クロアチアからイタリアへ１～プリトヴィッチェ編～

2012/07/28 - 2012/08/06

　以前、旅行のパンフレットを見てその美しさにあこがれたプリトヴィッチェ。いつか行ってみたいと思っていた場所に行ってきました。
　コースはプリトヴィッチェ→ザグレブ→ドブロブニク→アドリア海をフェリーで渡る→アルベロベッロ→パリヌーロ→フィレンツェです。個人手配したので、様々な交通手段を使い、好みの宿泊先に泊まり、好きなものを食べて、行きたいところに行き、見たいものを見て、いろいろな人に助けられて大満足の旅行ができました。感謝、感謝です。
　まずは、プリトヴィッチェをめぐる旅からです。

エリア その他の都市(クロアチア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: エールフランス
• 旅行の手配内容: 個別手配

パリ経由で、１１：４５ごろザグレブの空港に降り立ちました。空港でクーナに両替をして、シャトルバスに乗ります。乗り場は空港を出てすぐ右です。バスが待っています。30knを車掌に支払いました。３０分ほどでザグレブのバスターミナルに到着しました。ここで、重いスーツケースを預けました。１階の１０６番乗り場のすぐ近くです。パスポートの提示を求められました。レシートみたいなものを手渡され、これと引き換えに荷物をもらいます。そのときに料金も支払います。

２階に上がり、窓口でプリトヴィッチェまでのバスチケットを購入します。事前に調べて行きましたが、その時刻のバスがあるのか、座席に空きはあるのか心配でしたが、ネットで調べて行った通りの時刻と料金でした。
http://akz.hr/en.htm（停留所名を入れると時刻と料金がわかります）
１階に降りてバス乗り場を探します。たくさんの乗り場があるので、そこにいた運転手さんに聞きました。親切に教えてくれました。こうして、予定通り１３：３０のバスに乗ることができました。約２時間半の旅です。途中１回だけ停まりました（トイレ休憩でしょう）。それ以外は、乗降客がいなければどんどん飛ばして行きます。
エントランス１でたくさんの乗客が降りたので、私たちも降りました。しかしこれが失敗！　ホテルはエントランス２の方が近かったのに、確かめもせずに降りてしまいました。この後、エントランス２にも停まるはずです（帰りは停まっていたから）。しっかり確かめましょう。

降り場を間違えてしまったため、まだまだ暑い日差しの中を歩くことになりました。エントランス１で入場券を１１０knで買い、電動バスでST１からST２へ移動して、ホテルに向かうことにしました。
それにしても、暑い暑い。背中を流れ落ちる汗を意識しながら、スーツケースを持っていなくてよかった…と思いました。森の中を歩きます。高いところからパンフレットなどでおなじみの景色が見えました！

エントランス２に着き、今夜宿泊するホテルプリトヴィッチェを目指します。しかし表示がない！やっと見つけて行ったらそこは隣のホテルだったりして、見つけるのに一苦労しました。道路側からホテルに向かうのは大きな表示があるのでわかりやすいようですが、プリトヴィッチェ側から向かうとわかりずらかったです。

ホテルにチェックインした後、再びエントランス２から入場します。階段を下って行くとP１に出ます。電動の船でP２に渡ろうと思います。今日は、湖の下の部分、コースで行くとおいしいとこどりのFコースをたどることにしました。

もう4時を過ぎていますが、まだまだ太陽は高く、暑いです。

水は本当に透き通っていて、たくさんの魚たちが悠々と泳いでいます。天敵はいないのかな？この日の夕食はホテルのレストランでます料理を食べましたが、この魚たちなのかな？不明です。大きいのも小さいのも、大き過ぎるのもいました。

岸辺に小さな滝が見えます。

P２からP３にさらに電動の船で渡りました。しかし、この船に乗るときにスタンプを押されました。どうやら１回しかこのコースは乗れないようです。（写真はP３の様子）

P３に着きました。

本当に水が青いです。

P３から歩いて移動します。さほど落差のない滝なのですが、轟々と音がします。よく響くんでしょうね。白い水しぶきをあげて、水が流れて行きます。そしてまた、穏やかな湖面の一部になります。

木々の間から見える湖面。青は青でも、場所によって色が違って見えます。

また滝です。

別な滝です。ミルカ・トルニナ滝だと思います。

そばに記念碑がありました。彼女は国際的に活躍したクロアチアのソプラノ歌手だそうです。

さらに下って行きます。

湖畔沿いは切り立った岩の下を歩いて行くところもあります。道は木材で整備されているか、踏み固められているので歩きやすいです（たまにある段差に注意）。

緑と白い水のコントラストが美しい。心癒されます。

分かれ道になっていて、この先はまだ行くことができそうでした。洞窟のような穴があいています。その先には行かなかったので、どうなっているかはわかりません。

湖面が穏やかなので、景色をそのまま映し出しています。本当に鏡のようです。

プリトヴィッチェ大滝に向かっています。

これが大滝です。落差は７８mあるそうです。水量はさほど多くはないです。が、音は大きいです。向かって左側に登って行ける階段がありました。途中まで登ってはみたものの、やめました。上からこの滝を見ることができるのかな？

