2012/08/06 - 2012/08/10
4521位(同エリア6057件中)
namiさん
オランダ・ベルギー・フランス・チェコ・オーストリア・ハンガリー・イタリア7か国の旅
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 2.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 飛行機
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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15日目 8月6日月曜日
チェスキー・クルムロフの朝。8時過ぎに、朝食に下りる。旅行15日目にして、初めてのホテルでの朝食!ワクワク!
パン、ハム、チーズ、ゆで卵などのビュッフェだったが、一つ一つがおいしかった。ここは、ご夫婦で経営されている小さなペンションだと思われるが、次々とお客さんが朝食に来て、10組以上いたのではないか。ご主人がとてもキビキビと動き回り、たまに短く話しかけてきて、感じがいい。スキンヘッドがよく似合う。奥さんと思われる人は、前日に見ただけだが、タトゥーの目立つ、でもこちらも感じのいい人だった。
朝食後、支度をして、8時50分、シャトルバスに拾ってもらうために、チェックアウト。バスは9時10分頃来た。中国人母子(男の子)も同じように待っていて、一緒に乗るのかなと思ってたら、そうだった。先客が中国人の男性2人、計6人で、ウィーンへ。
12時20分くらいに、ウィーン西駅到着。
ここまでは荷物を持つこともなく、とても楽ちんで来れた。ところがここからが・・・
西駅から徒歩10~15分のホテルを予約していた。
駅から3本の道が出てる。
さあ、この道だ!
10分以上歩いて引き返す。
2本目、10分以上歩いて、間違いに気づく。
さすがに、もう戻るのは嫌なので、進んだ先から横向きに進む。1時間半かかった。
もう、方向音痴とか、地図が読めないとかいうよりも、総合的に頭が悪いとしかいいようがないと、さすがに自覚した。
おまけに信じられないくらいの強い日差し。猛暑。この日に限って、日焼け止めも塗り忘れ・・・
いつものごとく、重いスーツケースを引きずりながら、ヘロヘロになって、ホテル到着。
部屋はまあまあ広いのだが、エアコンがない!!ぽつんと扇風機!!暑さに耐え、水を飲み、1時間くらい休憩しただろうか。
もうこのままホテルにいたいという気持ちもあったが、今日ヴェルヴェデーレ宮殿に行って、クリムトの「接吻」を見ておかないと、もう行けないかもしれないということで出発する。
もう長距離を歩く体力も気力もないので(とにかく暑すぎる!)、24時間券を買って、トラムや地下鉄で行くことにする。
ウィーン西駅に出てからも、どのトラムに乗っていいのか、ウロウロ探す。
途中、お昼を食べてないので中華のファーストフード店で焼きそばを買って、その辺で食べる。その辺としか言いようのないところで食べる。
半信半疑のまま、トラムに乗り、なんとか閉館1時間前の5時にチケット購入。
クリムトの「接吻」は、いつも縦長に切られたものをよく見るので、そういう形かと思っていたが、正方形に近かった。金色のピカピカや各種の文様、色は、日本の帯や着物を思わせた。クリムトの絵は他に何枚くらいあっただろうか。そういう絵が他にも多かった。日本の屏風や帯や着物、文様の影響があるとしか、私には思えなかったのだが、勉強不足でわからない。
実際に見ると、絵の具の盛り上がりによって、よりキラキラ、ピカピカが増していると思えるのだが、今まで見た写真などでは、あまりそれが伝わらず、「接吻」を使ったお土産物がたくさんあったのだが、ちょっと私の受けたイメージと違うような気がして、買わなかった。
エゴン・シーレの絵も何点かあった。ちょっとけだるいような、暗いような、ひねくれたような、思春期みたいな作風が印象に残った。
1時間しかなかったが、いい時間を過ごせた。
2階から見る庭園はすばらしかった。
ルーブル美術館のように、閉館前から徐々に追い出されたらどうしようと心配していたが、そんなことはなかった。
行きに下りた停留所ではなく、すぐ前のところから、また半信半疑のまま、トラムに乗る。適当なところで降り、循環しているトラムに乗り換え、ウィーンの街をぐるーっと1周しようと思った。
しかし!
