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 生まれも育ちも日本である私にとって、ロシアでの生活は驚きと感動、そして何かを気付かせてくれる体験ができました。短い期間でしたが、とても密度の濃い内容だったと思います。そしてこんなに自分を成長させてくれる場は日本にないのではないかと思いました。

JICモスクワ通信Vol.24 異国の地ロシアでの生活にて

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2011/08/09 - 2011/08/29

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JIC旅行センター

JIC旅行センターさん

 生まれも育ちも日本である私にとって、ロシアでの生活は驚きと感動、そして何かを気付かせてくれる体験ができました。短い期間でしたが、とても密度の濃い内容だったと思います。そしてこんなに自分を成長させてくれる場は日本にないのではないかと思いました。

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  •  私は普段、朝JICモスクワ事務所の方へ仕事にいき、夜、プーシキン大学にある寮へ帰るというスケジュールでした。土日は休日だったので、ロシアの観光スポット等を友達と一緒に見に行ったりしてきました。日本ではない異国の地なため、普通に生活しているだけでも、いろいろな発見がありました。<br /><br />その中でもロシアの地下鉄は大きな発見のひとつです。まず、はじめに驚かされたのは地下に降りる際のエスカレーターです。50メートルはあるのではないかというくらいエスカレーターは長く、しかも動きが速かったので、最初は恐ろしく感じました。正直もし私が歳をとってこのエスカレーターに乗ろうとしたらこけて一生乗らないでおこうと思うでしょう。とはいえ、たったエスカレーターだけでこんなにツッコムことができるので、やはりロシアはすごくておもしろいなと改めて感じました。<br /><br />しかしエスカレーターで地下に降りたらまさに夢の世界が繰り広げられていました。美術館みたいにあたりが絵画に満ち溢れており、綺麗で色合いもあってかどこか温かみも感じられるすばらしい情景でした。しかも、ひとつひとつの駅に対し、違う絵柄となっているので、あきることのないものとなっています。ロシアだからこそできた傑作品なのではないかと思います。地下鉄を一日巡るだけでも大変楽しめるものになっていると思います。

     私は普段、朝JICモスクワ事務所の方へ仕事にいき、夜、プーシキン大学にある寮へ帰るというスケジュールでした。土日は休日だったので、ロシアの観光スポット等を友達と一緒に見に行ったりしてきました。日本ではない異国の地なため、普通に生活しているだけでも、いろいろな発見がありました。

    その中でもロシアの地下鉄は大きな発見のひとつです。まず、はじめに驚かされたのは地下に降りる際のエスカレーターです。50メートルはあるのではないかというくらいエスカレーターは長く、しかも動きが速かったので、最初は恐ろしく感じました。正直もし私が歳をとってこのエスカレーターに乗ろうとしたらこけて一生乗らないでおこうと思うでしょう。とはいえ、たったエスカレーターだけでこんなにツッコムことができるので、やはりロシアはすごくておもしろいなと改めて感じました。

    しかしエスカレーターで地下に降りたらまさに夢の世界が繰り広げられていました。美術館みたいにあたりが絵画に満ち溢れており、綺麗で色合いもあってかどこか温かみも感じられるすばらしい情景でした。しかも、ひとつひとつの駅に対し、違う絵柄となっているので、あきることのないものとなっています。ロシアだからこそできた傑作品なのではないかと思います。地下鉄を一日巡るだけでも大変楽しめるものになっていると思います。

  •  その他に私は一般の人に対しても発見をみつけることができました。それはスーパーで買い物をしたり、ショッピングをしに行ったりする時など普段何気なく行っている際の行動です。地下鉄など人混みの中にいるとき、彼らは肌身離さず貴重品を身につけています。また、夜にぶらぶらと街へ出歩かなかったり、人通りの少ない道へ行く事はなるべく避けたりしています。このような教えは子どものころから言われています。<br /><br />しかし日本という国は恵まれた環境にあるので、あまり危ない目にあわず、実際、それらを心掛けてはみるものの、どこかに気の緩みが出て、忘れてしまうことが多いです。それに対し、ロシアの人達は常にアンテナを張り巡らして歩いているような気がしました。治安が悪いせいもあってか、皆自分を守るために必死に生きているなと思います。なので、もちろん今日本で指摘されている駅の中、大音量で音楽を聴いたり、夜、外にでて友達とわいわい騒いだりしている人達なんていません。<br /><br />つまりロシアの人達は自分で自分の身を守らないといけないという思いが日本人よりも強いのです。私は恵まれた環境にいたせいか、こういった行いが欠如していました。ロシアは私にとって忘れかけていた本来の人間の姿を思い出させてくれました。

