2012/05/01 - 2012/05/01
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fuchiさん
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ミヒャエルベルク教会から旧市街をスルーし、街の南西に密集している複数のビアケラー(醸造所付きビアガーデン)をハシゴする。2007年にバンベルクを訪れたときは、シュレンケラー、アンブロジアヌム、マーシュ、キースマン、マイセル、クロースター、シュペツィアル、ファスラの8醸造所を回ったのだが、今回のハシゴで残るGRIEFENKLAU(グリーフェンクラウ),Wildrose(ヴィルドロゼ)、そしてバンベルク市内で最も眺めがよいと評判のシュペツィアルケラーを回った。
ちなみに、バンベルクの11醸造所のうち、カイザードム以外はこれで回ったことになる。
写真はヴィルドロゼケラーのスナップ。最高の天気に豊かな緑。どのケラーもいかにもドイツのビアガルテンといった風情で、雰囲気・ビール・料理すべてが大満足であった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自転車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
15:00に教会を出発。なにか綿毛みたいなものがたくさん空中に舞っている。
混雑するバンベルグ旧市街をさけて裏の通りを進み、ラウレンツィ通りに面するグリーフェンクラウ醸造所に向かう。 -
急な下り坂のミヒャエルベルク通りから、パンツァーライテ通りに移動。
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ミヒャエルベルク教会から下ったあとは、ほぼ上下なしで到着。iphoneナビのおかげで迷わない。約1kmを15分ほどで移動する。自転車が快適。
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グリーフェンクラウ醸造所に到着。名前の意味は”グリフォンの爪”。
じつにかっこいいネーミングだ。店構えも重厚かつ綺麗で見栄えが良い。 -
グリーフェンクラウは、敷地内に眼下に森を見下ろす眺めのいいビアガーデンを持っている。ガーデンにも木が多く茂り暑さを感じさせない。そのかわり、花びらとかが落ちてくるので、みんなコースターをジョッキの蓋がわりにしている。
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結構高い位置にあるのか、ビアガーデンの見晴らしが非常に良い。市街地から程近いのに、うっそうと茂った森を見下ろすことができる。
眺めの爽快さも、また暑さを忘れさせてくれる。 -
結構満員だったので、あるカップルに相席をお願いする。ビールを飲みに旅していることを告げると、興味を示した。
木の根もとの席に座り、テーブルの上に無造作に置かれているペラ紙を二つ折にした簡素なカルテを眺めていると・・・ -
何も注文を聞かないのに、店員さんが0.5lのジョッキを目の前にドン!
そうそう、こういうのをドイツのビアガーデンでやって欲しかったのですよー。
グリーフェンクラウ醸造所ケラービール。陶器のジョッキに描かれたマークは、金と青でゴージャスな感じ。
ビールは、非常に飲みやすくするするっと喉を通っていく。しかし麦の旨味はしっかり感じられる。フルーティな香りとライ麦パンのような香がほどほどに感じられる。炭酸や泡、苦味は弱め。 -
なにせパン2こしか食べてなかったので、空腹である。
ここでは料理はカウンターに注文して取りに行くことができる。誰かが注文していた白い皿に赤く丸い肉?が浸された料理が気になって注文したかったのだが、料理名がわからない。
今考えるとあれは多分ズルッチェだと思われる。その時は、自分の希望をドイツ語で説明できるとも思えなかったので、ビールだけ飲んで退散した。
帰りがけに用を足す。ここはトイレが集団式で、中国みたいに適当な作りであった。 -
醸造所前の広場。
外にでると、自転車用ヘルメットとレーシング服を来たチャリンカーおばあちゃんがいた。なんか和む。 -
オーベラーカウルベルク通りを北に向かい、次はヴィルドロゼ醸造所を目指す。
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右折してオーベレ・ゼールガッセ通りを通り抜ける。これはアップダウンが激しく道も細い裏道といった感じ。緑が実に多くて田舎っぽい。
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オーベラーシュテファンスベルク通りに出て、そのまま南に移動する。この通りにはシュレンケラーの醸造所やマーシュ醸造所のビアガーデンもある。しかし、マーシュは工事中なのか休日なのか、閉鎖されていた。マーシュは前回の旅行では一押しの銘柄だっただけに残念。
