病・旅行欠乏症が発症しました。

旅行欠乏症とは・・・日頃のストレス・鬱憤が溜まり、とにかくどこか遠くに旅行しに行きたいという欲求を抑えられなくなること。
類義語：現実逃避。
（ぽちょペディアより　なんつって・笑）

なんとか連休の取れる算段がつき、勢いのまま航空券を予約したはよかったのだが、ここでまさかのミス！
当初、羽田空港まで飛び、長野→新潟と日本横断をしてやろうと考えていたのに、羽田往復で飛行機を手配してしまった。。。
ということは、帰りも羽田から飛び立たなくではならないと言うわけで・・・
あえなく新潟行きは断念することとなりました。

しかしこうなりゃ楽しむしか他はない！
前から気になっていた長野県上田市を調べてみれば温泉地もあるし、なにより真田家発祥の地。
なにやら信州上田おもてなし武将隊という人達もいる。
はたまた東京にはフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が来ているというではありませんか！
俄然楽しみになってきた長野・東京旅行。
普段は行き当たりばったりな私が珍しく入念に下調べ、尚且つパックではなく航空券・宿泊先を全て個別で取った旅と相成りました。


１日目（９月１３日：木）
０７：３０　飛行機・新千歳空港発　羽田空港行き
１１：４４　長野新幹線・東京駅発　上田駅行き

・上田城
・別所温泉

エリア 上田(長野)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 観光バス ANAグループ 新幹線 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

さて。
前置きが長くなりましたが、出発はいつも通り始発（７：３０発）の飛行機です。
なのでおのずと新千歳空港までのＪＲも始発になり、時間が早いために快速エアポートはまだ動いていません。
普通列車で参ります。

今日は平日。
周りは通勤・通学の乗客でいっぱいです。
座席争奪戦に敗れ、仕方なくドア付近に立っていました。

朝からちょっとお腹の調子が悪かった。
まあ、いつもより早起きしたんだし。
とは言っても３０分寝坊のため、朝ごはん食べてないからお腹減ってんのかな〜酔ったかな〜くらいに考えていましたが。
新千歳空港が近付くにつれ、いよいよ気持ち悪くなってきた！
その上段々と足が震え、手が痺れて立っているのも辛い・・・！
とうとう辛抱ならなくなって、新千歳空港より２つ手前の千歳駅で一度下車。
回復を待ちつつ、後続の列車に乗りました。

飛行機の搭乗にはなんとか間に合い、機内で少しご飯を食べました。
千歳駅で一度下車して新鮮な空気を吸ったからか、空港到着時には大分気分がよくなっていました。

しかし本気で焦った！！
もう飛行機乗れないかと思ったッ！
色んな意味で脂汗出まくり（爆）

飛行機内で寝ようと思っていたのに、なまら寒い！
（なまら：北海道弁でとてもという意味）
ブランケット借りても全然寝れやしねー！！
ちょっと暖房入れて！と思っているうちに羽田到着。
今度は冷房入れて！と思うくらい暑い。。。

東京駅から長野新幹線に乗るため、まずモノレールで浜松町まで移動。

モノレールの車窓から撮った一枚が思いのほか良く撮れた（笑）

でもこれ何線？？

そして何やら道路には「のるな」の文字が！

何にのってはダメなのか。
はたまた何がのってはダメなのか。

いや〜新幹線っていいよね。
やっぱりカラーラングは東海道線が一番好きかな。

ちなみに北海道新幹線は何色になるんだろう。。。

これはＮ７００系？？

万が一の飛行機の遅れを考慮して、１１：４４発の長野新幹線を取りました。

今回の新幹線の切符の予約はＪＲ東日本ＨＰにある「えきねっと」で予約をしました。
新幹線は東海道線以外は飛行機みたく早割りがあるので、私はなんと（たしか）通常の３割引きの値段で切符が買えました。
但し、時間等の変更は一切きかないし、乗り遅れたものならば切符は無効となるのでご注意！
でもこの割引のおかげで、随分安く乗車できました。

切符はＪＲ東日本以外のＪＲ他社の窓口や券売機、旅行会社での受取りはできないので、東京駅で受け取ります。

その後は新幹線の時間までかなーりあるので、復元中の東京駅を見て回ることにしました。

この時は１本早い新幹線にすればよかったなと思いきや、むしろ時間に余裕あって本当に良かったという出来事がおこります。

切符は改札の外にある特定の発券機、またはみどりの窓口、びゅうプラザで受け取り可能。
カード決済になるので、ネット購入時に登録しておいたカードが必要となります。

本当は発券機でスマートに（笑）受け取りたかったんだけど、よく分からなかったので結局切符売り場の窓口に聞いて、当日分なら切符売り場の窓口でも発券できるとのことだったので、お願いしました。

