アレッツォちょっと歩き 2005

2005/07/02 - 2005/07/02

大好きなイタリア映画”La vita e' bella(ライフ・イズ・ビューティフル)”の舞台になったアレッツォで日帰りちょっと散歩。ずっと憧れていた街は、小さくて可愛いけど中世の芸術がいっぱいつまっていました。

エリア アレッツオ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

７／２
朝、ペルージャから電車に乗りアレッツォへ。
小さな街で１日で歩いてまわれると聞いていたので、とりあえずてくてく散策開始。まず訪れたのは”国立中世・近代美術館”。美術館となっている建物はブルーニ・チョッキ宮殿といい、町の歴史上最も重要な私邸の一つだそうです。
チケット売場にいたおぢさんがやけにフレンドリーで、しばし話し込む。

美術館の中庭。爽やかな風が吹き抜けて、気持ちよい空間になっていました。館内は撮影禁止だったので写真はありませんが、１階〜３階まで併せて１６の展示室があり、アレッツォは勿論、フィレンツェ近郊にゆかりのある作品を中心に中世から近代にかけての彫刻・絵画・陶器などの美術品が展示してありました。
美術館を出ようとした時、チケット売場のおぢさんがちょうど昼休みとの事で、ガイドをしてくれる事に。

おぢさんと連れだって、まずは ”サン・フランチェスコ教会”へ。内部にはアレッツォ出身の初期ルネサンス美術の巨匠ピエロ・デッラ・フランチェスカの代表作『聖十字架の伝説』というフレスコ画があるのですが、入館には予約が必要だったため見ることができませんでした。いいや、また次回！

”サン・ドメニコ教会”
満面の笑みでポーズをとるのは中世近代美術館のブルーノおぢさん。ホントに気のいいおやぢで、行く先々でその場所の歴史やゆかりのある話をしてくれました。いつも驚くのが、イタリア人ってホントにみんな歴史に詳しい。詳しいまでいかなくても、その建物や美術品が何世紀のもので、誰の作品かくらいはすら〜っと言えてしまう。それだけ自国の歴史に誇りを持ってるって事でしょうね。私は・・・日本のこと全然知らない(汗)

”ドゥオーモ”

ドゥオーモのファザード
イエス・キリストの像とアレッツォゆかりの聖人たちの像で飾られている。

もう暗くてなんだかわかりませんが、ドゥオーモ内部だったと思う・・・

”グランデ広場”
この広場の設計は、アレッツォが生んだ画家・建築家として有名なジョルジョ・ヴァザーリによるものだそうです。そうそう、ライフ・イズ・ビューティフルではロベルト・ベニーニが自転車で疾走してました！うぅぅ〜感動(泣)

”サンタ・マリア・デッレ・ピエーヴェ教会”
グランデ広場に建つこの教会は、ピサ・ロマネスク様式のファザードを持つ美しい建物。この横にある鐘楼は40もの窓を持つことから『チェント・ブーケ (Cento Buche = 100の穴)』というあだ名がついているそうです。
ブルーノおぢさんは昼休みが終わりなので、一緒にジェラート食べてお別れしました。

アレッツォでは毎月第一日曜日とその前日の土曜日に、ヨーロッパで３番目に大きい骨董市が開かれる。グランデ広場と隣接する路地や通りに屋台が並び、世界中から古物商や収集家が集まるのだが、私が訪れた日はちょうど土曜日で、骨董市を見ることができました。お店の数がすご〜い！絵画や本、宝飾品や食器、何に使うかよくわからない金属製品などなど、見ているだけでも面白かった♪

”サン・ミケーレ教会”
駅に向かって街の目抜き通り”イタリア通り”を歩いていると、小さな広場が(サン・ミケーレ広場)。こぢんまりとして可愛い教会が建っていたのでパチリ。閉まっていたので中は見られませんでした。

最後は”古代ローマ円形劇場”へ。劇場といっても後の世に略奪や破壊が繰り返され、現在はかろうじて観客席の土台や出入口の階段などが残っているだけ。紀元117年〜138年にかけて建設された楕円形の劇場で、周りは階段式観覧席で構成されていたそうです。

劇場跡には考古学博物館が隣接していたのですが、時間が無いので中は見学せず帰りました。アレッツォもホントに可愛い街、そこここに歴史と芸術を感じることができ、品格のある街でした。

この旅行記へのコメント （2）

• spumamiさん 2016/10/29 18:58:48

  現地より

  今からarezzoに行きます。参考にさせて頂きます。

  めておら☆さん からの返信 2016/10/29 20:28:30

  Re: 現地より

  きゃーーー、mamiさん！
  現地から書き込みありがとう♪
  
  元気に旅を続けてるようで安心しました。
  Arezzo、滞在時間がすごく短かったけど、とても心に残った町。もう一回行きたい～
  
  その時のために、mamiさんのリサーチ楽しみに待ってるね。
  ではでは、引き続きよい旅を～！
  
  めておら☆