武蔵虎ノ門金刀比羅宮散歩

2012/03/29 - 2012/03/29

虎ノ門金刀比羅宮（ことひらぐう）は万治３年（１６６０）、讃岐国丸亀初代藩主京極高和（きょうごく　たかかず、１６１９〜１６６２）が領内の象頭山に鎮座する、金刀比羅宮の御分霊を藩邸の江戸三田に勧請し、参詣を願う江戸の町民に応じて毎月１０日には邸内を開放参拝を許したそうです。延宝７年（１６７９）、高和の家督を継いだ二男京極高豊（きょうごく　たかとよ、１６５５〜１６９４）の代に現在の虎ノ門に遷座しています。

往時は「金毘羅大権現」と称されていましたが、明治政府の神仏分離の令により事比羅神社に、明治２２年（１８８９）には金刀比羅宮に社号を改めています。

エリア 三田・田町・芝浦(東京)

• 交通手段: 私鉄 徒歩

金刀比羅宮

虎ノ門は金融エリアで高層ビルとコンクリ−トに囲まれ、異なった雰囲気の社寺となっています。

金刀比羅宮石標

高層ビルの一角に建立しています。

鳥居

銅製の鳥居として文政４年（１８２１）に奉納されています。

鳥居と社額

鳥居の向こうには金融ビジネスを象徴する高層ビルが建ってます。古風な佇まいと現代の躍動振りが一体となって見えます。

百度石

「大願成就」がはっきりと確認できます。

銅鳥居説明

百度石説明

社殿

昭和２６年（１９５１）に拝殿と幣殿が再建、建築史家の伊東忠太氏の設計による檜造り、銅板葺の権現造りとなっています。