610　慶州（キョンジュ）Gyeongju　一人旅（家出）レンタル自転車市内見学　

2012/06/17 - 2012/06/23

約１０００年・５６代続いた王国“新羅”の都の慶州には多くの遺跡・古墳等がたくさんあります。レンタル自転車にて町を見学しました。王様、王妃、部下、親類等が古墳になったら広い街も土地がなくなってしまう。そうです、街の多くが古墳！！Wikipediaよりです【新羅（しらぎ／しんら、紀元356年[1]- 935年）は、古代の朝鮮半島南東部にあった国家。「新羅」という国号は、503年に正式の国号となった。新羅、半島北部の高句麗、半島南西部の百済の3か国が鼎立した7世紀中盤までの時代を朝鮮半島における三国時代という。7世紀中ごろに朝鮮半島をほぼ統一し、高麗、朝鮮と続くその後の半島国家の祖形となった。内乱や飢饉で国力を弱体化させ、高麗に降伏して滅亡した。】（しらべていると編集が間に合わない。この辺で良いだろう。慶州だけで一冊二冊の本は出来てしまう！）

エリア 慶州(韓国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自転車
• 航空会社: デルタ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

観光案内所にて日本語の地図を貰いました。街を一筆書きに回るようにしました。効率が良いからです。大陵苑の南側に宿泊地「サ・ラン・チェ」があるため、レンタル自転車は大陵苑前にて借りました。５段ギア、程度は良です。５時間６０００ウォン（約４８０円）レッツＧＯ！

説明版からです。【瞻星台（せんせいだい）　国宝第３１号　所在地：慶尚北道　　慶州市　仁旺洞８３９−１　瞻星台は、新羅善徳女王（在位632〜647）の在位中に造られた、東洋最古の天文観測台である。花崗岩を加工した基壇の上に、２７段の石段が円筒形に積み上げられ、さらにその上に長大石を「井」の字に重ねて造られ、天文観測ができるようになっている。真南側の下から１３段と１５段の間に、四角形の出入り口があり、そこから内部に入ることができる。この出入り口は、梯子を使って上ることができるようになっている。規模は、下部の直径が５．１７ｍ、高さは９．４ｍ、地台石の一辺の長さは５．３５ｍである。　瞻星台は、直線と曲線とが見事な調和をなしている、安定感のある建築物である。】

北側からの撮影です。「天文台」「仏教の祭壇」「太陽時計説」等々、説は分かれてているようです。（Wikipediaより）

瞻星台東側のお花畑

映画の撮影もここで行われたようです。

国立慶州博物館へ行く途中、右側の古墳のような丘が続く場所がありました。【半月城址と呼ばれ、月城は新羅の宮廷があった都城址で、面積が約19万8千?】との事です。

「国立慶州博物館」入場無料。“無料入場券”をくれました。

「国立慶州博物館」入場無料。「梵鐘」要約です。【仏教において、音によって衆生を教化し、大衆を呼び集めるための梵音具の一つである。中国・日本とは違い、一頭の龍が頭と前足をもたげる姿である。韓国内で二番目に古いものである。（西暦７７１年に完成）聖徳大王の願刹（菩提寺）であった奉徳寺にあったが、寺が廃墟となった後、霊廟寺、慶州邑城、以前の東部洞の国立慶州博物館を経て現在地に至る。】

Archaeology HALL（考古学ホール）外側廊下

（考古学ホール）南側遺跡の塔、貴重な珍しい塔らしい。仏国寺の多宝塔を模して造られています。新羅時代751年の作と推定され本物は国宝です。仏国寺は今回見ることができず、残念！

雁鴨池/臨海殿址（アンアプジ/イムへジョンジ）入場料１０００ウォン（約８０円）「新羅の文武大王が三国統一を達成した後、宮城内に造成した池です。王族たちの宴会、会議場及び貴賓の接待場所、王子が住んでいた時もあるようです」慶州観光スポットより「http://www.tabijin.com/index.html」

