2012/06/18 - 2012/06/18
55位(同エリア100件中)
haneさん
45度です。暑。
死海に到着したのは夕方5時すぎ。この時間にして、この気温。ドライヤーを体中に当てられているような熱風。さすが標高マイナス400mです。
気温はだいたい100mごとに1度変わると言われているのですが・・・、温度計みてたらピッタリでした(笑)。山を下るほど、上がる気温。そしてペットボトルは気圧の変化でベコベコ。30分くらい車で走るだけなのに、はっきり変化が見て取れます。
だいたい死海周辺は暑すぎて、どんどん海水が蒸発し続けています。なので空気がモヤモヤ、対岸が見えるのは気温の比較的低い早朝くらいなもの。そんだけ暑いんだー。
もう夕方だけどこの気温、日は長いし、憧れの死海浮遊へレッツゴー!
死海の水は(あれを水と言っていいものか・・・)塩分約30%だそうです。まぁ要するに、飽和状態ってことです。
なので、触ってみるとトロトロしてます。女性の方なら、ヒアルロン酸配合の化粧水のトロトロ具合を想像していただければ近いです。ミネラルたっぷりで、触感はとっても良いのですが・・・苦い。とにかく、塩辛いを通り越して苦い。痛い。傷とかあると大変なことになります。男性は髭剃り痕に要注意。あとはお尻弱い方も・・・。
このハンパない塩分と気温なので、肌に付いた海水はあっという間に蒸発して体中がサリサリします。あと、カメラに付いてしまうと面倒なことになります(白く指の跡がくっきり・・・)。服とかの裾がちょっと浸ってしまったのに気付かないでいると、後でバキバキに固まってしまうのだとか。・・・それはそれで実験してみたい気もしますけど(笑)。
塩分飽和の死海では沈みたくても沈めません。泳ぎたくても泳げません(犬かきくらいなら出来るけど)。お約束の、浮かびながら新聞や本を読む! も外せませんね。絶対出来ます(笑)。
あとは泥パック! 意外に底は岩なので、あまり泥が無かったです。岩の裂け目みたいなところに溜まっているので、そこから掻き出して塗りぬり。
泥というより、粒子の細かい粘土に近いです。岩の破片が混じってるので塗るときに少し注意が必要ですが、一回塗ると肌に吸い付く感じで流れません。気持ちい〜。
泥と海水がまとわりつく感じで、とっても気持ちいんですが、ここは塩分飽和状態の死海。ずっと浸かっていると浸透圧で体から水分が出て行ってしまいます。お漬物みたいになっちゃう〜!
浮遊しながら夕日を眺めてたかったですが、さすがに体にわるいので、シャワー浴びて海水と泥を流したら、ホテルのプールで塩抜きです(笑)。
・・・ん? 体が重いぞ! 沈む〜! ・・・って、当たり前なんですが、死海のあとにプールへ行くと、ひじょ〜に体が重く感じられます。死海では深いところでも足を下に沈めることすら難しいのに、プールだと何もしなくても沈むし(笑)。すごいなー、死海。すごいなー、塩。
翌日はまた山を上って、モーセ終焉の地・ネボ山とマダバの町へ。
・・・標高があがると・・・す、涼しい! 死海とは全然違います。まぁ涼しいって言っても、それでも朝で30度とかなんですけどね。45度を体験してしまうと、30度台前半なんてへっちゃらです(笑)。
湿度低いってスバラシイ・・・
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
-
死海へ行く道すがらにある、海抜0mの表示。
軍事施設のすぐ横にあるので、写真とれない時もあるみたいです。 -
今ココです表示。
こっからマイナス400m。 -
-
たぶんヤギ。
そこらへんでプラプラしてますが、ちゃんと飼い主が居ます。
野良ヤギじゃないよ〜 -
あざみ。
乾燥地帯なので、こういう植物が多いです。 -
線路。
たぶん現在は使われておりません。
ヨルダンはリン鉱石が採れるので、それを運搬する用の列車が使われていたそうです。でも現在は道路網も発達して、大型トラックで陸送するほうが便利なので、列車は使われなくなったとか。 -
これがリン鉱石の採掘場。
あちこちにあります。
地上から見るとただの盛り土のように見えますが、空から見ると、キレイな円形になっています。 -
これが空から見たリン鉱石採掘場。
きれいな水玉模様みたいです。
飛行機から見てもこれだけくっきり見えるので、相当巨大なんですねー。 -
そこのけそこのけ、お羊様が通る!
-
気が付いたら・・・45度!
間もなく死海に到着 -
うおー、リゾートホテルだ!
デッド・シー・スパ・ホテル。
これでも、ここら辺では比較的リーズナブルらしいが・・・そりゃ隣のケンピンスキーとかムーベンピックとかマリオットと比べたら・・・。
かなり巨大です。迷います(笑)
新館でも水回りはとても悪いので、日本人がバスタブにお湯なんか溜めて入った日にゃぁ・・・かなりの確率で浴室の床じゅう水浸しになります。排水管が細いのか、一気に排水すると処理しきれなくて色んなとこから逆流するっぽいです。
シャワーだったら全然問題ないようですが。 -
死海のほとりへやってきました!
