２０１２春のクロアチア４泊５日★４ シベニク

2012/04/29 - 2012/04/29

３日目　シベニク
朝が弱いわたし達は旅行中もゆっくりの始動。何か特別な制約がないといつも10時過ぎの出発です。

今日はまずはシベニクを目指して190km。だいたい2時間半くらいかなと元気よく出かけました。ところがこの後ナビの設定ミスで、下道を走ることになってしまいました。

このナビは設定がShortestになっていて、シベニクまで下道の方が5kmくらい近かったみたい！なかなか高速に入らないなぁとのんびりしていたら、いつの間にか不思議な瓦礫が続く山道を走り、峠を走り、さらにまた峠。

気付けば4時間半車に乗ってました。いえ、途中で気付いてもどうリカバーすればいいのかわからず、ナビの示すまま走りました。てっきりVer.が古いからおかしいのかとナビの設定を直さずいたせいで、翌日スプリットに着くまでずっとこの設定でした。

おかげでシベニクに着いたのは14時半。長時間助手席に乗ってただけで、ふらふらになってしまいました。遅い昼食を取って、元気回復。

聖ヤコブ大聖堂、聖ミカエルの要塞を観光しました。シベニクは短時間しかいなかったけど、街歩きがたのしかった。17時にトロギールに向かって出発しました。


1kn≒0.135Euro
写真は聖ミカエルの要塞から見た景色。


4/27　ザグレブ - プリトヴィッツェ
4/28　プリトヴィッツェ
4/29　プリトヴィッツェ - シベニク - トロギール
4/30　トロギール - スプリット
5/ 1　スプリット

エリア シベニク(クロアチア)

• 旅行の満足度: 4.5

10:20 プリトヴィッツェから南に向かって走っていくと街に入りました。

Korenicaという町でスーパーを見つけてさくっと買物をしました。インスタントスープや調味料、おやつを買いました。

車中のお伴にヘーゼルナッツ入り板チョコ。
とってもおいしかったけど、気温が高くてすぐとけてしまう〜。

スーパーを出て走り続けて30分以上、そろそろ高速の標識が有ってもいい頃。

さっきまっすぐ方面が高速って標識が出てなかったっけ？

でもナビはこっちって言うからさーという夫（とナビ）を信じて進むと、なんだか雰囲気が変わってきました！

D1からD522の分岐を通り過ぎてしまったのでした。

とても高速につながっているとは思えない景色。このまま下道ルートに突入しました。

のんびりしたD1を抜けてD27に入るとまるでスペインのモンセラットのミニ版というような岩肌沿いを走りました。

見たことがない景色に一旦路肩で一休み。

雄大でドライブにはもってこいの道だけど、今日の予定はどうなるのかしら。

12:10 下道は時間がかかるけど、景色が見えて楽しい。Obrovacという町を通過。

急なカーブを上ってきて、景色がきれいだったのでここで一休み。

この時期でもまだ雪が積もっているのかな。

12:25 後でルートを調べたらザダルの近くにある湖でした。

この青い水が見えた瞬間ようやく海岸線に出たのかとぬかよろこび。出発してからもう2時間が過ぎました。

この後高速に乗るチャンスがあったのに、なぜかスルー。え、なんで乗らないの？と聞くと、だって、ナビが何も言わないから…と夫。だんだんと車内が険悪な雰囲気になってきました。

13:30 走り続けて3時間。

ダートに迷い込んで車が斜めに傾いて走ったり、農地を走ったり…。アスファルトが恋しくなるルートを通り抜けました。最後はよくわからない町というより漁村に迷い込んだついでに一休みすることにしました。