天井、落ち着いた色合いです。

「雁鴨池（アナブチ）」元々はこんな建築だったようです。

現在は３棟のみ復元されてます。

「雁鴨池」から北東、田畑の中に「泉龍寺跡」があります。見学無料です。直線距離では５００ｍくらいですが、道路は１０００ｍ以上走らないと行けません。あぜ道を走り到着です。

「泉龍寺跡」説明版からです。【この寺は真興王14年(553Uこ月城の東に新しぃ宮闕(キュウケツ)を作ろうとした際、そこから黄龍が現れたということを聞いて寺院に作り替え、皇(黄)竜寺と名づけたといわれる。574年に主尊仏の金銅三尊仏を造り、善循女王14年(645)に慈蔵の勧めで百済の匠人である阿非知を招請して、九重の木塔を完成したが、4代93年間の完工であった。それから、高麗時代の高家25年（1238）にモンゴルの侵入をうけ焼失し、跡地だけが残っていたが、1976年に発掘調査が行われ、元来、皇(黄)竜寺は80928?で、沼地を埋め立てて台地にしたことが明らかになった。寺院の建物は南北に配置された―塔式伽藍配置を基本にし、金堂の左右に同じような規模の建物を並べ立て，この建物も金堂の性格を有していたことが明らかになった。出土された遺物は４萬粘餘りに至り、すべて優秀なものである。】

「芬皇寺」「泉龍寺跡」から北側の田畑の中にあります。「新羅27代目の善徳女王3年(634年)に建立され、韓国民俗が生んだ偉大な高僧である元暁大師や慈蔵僧侶がいました。」韓国釜山旅行情報より「http://www.busantabi.com/content/basic.html?m_idx=1」

「芬皇寺（ブンファンサジ）」入場料金１３００ウォン（約１０４円）。表紙の堤燈（ちょうちん）の大行列、台湾ならば赤色でしょうね。後日“白色大堤燈”を見た。

「石塔」新羅時代の石塔としては最初に作られたものだそうです。門柱に刻まれた金剛力士像は最高の傑作だそうですが、どの様に傑作かは不明。韓国釜山[プサン]旅行情報より。“金剛力士像”は風雨にさらされ、迫力が無くなっていた。

説明版からです。【この井戸は護国竜変魚井と呼ばれる、新羅時代の井戸である。井戸の枠のﾀﾄ部は、高さ70cmの八角形で、内部は円形であるが、これは、仏教の八正道と円融の真理を表しておﾘ、井戸の中の四角形の格子は、仏教根本教理の四聖節を表している。『三国遺事』に、「元聖王11年（795）に唐の使臣が来て、新羅の護国竜を3匹の魚に変えた後、それらを捕まえて、自国へ持って帰った。翌日、2人の女が元聖王のもとに現れ、自分達は東池と青池に棲んでいる2頭の龍の妻であるが、唐の使臣と河西国の者が、自分達の夫と、芬皇寺の八角井に棲んでいた護国竜に呪いをかけ、小さな魚に変えた後、竹の筒に入れて持ち帰ったと言い、護国竜を取り返してほしいと訴えた。王が、家臣に唐の使臣を追いかけさせ、取り返して来させた後、井戸に放して再び棲まわせた」という記述がある。】

【この仏像は､左手に持っている乾漆製薬壷の蓋の裏側に、｢乾隆三十九年乙末四月二十五日造成也｣という赤い文字が残９ており、朝鮮時代の英祖50年(1774)に製作されたことがわる.低い肉揚(にくけい)が表現された頭には、石灰を固めて作った螺髪(らほつ)を取り付け、両肩を覆った衣は厚く、壮大な身体と調和をなしている｡また､帯衣の間には､花形に折り畳んで帯を回した裳裾(もすそ)が、Ｕの字形に波をなしで流れ落ち、膝の下のところで3段に折り返されている。　台座には何の装飾もない板石が使われているが､仏像の前に置いてある石製仏壇には、四天王が刻まれた統一新羅時代の塔身石が、台として使われている。　この仏像は､朝鮮時代に造形された仏像として、製作年代がはっきりしており、仏像の研究に貴重な資料として評価されている。】

