イタリア大会8日目　ボローニャへ

2012/06/09 - 2012/06/18

大会最終日の種目は　
５０ｍ背泳ぎ・４００ｍ自由形

参加の皆さん、最後だから頑張ってね〜とエールを送りながら、私たちはエミリア・ロマーニャ州都ボローニャへ
イタリア最後の１日を楽しんできます。

イタリア鉄道　行きはレジョナーレ（普通列車） 9.2ユーロ
リッチョーネ→ボローニャ間　約1時間40分

帰りはインターシティ（特急列車）座席指定あり 13ユーロ
ボローニャ→リッチョーネ間　約1時間20分

切符は前日に駅で購入しておきました。

写真はボローニャの2本の斜塔。ピサの斜塔みたいに傾いています。

ボローニャについて詳しいことをお知りになりたい方はこちらをどうぞ。
http://www.amoitalia.com/bologna/index.html

エリア ボローニャ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

ボローニャ駅
さすがに州都の駅。今までののんびりした地方都市の駅と違い混雑しています。

地下に有料トイレがありました。
1ユーロコインを駅の改札口みたいなところに入れて入ります。
広くてきれいなのでお勧めです。
しかし壊れたままの個室が何箇所かありました。

ガッリエラ門
駅からすぐのところに、かつて使われていた城壁や城門がありました。

ここからインディペンデンツァ通りを南に徒歩でボローニャの中心地に向かいます。

マルゲリータ公園
駅や城壁跡の近くにあり、入り口や周りが大理石で作られていてきれいです。
道路より一段高くなっている公園で、暑かったので木陰に沿ってしばらく歩きました。

昨日まで小さい町でおまけにリゾート地で過ごしていたので、やはり都会にきたら暑さが違うような気がしました。

ボローニャの中心マッジョーレ広場に到着。
海神ネプチューンの噴水なのですが、そういえば水が出ていなかったような？
近寄っていないので、わかりませんでした。

この広場を中心に名所が集まっているので、徒歩で廻ります。

聖ペトロニオ大聖堂
1390年に着工されましたが、未完成に終わったままの教会。

外側の上半分が未完成のままになっているのが見どころなのに、修復中の幕が掛かっていて全容が見られません。

うろ覚えですが、カトリック教会最大級規模だったため、上の方（バチカン？）から建設ストップが掛かったというのをどこかで見ました。真偽のほどは？です。

ミサ中だったため、ちょっと入っただけで奥までの見学はできませんでしたし、撮影禁止でした。

市庁舎　13世紀頃の建物
かつてはこの町を治めた教皇代理の居館だったコムナーレ宮殿。
左右違う建物のようです。途中で改修されたのかな？
現在は市役所で、内部にはボローニャの美術コレクションが集められているそうです。

ポデスタ宮殿
こちらも13世紀頃の建物で、ローマ帝国の都市長官の住まいだった所で、現在はオフィスになっています。
インフォメーションもこちらにあります。

手前の舞台と椅子は、ちょうどこの時期マッジョーレ広場で催し物があり、その準備でせっかくの広場が埋め尽くされていました。

ショッピング・アーケードのガレリア・カヴール
高級ブランド通りです。

旧ボローニャ大学・解剖学階段教室

教会の反対にもめけず、世界初の人体解剖が行われた教室。

少し気持ち悪いかなと思って入りましたが、とても素晴らしい教室でした。
真ん中の白い台が解剖台。大理石だったかな？

1088年創立のボローニャ大学はヨーロッパ最古の大学。
こちらもアルキジンナージオ宮殿だったところです。
すべて木造りの装飾で埋め尽くされ、圧倒されます。

現在のボローニャ大学は別な場所にあります。

天井はそれぞれの星座が表されていましたが、首がもたず自分のは見つけられず。

教壇の上には、「皮をはがされた人」２体。

廊下にあった解剖時の様子のポスター

現在は市立図書館

この宮殿の廊下の天井は紋章がずっーと描かれていて素晴らしい。
当時の教授や卒業生の紋章だそうですが、ヨーロッパ各地から集まっていた生徒もやはり名家の出身だったのでしょうか。

その紋章の修復中の女性がいらっしゃいました。
上向きの作業はたいへんでしょうね。

Bar giseppe バール　ジュゼッペ
ポデスタ館のポルティコ（柱廊）内にあったビストロのようなカフェテリアでランチしました。
室内ではなく、ポルティコ（アーケード）内なので、客席の両側を人々が行き交っているんです。

歩き疲れてどこでもいいと、たまたま入ったお店がポデスタ館だったのを、出てきてから気が付いた私でした。

ここはやっぱりボローニャですから、パスタはやっぱり「ボロネーゼ」を注文。
卵入り平打ち麺（タりアテッレ）にトマトソースにひき肉は少し。
バールとはいえ本場のものが食べられて嬉しい。
日本のイタリアンで出てくるのとは違いました。

これもこの地の名物「トルテッリーニ」
中に2種の詰め物が入ったパスタ。
詰め物が各種あり選べるのですが、注文した中身を忘れてしまいました。

パルマの生ハムとモッツァレラのピザ
このピザが今回の旅の中で、私は一番美味しかったです。
何といっても生地が美味しい！やはりイタリアの小麦粉の違いなのでしょうか！
あーまた食べたい！