冷房がなく、窓もあまりあいてないトラムに西日が照り付け、とても乗ってはいられない。また適当なところで降り、地下鉄で西駅に戻る。
駅に戻ったのは、ヴァッハウ渓谷チケットを買っておくため。10組以上が並んでいたが、カウンターも5つは開いていたので、そんなには待たないで買えた。
駅の中のスーパーで、ビール、サラダを買い、ホテルに戻る。 -
ベルヴェデーレ上宮の正面
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絵は撮影禁止だった。入口付近を見上げて。
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16日目 8月7日火曜日
朝ゆっくりめに起きる。遠出のヴァッハウ渓谷は、明日にして、今日は市内観光をすることに。地下鉄に乗って、まずは美術史美術館へ。少し並んで、10時半頃入場。 -
建物の装飾自体も美しい。
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ベラスケス「マルガリータ王女」3作
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ラファエロ、フリューゲル(たくさん!)、フェルメールなどの絵画、エジプト、オリエタルの展示物をじっくり見る。
そして、今年はクリムト生誕150年ということで、壁画(本来、高い位置にあって、はっきり細かく見られない)の前に足場が組まれていて、非常に間近に、きれいに見ることができた。よかった。ただし、撮影は禁止。 -
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また少し地下鉄に乗り、シュテファン寺院の前を通って、ウィンナーカツレツの有名な「フィグルミュラー」に行く。
3時頃だったが、7、8組は並んでいた。まあまあ?の待ち時間で入れる。 -
完全にお皿からはみ出している、直径20センチ以上のうすぎりトンカツ。
おいしかったが、さすがの私も4分の1くらい残した。 -
王宮のチケット(シェーンブルン宮殿の待ち時間がいらないということで、共通券シシィチケットを買う)を買ったときは、すでに4時50分。また閉館時間との闘い。
あまりにもあわてすぎて、無料の日本語オーディオガイドを借り忘れたぐらい。みんなの様子で気づき、借りに戻る。
皇帝の部屋とシシィ博物館。博物館は狭い場所もあり、人が詰まり、蒸し暑く、こんな思いをしてまで、シシィの生涯を追わなきゃいけないのだろうかとも思うが、オーディオガイドがとてもわかりやすくおもしろかったので、それに合わせて見る。だから、人が溜まっていくのだが。
ガイドに合わせていると、時間が足りなくなってきて、スピードを上げる。係りの人が、ルーブルのように、うしろからパタパタ、ドアを閉めていく。
6時に見学を終わらせられる。ギリギリ何とか見られた感じ。ただし、銀器博物館は見られなかった。 -
息苦しいほどの人の多さと蒸し暑さだったので、外へ出て、ほっとする。
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そのあと「カフェ・ザッハー」へ。
ザッハトルテとカフェメランジェ。
おいしいが、甘くて甘くて・・・ウィンナーカツレツもまだお腹に残ってた感じで、おなかがパンパン。
もう少し優雅なお店を想像していたが、店内は高い椅子とテーブルのカジュアルさ。
(今、書きながら、やっぱりおかしいと調べたら、優雅な方と、カジュアルな方、2つあるらしい。が~ん!下調べ不足。目についた方に入っちゃった。)
お土産物屋さんを冷やかしながら、24時間券が切れたので、1回券を買い、地下鉄でホテルに戻る。9時前で、まだ明るかったのだが、、帰ってみたら、ホテルが暗い。なんと停電!!1人いるフロントの人がオタオタしている。「A few minutes」とか言うのだが、結局その後2時間半!こんな経験は初めてなのだが、ホテルからの説明は一切なく、唯一私たちの目に触れるところにいるはずのフロントもその間空席で、お客同士が「もうすぐと言っていた」みたいなことを言いながら・・・全然「もうすぐ」ではなかったが。
外に出かけて、食事やお茶をする元気もなく、かといって、興奮しているみたいで、寝ることもできず。電気がついたときは、ほんとにうれしかった。時期的にほとんどが観光客に見えたが、もともとはビジネスホテルのようなところ。客室は何十という単位だと思うが、何かあった時に頼りない人員配置のホテルだった。
この旅行中のホテル、ワースト1に決定!! -