本堂内、二人ほど熱心に拝んでいる方がいました。

天井

説明版からです。【これは高麗時代に立てられた、元晴大師の碑の台石である。高麗時代の粛宗6年(1101）8月に下りた詔書により、芬皇寺の中に建立された。粛宗は、元晴が東邦の聖人であるにもかかわらず、碑と諡号(しごう)がないためにその徳があまり知られていないことを残念に思い、元暁に大聖和静國師という諡号を賜リ、碑を立てさせた。現在碑はなくなり、破片のみが見つかっている。朝鮮時代に秋史金正喜が碑身を支えた台石を境内で見つけ、これを確認した。台石には、｢此新羅和＊國師之碑蹟]という金正喜の親筆が陰刻されている。碑の台石は直方体で、上面には、碑身が差し込まれた跡の穴が残っている。】＊“言争”

レンタル自転車利用のお客さんが結構いました。歩いて観光も何人か見かけたが、暑くてバテテいました。

「慶州駅」「芬皇寺（ブンファンサジ）」から約１．５Km西へ走ります。ソウルへ接続が良い列車があれば明日乗ろうと見に行きました。乗り換えが大変そうなので、高速バスにしました。

「慶州駅」切符売り場

中央市場前の露天商のおばさん方

中央市場

中央市場

慶州西側の「見山江」川を渡り「金庾信将軍墓」（キムユシンチャングンミョ ）を見学に行きました。

坂道があり、大変！

料金所から階段を登り、またまた西へ歩きます。

長〜い、アプローチの先に…

やっと、お墓！新羅の三国統一に多大なる貢献をした将軍「金庾信（キムユシン）将軍」のお墓です。新羅の三国統一に多大なる貢献をした将軍です。

後ろ側の小高い所から撮影。詳細は釜山観光案内、“プサンナビ”「http://www.pusannavi.com/miru/1075/」を･･･

次なる目標をゲット。「太宗武烈王陵」が遠くに…遠すぎ！

着いた頃はヘトヘト。又歩くの〜〜

「入り口の門」説明版からです。【新羅　「武烈王陵」史跡　第20号　所在地：　慶尚北道　慶州市西岳洞　842この王陵は新羅時代の第２９代の太宗武烈王（在位：654〜661、金春秋）の陵である。王陵は慶州北西側の仙桃山から南側に走る丘陵の端に位置する。金春秋は最初の真骨出身の王で、唐と連合して百済を滅亡させ、三国統一を為し遂げる基盤を作ったが、統一を目前にして亡くなった。陵の規模は円周114ｍ、高さ8.7ｍで、比較的大きい方であり、陵の下には自然石で築き上げ、ところどころに大きな石で支えたが、現在は土の中に埋められている。東側は碑石を建てた石亀や定礎が発掘されたが、武烈王の二男の金仁問が書いた〈太宗武烈王陵之碑〉が見つかり、武烈王陵ということが明らかになった。これら古墳のなかで大抵封墳（盛り土をして作った墓）が大きいものは積石木槨碑であり、小さいものは石室墳と竪穴式墳である。1984年の新羅古墳の整備・保存事業の一環として、民家を移転して現在のような形にした。】残念ですが、民家の移転した建物は未確認です。

入場せず！門の入り口の東側に他の墳丘がありました。こっちを見学しました。

説明版からです。【「金陽　墓」　慶尚北道　記念物第33号　所在地　慶尚北道慶州市西岳洞1000-1　金陽（808〜857）の墓は-般的な構造の円形封土墳であり、武烈王陵の東側の金仁問の墓と並んでいる。金陽は武烈王の8代下の子孫で官職をつとめ、国への貢献が大きい。神武王になった金裕徴に力を入れ、閔哀王の後を継がせ、また、次の王文聖王も推戴した。金陽は憲康王のときに亡くなったが、死後、大角干という官職を追贈され、武烈王陵の側に安置された。】