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直線距離にするとグリーフェンクラウとヴィルドロゼは150mもないのだが、ぐるーっと回り込む必要があり、400mは動く必要がある。その上急な坂道があり、移動が大変だった。ここでも自転車の機動力が役に立った。
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ウィルドロゼのケラーに到着。もちろん意味は”野生の薔薇・ワイルドローズ”。
ジョッキやコースターに書かれているマークもワイルドローズである。
それにしてもこのヒゲ文字、ものすごい装飾過多でノリノリのデザインである。 -
木のアーチの向こうに、かなり広めのビアガーデンが広がっていた。
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ここは老若男女が集う、緑あふれる真の意味でのビアガーデン。空席がたくさんあるが、実に広いので客の数は大変多い。
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ウィルドロゼのビアガーデンにはは遊具もあり、子供が遊んでいた。そのため家族づれが多い印象。
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ここではビールをカウンターに受け取りに行く。食事とビールの窓口は別。ついでに、今度はさきほどの反省を生かして、美味しそうなものを食べてる人をipadで写した。そしてiPadを食事カウンターのおばちゃんんに見せ、これが欲しい、と告げると大成功。見事に意志が通じた。ちなみに料理はケラープラッツェ、すなわちビアガーデンプレートだった。
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このプレートのハム類やピクルスがケタ違いに旨いんですけど!。ハムや肉寄せなど、みんな味がくっきりしてて旨味と脂が口にあふれる。ドイツの他の都市で食ったのよりも美味しいと感じた。また付け合わせのピクルスが甘酸っぱくシャックっとした歯触りで美味しすぎる。ライ麦パンの表面にはキャラウェイシードがたっぷりまぶしてありスパイシーである。
生ハムは香たっぷりでクセになる味。ペースト状の肉もパンにつけて食うと実に美味しい。 -
赤いケーゼ?ソーセージ?は ゼリー寄せっぽい食感、ねっとりとしていて、クローブの香もし、脂身多めである。
白っぽいケーゼ?ソーセージ? はコンビーフでハムをまとめたような味と食感。胡椒の香が効いている。 -
ウィルドロゼのケラービールはグリーフェンクラウにくらべてちょっと濃いめかも。でも口のなかをリフレッシュさせ、おいしい肉類を引きたててくれ、食事とビールが止まらない。最後の一口が特に甘く濃厚。前に飲んだマーシュに印象が似ている。温度は9℃、すこし低めに冷やしている。
ウンゲシュプンデテスで炭酸はほとんどない。ホップの苦味も程よくある。モルティーな甘い香で、フローラルな印象。
ゴミよけのためにコースターを蓋替わりにする。 -
さっき博物館で見た、ビールの手動瓶詰め機が飾られている。
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賭けカードに興じる若者。たぶん麻雀みたいな感覚でやっているのだと思われる。
カードをテーブルに、メンコみたいにバンバン叩きつけるのが見てて面白い。 -
オーベルシュテファンベルク通りを北に戻り、右折してシュテルンヴァルト通りに入り、バンベルクでも最も眺めが良いと評判のシュペツィアルケラーに移動する。
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地図で見るとヴィルドロゼとほぼ隣接しているようなものなのだが、結構回り込まなければ到着しない。シュテルンヴァルト通りの急な坂道をさらに登り、ゲートをくぐって、さらに草原の道を上に登る必要があった。
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シュペツィアルケラーに到着。席は満員で空いているのは予約席だけというありさまであった。仕方ないので立ち飲みをすることにした。
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坂の上だけあって、ケラーは高い位置にあり、北の方角にあるバンベルクの大聖堂やミヒャエルベルク教会、旧市街地が見張らせる。手前の野原には黄色い菜の花がたくさん咲いていた。
柵で囲まれているのは子供用の遊戯スペースだろうか? -
シェンケ(Schanke)は酒場、という意味。こちらはビール用のカウンターで、ジョッキ代込みでビールを注文する(ジョッキ代はもちろんジョッキを返却すれば帰ってくる)。