     その他に私は一般の人に対しても発見をみつけることができました。それはスーパーで買い物をしたり、ショッピングをしに行ったりする時など普段何気なく行っている際の行動です。地下鉄など人混みの中にいるとき、彼らは肌身離さず貴重品を身につけています。また、夜にぶらぶらと街へ出歩かなかったり、人通りの少ない道へ行く事はなるべく避けたりしています。このような教えは子どものころから言われています。

    しかし日本という国は恵まれた環境にあるので、あまり危ない目にあわず、実際、それらを心掛けてはみるものの、どこかに気の緩みが出て、忘れてしまうことが多いです。それに対し、ロシアの人達は常にアンテナを張り巡らして歩いているような気がしました。治安が悪いせいもあってか、皆自分を守るために必死に生きているなと思います。なので、もちろん今日本で指摘されている駅の中、大音量で音楽を聴いたり、夜、外にでて友達とわいわい騒いだりしている人達なんていません。

    つまりロシアの人達は自分で自分の身を守らないといけないという思いが日本人よりも強いのです。私は恵まれた環境にいたせいか、こういった行いが欠如していました。ロシアは私にとって忘れかけていた本来の人間の姿を思い出させてくれました。

  •  私がロシアの生活をしていてものすごく感じたことがあります。それは自分が日本人だということです。あたりまえのことなのですが、ロシアという異国の地にいてさらに思いました。日本にいるとき、ショッピングなどをしていて外国の方をみかけたら、めずらしい目でみてしまうでしょう。それは外見などが全然違ってみえ、どこの国から来たのだろう、また彼の住んでいる文化とはどんなものなのだろうかなどと考えてしまうからです。もちろん目の色がきれいであったり、背が高かったりして、みとれてしまうこともありますが、とりあえず興味本位でみてしまうのです。<br /><br />しかし私達がロシアで買い物などをする時、相手の視線をものすごく感じます。特にロシアでは日本料理が人気で、お寿司をチェーン店にしたお寿司バーが建っていたり、うどんやかつ丼など日本人がよく食べるようなメニューを出したりしています。またロシアでは日本のアニメが人気で日本のマンガを読んだり、日本のアニメキャラクターのコスチュームを着たりしている人たちもおられます。そのため、日本に対する関心度が非常に高いのです。ですので、余計に感じてしまうのですが、こういう立場になるとあらためて自分は日本人だなと思ってしまいます。しかし日本人の私でもいざ日本のことを聞かれると、なかなか応えられないということがありました。<br /><br />あるロシアの方が私に日本の作家や文化について語ってくれた時、私でもわからないような内容をバンバン話しておられました。さらに彼から日本の文化や作家などについていろいろ質問されたのです。しかし私はそのことについて全くの無知だったため、応えることができませんでした。その時私は日本人なのに日本のことをあまりわかってないじゃないかという恥ずかしさと悔しさが残りました。勉強をするため、または仕事をするためにロシアへ行くのはすごく良いことです。しかしその前に自分の愛すべき母国日本のことをもっと知る必要があるなとこの出来事を通して感じました。

     私がロシアの生活をしていてものすごく感じたことがあります。それは自分が日本人だということです。あたりまえのことなのですが、ロシアという異国の地にいてさらに思いました。日本にいるとき、ショッピングなどをしていて外国の方をみかけたら、めずらしい目でみてしまうでしょう。それは外見などが全然違ってみえ、どこの国から来たのだろう、また彼の住んでいる文化とはどんなものなのだろうかなどと考えてしまうからです。もちろん目の色がきれいであったり、背が高かったりして、みとれてしまうこともありますが、とりあえず興味本位でみてしまうのです。

    しかし私達がロシアで買い物などをする時、相手の視線をものすごく感じます。特にロシアでは日本料理が人気で、お寿司をチェーン店にしたお寿司バーが建っていたり、うどんやかつ丼など日本人がよく食べるようなメニューを出したりしています。またロシアでは日本のアニメが人気で日本のマンガを読んだり、日本のアニメキャラクターのコスチュームを着たりしている人たちもおられます。そのため、日本に対する関心度が非常に高いのです。ですので、余計に感じてしまうのですが、こういう立場になるとあらためて自分は日本人だなと思ってしまいます。しかし日本人の私でもいざ日本のことを聞かれると、なかなか応えられないということがありました。

    あるロシアの方が私に日本の作家や文化について語ってくれた時、私でもわからないような内容をバンバン話しておられました。さらに彼から日本の文化や作家などについていろいろ質問されたのです。しかし私はそのことについて全くの無知だったため、応えることができませんでした。その時私は日本人なのに日本のことをあまりわかってないじゃないかという恥ずかしさと悔しさが残りました。勉強をするため、または仕事をするためにロシアへ行くのはすごく良いことです。しかしその前に自分の愛すべき母国日本のことをもっと知る必要があるなとこの出来事を通して感じました。