説明版からです。【「金仁問　墓」　慶尚北道　記念物　第32号　　所在地：慶尚北進　慶州市　西岳洞１００６-１　この金仁問(629〜694)の墓は、慶升l西岳洞の武烈王陵の東側に位置している。金仁問は新羅武烈王の二男、文武王の弟で、23才に中国の唐で出世し、帰ってきては金庚信将軍とともに三国統一の偉業を成し遂げた。金仁問は晩年を唐で過ごし、孝昭王のときに亡くなり、大大角干という官職に追贈された。1931年西岳書院で金仁問の碑石の破片が発見され、ここが彼の墓であることが確認された。墓は、円周82m、直径29.9m、高さ6.5mの円形封士墳であり、碑石を立てた亀趺がある。】

「慶州　西岳里　亀趺」

説明版からです。【「慶州　西岳里　亀趺」宝物　第70号　所在地：慶尚北道　慶州市　西岳洞1006　この亀趺は新羅時代の太宗武烈王（在位：654〜661）の二男として三国統一に貢献した金仁問（629〜694）の墓碑を建てた台のそれである。亀趺の石亀は太宗武烈王の亀趺と同じような様式で、首を長くして前進している姿はなまなましい。背中には碑石を立てた四角の穴があいている。碑身と螭首は消失されたが、1931年西岳書院で金仁問の碑石断片が発見され、国立慶州博物館に移して展示されている。この亀趺は7世紀の亀趺様式をよく見せてくれる遺物である。竜頭に変化される以前（竜頭）の亀趺の原型を保っており、韓国石碑時代の原始的な形式とみられている。】

慶州西側の「見山江」にかかる「西川橋」を渡り街に帰ります。

「見山江」上流

「五陵」【五陵は新羅の始祖である朴赫居世王、第2代南解王、第3代儒理王、第5代婆娑王の四王と朴赫居世王の王妃である閼英の五人の方の陵がある所】慶州旅行情報より「http://www.tabijin.com/travelfacts01.html」

入り口、自転車踏み過ぎ、疲れて歩く力無し。

「五陵」内部広すぎ！

大陵苑へ戻る途中です。「月精橋」工事中。新羅の王宮だった月城と南山を結んでいた橋。復元作業中ですが賛否両論、色々あるようです。「税金の無駄使い」とか、「資料が無いのに復元？」とか…

疲れてペースダウンのしんちゃんを追い越す若者

「慶州雀氏古宅」

「慶州雀氏古宅」

半月城の西側を通り、大陵苑・瞻星台（せんせいだい）へ戻ります。

大陵苑近くの記念碑

レンタル自転車を返納して、ゲストハウスへ戻りシャワーを浴びて夕食です。昨日と同じ地元の小料理屋へもぐり込む。「辛くないもの！」と注文しても「ありません！」「そんな！」

昨日と似てるな〜！　すきっ腹にビールをいただきましたので「キク〜！」メモを取るのを忘れた！ママさんは、しんちゃんが「え〜と…」というと真似をして「エ〜ト…」言いにくいな〜

そんな、こんなで熱々夕食、今夜も“辛い”→“ビールで舌を冷やす”→“食べる”→“辛い”→“またビール”ビール追加注文。駄目だこりゃ！

さて何でしょう？民家の所々に“竹に布飾りをして”立っています。お店ではなさそうです。宿に戻り「サ・ラン・チェ」の奥様に聞いたら、旦那さんに聞いてくれました。韓国語の会話が終わり、奥様は「占、fell a farture」と筆記してくれました。帰国後しらべても分りません。“占”は誇示する意味？、占い師があっちこっちに？日本で“鯉のぼり”を立てた後“さお”だけ一年中立てて置きますが、同じようなものなのでしょうか。“なにかの目印”なんでしょうが、今も不明です。ご存知の方教えて下さい！疑問をあとに就寝しました。