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メニュー拡大。Knochlaはたぶん豚のスネ肉煮込み。ほかにレバーケーゼ、シンケン、ヴルストなど。ズルッチェもあるが、なんだか辞書にも載っていないような料理名もちらほら。
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山盛りのクリーム?や、揚げパスタ?を刺したチーズらしきものなど、名前が不明な料理がカウンターから次々と給仕される。奥のは多分ズルッチェにチーズとじゃがいも。そしてどれにもパンがふた切れついている。
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ラオホビール。ここはシュレンケラーよりも控えめなラオホビールで、ドゥンケル風味のあとにかすかに燻香が感じられるくらいなのだが、さすがに急な運動をしたあとのビール3杯目ともなると、ラオホ風味がしつこく感じてしまう。途中までは美味しく飲めたけど、最後の方はぬるくなってクセもでてきたため、ちょっと辛かった・・・・。
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記念写真中。ドイツ人の国内旅行グループかな?
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ここも客層は年寄りから子供まで、男も女もみな楽しんでいた。
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ケラーの裏の入口。どこに通じているのかは未確認である。
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ケラーの手前に広がる菜の花畑。
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ドイツのビアガルテンの魅力を凝縮したようなビアケラーの3連チャンを終え、自転車でバンベルク旧市街地に帰還する。(続)
ビール累計 42種/15.8l
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この旅行記へのコメント (2)
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- マエストロさん 2014/07/11 12:12:01
- 参考になります。
- fuchiさん。はじめまして、旅行記楽しく読ませていただいています。
8月に一週間の予定で、フランクフルトマイン〜モーゼル川でワイン民宿で3泊、バンベルクでビールを目標に2泊、フランクフルト1泊の旅行を計画しています。レンタカーで回ります。知り合いのビール通がバンベルクは一度は行かなければいけない町と言っていたので計画しているのですがfuchiさんの旅行記が大変参考になっています。ビールの町も沢山あり、
また次回挑戦したいと思います。先ずはバンベルクに挑戦します。お勧めビール等:教えて下さい。宜しくお願いします。
- fuchiさん からの返信 2014/07/12 23:56:06
- RE: 参考になります。
- 初めまして、マエストロさん。
今回バンベルク行きを計画されているとのことで、僭越ながら情報提供させていただきたく思います。
まずバンベルクでの私個人のおすすめは以下のとおりです。
・Spezial 眺めが良いシュペツィアルケラーで、燻製味のラオホビールを飲むのがお勧めです。シュレンケラーのラオホより薫香控えめで飲みやすいです。
・Kloster レグニッツ川ほとりにあるレストランは料理もおいしく、ここのブラウンビールが香ばしくてお勧めです。またほかの醸造所に比べて、ここはヴァイツェンやボック、季節ビールなど種類が多く楽しめます。
・Wildrose ビアガーデンで飲んだケラービールがかなり高レベルでした。
・Mahrs 市街地からちょっと離れたMahrs Brauで、木樽から注がれたへレスビールがたいそう美味しかったです
また、2泊されるとのことで、バンベルグ郊外に足を向けられてもよいのではないでしょうか。私の旅行記にも書いておりますが、隣村のmemmelsdorfにはドライクローネ醸造所があり、ここでもラオホが飲めますし、電車でフォルヒヘイムまで行けば、ビアガーデン群があります。
さらに詳しい情報をお探しでしたら、”ビール文化研究所”http://bierreise.net/ をご覧いただくのがおすすめです。
旅行から戻られましたら、どのようなビール体験をされたか、旅行記を通じて教えていただけると幸いです。良い旅になりますようお祈りもうしあげます。
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