2012/08/14 - 2012/08/14
14位(同エリア49件中)
こぼちゃさん
モルドバのキシナウからウクライナのオデッサに移動する際、バスで沿ドニエストル共和国のティラスポリを経由しました。ティラスポリの街の景観はテレビで見る北朝鮮の街並みにそっくりでした。
噂の腐食した警官は今も健在で旅行者にとっての大きな壁となっている悪名高き国境を通過する際、見事にやられ出国に苦戦を強いられましたが何とか通過することができて良かったです。今回の旅を効率よく回れるようにするためと、面倒だと分かっておきながら何となく訪問してみたくて選んだ経路でしたが、とにかく出国が面倒なので決してお勧めできません。キシナウからオデッサに行く際は沿ドニエストルを通過しないバスもありますのでそちらをお勧めします。
国家として承認されていないとのことですが私の中では1カ国としてカウントしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 3.0
- 交通
- 1.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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入国審査は何も問題なく通過できキシナウを出発して2時間弱でティラスポリの駅前に到着しました。
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廃れた感じの駅前の通りを進みました。
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駅近くのキロヴァ公園内に教会の頭の部分だけの展望台の様な中途半端な建物がありました。
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その向かいには建設中の教会の様なものが。。。
展望台の頭の部分を移植してしまえば完成だと思うのだが。 -
同じ形の建物が並ぶ住宅街を進みます。
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10月25日通りに出ました。
ここが一番賑やかな通りでお店もたくさんあります。
右端に写っている車は正面衝突をして揉めている最中です。
事故の瞬間キ〜ッ、ガシャン!といい感じの音がしました。
双方のドライバーは必死に怒りを堪えて警察に電話していました。 -
沿ドニエストル独自の通貨が有るとのことなので触ってみたくて
US5ドルだけ両替してみました。
現地通貨で55来ました。
沢山両替商がありますがレートは全店同じようです。 -
トロリーバスも走っています
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近代的な綺麗なお店もあります
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道が開けました
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公園の入口の所にいくつか銅像がありました。
どういうわけか胸から上だけの銅像ばかりです。 -
ドニエストル川です。
この川を境界にモルドバとドニエストルで分かれているようです。 -
遠くに教会が見えます。
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ドニエストル川の西と東をつなぐ橋
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記念広場のようです。
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銅像と遠くに教会が見えます
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国旗と勲章のような物が入った看板
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高級な感じに飾られています
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博物館の壁に有った石碑
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イチオシ
コートが靡いていてかっこういい〜
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壁の角の中途半端な高さに設置された石碑
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道路は広く交通量もまばらで走りやすそうです
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イチオシ
街の景観があまりに殺風景なので
花とバスを一緒に撮って少し華やかさを演出してみました。 -
何が書いてあるのか分かりませんが文字の先頭が国旗カラーになっています。
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イチオシ
対向車線から戦車を撮ってみました
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何かの博物館でしょうか
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映画館もあるようですが活気がありません
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綺麗に改修された教会
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廃墟っぽくなっている教会
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おもちゃ屋さんかテーマパークかわかりませんがディズニーがたくさんです。
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改修中の駅に通じる道
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駅前に着くと偶然にもオデッサ行きの大型バスが停車していたので慌てて乗り込みました。これを逃したら次は何時だかわからないので運が良かったです。
バスに乗り込んだ瞬間、おばちゃんがいろいろ話しかけてきたのですが何を言っているのかさっぱり分からず困っていたら英語を話せる人が何か有ったら私に言いなさいと言ってくれました。おばちゃんは国境通過の警告をしてくれていたのかもしれません。
オデッサ側に出国する際、噂どおり私だけ呼出しを喰らい手荷物検査室に連れていかれました。警官は登場するなり、いきなり握手を求めてきました。最初に放った言葉がカメラを見せなさいでした。この時点でお金目当ての下心が丸見えです。警官の目はリュックに向けられました。一眼レフを隠し持っているので開けさせられたらたまらないため、ポケットに入っているカメラを見せるとメーカーを確認しただけで終わりました。
ボスが来るから待ってろと言うのでしばらく待つと「腹切り〜」「切腹」と言いながら狸肥りした警官が入ってきたので、面倒でしたが愛想笑いしておきました。なんだかんだやっているうちに、一人の人間が警官に賄賂を渡してパスポートを受け取って握手をして去って行きました。仕込まれた演技なのでしょうか。
モルドバの入国スタンプを見て、空路で来たのでここからは出国できないと言いがかりを付けられました。私が困った顔をすると、「お金を出したら俺は目をつぶる」と言って寝るしぐさをする始末です。いくら欲しいのか聞くと100ドルだと。。。そんな金は無いと言ってモルドバの1レウ紙幣(7円)を大量に差し出してみたら、拒否られたので第2弾として空か空かな財布の中身を全て見せてみました。50グリヴナ(500円)のウクライナ紙幣を指さすので持っている3枚とも渡すと2枚を抜き取り満足していた。
組織ぐるみで長年繰り返されている行為なので、下手に抵抗して頑張っても何も変わることは無いだろうし、自分に不利になるだけなので諦めました。何も渡さずには通れないことは事前情報で把握していたため、よれよれの服を着て貧乏そうな身だしなみにして財布の中身を極力少なくしておいて正解でした。
賄賂に応じてしまったので負けた気もしますが1000円程度の軽傷で済んで良かったです。
ティラスポリから3時間半程度でオデッサに到着しました。 -
これが沿ドニエストル共和国の独自の通貨です。
もちろん国外に持ち出したら両替できませんので紙屑ですが私にとっては貴重なお土産となりました。 -
沿ドニエストル共和国の入国カード表面です。
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沿ドニエストル共和国の入国カード裏面です。
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