フランス-バスク-スペイン　点と点を繋ぐくるり旅（１４）　バルセロナ街歩き　カサ・ミラ／サグラダ・ファミリア

2012/06/22 - 2012/06/24

ついにバルセロナまでやってきました。
トゥールーズに始まり、バスク−マドリード−クエンカ−バルセロナとくるりと円を描くように旅してきました。
ここが旅の終焉地。
一人旅も3度目となると準備も本番もだいぶこなれてきました。
自分探しというようなものではないけど、それなりに成長を(単に慣れかもしれませんが）実感できます。
さて13年ぶりのバルセロナ町歩き。卒業旅行で行った当時は、なんとゼミの同級生にランブラス通りでバッタリと遭遇（しかも二度）。世界は狭いんだなというのを実感した街でもあります。
今回は残念ながらそんな出会いはありませんでしたが、世界中から押し寄せるたくさんの観光客を惹きつけるバルセロナの魅力を再認識しました。

6/16　《成田》〜（CDG）〜《トゥールーズ》　　トゥールーズ泊
6/17　《コンク》〜《コルド=シュル=シエル》〜（アルビ）　トゥールーズ泊
6/18　《サン=ジャン=ド=リュズ》〜《バイヨンヌ》　バイヨンヌ泊　
6/19　《オンダリビア》〜《サンセバスチャン》　サンセバスチャン泊
6/20　《マドリード》〜《チンチョン》　　マドリード泊
6/21　《マドリード》〜《クエンカ》　クエンカ泊
6/22　《クエンカ》〜(バレンシア）〜《バルセロナ》　バルセロナ泊
6/23　《バルセロナ》　　バルセロナ泊
6/24　《バルセロナ》〜(ﾛｰﾏﾌｨﾐﾁｰﾉ）〜
6/25　《成田》

エリア バルセロナ(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• ショッピング: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

バレンシア(ノルド）14:05−バルセロナ(サンツ）17:39　ALARIS1142
車窓から見る地中海が青くてきれい。泳ぎたくなります。
サンツ駅からは地下鉄も考えましたが、結局タクシーにしました。
カサ・ミラ裏手にあるホテルまで10.7ユーロ。
ホテルNEXT TO二泊176ユーロ。便利で安全な場所でそこそこ快適そうなホテルを取ろうとするとバルセロナの相場はけっこう高いです。朝食は別に隣のレストランで6ユーロ。

ポップな色のシャワールーム。

シャワーヘッドがやたらでかくて重い。
うっかりひっかけ損ねて頭に落ちたら確実に死にます。

この日は夕方にバルセロナについたため、特に観光はせず、エルコルテイングレスまでの買い物のついでにその周辺を見て周ります。
カサ・カルベ。

下を覗きこんでる人とバルコニーがガウディらしい建物です。

BOTTEGAの看板3人娘。

早々にホテルに戻ってこの日はカップ焼きそば。これで非常食完食。
TVでは日本のアニメの専用チャンネルみたいなのがありました。
ドラゴンボール。悟空の声が男性声で違和感が・・・。チャオズの声にいたってはオカマ声です。

ドラゴンボールの後は犬夜叉？でしたっけ？
日本のアニメはやっぱり大人気なんですね。

6/23(土）
朝ご飯はエルコルテイングレスで買ったスープとオレンジですませます。
10:00からのサグラダ・ファミリアのチケットをネットで予約していたため、朝一はホテル裏のカサ・ミラから。9:00ちょっと前にチケット売り場にならんでいるのは10人くらいでした。16.5ユーロ(高っ）。日本語のオーディオガイドはありません。荷物チェックあり、けっこう厳重です。
まずは屋上へ。

鎧の兜？のような・・・何を現しているんでしょうか。
ガウディの創造力には脱帽です。

カサ・ミラの裏側。泊まっているNEXT TOも見えてるはず。多分角の建物でしょうか。。

朝のグラシア通りはまだ車も少なめ。

月面の世界を現してるとか言われているようですが・・・？
月面に行ったことがないからわかりませんが・・・。
カッパドキアとかクエンカの岩の感じにも似てる気がしますね。
あとサボテンとか。

ホテルの部屋の壁と同じ景色。
ちょっとサグラダ・ファミリアは小さいけど。

完成図ではあの真ん中にさらに大きな塔がたつ予定です。
以前は200年後とか言ってたのに、最近では2026年とか言われてるそうですね。
13年の間に100年以上も早まったんですな〜。

内部には模型があります。
実際にはなかなか眼にすることのできない、カサ・ミラの裏側。
波打つ壁が美しい芸術的な表の顔と違って、裏の顔は人の住むアパートなんだなというのを感じられます。

カサ・ミラの一部公開されている内部。以前はこんなとこまで見れなかったような。
立てられた当時の生活が再現されています。

なんでもない街並みも、このバルコニーを通してみれば芸術的。

ブルジョワジーのおうちの再現だそうです。どうりでセレブな雰囲気。

この階段の屋根が、ファンタジーとかで空飛ぶ龍の翼を連想させる気がするんですが・・・。

虚構の世界から現実の世界を覗いている感じです。

住んでいるだけでワクワクする建物って・・・うらやましいです。

45分くらい堪能した後は地下鉄に乗ってサグラダ・ファミリアへ向かいます。
バルセロナの切符の買い方も簡単。一番上のボタンをポチッと押して2ユーロ入れるだけです。

ネットで10:00〜11:00の間に入れるチケットを予約していきました。14.30ユーロ。カサ・ミラより安い。当日券売り場は噂通りけっこう長蛇の列。電子チケットがあれば一番右側のブースからすぐに入れます。この時うっかりここでエレベーターのチケットを買うのを忘れてしまいました。まぁ以前上ったからいいかぁ。。。でも残念。