ちなみに売り場窓口のおねいさんは美人でとってもいい人だった♪（爆）

切符売り場のおねいさんに再度発券機での受け取り方をレクチャーしてもらったので、今度は戻ってくる分を自力で発券してみようとチャレンジしてみます。

受け取り可能な発券機を発見！（なーんつってなんつって・爆死）
指示通りカードを機械に入れるんだけど、何度やっても返ってくる。。。
あれぇ？おっかしーなー（汗）
ん？発券機の画面に文字が。

「カードの利用限度額を超えています。」

は？

大至急、カード会社に連絡！（滝汗）
事の次第を説明すると今現在の利用額を調べてもらったら、ぜーんぜん超えてなんかいませんでしたーぷっぷー。

なにやら発券機など機械で決済するときはそれ専用の暗証番号が必要で、私はその登録をしていなかったからと判明。
従って窓口でなら切符は受け取り可能なので、全く問題なし！！
あー焦った、まじ焦った。

←こんなの見てる暇ないぢゃん！
時間に余裕持っといて本当に良かったぁ。

朝の体調不良といい、もうこの時点で私の残り少ないライフゲージが更に減った。

ハプニングがあったせい（おかげ？）であっという間に乗車時間に。

駅弁買って乗り込むぜ。

あさま５２１号
東京１１：４４発→上田１３：１０着

座席はもちろん浅間山が見えるＡ席。

着席と同時にイタダキマス。

売店オススメの「秋のたっぷり野菜弁当」
ネーミングが女子好きそうな感じ。

発車時刻になると新幹線は音もなくスーっと出発しました。

その静かさに日本の新幹線の技術の高さを感じた。
私の中での乗り物快適ランキングには新幹線は堂々の1位！

お弁当でお腹を満たすと、次に襲ってきたのは睡魔でした。
飛行機の中では一睡もできなく、相次ぐハプニングで疲れたせいか車窓の景色を楽しみにしていたはずなのに。
睡魔に抗うも空しく私は寝てしまうのでした。

はっと飛び起き外を見ると、そこには山々が。
あれが浅間山なのか判断もできぬままシャッターをきりました。

まだ頭が覚醒しきる前に上田駅に到着。

さてさて、荷物もそのままで。
上田に来たのであれば、兎にも角にもあの御方にご挨拶申し上げなければ。

いざ上田城に参りましょうぞ！！

日差しが痛い。。。
なんて言うか、刺さる。
思いっきり紫外線の攻撃を感じます。
せめて日陰を歩きたい。

空の青さが１センチも半端ねぇ。

地図を参考に、大きくくねった道をひたすら歩くこと１５分。
上田城入り口に到着。

熱いよー暑いよー。
溶けてスライムになっちゃうよー。
ちょっと歩いただけなのに、汗で服の色が変わっていた（爆）

ほうほう。
上田城はこのまま真っ直ぐ先進じゃな。

標識通り歩いてゆけば、見事な顔はめパネルがあるではないか！

お。
あれが上田城東虎口櫓門かぁ。

むむ、何やら赤い人影が・・・！？

ゆ、幸村様！？
真田幸村様ではござりませぬかッ！！
本日は北は蝦夷地札幌から、幸村様のご尊顔拝し賜りたく参上仕りましてにございます！

カメラを向ければすかさずポージング（笑）

また左におわしますのは真田十勇士が一人、望月六郎殿にございまする。
（この時、初めてお名前を知りました・爆）

この御方達は「信州上田おもてなし武将隊」の真田幸村様（右）と望月六郎殿（左）でございまする。
気軽に記念撮影にも応じてくれますぞ。
しかし幸村様、私が札幌から来たことを告げると、素で驚いていらっしゃいました（笑）
しかしすぐに平静を取り戻され、めったに頂けないという記念ステッカーを直々に頂戴仕りましたニヘヘ☆

信州上田おもてなし武将隊は真田幸村とその十勇士で構成されており、日替わりでこの上田城におわしますぞ。
ただ残念なのが、今年の１１月３０日までという期間限定の方達なのです。
私が上田にいる間、今日しか幸村様がいらっしゃらないので、急いでやって来たという訳です。


おもてなし武将隊とは。
その土地の観光ＰＲするためにゆかりのある武将で結成された部隊のことです。
全国各地に存在しますが、特に名古屋おもてなし武将隊が別名「イケメン武将隊」とも呼ばれ有名です。