ST１に戻って行きます。カーブを描くボードウォークが周りの景色とマッチしています。

上からみた景色です。夕方は日陰になっていたので、もう一度、明日来ようと思いました。

滝を拡大してみた様子。

山の陰になっていても、湖は青いです。

次の日の朝。部屋から見たホテルプリトヴッチェの庭。空気がすがすがしいです。

今日は、エントランス２から入場します。ホテルで昨日買ったチケットにサインをしてもらいました。公園内のホテルに宿泊すると、１日分の料金で次の日も入場できると聞いていたのでお願いしました。
電動バスでST２からST４へ向かいます。今日は湖の上を散策します。

ここがST４。まだ時間が早いので、観光客も少なめです。雲が太陽の日差しを遮ってくれたし、木々の間を歩いたので、このコースはとても涼しかったです。オススメです。

最初のうちは、開けた平らな道を歩いて行きます。

やがて小さな滝がいくつも現れます。小さいくせに、音は大きいです。どこにそんな滝があるの？と思うくらいです。

そして、至る所に小さな湖があります。どれも青く、穏やかな湖面です。しかし、この湖の水がやがて小さな滝を作り、下へ下へと流れて行くのだから不思議です。

至る所に滝があります。

ボードウォークの近くにも滝が流れています。水しぶきがなかなかいいです。

苔の間を流れて落ちて行く様子も素敵です。

水中の水草は石灰華されていきます。まるで「にょろにょろ」のようです。

ちょっと緑がかった水の色です。

どの湖も景色を鏡のように映し出しています。

もっと水量が多ければ、ボードウォークも水浸しになってしまうでしょう。この木材は、ここの木を使っているのだと思うのですが、ところどころ補修されていました。しっかり管理されていると感じました。

私の身の回りでは見ない植物たちがたくさんありました。青い花、白い花、黄色い花が多かったです。

森の中を歩きます。日差しが遮られて、とても快適。昨日の汗だらだらが嘘のようです。このボードウォーク、平らなように見えて、所々段差があるのです。きょろきょろしながら歩いていると、思わぬ段差に足を取られてしまうことがあるので、要注意です。

ここもきれいですね。

P２に近いところです。なだらかな斜面を水が広がって流れてきます。とてもきれいでした。

滝にはこのように看板があって、落差などの説明がされていました。

湖畔をずーっと歩いてきました。さっき近くで見た滝が遠くからも眺められます。

緑と青緑のコントラストがあっちでも、こっちでも見られます。う〜ん、素敵。

爆音が聞こえてきます。水量も落差もそんなにないようなのに…。

と思いきや、他よりは落差のある滝に出くわしました。記念写真を撮っている人が多いです。階段を下って行きます。

流れが緩やかになってきました。

さっきの滝はこの右側にあります。たくさんの滝が裏側にあったんですね。

さらに下って行きます。

またまた滝です。

プリトヴィッチェの上の方が、滝がたくさんあり、楽しめます。もしかしてこの滝はプルシュタヴァツの滝かな？

どのようにこのボードウォークをデザインしたのだろう？と思ってしまいます。自然と調和しています。橋の所々で、お金が湖底に沈んでいる場所を見ました。願掛けなのかな？

ちょっとうすめの青緑色。透明すぎて、水深がわかりません。浅そうに見えて、深いのかも。

もうどれだけ滝を見たことでしょう。

だれなのかわかりませんが、プリトヴィッチェの文字が石碑にありました。

またまた滝。

ボードウォークを歩いて行きます。

P２に戻ってきました。P２から見たP１です。

湖全体の地図です。どこだったか忘れたけれど、日本語表記のものもありました。公園全体の地図が欲しければ、エントランスで買うしかないようです。タダではもらえません（パンフレットには地図は載っていません）。

P２からP１に電動の船で渡ります。

船に備え付けの救命胴衣の間にツバメの巣を見つけました。船が動いていても、ちゃんとこの巣に戻ってきていました。温かい目で見守られているのでしょうね。

P１からST１の方へ、つまり湖の下に向かって歩くことにしました。湖では、船が行き交っています。何隻あるのかな？

途中、説明書きのある植物を見つけました。珍しいのかな？名前は不明です。

コジャク湖の湖畔の下側は、なだらかで歩きやすいですが、変化に乏しく散歩には向いているけれど、上の方が面白かったな、という感想です。最後に、ST１から高いところへと向かい、上からプリトヴィッチェの景色を眺めることにしました。

これこれ。この景色。しか〜し、このボードウォークを歩いたつもりでいたのに、昨日歩いたのは違うところだったことに気がつきました。つまり、このボードウォークは歩かなかった！残念！

でも、湖の青さを見るには、上から見た方がきれいに見えます。

ST１です。ここから電動バスでST２に向かい、ホテルに預けた荷物をもって、バスでザグレブに戻ります。

これはエントランス２。帰りはエントランス２近くのバス停から乗りました。１２：５０のバスでしたが、３０分ほど遅れてきました。近くにタクシーの運転手がいて、ザグレブまで１人１１０knという話がありましたが、断りました。帰りのバスは、くる時のバスよりボロく、その分料金も安かったです（８３kn）。バスに乗ると、車掌さんがチケットを売りにきます。エアコンは効いていました。バス停はログハウス風です。