アドリア海東岸2400ｷﾛ 2012'真夏のドライブ　Vol.3　おはようヴェネツィア

2012/07/06 - 2012/07/07

ザグレブからスタートしたレンタカードライブ

2日目にスロヴェニアからヴェネツィアへ。　

7月のヴェネツィア
昼間はギラギラ太陽に圧倒され
マイペースが維持できなかった。

ならば･･･と、早朝の街を思いっきり歩いた。

夏の朝「水の都」はお化粧前の素顔を見せてくれた。

刻々変わる空の色、静かな景色、そこに暮らす人達に
日中の賑わいに負けない魅力を見つけた。

ドライブ旅程
○リュブリャナ　1泊（スロベニア）
●ヴェネツィア　2泊（イタリア）
○カスタヴ　　　2泊（クロアチア）
○フヴァル島　　2泊
○モスタル　　　1泊（ボスニア･ヘルチェゴビナ）
○サラエボ　　　1泊
○プドヴァ　　　1泊（モンテネグロ）
○コトル　　　　1泊
○ドブロブニク　1泊　　計12泊

エリア ベネチア(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 船 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルは本土のメストレ駅前

早起きで電車でサンタ･ルチア駅へ向かうが

車窓にはすでに朝焼けが･･･

わわわっ〜〜〜　と焦っています。

午前5：48

サンタ･ルチア駅前　カナルグランデに着いた時点で

　

陽は、かなり昇っており･･･

がっかり、ショボン。　

「ザッカリア付近で朝陽を見よう作戦」完全失敗。

けれど･･･

見上げたスカルッツィ橋に大きな朝陽が重なって

おやっ　きれい。

橋を行くシルエットに胸キュン。

しばしボッ〜〜と眺めて気分は上々。　

作戦変更で良いじゃないっと、自分を丸める。

さてと、涼しさが貴重な時間だから

いつまでも立ち続けていないで動き出そう。

ヴァポレット4番でジュデッカ島を目指す。

運河には、荷物運搬船がいっぱい。

この船は、ジュースが山積み。　重そうだ〜

こちらは「雑誌」満載。

『これ撮ってどうするの？』的に不思議そうな表情の面々。

お邪魔しました･･･

早朝のヴァポレットは地元乗客が数人のみ。

最後尾の特等席は余裕の着席です。
日中はこうはいきませんね。

ジュディカ運河を進みます。風が気持ちいい！

･･･と寛いでいたら　何ですか？アレは!!

コンクリートミキサー車が水の上を走ってます!

水の都では工事もパフォーマンスになっちゃう。

ジュディカ島:Paiancaでヴァポレットを降り

ズンズン歩く。

空気は爽やか、風が運河を抜けて行きます。

太陽が弱いうちはいくらでも歩けるぞ。

世界遺産の風景を見ながらジョギングって贅沢だ〜

この運河の先は

前方はレデントーレ教会。

ただここに居ることが嬉しくて、ズンズン歩く。

それが旅かもしれない。

もうすぐ7：00

灯も消える頃です

Zitelle:ザッテレまで歩いてきました。

再びヴァポレットに乗船。

対岸：ザッカリア方面へ渡ります。

ドゥカーレ宮殿とカモメ

日中のこの辺りは大混雑だった。
混雑もある意味で、旅の魅力要素のひとつだけれど

やっぱり、静かなほうが好き。
朝は空気がおいしいね。

人気スポット「溜息の橋」も静か。

普段はまだまだベッドの中でしょう･･･という彼女達も

朝陽に誘われて早起きかな。

海にカラフルな彼女達が映えてきれい。

有翼の獅子と朝の月　ツーショット

「月」は退散の時間です。

ヴェネツィアと云えば
雑誌などでよく見かける「この構図」

ここだったのですね･･･と実地勉強。

運河から離れても

味ある景色はいっぱい。

早朝散策　終点はアカデミア橋。

橋の上からサンタ･マリア･デッラ･サルーテ教会方面。

賑やかな一日が、そろそろ始まる。

アカデミア橋から先迷子になりまして･･･

ここはどこ？と
思いつつ歩き続けて、カナルグランデに戻れなくなった。

40分彷徨ってサンタルチア駅まで歩いちゃった。

空腹絶頂、ホテルへ戻り朝食だ!!

明けて　7月7日　七夕だ!