17日目 8月8日水曜日
ウィーン9時18分発の列車、メルクには10時30分着
旅行中、何度も列車に乗ったが、写真はこれだけ。
荷物もなく、余裕があったんだろうけれど、この後の悲劇?をまだ知らない・・・ -
メルク修道院までは、人のあとをついていく。
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礼拝堂に入る手前のバルコニーからの展望。丘の上にあるので、見下ろした景色がきれい。
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礼拝堂と図書室がすばらしい。
図書室は、書棚が、高い天井まであり、立派な本がびっしり並んでいて。あこがれの「ヨーロッパの図書室」のイメージ通り。写真撮影禁止だった。 -
礼拝堂内部
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修道院の建物を出て、庭園にも行く。
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突き当りの建物の内部。
カフェになっていた。 -
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修道院の丘を下りて、たくさんのお店やレストランが並ぶ参道へ。
昼食をとる。
船の時間の何分前にレストランをでたのか?自分たちとしては、早めに出たつもりだった。
少し先にドナウ川が流れ、道が2つに分かれて、それぞれに船着き場のナンバーが書かれている。
ナンバーなんてわからない。
1つは鉄橋を渡る方、もう1つは渡らず川沿いを行く方。
普通2つに分かれていたら、どちらに行くか、何かを根拠にして、判断して、選択するだろう。普通は標識を見る、探す。他の人の様子を見るとか。
ほんとにアホとしか言いようがないのだが、何も考えず、鉄橋を渡ったのだ、私たちは。
言い訳をするなら・・・ヴァッハウ渓谷のクルーズは2社が運航してて、どちらでもかまわない、という情報だけは、頭にしっかり入っていた。だから、2つに分かれていても、どちらに行ってもかまわないと思ったのだ。この思い込みのアホさ。甘さ。
道をどんどん進むが、歩いてる人は全くいない。
サイクリングの人だけが次々抜かしていく。
時間が早いからかなあとかいいながら、どんどん進む。
かな~り進んだところで、再び川が見え、船も見えた。
ホッとする。
船に近づく。
あれ?
おかしいよ。客室がずらっと並んでる。
それに船大きすぎない?
乗り場に人が並んでる。団体の人たち。まだ乗船始まってないんだね。でも、なんだかおかしい。ウクライナって書いてある。
ウクライナ?
乗船が始まった。それでもまだ、乗ろうとする私たち。
団体のガイドさんのような人が、さすがに止めてくれた。「ウクライナ!」
今、自分で書きながらも情けなくなる。ウクライナって・・・
もう一隻向こうに停まっている。
行こう。
「ヴァイキング」ヴァイキング!?
やっとそこで、国際航路の乗り場にいることに気づく。
ええ????
あと15分しかない。
もう無理。あそこまで戻るんでしょ。
でも、ひょっとしたら行けるかも。
ちょっと道をもどっていたので、森の中を通ったら、思ってたより、早く鉄橋までは戻れた。
でも、もう走れない。
時間は7,8分
。無理かなと思いつつ、がんばる。
それが、鉄橋からも意外と距離があったのだ。
やっと乗り場が見えたとき、船の後ろ姿が・・・
さよ~なら!!!
もう1便くらいあるだろうと、アホなだけに、楽観的に思って時刻表を見ると、ない!!今日の便は終了!!
とぼとぼと鉄道駅まで戻る。戻るはずのない駅へ。
来た道なのに、迷いながら・・・
アホですから・・・
切符を買い、列車に乗り、ウィーンへ戻る。
仕方がないから、明日また列車の切符を買い、再挑戦することにする。乗船券ムダになるのも嫌だし。
ということは、明日行く予定だった、シェーンブルン宮殿に今日行っとかなければ。
シシィチケット買ったし・・・ -
気を取り直して、西駅からトラムに乗り、シェーンブルン宮殿へ。
4時半頃から、約1時間見学。この時間だからか、全く待ち時間なしで、シシィチケットのありがたみがない。ここも無料の日本語オーディオガイド付き。おかげでよくわかるのだが、シシィとマリア・テレジアがちょっと混ざってしまう。
帰りは地下鉄でホテルに戻る。
スーパーでサラダやフルーツを買って帰るが、この夜はブドウしか食べられなかった。暑さと精神的ダメージとランチの、ウィーン風(?ご当地風)ターキーのシチューの生クリームのせい!?