キリストの足元の骸骨？が印象的。

兵士が集まって何かをしてます。カサミラの屋上でみたのと似てる！やっぱりあれは兵士の頭なのかな？

デフォルメされているのに切ない表情が感じられます。
さてついに待ち焦がれた聖堂内部へ。
とその前に13年前の内部と見比べてみます。

1999年のサグラダ・ファミリア内部。
（SCANが面倒で写真をiPhonで撮ったので左上に光が入ってますが）
ほー、これがあんな風になったのですね。。

1999年の聖堂内部。
祭壇下に地下礼拝堂があったのでそのための穴を掘ってたのでしょう。

1999年の写真。
壁のみで見上げると空が広がってました。

そして2012年。
すっかり完成したサグラダ・ファミリア内部。

光の取り込み方がさすがです。

左上聖ルカの牛、
左下聖ヨハネの鷲、
右下聖マタイの人
右上聖マルコのライオン
という４つの聖人のシンボルなんだそうです。

バルセロナを訪れる日本人がどれだけ多いかよくわかります。。

聖堂の素晴らしさに圧倒されながら、でもガウディは果たしてこれだけ信者よりも観光客が押し寄せるのを予想していたのだろうかという思いを抱いたまま外にでます。

サグラダ・ファミリア完成図。
次にバルセロナを訪れるときはこの光景が見られるでしょうか。

聖堂が完成し、ローマ法王がミサを行った時の光景です。

いつまででも眺めていたい建物です。。

ミニチュアモードで撮ってみました。

おじ様たちがペタンクをする光景は以前のまま。

転がすのではなくて上に投げるというワザもあるのですね。

世界遺産の横で繰り広げられる日常の光景。
これもバルセロナの魅力。

スペインの年金生活も大変なのかなぁ。
一見長閑に見える光景ですが・・・。

この近くにFCバルセロナのショップBOTIGAがあったので、お土産を購入します。

サグラダ・ファミリア、堪能しました。
次はグエル公園へ向かいます。

この旅行記へのコメント （4）

• わんぱく大将さん 2012/09/08 19:20:00

  神はお急ぎにならない

  mykonosさん
  
  たまたま昨日、ＳＧファミリアの横を通りました。図書館に行くのに。
  私は実は、ＳＧファミリア、完成したくない派です。しかし、この頃は、工事が急ピッチで進められ。　教会という本来の目的を通り越して、観光スポットで味をしめたようですね。　ガウディは言います、“神はおいそぎにならない”と。　ゆっくり、しかし、確実に進めよ、ということらしいですが、その確実が、違う方向になるのは見たくないですね。
  
  カサミラの煙突ですが、あれは風の流れをよんで、ああいう形に。
  ちゃんと計算されたもので、ただの装飾ではないようですね。
  まあ、ガウディにしてもドメネクにしても、ただの装飾では終わってないようで、それを補強する彫刻、また、共鳴箱の一部とする彫刻をほどこしているようです。
  
  　大将

  mykonosさん からの返信 2012/09/09 23:30:17

  RE: 神はお急ぎにならない

  大将さん
  
  ごぶさた（？）です。
  PC環境はよくなられましたでしょうか？
  と思ったけど、図書館に行かれたんですね。ということは・・・。
  
  確かに以前と比べてあまりのピッチの速さに、実際にはガウディの設計よりも簡素化してるんじゃなかろうかとか、ガウディはもっとここを遊びたかったんじゃなかろうかとか、感動しつつも考えてしまう自分がいました。
  日本語で書かれた聖書(?)の文言をみて、他のアジア言語がないことに、ちょっと誇らしく思いましたが、それも私を含め押し寄せる日本人観光客向けですよね。あそこで荘厳なミサが行われる日がこの先くるのでしょうか。。。
  とは言えさらに高い塔がたつ完成系も目にしたいですけどね。
  
  カサ・ミラの天井の装飾は煙突でしたか。まったく思いも及びませんでした。機能性とデザイン性、21世紀の今でも最先端をいく建築家ですね。

• こあひるさん 2012/08/27 00:20:02

  懐かしいのと、新しいのと・・・

  mykonosさん、こんばんは。
  
  カサ・ミラは、５年前に行った時に、私たちも見学しました。英語のオーディオガイドだったので、説明はいまいちわからなかったのですが、奇抜なデザインのお家の内部見学は印象深かったです。実際に住むのは、素敵だけど、ちょっと使いにくかったりしてね・・。
  
  サグラダ・ファミリアにも上りましたが、まだまだ工事現場みたいな場所ばっかりで、最近になって、美しい聖堂の旅行記を見かけるようになり、わ〜ぁ、これはずいぶん工事が進んだなぁ〜と、びっくりしてます。森の中のような聖堂、ぜひ見に行きたいです。
  
  こあひる

  mykonosさん からの返信 2012/09/01 11:23:53

  RE: 懐かしいのと、新しいのと・・・

  こあひるさん
  
  5年前に行かれた時はけっこうスペインを周遊されたのですか？
  まだ写真残っていたら、いつか旅行記アップしてくださいね！
  サグラダ・ファミリアの内部は本当に森の中にいるような、素敵な空間でした。今度は全体が完成した時に行ってみたいです*^^*