このピスタチオのジェラードも何回か食べた中で最高。

チョコレートケーキとカスタードのタルト。
これはまあまあでした。

カプチーノ

午後からは、ボローニャのシンボルでもある二本の斜塔へ。

左側のガリゼンダの塔は48ｍ。

右側がアジネッリの塔は97ｍ。
外壁を修復中。
レンガ色のところから入場し、屋上の展望台までひたすら登ります。

共に12世紀初期のもので、それぞれ所有した一家の名前がついています。
何かに利用するためではなく、貴族が財産を競い合って作られたものだそうで、ただの見栄の張りあいで作ったとか？

ガリゼンダの塔
基礎部分だけで傾きがよくわかりますね。
ここは傾きがひどいので、入場できません。

アジネッリの塔　入場料３ユーロ
中も外も改修中でしたが、登る事ができました。

外から見ると立派な塔ですが、中は階段しかありません。
こんなところをよくぞ入場させるな〜と思うような、すれ違うのも譲り合ってやらないとできないし、おまけに擦り減った幅の狭い木の階段、急なので手すりを持たないと怖いので、手すりは磨かれたようにツルツルです。

ふうふういいながら、４９８段登ると展望台に到着です。
360度見られる回廊になっています。

同じような塔が何本か見えます。
かつては100本もの塔があったそうで、現在は20本ほどだそうです。
レンガの赤い町並みがきれいです。

町の中心地の方面です。
偶然にも３箇所の教会が入ったショットが撮れていました。

一番手前のドームはたぶん有名だと思いますが、調べていなくてわかりません。

その次の長い建物はサン・ペトロニオ聖堂

そのずーと奥の山の頂上にちょっとだけ飛び出ているのが、下の写真にもある聖ルカ教会のマリアの祈念堂

マドンナ・ディ・サン・ルカ大聖堂
（聖ルカ教会のマリアの祈念堂）

小高い丘の上（２８９ｍ）に建つ聖ルカ教会は全長４ｋｍのポルティコ(柱廊)が続いていて、この柱は全部で666本。

この教会のことは全然知らず、あの山の建物は何なのだろうと精一杯アップして写したものでした。この記事を書くにあたって調べてわかり、納得できてよかったです。

ボローニャ名物のひとつ「ポルティコ（柱廊）」簡単にいうとアーケード
街のあちらこちらに見られるのですが、こんなに作られたのはなぜ？と気になっていました（たとえば雪が多い地域だと雪除け用とかですが）

ガイドの記事より転記
「そもそもボローニャ大学で学ぼうと各地から集まった学生に貸す部屋のスペースを　確保するために道路に突き出す様にしたのが始まり。38ｋｍもあるポルティコと呼ばれるアーケード」
始まりはそうだったのですが、現在見られるものは、ずいぶん立派なものです。

このポルティコは、ランチを食べたポデスタ館の一見の価値ありのきれいな柱廊です。

塔を降りて、街歩きを開始です。
市場は午後になっているので、閉まっているお店ばかりです。
美味しそうな野菜がきれいにディスプレイされていました。
有名なチョコレート屋やジェラード屋や市場を見て廻りたかったのですが、階段と朝からの歩き回りで疲れてしまって、もう駅へと向かいます。

カフェがオープン準備中です。

広場に着いたら、なにかものものしい雰囲気です。

どうもデモの始まりのようです。
なんのデモかわかりませんが、若い人たちが集まってきます。

報道陣や警察官も増えてきました。ヘリも飛んでいます。

駅方面に向かっていたら、メインストリートが封鎖されています。
今度は盾を持った機動隊になってきました。
警官に脇の道へ行けといわれ、あっちの路地こっちの路地とすっかり遠回りさせられました。
疲れているのに〜と文句言いながら歩いていたら、途中で威嚇の空砲なのか銃声が聞こえてきて、本気モードにちょっと怖くなり、駅へと急ぎました。

帰りは座席指定がしてあったので、ゆっくり帰ることができました。
そういえば、座席指定の席におねえちゃんが座っていて、どかないハプニングもありました（笑）
東洋人だと思って舐められたか〜

リッチョーネ最後の夕食はホテルのレストラン。

また盛り沢山のアンティパスト（前菜）

プリモはアサリのパスタ

セコンドはグリル・ビーフにコントリノ（つけ合せ野菜）がホウレンソウみたいな青菜添え
この青菜が濃い味で美味しかったです。

デザートはクレーム・ブリュレ

もうひとつフルーツも。
時期がよかったせいか、フルーツ特にメロンが美味しくて毎回朝夕に食べました。

中華料理にも誘われましたが、せっかくイタリアに居るのにもったいない！
毎日美味しいイタリア料理が食べられて満足でした。


続きの「イタリア大会　そして最終日」はこちらからどうぞ。
http://4travel.jp/traveler/mzmzmz/album/10684941/

この旅行記へのコメント （2）

• worldspanさん 2012/07/28 01:01:26

  美しい街ですね！

  mzmzmzさん
  
  はじめまして、ボローニャの旅行記楽しく拝見させていただきました。思った以上に美しい街ですね。来月私もイタリアからアルバニアに空路向かう際にトランジットでボローニャに少し立ち寄るので、できるだけ時間を作って少し街を歩いてみたいと思います。
  
  worldspan

  mzmzmzさん からの返信 2012/07/28 20:45:02

  RE: 美しい街ですね！

  worldspanさん
  
  拙い旅行記をご覧頂きありがとうございます。
  今回の旅は主目的が水泳でしたので、あまり詳しく調べずに行ってきましたが、どこも素晴らしい街歩きができました。
  ボローニャは日帰りではもったいないところでした。
  ぜひ楽しんでいらしてくださいね。
  アルバニアは全然知らないところですので、旅行記も楽しみにしております。