2012/08/01 - 2012/08/04
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kaji16さん
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タイの東部側イサーン地方の都市ウボンラチャタニー。
タイ人は略してよくウボンと呼ぶ。
雨期のこの時期開催されるろうそく祭り。
ろうそくが美しく彫られてパレードがあるという。
見た事が無いのでとにかく行かねば。
チェンマイから3泊4日のツアー決行である。
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今年で7回目となるろうそく祭り(Candle wax festival)。
祭りの期間は約一ヶ月近くあるがメインの出し物はやはり
パレードだろう。
今年のパレードは8月3日。
前日はフロート(山車)製作中のお寺を訪ねてみた。 -
ワット・シーパドゥー。
いたって普通のお寺である。
その境内の一角にある製作所。 -
一寺一台の出品である。
規模も様々。こちらはやや小ぶりの方かな。 -
明日を目指して最後の追い込みといったところだろうか。
たいして緊張感もないけど。 -
白さが映える大仏塔のワット・ノーンブア。
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中は輝くばかりである。
天井は吹き抜けでこれまた金色で統一されている。 -
ここにも製作所。
それぞれの寺には専門の技術者がいるのだろうか。 -
出番を待つ完成した大ろうそく。
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熱くなったコテを器用に使って
ロウをくっつけたりのばしたりの作業を続けている。 -
ロウのニオイが漂っている。
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仕上げ作業に入っているようだ。
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ろうそくはたしかにデカイ。
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大体のフロートは中心にろうそくが立てられ
その周りに仏陀や弟子、僧、生き物(龍やウサギ、馬など)が
飾られる。もちろんそれらも全部ロウでつくられている。 -
ローカルのTV局が取材にきていた。
夜のニュースはこればかりだった。 -
フロートを牽引するのはトラクターだ。
あすのために着飾っている。 -
ウボン国立博物館。
土器や仏像、先史時代の恐竜の骨のレプリカもみられた。 -
建物周辺ではろうそく祭りの展示をしている。
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市民の憩いの場トゥンシンムアン公園。
その公園の真ん中にそびえる街の象徴、大ろうそく。 -
堂々たる大きさである。
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公園のはじっこに展示されていたフロート。
記念写真はひっきりなしだ。 -
ロウがやわらかくなるのを防ぐため
スプレー状の水が噴射されている。 -
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明日のパレード用の観覧座席。すでに座っているけど
はやすぎないかね。 -
すでにストリートで待機体制に入っているフロート群。
みな記念写真を撮ったりまじかでみたりと楽しめる。 -
いかに細かい作業をしているのかがよくわかる。
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ロウだから作業はしやすいのだろうが
とても根気のいる仕事だ。見事な出来だと思う。 -
どさくさにまぎれて入って来たような大蚊である。
ロウは関係なく針金と布製だ。
これも参加スルンんだろうか。 -
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お祭りムードが高まる中1番目立つのが風船売り。
数も多い。 -
ホテルでビールでもと思い7・11に入ったが
時間制でアルコール類は販売ストップだった。
タイでは祭礼時にはよくあることを忘れていた。 -
パレード当日だ。
まずは屋台が並ぶ。 -
観覧座席はすでに埋まっている。
8時半からスタートだが8時でこの人ごみ。この日のために
近隣や全タイからも集まってるんだろうなあ。 -
パレードの開始はウボンビューティが先導をつとめる。
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大学やお寺、各種団体などフロートの間に参加する。
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パレード解説の放送によると今年は53台参加するそうだ。
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パレード中はスピーカーから音楽と英語とタイ語の解説が
流れ続けている。 -
ほとんどのフロートはトラクターに牽引されてくる。
急な角度の交差点などは人力でひきまわす。 -
フロートごとにロウの色は微妙に違う。
オレンジぽかったり茶色だったりだ。
お寺の好みだろうか。 -
最後尾まで見事に作り込んでいるのだ。
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次々と登場するフロート群。
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タイ風バンドもときおり通過する。
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ろうそく祭りはもちろん仏教関連である。
なぜ始まったかというとこの時期(雨期)
カオパンサーといって坊さんが修行を始める。 -
きびしい修行のためお寺からは出られず
読経や読書に
たくさんのロウソクが必要になった。 -
そこで人々がお寺にロウソクを
寄進するようになったという。 -
ろうそく祭りはこうしたことから
だんだんと祭りに発展してきたようだ。 -
だからウボンだけではなくろうそく祭りは
タイ国内のいろんな街で行われる。 -
その中で1番規模の大きいのが
ウボンなのだ。 -
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夜のパレードは8時からスタートする。
朝方と変わらないくらいの観光客がいる。 -
フロートは一緒だがサーチライトで1台ずつ浮かび上がる。
フロート自体では照明を持たない。 -
会場はスモッグが焚かれ幻想的な雰囲気を醸し出す。
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同じフロートでもライトアップされると影が強調されて深みが増す。
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朝方降った雨は夜、降らず。
参加する方も観客も堪能出来るパレードだった。 -
今日の1日は長かった。
しかし来てみて良かったと思う。 -
実際の大ろうそくをまじかで見ると
そびえる様に高く太い。
何度も書くが造形されるものは繊細で精巧。
その技術の高さに
仏教美術の伝統が生きているようだった。
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