米子がいな祭2012（ちょこっと倉吉打吹祭花火大会）

2012/08/04 - 2012/08/04

私の記念すべき100件目の旅行記となりました。
鳥取県西部の中核都市、米子を熱くさせる夏の一大イベント「がいな祭」を久し振りに楽しみました。

「がいな」というのは方言で「大きい」を意味するのですが、JR米子駅前の大通りで、35の「万灯」が妙技を競います。

この万灯は、秋田竿燈まつりと酷似しており、色々経緯があるようですが、（自衛隊米子駐屯地が秋田駐屯地に研修のため、竿燈に参加したことをきっかけに、記念に広め始めたものとされている。しかし、本家の秋田市竿燈祭り実行委員会から再三の注意を受け、「お囃子」「提灯」などを変更し、海外公演をしない条件の念書を受けて、実行されているものである。以上ｳｨｷﾍﾟﾃﾞｨｱより引用）

秋田から遠く離れた山陰の地で、私達を楽しませてくれ、今や「がいな祭」には無くてはならないものになりました。
秋田竿燈まつりも原型は宝暦年間という歴史の積み重ねであり、重要無形民俗文化財まで高められたものです。その本家に敬意を表し、米子も1973年からの歴史を少しでも積み上げ、遠い将来になるかも知れませんが、一つのまつりとして認知されるようになればと願います。

そして出来ましたら、友好都市の道を探って、本場の竿燈を米子で見せて欲しいなｧと思います。

翌日は第37回目の花火大会が予定され、7,000発の打ち上げがとのことですが、花火は地元倉吉の花火大会を、家の近所で見学することにしました。

エリア 米子(鳥取)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

JR米子駅から鳥取大学病院に向かうﾒｲﾝ通路が会場となっています。

JR米子駅の方向に向け、万灯が移動しﾊﾟﾌｫ-ﾏﾝｽを競い合って、優秀団体を決めているようです。
女性の部や子供の部もあるようです。

竹の凄さと言うべきなんでしょうか、担ぎ手の技術なんでしょうか、これだけ撓っても倒れてきません。

万灯の蝋燭の揺らめきが、何故か幻想的な雰囲気を醸し出してくれます。

万灯の明かりが、一つも消えていない事が不思議に感じます。

4車線の広い道路ですが、ﾊﾟﾌｫ-ﾏﾝｽ会場の手前は両側に夜店が並び、結構狭くなっています。

そこでも担ぎ手は練習しながら自分達の歩みを進めていきます。

ｱｯ、万灯の蝋燭が消えているの発見！

降ろして点けましょう。

廻りの応援団はかけ声と共に、万灯の転倒防止の役割を担っているようです。

女性も男性顔負けのﾊﾟﾌｫ-ﾏﾝｽを見せてくれます。

両手で持つのも重いと思いますが、肩や手の平に乗せて、ﾊﾞﾗﾝｽを取りながら、妙技を見せてくれます。

身体は小振りでも、重量挙げの三宅選手並みの力強さがありますね。

男性陣も負けていられません。

今年の優勝は、陸自がいな万灯隊（陸上自衛隊米子駐屯地）でしたが、私達としては、どのﾁ-ﾑも甲乙つけがたく、凄く良かったです。

祭りらしく、颯爽とした雰囲気ですね。

鉢巻きが特に素敵です。

今年のﾁ-ﾑﾜ-ｸ賞受賞の、熱血県職員万灯倶楽部（鳥取県西部総合事務所）の方々です。

鳥取のｲﾒ-ｼﾞｶﾗ-は、この法被の梨の色ですね。

帽子には鳥取が生んだﾕﾙｷｬﾗのｽﾀ-、ﾄﾘﾋﾟ-が載っています。

1997年開催の「山陰・夢みなと博 - ジャパンエキスポ鳥取'97」のﾏｽｺｯﾄｷｬﾗから鳥取県のｲﾒ-ｼﾞｷｬﾗｸﾀ-として15年経ちますが、今でも現役で活躍しているのは立派です。

