ロシアに到着

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窓際2列の飛行機に乗り込んだ。何か物足りない・・・、分かった。映画のﾓﾆﾀｰが前座席の背にないんだ。　むなしくカリカリとモニターがあるはずのシート背をかいてみる。　モニターは？というと、あるにはあったがはるか頭上かなた。どういう体制でみろってことなの？　しょうがない、こんなこともあろうかとゲート前の売店で買っておいたDIMEを隅から隅まで読む。　ｻﾗﾘｰﾏﾝの「自慢の弁当」の写真にそそられる。　はあ〜、お握り美味しそう・・・。　無いものねだり？

しつこく雑誌を読んだりしながら悶々としているうちに、到着！モスクワ・シェレメチェボ空港！！　換算としたロビーで延々と待つ。入国者が待っているのにガガーンと窓口を閉めて帰る若くてスリムで可愛い足のながーい審査官。「うっそー」というジャパニーズおじ・おばの連呼の声などものともせず返って行きました「私終わりだもん。何が悪いの？」　彼女はもう覚えたはず、「ウッソー」という日本語。　

一人になった審査ブースを抜けて階下へ降りると、またここが薄暗い。しかもドアを閉められている。一人だったらとても心細かったと思う。オジオバ軍団でもたくさんいれば気も大きくなるというもの。　添乗員さん曰く、「夜ついたら、電気も消えていて、本当に寂しいの」・・・さもあらん・・・。

ここから、暴走シャトルバスで空き地？倉庫？格納庫？基地？という感じの国内線空港へ。この暴走シャトルに同乗したロシア人空港係員、若干大学出たてのアンチャンに「ダスビダーニャ」を使ってみた。　彼も返事してくれた、が、俯いていたので変だなー？と思ったら、　彼も我々の後ろを着いてきた。そうか、もしかしたら彼、片言のロシア語で別れを言う日本人に散々付き合ってきたのかもしれない。

90分の飛行中、うとうとしてたら出された菓子パンと飲み物。　時刻は9時ごろ。これって・・・もしかして晩御飯？　え？うそ？これが今日の晩御飯？　はっそうだ、機内食2回とは書いてあったけど、夕食の欄は空白だった・・。　　落ち込む二人。こんなことならお握りたくさん持ってくるんだったー。あ”−！！　DIMEのリーマン弁当食べたいよー！　

空腹を抱えてサンクトペテルブルクのホテルにチェックインして落ち着いたのは夜11時頃。この「プリバルティスカヤ」ホテルは、どっしりした愛想の無い建物。ホテルというよりは●●当局本部みたいな名前のほうがしっくりする。部屋は簡素ながら広々してる。バスルームもゆったり。ベッドはシングルサイズでマットレスの上に７，８ｃｍの敷物が敷いてある。枕がナイス　クッションのような四角い形で肩・首・頭をソフトにしかししっかりと受けてくれる。　

しかし長旅だった。-5時間の時差だから、日本時間では朝4時ごろ。　うわー、ドアtoドアでほぼ24時間の移動じゃあ。急に疲れて3秒後には

写真は、ホテルの窓から見える建物正面の夜景