もう夕方6時。
でも暑い! -
パパはプカプカ。
ボクはコワイ・・・ -
普通に浮くのもなんなので、腹這いをやってみました。
おー、浮く浮く。
新聞読める。
でも、この姿勢は相当バランス厳しいのでおすすめしません(笑) -
イチオシ
死海の夕日。
対岸はイスラエル(パレスチナ)です。
逆光なのでイスラエル側がうっすらと見えますが、昼間は暑すぎて海水が蒸発し、もやもやっとして見えません。 -
やっと日が沈んで、なんとなく気温が下がってきました。
-
こちらは朝の死海の浜辺。
底は砂利と岩です。
泥は岩と岩の間とかに溜まっているので、探って掻き出すしかありません。
ただ、この泥に足を突っ込んじゃうとなかなか抜けなくて大変(笑) -
朝、まだ気温が低いうちなら対岸のイスラエル(パレスチナ)が見えます。
うっすらだけど・・・ -
ひとりラクちゃん。
ぽつん。
死海を出て、山をのぼります。 -
カラカラで灼熱の大地だけど、わりあい植物は逞しく咲きます。
-
軍事施設もたくさんあるヨルダン。そういった場所は写真が撮れません。
とはいえ、暑いので、軍人さんたちもちょっとユル〜いカンジで「通ってよし〜」ってカンジなんですが。
これは消防署? なんだろうか? このあたり、燃えるようなものは殆どないんだが(笑) -
だいぶ上ってきました。
-
ネボ山到着!
標高は800mなので、死海(マイナス400m)からだと1200m上ってきたことになります。
さすがに空気が違う・・・ -
モーセ終焉の地
-
絶景かな絶景かな〜
ネボ山からは死海やイスラエルを遠望することが出来ます。
エルサレムも見えるらしいんですが、なにせ死海がモヤっているので・・・。気温の低い冬場なら見えるのかな?
ちなみに写真左奥の、うっすら緑の辺りはイスラエルのエリコです。
こう見ると、すぐそば・・・ -
モニュメント。
ネボ山頂上になる教会は、2012年夏現在修復中のため入れませんでした。 -
うねうねと曲がりくねった山道。
殆ど緑はありません。
道路なんてなかったはるか昔、ここをモーセは人々を率いて歩いたわけですね・・・スゴイ。
そして、このネボ山でついに亡くなりました。 -
マダバ周辺にはモザイクの工房があります。
-
実演中。
お姉さん美人さんやー。
ムスリムの国では、女性の写真はほぼ撮れないので貴重な一枚。
ここは障害者の方が多く働いているそうです。 -
この標識の意味はなんだろうか・・・
脱輪注意? -
イチオシ
この時期、あちこちで見られるアザミの仲間。
きれいな青紫色です。
場所によっては群生しているので、茶色い大地と枯草に映えてほんとにキレイ。 -
ひび割れた地面。
雨は殆ど降りません。
そういえば、ヨルダンにいるあいだ、一度も雲すら見ませんでした。 -
こちらもがんばって咲いております
-
ちくちく!
硬いです。
痛いです。 -
遊牧民のテント。
道すがら、あちこちで見かけます。 -
マダバの町へやってきました
-
街頭には横断幕が沢山張られてます。
別に政治的なものとかではなく、
「息子よ、卒業おめでとう!」
とか、なんだそうです。
やっぱり日本とは違って、愛情表現がアツくる・・・いやいや、ストレートい溢れかえってますにゃ(笑) -
ニワトリ屋さん。
チキンはスーパーでパック売り・・・なんてわけがない。
ぷりぷりピチピチですよ〜!
さばきたては、ほんとに美味しいそうです。
これを可哀そうだ、残酷だと考えるのは、エゴでしょうね・・・。 -
マダバに町には、いくつもの遺跡や教会、モスクがあります
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でた、アラブのリカちゃん!
-
イチオシ
さすが、ばっちりメイク。
これはこれでいいんだけど、日本の小さい女の子は怖がりそうです・・・ -
聖ジョージ教会(地図の教会)。
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聖ジョージ教会の守衛の軍人さん。おまわりさんかな?
この暑さの中、がっつり防弾チョッキと銃器で武装してます。暑そう・・・。
さすがに日陰に居ます。 -
聖ジョージ教会内部。
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有名なモザイク。
エルサレムの地図部分。 -
モザイクのエルサレム巡礼マップです。
遠くはエジプトまで描かれてます。 -
教会内部は素晴らしい宗教画やモザイクがいっぱい
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イエス・キリストの生涯の画がたくさんあります
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イエス・キリストと聖ヨハネ
有名な洗礼シーン -
立派なシャンデリア
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マダバの街角
ちょっと涼しげなドア -
暑くたって、子供は元気だ チャリンちゃり〜ん!
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フィラデルフィア・ビール。
ムスリムの国ではアルコール禁止なところも多いので、なかなかビールも見かけません。でもワインは作って輸出しています。
現在ではフィラデルフィアといえば米国、チーズなんかが思い浮かびますが、元々は聖書に出てくる町(教会)の名前だそうです。ギリシア語で「兄弟愛」という意味なんだとか。
味は・・・飲んでないのでわかりませーん。
他のお客さんのを撮らせてもらいました。 -
豪華なヨルダン料理
前菜だけでも何種類出てくるんだか・・・。
ラバン・メーズ(ヤギのヨーグルト)
ホンモス(ひよこ豆と白ゴマのペースト)
ムタッバル(焼きナスのペースト)・・・
ホブスといパンにつけたりして頂きます。 -
こちらはピクルスや、ミントの入ったキュウリやトマトのサラダ。
爽やかです。
ふーおなかいっぱい、と思ってても、これはまだ前菜段階。
この後、どかんとカバブが出てきます。
うぅ肉だ、肉だ・・・
そしてデザートにはデーツ(ナツメヤシ)や物凄く甘いお菓子が出てくる、3段攻撃となっております。
食べ過ぎ注意! -
ヨルダンでよく見かけた、ミント入りレモネード。
ミキサーで細かくしたミントがいっぱい入ってます。
ミントが苦手な人はダメかも。。。
でも暑いヨルダンではとっても爽やかな一杯。
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