ほんとに疲れていて、すぐに寝た。 -
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18日目 8月9日木曜日
昨日と同じ列車に乗り、メルクへ。
慣れた?感じで、船着き場に直行。乗船券に引き換え、船に乗る。日差しが強く、普通なら(日本でなら)オープンデッキなど出ないと思うが、ここはオープンデッキでしょ!
サイクリングツアーをしているたくさんの人たちがいる。いすは、たちまちいっぱいに。
動き出すと、風が心地いい。小さな村や丘の上に建ったお城などを見ながら、1時間半。 -
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デュルンシュタインで、途中下船する。
もう1度クレムスまで乗船できるか確認して、町を散策。 -
町のシンボルのような、青い塔のある教会へ。
中庭もきれい。
あまり人がいないのもうれしい。 -
テラスから見る青い塔
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礼拝堂
こじんまりとしているが、豪華な感じ。 -
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教会を出たあと、インフォメーションを目指す。お土産物屋さんなどのお店を過ぎると、ブドウ畑が広がる。
インフォメーションには、シティマップが置いてあり、それで、そこからすぐ近くのバス停を確認。列車の駅も裏にあるようだ。これで、船でもバスでも列車でも帰れるぞ。
そして、行けるものなら行きたいと思っていた城跡、ケーリンガー城へ行くことにする。山道も地図で確認。急な階段(山道)を30分ということで、無理かもと思ったが、行けるところまで行こうと思い、のぼり始める。 -
中腹から見た景色。もうこれで十分!と思うくらいきれいだった。
途中、あまりに人けがなく、こわいくらいだったが、上に行けば行くほど、人がいて、子供もわりといて、安心した。 -
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大分近づいてきた。
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結局1番上まで上がった。廃墟というか、遺跡というか、なかなか探検のようで楽しく、いっぱい写真も撮ったのだが、いつものように自分が写り込んでいる・・・
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頂上から見下ろす、ドナウ河、赤い屋根の家々、青い教会、緑の木々・・・最高だった!!(どうしてこんな写真しかない?)
上ってきて、ほんとによかったと思った。記念に?とらやの一口羊羹を食べる(和菓子が欲しくなるかもと、自宅にいただいておきながら、いつまでもなくならないのを持ってきたのだが、旅先でもやはり食べず、早くなくしてしまいたかった。ここで食べてしまおうと。水がもっと欲しくなった)。
下りは、あっという間だった。 -
船の時間まで、あまりなかったが、昼食をとるためレストランへ。
ワインが有名なようだが、ハイキングのあとで、ビールしか考えられない。この店では、みんなビールを飲んでいた。
ソーセージ1皿ずつとサラダ1皿頼む。
ソーセージは25センチくらいのが、2本連なっている。
マスタードまたは、ホースラディッシュ(だと思う)を細い糸状に切ってあるものをつけて食べる。とてもおいしかった。食べきれなかったけど。 -
3時頃、乗り場に着き、3時10分乗船、出航。昨日乗れなかった船だ。
デュルンシュタインを振り返る。ほんとにかわいらしい町だった。 -
クレムスまで約20分。また船に乗ってよかったと思える景色だった。
下船して、30分後の列車に乗るつもりだったが、駅が思ってた以上に離れていたのと、得意の迷子っぷりとで、間に合わず、小一時間、駅構内のコンビニのようなスーパーのイートインコーナーで休憩。
あとで、モデルコースを見ると、もともとが1時間くらいクレムスを散策するようになっていた。クレムスを観光するというのが、全く頭になかった。
デュルンシュタインで燃え尽きたようだ。
クレムスから1時間でフランツ・ヨーゼフ駅。地下鉄に乗り、ホテルに戻る。
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