その後、県内にも数々のｷｬﾗｸﾀ-、ﾕﾙｷｬﾗが誕生していますが、私はﾄﾘﾋﾟ-を凌ぐものはないと思います。

揺らめく蝋燭を見ていると、儚さと物悲しさを感じます。

花火が終わった後、帰り道で感じる想いに似ている気がします。

8/4〜、鳥取県では国際まんが博が開催されます。

是非来て下さいね・・・。と訴えています。

米子映画事変ｵﾘｼﾞﾅﾙ特撮映像の主人公のようです。

ﾈｷﾞﾏﾝは鳥取県西部の弓ヶ浜半島に突如として出現した巨大な白ﾈｷﾞで、まるでﾋ-ﾛ-と勘違いされそうな姿ですが、なにしろﾈｷﾞですから何を考えているかは今のところ理解不能で、人類との意思疎通は難しいと考えられているようです。

こちらは、J2ｶﾞｲﾅ-ﾚ鳥取ﾏｽｺｯﾄ、強小戦士ｶﾞｲﾅﾏﾝです。

ｶﾞｲﾅ-ﾚとがいな祭を盛り上げて欲しいと願います。
（特にｶﾞｲﾅ-ﾚを・・・・）

万灯も綺麗ですが、何と言っても祭の本流は、露店、夜店、屋台です。（私だけかも知れませんが・・。）

これと言って絶対的な物はないのですが、怪しげな？灯りの下、興味は尽きません。

食べ物、ゲ−ム、風船etc。

本当にﾜﾝﾀﾞ-ﾗﾝﾄﾞですよね。
もし、私が「人生の最後の時、何処に行きたいか？」と問われると、廻りきれない夜店が出ている祭と答えます。

そんな夜店の中で、あまり見たことのない商品がありました。
「でこまん」
鳥取県西部のｲﾍﾞﾝﾄで、いつも長い行列ができているので不思議だったんですが、県西部・米子市民ならみんなが知っているらしいです。

七福神を型どった焼き菓子で、「でこ」とは人形や絵の意味とのことですから、見た目は東京の人形焼きと思います。

溶いた生地を型に流し込んで作るのも同じですが、餡は入っていません。
ほのかなみそ風味がふんわり柔かで素朴な味と香り。そして独特のもちもちした食感が特徴の「でこまん」です。

ところが県西部を一歩外に出ると、その存在をほとんど誰も知らないという究極のB級ｸﾞﾙﾒとのことで、本当に中部在住の私も知りませんでした。

いつものｽﾇｺﾐｭ。

ｽﾇ-ﾀ？、ｽﾇ-ﾋ？

ﾊﾞｯﾀ物でも、可愛いから不思議な魅力があります。

最近気になるｶﾞﾁｬﾋﾟﾝ（似）もありました。

我が家に欲しいですね。

駅前では、がいな太鼓の演奏がありました。

昭和49年に新しい形の祭として米子がいな祭が誕生し、その中のｲﾍﾞﾝﾄの一つであった「全国有名太鼓共演」の和太鼓の素晴しさに魅せられた若者が中心となり、米子にも郷土芸能と呼ばれる素晴しい太鼓を創ろうという気運が高まり、出演者であった山梨県甲府市の天野宣氏に作曲、指導をしてもらい、第二回米子がいな祭の前夜祭でﾃﾞﾋﾞｭ-したのが「米子がいな太鼓」です。

いまでは、がいな祭に欠かせない響きを聞かせてくれています。

沢山の聴衆の心を揺さぶる響きです。

太鼓の響きで、白鳥が飛び立っていくような感覚になりました。

本日これまで！。

オ・マ・ケ

倉吉打吹祭の花火です。

花火打ち上げ会場は家から約1.5km。。。

近いから側まで行けばと言われるかも知れませんが、徒歩10分の少しだけ近づいた土手の上からの見学となりました。

ちょっと遠くても十分花火は見られましたよ。

少し音との階差はありますが、迫力は感じられました。

この花火は新型？ですかね。

オ−ソドックスな花火が続きます。

組み合わせ花火？

線香花火の超大型でしょうか。

連続して上がると、音もワクワクします。

レインボ−！

そして最後はやはりこれですﾈ。


パァ、パァン、ドン、ドン、バチバチバチ。

この旅行記へのコメント （6）

• わんぱく大将さん 2012/12/09 07:31:02

  ここでも見れるんですね？

  まつじゅんさん
  
  バルセロナの旅行記、見ていただき有難うございます。
  さて、このお祭り、米子でも見れるんですね。重さとしてどれくらいでしょうかね？　バランスも難しいし。私も東北だけかと思ってました。で、昔、ロンドンでこの祭りを見ました。　航空会社が協賛で日本からやってきてたんですね。その日は風が強くて、やりにくかったと思いますよ。
  