  •  このようにロシアでは日本で味わえない経験をたくさんすることができました。ロシアの地下鉄や建物、そして料理など、今までみたことないものばかりで、毎日が発見と感動の連続だったと思います。そして特に私がこの3週間を通して感じたのがロシア人の人に対する接し方です。<br /><br />初めプーシキン大学の寮におられるロシア人は私と出会った時、無愛想で、いつも怒ってにらんでいるような目で私をみてきました。日本にずっと住んでいたこともあってか、あまりこういった経験がなかったので、どうしてこんなに怒っているのだろうかとか、なんか悪いことでもしたのかなとか思ったりしていました。あいさつを交わす際でも、すごく冷たい態度をとってきたり、話しかけようとしたら、そっぽをむかれたりされたときもありました。<br /><br />しかし2週間ぐらい経ち、互いのことがそれぞれわかってくると、すごくフレンドリーに接してくれたのです。今まで聞くこともできなかった趣味や勉学などの話に意気投合し、最終的にはジョークなどを交わしあう仲にまでなりました。そして私がもうすぐ日本へ帰ることを伝えたら、すごく別れを惜しんでくれました。このようにロシアの方たちははじめ初対面に対し、壁をつくるかのように冷たい態度をとります。しかし、徐々に打ち解け合い始めると、すぐに仲が深まっていき、かけがえのない親友へとなっていくのです。<br /><br />私はロシアで生活してみてそういった方が多いと思いました。しかし私はその方がコミュニケーションをとるうえで非常に良いことがわかりました。このような接し方をしてもらったおかげで、ロシアでは裏表なく、自分の言いたいことをストレートに述べることができます。つまり、日本人同士と話すときは少し気を使ったりして話したりするのですが、ロシアではそういったことがないのです。私もそうだったのですが、ロシアの人の第一印象はすごく恐くて冷たい感じがします。しかし実際はとても優しく、なんでも打ち明けられる寛大な人たちだと思いました。

     このようにロシアでは日本で味わえない経験をたくさんすることができました。ロシアの地下鉄や建物、そして料理など、今までみたことないものばかりで、毎日が発見と感動の連続だったと思います。そして特に私がこの3週間を通して感じたのがロシア人の人に対する接し方です。

    初めプーシキン大学の寮におられるロシア人は私と出会った時、無愛想で、いつも怒ってにらんでいるような目で私をみてきました。日本にずっと住んでいたこともあってか、あまりこういった経験がなかったので、どうしてこんなに怒っているのだろうかとか、なんか悪いことでもしたのかなとか思ったりしていました。あいさつを交わす際でも、すごく冷たい態度をとってきたり、話しかけようとしたら、そっぽをむかれたりされたときもありました。

    しかし2週間ぐらい経ち、互いのことがそれぞれわかってくると、すごくフレンドリーに接してくれたのです。今まで聞くこともできなかった趣味や勉学などの話に意気投合し、最終的にはジョークなどを交わしあう仲にまでなりました。そして私がもうすぐ日本へ帰ることを伝えたら、すごく別れを惜しんでくれました。このようにロシアの方たちははじめ初対面に対し、壁をつくるかのように冷たい態度をとります。しかし、徐々に打ち解け合い始めると、すぐに仲が深まっていき、かけがえのない親友へとなっていくのです。

    私はロシアで生活してみてそういった方が多いと思いました。しかし私はその方がコミュニケーションをとるうえで非常に良いことがわかりました。このような接し方をしてもらったおかげで、ロシアでは裏表なく、自分の言いたいことをストレートに述べることができます。つまり、日本人同士と話すときは少し気を使ったりして話したりするのですが、ロシアではそういったことがないのです。私もそうだったのですが、ロシアの人の第一印象はすごく恐くて冷たい感じがします。しかし実際はとても優しく、なんでも打ち明けられる寛大な人たちだと思いました。

  •  ロシアで3週間生活をして、時には大変なこともあったり、辛いこともあったりしました。しかしそれ以上にいろいろな発見や感動がありましたし、いざとなったら、ロシアの友達に助けてもらえることもできました。そして今となってそれはかけがえのない大切な思い出となっています。私はこのロシアという国で生活することにより普段何気ない行いがとても幸せに感じられるのをとてもうれしく思います。

     ロシアで3週間生活をして、時には大変なこともあったり、辛いこともあったりしました。しかしそれ以上にいろいろな発見や感動がありましたし、いざとなったら、ロシアの友達に助けてもらえることもできました。そして今となってそれはかけがえのない大切な思い出となっています。私はこのロシアという国で生活することにより普段何気ない行いがとても幸せに感じられるのをとてもうれしく思います。

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