2012/09/09 - 2012/09/11
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Trossさん
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日本三名泉の一つでまだ訪れていない下呂温泉と飛騨に行こうと思い立ったのです。宿は予約し、ルートは大体決めておきマイカーで旅をしました。
吹田IC〜中津川IC〜一般国道〜白川IC〜宝塚IC
総走行距離:約830Km
燃費:22Km/?
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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朝7時に宝塚市の家を出た。道中養老SA、道の駅花街道付知に立ち寄る。下呂に続く国道257号線は、街路樹としてサルスベリが植えられていることから百日紅(サルスベリ)街道とも呼ばれているらしい。
下呂温泉街に着いたのは11時半。昼食にダイニング宴蔵に立ち寄り、豚のトマト丼定食を食べた。写真はギャラリー「食の館」を見学中に見つけた食品サンプル。 -
ダイニング「宴蔵」の斜め前に「田の神の足湯」があったので少し足休めをする。車を市営駐車場に置いて街歩きに出かける。
観光案内所で道を尋ねる。所内には、以前韓国ドラマ「赤と黒」の撮影がここで行われたのでその俳優の写真がパネル一杯に貼られていた。地図をもらってチェックポイントを教えてもらった。
ぶらぶら歩いて見つけた「さるぼぼ黄金足湯」は、少し奥まった場所にありすいていたので足をつけてみる。ここではさるぼぼが七福神になって祭られていた。 -
「雅の足湯」は満員。野口雨情歌碑というのが街のあちらこちらにある。
この写真のビーナスの足湯は湯加減が熱かった。温泉博物館前にある「鷺の足湯」に入って足湯めぐりはおしまい。 -
臨済宗妙心寺派の醫王霊山温泉寺へは地蔵堂から173段の長い石段を登ってのお参りとなる。本堂の前にある湯薬師如来尊像の下からは温泉が湧き上がっていて霊泉とされている。その横にあるマニ車には般若心経が書かれている。一般的にはこれを一回まわすとお経を一回読んだと同じ功徳があるとされる。ここは旅の安全を祈願してお賽銭をあげて般若心経を唱えてみた。
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温泉寺境内の塀越しに下呂の町並みが一望できる、飛騨川をはさんで対岸に今日泊まる宿が右手奥に見えていた。
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「この季節は、鮎の塩焼きを食べないとあかんよ」と娘から電話が入り再度観光案内所を尋ねる。
斜め向かいにある「山びこ」さんを紹介していただいた。あいにく営業時間外であったが鮎を焼いてくださるというので店内見物をしながら待つことに。
有名人の色紙がはってある、きのこの模型には名前が書いてあり食用と毒の区別もされていた。ここの奥さんが下呂で唯一投網をする女性だという話を聞きながら天然鮎の塩焼きを食べさせていただいた。ごちそうさまでした。
旅を終えてこの鮎が一番のご馳走だったね。というのが私達共通の感想だった。 -
今日の宿、ホテルくさかべアルメリアは、下呂駅から西へ少し上ったところにある。斜行エレベーターに乗って8階まで上がり、新館まで少し歩いてエレベーターで上の階へ行く。
窓からは下呂の温泉街が眼下に見えて眺めは良い。19時から夕食の予定なので、旅の疲れをとるためにまずは温泉に入ることにする。あまり硫黄臭はしない、ぬめりも思ったほどではなかったが、いいお湯には違いない。 -
次の日は飛騨高山の朝市がお目当てである。
朝市は2ヵ所あり、まず陣屋前朝市に向かう。地元のおばさん達がテントの下で店を広げている。飛騨高山の名産品・さるぼぼ人形、手作り味噌、漬物、新鮮野菜、五平餅などなど。一回りして面白かったが、うちの奥さんは漬物類が試食できるとあって各店先で足を止めている。さらに同じコースをもう一度歩いていた。お土産を少しは買ったようだ。赤カブのお漬物に枝豆。 -
体格のいい車夫のお兄さんが入っていった。ちょっと気になる「くろべえ」さんというお店。
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もうひとつの宮川朝市は、400メートルほど北へ行き宮川に掛かる鍛冶橋を渡ったところの川沿いに展開している。アクセサリー、民芸品に面白いものがあり買った。ミミズクの木彫り、ほおずきのチョーカー、豆粒大のさるぼぼの携帯用ストラップなど。道の反対側には、お土産屋さんがちゃんとしたお店を構えていてひとつのショッピングストリートになっている。飛騨そば、クッキーを買って紙袋が一杯になった。
このあと「豆天狗」でラーメンを食べてから飛騨大鍾乳洞、コスモス園を訪れた。 -
二日目の宿奥飛騨薬師のゆ本陣の朝食。朴葉焼き(味噌、漬物、こも豆腐)、温泉玉子、温泉粥、温泉湯豆腐。