信州上田おもてなし武将隊ＨＰ
http://sanada-bushoutai.com/

ふぅ。。。

幸村様にご挨拶申し上げられたので、チェックインの時間も迫ってきているので一先ず本日の宿に向います。
上田城の観光はまた後日（爆）

上田駅まで戻って、そこから上田電鉄別所線に乗って終点別所温泉駅に向います。

城下〜別所温泉間乗り降り自由な往復フリー切符を購入。
有効期間は発売日より２日間で、上田駅改札口を出ると回収となるので注意。

電車の発着音は、上田が舞台となった映画「サマーウォーズ」の主題歌「僕らの夏の夢」でした。

さて、そろそろ出発だ！

時間も時間だったので、帰宅する学生やお買い物帰りの奥様でそこそこ込んでいました。

車窓からの眺めは、一面田んぼです。
黄金色の穂が風に揺れて綺麗でした。

いかにもなローカル線の雰囲気に和む。

電車に揺られること約３０分で終点別所温泉駅に到着。
レトロな駅だね。


別所温泉駅
単式ホーム1面1線の地上駅。また構内には、後付付随車入換用に緩い勾配の側線があったが、現在は本線との線路は切断されており、1986年の昇圧まで使用されていた丸窓電車が保存されている。
かつては直営駅であったが、現在は別所温泉観光協会に窓口業務を委託する簡易委託駅となっている。駅業務を担当する観光協会の女性職員は「観光駅長」名義で和装制服の袴を着用して勤務している。
（ウィキペディアより）

ちょっと駅周辺を散策するとマンホールがありました。
岳の幟（たけののぼり）がデザインされているようで、この岳の幟は５００年も続く雨乞いのお祭だそうです。

さて宿に向うため、駅駐車場に停まっている各旅館をぐるっと一周する無料のシャトルバスに乗ります。
バスは電車の到着に合わせて運行されています。
私が変なタイミングで乗り込んだので、運転手さんにさっきの電車で来たの？どこ行ってたの？と質問されてしまいました（笑）
本当なら次の電車の到着後にバスは発車するはずなのに、わざわざ私１人のためにバスを出してくれました。
ありがたや〜。

今回はホテルではなく、旅館に泊まりました。
その旅館からは北向観音がすぐそこにあるので、一通りの説明を受けた後荷物を置いて参拝するとこにします。
２〜３分で参道入り口です。

もう夕方だからなのか、それともいつもこうなのは分かりませんが、多くお店はシャッターが下りていました。

なにやら哀愁を感じさせる参道です。

北向観音は、厄除け観音として古くから信仰を集めてきました。
名前の由来は文字通り北を向いているから。
でもただ北向きなのでなはく、長野市の善光寺が南向きで向かい合っているそうです。
なので併せてお参りすると、ご利益ＵＰ☆

まずは入念に厄除け祈願を・・・

本堂脇の道は奥まで続いていて、時よりお風呂セットを持った人が出入りしていました。

北向観音の周りを散策すると、足湯がありました。

別所温泉足湯　ななくり
泉質：単純硫黄泉（低張性アルカリ性高温泉）
泉温：５０．９℃

はぁ〜極楽極楽！

まだ気温は下がらず暑いままだったので、足湯に入ったら余計に熱くなるんじゃないかと思いましたが、意外や意外。
むしろその逆で。
けっして涼しくはないのですが、さっぱりした感じがしてあがった時は爽快でしたぁ。

しかしいい気分で足湯を楽しんでいると、この足湯を管理しているのかボランティアの方かは分かりませんが、年配の女性がやってきて足湯に浮かんだゴミを掃除してくれました。
そして二言三言会話をしたのですが、近くにベンチがあり、その上に空き缶が置かれていました。
するといきなり「あんたのかぃ？（怒）」と聞いてくるじゃありませんか。。。
全力で否定しましたが、気分が一気に消沈。
よく空き缶やら空きペットボトルなどが置き捨ててあるようなのですが、いきなり疑われる身にもなってくれ。
私はゴミは持ち帰るか、ちゃんとゴミ箱に捨てますよ！
皆様もゴミはゴミ箱へ！！

沈んだ気持ちを盛り返すべく、その後旅館に帰りそこの温泉で一日の汗を流しました。
小さいながらも露天風呂もあり、開放的な気分になって部屋に戻るとお肌がツルツル♪

しばらくして、夕食の時間です。
夕食は部屋食なので、仲居さんが運んでくれます。
宿泊プランで付いてきた生ビールで乾杯☆
ほろ酔い気分で食べきれない程の料理をたらたら食べつつビールをちびちび。
食後はこれまた宿泊プランについてきたマッサージで疲れを癒し、初日はこれにてそのまま爆睡（笑）

この旅行記へのコメント （2）

• ミシマさん 2012/10/24 13:47:26

  特急 踊り子（おどりこ）

  ぽちょむきんさんこんにちは。
  
  いつもご訪問有難うございます。
  
  この電車は、東京から東海道本線〜伊東線〜伊豆急行線で伊豆急下田、及び東海道線〜伊豆箱根鉄道で修善寺を結んでいる特急 踊り子（おどりこ）だと思います。
  
  新幹線とはまた違う、良い味出した特急です。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミシマ

  ぽちょむきんさん からの返信 2012/10/25 12:51:43

  RE: 特急 踊り子（おどりこ）

  ミシマ様へ
  
  こんにちは！
  ご訪問・書き込みありがとうございます。
  
  あの電車は特急踊り子なんですね！
  お教え下さいましてありがとうございます！！
  その後調べてみましたら１８５系ということも分かりました。
  
  新幹線もいいですが、踊り子に乗って熱海や伊豆に行くのもいいですね＾＾