  　大将

  まつじゅんさん からの返信 2012/12/11 23:25:27

  RE: ここでも見れるんですね？

  大将さん、ご訪問＆コメントありがとうございます。
  竿灯はなんといっても秋田の本家でしょうが、米子のも細々と続いています。
  実際、どこでもできるのでしょうが、やはり長く続いているというのは、歴史風土と共に、独自の世界を発信している気がします。
  
  米子独自になるにはまだまだでしょうが、地元に根づいた文化として発展していってほしいと思います。
  花火の前座ではなく、本当に「がいな」な祭りになってほしいです。
  
  大将さんもぜひ、機会を見つけて応援してやってください。
  
  matujyunn
  
  

• poemyさん 2012/08/22 23:19:17

  がいな祭

  まつじゅんさん、ご無沙汰しています。こんばんは。
  
  米子がいな祭、一度、見てみたいと思いつつ、
  なかなか、都合が合わず、
  まだ一度も見た事がないのです。
  
  そーとー見ごたえがありそうですね。
  来年こそは見てみたいな〜。
  露天の出店、ついつい楽しくなっちゃいますよね♪
  「でこまん」というものも食べてみたいし。
  
  そうそう、因みにうちの長女のあだ名は「ガチャピン」です(*^。^*)
  
  　　　　poemy

  まつじゅんさん からの返信 2012/08/23 12:02:14

  RE: がいな祭

  poemy さん、いつもご訪問&コメントありがとうございます。
  
  例年に増して今年の夏は暑い気がします。
  また、暑いからこそ祭と花火が楽しいのかも知れません。
  
  夜店・・夜。花火・・夜。結局私の好きなものが少し涼しくなる夜だから、そう感じるのかも知れませんが、祭のオ−プニングは、大概昼頃ですから、その頃の出演者は大変でしょうね。
  
  もう暦の上では残暑、、、夜になると虫の声も聞こえてくるようになりました。
  あとすこし、この暑さを乗り切ると食べ物が美味しくなります。
  
  その後は。。。あまり歓迎したくはない、雪〜になりますが、今は雪に埋もれてみたい衝動に駆られています。
  
  良い旅を！
  
  matujyunn

• bettyさん 2012/08/20 21:15:27

  愛嬌のあるスヌ君♪

  まつじゅんさん、こんばんは〜
  とても賑やかで華やかなお祭りですね〜♪
  
  露店も楽しそうです！！
  
  その中、このスヌ君はメチャクチャ愛嬌があります(^_^;)
  
  ちょっと笑ってしまいますが・・・
  
  ガチャピンもなんか。。。（笑）
  
  暑い夏のお祭りですが、夜だから良かったですよね（*^_^*）
  
  
  
  
  betty

  まつじゅんさん からの返信 2012/08/21 19:12:29

  RE: 愛嬌のあるスヌ君♪

  betty さん、残暑お見舞い申し上げます。
  
  暦では残暑になるのでしょうが、本当に暑い毎日が続きますね。
  昨日は米子での最高気温が、日本で一番高かったようで、36℃なんて考えるだけでもイヤですね。
  
  少しでも涼しいかと夜の祭に繰り出しますが、参加している人や屋台の熱気で、汗びっしょりとなってしまいました。
  でも、お祭りで流す汗は気持ちの良いものですね。
  
  スヌ君も、バッタ物かどうかなんて目くじらたてずに、スヌ君は皆可愛いもんですね。
  
  bettyさんも、暑い毎日が続くようですが、元気でお過ごし下さいませ。
  
  matujyunn