後で調べるとPakostaneという町でした。夏にはバカンスを楽しむ人がたくさん来るみたいです。

それにしても後からルートをチェックすると、迷走したのがよくわかりました。

アジア人が一人もいないせいか、道を歩いてる間中ずっと見られてました。といっても特に危険な雰囲気はありません。

アドリア海が見えました。観光施設などはなんにもないこじんまりした港でしたが気持ちいい。

歩いている人はあまりいないけれど、カフェにはおじさん達、海には若者がいました。

気分転換もすんだので、このままシベニクへ！着くといいなー。

14:25 さっきの漁村から1時間。プリトビッツェから4時間、やっとシベニクに着きました。

ザダル方面の海側からシベニクへ入るときに、シベニクの街を見下ろすポイントがあります。わたし達はその景色を横目で見ながら車を止める気力がわかずに通り過ぎてしまいました。

絶景なのでぜひ駐車場から見下ろしてみてください。

左奥に見える橋が街を見下ろすポイントです。

ようやく着いた町がきれいなところで感激もひとしおでした。

しばらく駐車場を探して写真奥に見えるところに停めました。

フラニョ トゥジュマン通り
そぞろ歩くのに気持ちのいい通りでした。

フラニョ トゥジュマン通り 散歩・街歩き

昼もだいぶ過ぎているので、着いて早々ランチのお店を探します。

チェックしていたお店はファミレスみたいだったので止めて、こじんまりした店を探します。大通りに出ている看板を頼りに、小道を散策。

まあまあ人が入っていたので、ここに決定。

イカのグリルはおいしいけど、付け合わせのホウレンソウは×。

メインがおいしかったから満足です。シンプルな料理なので素材の勝利ですね。

マグロのソテーと茹でいんげん。

世界遺産の聖ヤコブ大聖堂。

ちょうど内部でテレビ撮影をしていて、見学できませんでした。

確か有料でした。

シベニクの聖ヤコブ大聖堂 寺院・教会

大聖堂の奥に見えるかわいい建物は、聖バルバラ教会。

聖バルバラ教会は、1400年頃から建設され始めたバロック様式の単廊式教会堂です。入り口上部に飾られているのは、聖二コラの彫像です。

※単廊式教会堂(Single-naved church)とは、堂内を無支柱の単一空間とした教会堂のこと。

大聖堂がたつレプリカ広場にある市庁舎。

かわいい日除けが付いていて、とてもそんなふうに見えませんでした。

市庁舎 建造物

大聖堂の獅子の門。上に立っているのはアダムとイブ。

フリーズ下には、獅子と人間が交互に飾られていました。よく見ると人の顔はそれぞれ違いました。この顔は大聖堂建設に貢献したシベニク市民71人なのだそうです。

門を守る獅子はちょっとコミカル。

胸を隠している左がアダム、右がイブ。朴訥とした印象。

広場から階段を上ったところから、大聖堂が見えました。

この像は、怪物を踏んでいるみたいだから聖ミカエルかな？

狭い小道を登って聖ミカエルの要塞を目指します。

切符を入り口で買って要塞の脇の道を通り抜けます。

左を見ると市街が。でもまだ高さが足りないかな。

現在見られる要塞はヴェネツィア時代のものだそう。後で15〜17世紀まで建造され続けたという説明を見ました。

要塞の上からは大聖堂が見下ろせました。

聖ミカエル要塞 史跡・遺跡

ここから見るとシベニクが半島に囲まれているのがよくわかりました。

真ん中に見える橋をくぐって進んでいくとクルカ国立公園につながっています。

旧市街らしく大聖堂の周りの建物も趣がありました。

てっぺんに見えるのは聖ジョンの要塞。

聖ジョンの要塞は1646年にヴェネツィアによって建立され、その翌年、要塞を乗っ取ろうとしたトルコ軍と激しい戦いが起こりました。

入り口が額縁みたいでかわいい。

海沿いのガソリンスタンドで思わぬものを発見。

ベルギーでは珍しい冷たい缶コーヒー！
文字を読むとアラビア語も書かれている。
スプリットまでの道中のお伴でした。

ここのおじさんが、私たちが日本人だと知ると、自分は20年トヨタに乗ってるよと言ってくれました。