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白川郷のであいの館で案内を請う。「ゆっくりと歩いてみよう白川郷」という地図にマーキングしてもらってであい橋からスタートする。
この日は、夜半から雨が降っていて空模様が気に掛かる。 -
小雨の中現れたのが明善寺の鐘楼門、2層の茅葺き構造になっていて上層部には梵鐘が下がっている。塀はないが1m強の高さの石垣に囲まれた敷地内に建っている。6段ほどの石の階段を上がり入ってくと真宗大谷派のお寺とある。築200年余は珍しくはないが鐘楼門と共に茅葺きというのが貴重なんだろう。
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明善寺庫裡郷土館が300円で見学できるので入ってみることに。庫裡の2階には米、味噌の作り方、麻の紡ぎ方が昔の道具と共に展示されていた。
本堂に飾られた浜田泰介画伯の7枚の障壁画は必見ものだ。本堂で阿弥陀如来をお参りさせていただく。 -
さらに北へ歩いていくとお土産品店、長瀬家、神田家、民宿といずれも茅葺きの家が続く。小高い丘の上に多くの人影がみえた。荻町城址の展望台であろう。上からの写真は数多く見たことがある。ここは下から撮影しておこう。
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山肌には霞が掛かかり田んぼには黄金色の稲がたわわに稔っている。山里の風情を感じることができ、来て良かったなと思う。
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先の明善寺は県・村の重要文化財指定であるが、この和田家住宅は国の重要文化財に指定されていることに注目したい。文化財というものに知識がなくて戸惑うところもあるのだけど、家のパーツである蔵や便所がそれぞれに指定されることがあるらしい。ここがそうなのだ。
文化財の定義は、歴史上又は芸術上価値の高いもの、考古資料及び他の学術上価値の高い歴史資料、民俗文化財、記念物、生活又は生業の理解のため欠くことのできないもの、伝統的建造物群をいう。法律なもんで細か〜い規定があるらしいんだが、すんごい価値のあるものが国や地方自治体が保護をしないと消滅してしまう恐れがあるんだな。
和田家は室町時代末期にこの地に土着した上層農家で、名主や牛首口留番所役人を歴任し苗字帯刀を許された家柄だったという。当時は白川郷の特産の1つ焔硝の取引も積極的に行い財を築いたとされる。
300円の見学料を払ってわかったことが焔硝を産業の一つにしていたということ。地図を見ても西・東には険しい山がそびえていて水田が広がっているわけでもない。林業と養蚕業で代々収入を得ていたんだろうと想像はできた。
焔硝とは硝酸カリウムのことで黒色火薬の原料になる。係りの女性が江戸時代にどうやってそれを作ったか説明してくれたのに驚いた。
合掌家屋床下に3.6m四方深さ2mぐらいの穴を掘る。底に稗の茎・葉を敷く、蚕の糞と土を混ぜていれる、煙草の茎、そばの茎・葉、麻の葉をいれる。2つの層を交互に重ねて最後に人のおしっこをかけておく。定期的に切り返して原料を加えると5年ほどで焔硝土ができるという。その後は毎年できる。
焔硝土から水で硝酸イオンを抽出し、抽出液を木灰で処理し、濃縮した後冷却すると硝石が析出する。
※眠い人のブログを参照。
http://nemuihito.at.webry.info/200903/article_1.html -
和田家の南側に便所小屋がある。二つの桶のうちの一つの桶におしっこを溜めておく、左横にコクソ部屋がありここに蚕の糞を溜めておく。ここは焔硝を作るための原料貯蔵庫だったために貴重な価値を持っているのである。
明治時代に入ってチリ硝石やドイツ火薬が大量に輸入されるようになると五箇山、白川郷の焔硝は300年の歴史を残して急速に衰退した。 -
ハサ小屋:秋に刈り取った稲や稗は屋根のあるハサ小屋にかけて乾燥させる。
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コスモスが咲き誇っている美然ゆめろむ館。
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そば処そば道場にてざるそばを食べることにする。メニューはざるそばとかけそばだけ。どちらも800円。大盛は200円プラス。山菜、なめこ、山芋のトッピングが100円。ざるそばの並、大盛、なめこ、山芋をたのんで2000円也。二八そばと店のひとが言っていたがおいしくいただいた。
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デザートにソフトクリーム、夕食のおかずに飛騨牛のメンチカツを買った。
お土産屋さんをのぞいて地酒を4種類買って帰る。 -
いつか季節を変えて又、訪れたいと思う旅だった。
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