朝9:00、次の目的地へ向かいドライブ再開だが
もう一度、早朝のヴェネツィアを見たくて再度挑戦。

昨日よりずっと早く5：00にローマ広場到着。

路線BUSや列車を待つと昨日と同じ時刻になるため、
掟破りのTAXI利用。メストレから25ユーロ支払が痛い。

レンタカーで来ると駐車場が遠すぎて時間のロスだし･･･

早朝のヴェネツィアを見たいなら、メストレ地域泊は駄目。
島内宿泊が必須だと思い知りました。

どこへ向かうか迷って

ちょうどやって来た「2番」ヴァポレットに飛び乗り。

昨日のルート「青」　　ヴォポレット4番時計逆周り

今朝のルート「黄色」　ヴォポレット2番　　〃

ピンクラインの所を歩きました。

2番.4番ヴァポレットはグルッと周回運行してます。

時間があれば一周乗るのが楽しいですね。

ヴェネツィアへ通じる線路･道路をくぐり抜けて

随分と外回りです。

駐車場から生活物資が船に積み替えられています。

水上の街、特異な暮らしは手間がかかりますね。

むむむっ

こんな景色の所で日の出になっちゃた。

本日も作戦大失敗だ〜

次回があれば、再挑戦です。

昨日の対岸　Zattere:ザッテレへ向かっているので

見えているのはジュデッカの景色。

右の建物がヒルトン・モリノスタッキー・ヴェネツィアかな。

Zattere:ザッテレで下船

歩き始めて途端に、こんな素敵なひとコマに遭遇。

スケッチをされているようです。

どこの街でも「手をつなぐふたり」はいいなっ。

ひとり旅中ですが「この」大切さは重々承知ですょ♪

おやっ　あなたもひとりですか？

おはよう、今日も良いお天気ね。

朝陽って、昇った後でもいろいろな「表情」を見せる。

6:00を過ぎた頃

ザッテレの岸を歩く私の眼にオレンジの光が飛び込んで･･･

建物の影に隠れながらシャッター押してみた。

オレンジの光に夢中でシャッター押していたら

彼方から大型客船が入港。

脳内が賑やかになっちゃった。

早朝の運河に入港してきたのは

SPLENDOUR OF SEAS　

日本帰国後、ニュースで知りました。
ヴェネツィアへの大型客船の入港規制が始まるかも知れないと。

水面下に基礎を置く、ヴェネツィアの建物に対して
大型船入港時の波が悪影響を及ぼしているらしいです。

独特の風情を感じる入港姿ですが
この狭い運河まで入ってくる必要はないかも知れませんね。

歩を進めて

ザッテレの先端近く。

対岸にサン･ジョルジュ･マッジョーレ教会シルエット。

サン･マルコ運河方面

カヌーが一艇

ザッテレ最先端に立つ少年像。

観光客には人気だが、地元の方には不人気？

目をつぶっている意図は何かな･･･

S.M.デッラ･サルーテ教会を見上げます。

聖人が月を従えていました。

ヴェネツィアン･バロック、大きなクーポラは威風堂々。

サルーテ＝健康　

疫病･ペストはさぞかし脅威だったでしょう。

教会前　行き交う人は未だわずか。

空は薄オレンジから青へと変わっていきました。

今日も終着点はアカデミア橋。

早朝の「水の都」

朝陽に照らしてもらい、記念に1枚。

また、いつか　　きっと来ます。

この旅行記へのコメント （4）

• ricaさん 2012/09/09 17:57:50

  素敵ですね！

  こんにちは。
  
  yunさんの撮られる被写体は素敵ですね。
  ヴェネチアにいて、でも自然とリンクしていて・・夕陽の写真には見入ってしまいました。
  
  わたしもいつか車で旅をしてみたいです☆
  
  
  
  

  yunさん からの返信 2012/09/09 19:58:41

  RE: 素敵ですね！

  ricaさん
  
  ご訪問　ありがとうございます♪
  
  素敵な方を見つけても「撮って良いですか？」の一言が言えず･･･
  被写体は、自然相手か、人の後姿ばかりになってます。
  
  ricaさんは、トリエステで2泊されたのですね。
  私も、須賀敦子さんの「トリエステの坂道」を読んでから訪問したのですが、駐車場の空きが全く見つからず、僅か1時間の街歩きになってしまいました。
  
  車の旅は、そんな予測外の不便もありますが楽しいものです。
  いつか、是非お試しくださいね。
  
  yun
  
  
  
  

• まほうのべるさん 2012/09/02 19:47:12

  大好きヴェネツイア

  こんばんは、はじめまして、まほうのべるです。
  
  マルタ旅行記に訪問・投票いただき有難うございます。
  
  私はヨーロッパの街歩きが大好きで一人旅を続けています。
  
  ヴェネツイア懐かしいです。私が世界で一番大好きな場所
  です。
  
  車で通勤していますが運転が下手なので海外で運転するな
  んて夢のようです。

  yunさん からの返信 2012/09/02 21:17:53

  RE: 大好きヴェネツイア

  まほうのべるさん こんばんは
  
  掲示板へご訪問いただきありがとうございます。
  
  ヴェネツイアは本当に素敵な所ですね。
  初訪問だったのですが、必ずや再訪問したいと願っています。
  
  私も一人旅、ヨーロッパ街歩き大好きです。
  移動のアイテムはそれぞれ違えども、きっと旅先で感じる思いには共通したものがあるかな〜と。
  
  最近、「島」に関心があり･･･、マルタ旅行記拝見しました。
  フランス・クロアチアなどの記へもまたお邪魔させていただきます。
  どうぞ、よろしく。
  
  yun