2012/06/23 - 2012/06/23
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tsukiさん
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中山道・木曽路の全踏破を目指して先週から歩いています。
主に週末、JRの駅を起点にして日帰りで歩く予定です。
前回は第一弾で、木曽路の北端、『桜沢』から『奈良井宿』までを歩きました。
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10681899/
今回は木曽路最大の難所、奈良井宿~薮原宿間の鳥居峠を超えます。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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8時40分 JR奈良井駅に到着!
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まさかの3週連続の奈良井宿。
夕暮れ時はほとんど店が閉まっていたのですが、この時間は店先も準備中の人が結構出ていていい雰囲気でした。 -
既に開店していたこちらのお土産屋さんで熊よけの鈴を購入することに。
やはり女ひとりでの峠越え。
用心に越したことはありません。 -
本格的な熊鈴は2000円近くしたので迷っていたのですが、おかみさんのアドバイスで小さい鈴を2個買うことに。
1個だとコロコロいうだけで寂しいのですが、2個になるとお互いにぶつかりあってそれはそれはいい音でなってくれました。 -
奈良井宿の町並みを歩ききって、ここから次の宿場町、薮原宿(やぶはらじゅく)までの峠越えが始まります。
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最初からなかなかの急勾配です。
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少しの間車道に出て・・・
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次は階段。
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階段を上りきったあとは気持ちのよいハイキングルート。
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ときどき、こんなカンジで川にかかる橋を渡ります。
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写真だと何だかわかりませんが
ここは昔戦のあった場所で、500名を越える戦死者でこの沢が溢れたことから、「葬沢(ほうむりさわ)」と呼ばれたのだそう。
怖すぎる・・・ -
思ったより早く鳥居峠の頂上に到着しました。
奈良井宿を出発して50分くらいでした。
ここは分水嶺。鳥居峠にふった雨が日本海につながる奈良井川と太平洋につながる木曽川に分かれて流れるそう。
たしかに、奈良井宿までは奈良井川にそって歩いていたのですが、鳥居峠を超えてからは木曽川にそってあることになりました。 -
1時間ぶりの平地。
昨日まで雨がふっていただけあって、足元はぬかるんでいる箇所も多かったです。 -
ここからは熊要注意エリアのようです。
私はここでおサルさんに会いました。
熊じゃなくてよかった! -
気持ちのいい山道。
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子産の栃。
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突然鳥居が。
この裏手にまわると晴れた日は眺望がすばらしいそうです。
残念ながら私が歩いた日は鳥居や石碑が倒壊の危険があるということで立ち入り禁止になっていました。 -
ようやく車道に。
歩く人はこの真ん中の石畳の道を行きます。
私は、まさかなのですがこの正面の石畳の道を見逃しそうになってしまいました。 -
石畳の間を川のように水が流れています。
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下りはじめて40分。
人里が見えてきて、なんだかものすごくほっとしました。 -
鳥居峠、終了!!
ここが薮原宿側の入口です。
消防署側少し歩いたところにキレイめな公衆トイレもありました。
峠越えの間、お手洗いは見かけなかったので要注意。 -
水場発見!
ここは昔から峠を越える旅人たちが喉を潤すのにつかったそう。
今でも飲めるらしいですよ。 -
10:50
薮原宿到着。 -
今はふつうの商店街のようですが、所々に古い建物が見られます。
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どうやらクシが名産らしく、こんな大きなクシの看板のお店が何軒もありました。
なんかオシャレ!
先週の漆器の町といい、木曽は手工芸が盛んなようです。 -
薮原駅近くの一里塚には、立派な蒸気機関車が。
昭和の時代に活躍していたみたい。 -
まさかと思いましたが中に入ることができ、運転席?らしきところに座れるようにもなっていました。
蒸気機関車の中を見たことがなかったのでちょっと嬉しかった! -
薮原宿を出たあとはしばらく国道をすすみます。
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空気もあまり良くなくて気分が下がりがちですが、右側に広がる景色を眺めればOKです。
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12時、お腹がすいたところでちょうど出現した焼肉屋さんで冷やし中華を。
さっぱりして美味しい〜 -
また山が深くなってきました。
このあと、宮ノ越宿に向かうために『山吹トンネル』という長いトンネルを通るのですがすごく空気が悪かったです。
タオルなどで顔を覆うようにして歩くのがよいです。 -
13時、宮ノ越宿への入口に到着。
やっと国道を離れられる〜!! -
休憩所発見!
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その裏をながれる川。
癒される〜。
今まで国道をフラフラ歩いていたのがウソのよう。
ここは『巴渕』と呼ばれる場所で、絶世の美女であり女武者でもある巴御前が子どもの頃泳いだりして遊んでいた場所だそう。 -
小さい集落に入りました。
やっぱり、国道沿いよりこういう道の方が落ち着きます。 -
民家の軒下から子ネコが。
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静かな川沿いの車道をすすみます。
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13:30
徳音寺にやってきました。
ここは木曽義仲や巴御前のお墓があるお寺なのだそう。
この日まで木曽義仲?授業中に聞いたかも?くらいの認識だったのですが、この日歩いていると各所で義仲の名前が見られるので気になり、立ち寄ってみました。 -
巴御前の騎馬像、その先に義仲たちがまつられたお堂やお墓。
静かないい雰囲気の場所でした。 -
ついでに徳音寺の近くにあった『義仲館』にも立ち寄ってみました。
大人300円/人。
館内は義仲の一生を語る音声が展示物とリンクして語られており、一通り聞くとかなり理解が深まりました。
さらに、職員のおじいちゃんがそれはそれは熱く義仲やそれにまつわる小話などを語ってくれます。
地元の人がいかに義仲を慕っているかがわかり、
小さい資料館ですが行く価値ありだと思いました。 -
14:30 宮ノ越宿到着!
ここが本陣のようですが、工事中でした。 -
昔、旅籠を営んでいた建物の入口。
この入口の彫刻は、大工棟梁から施主に対するご祝儀を兼ねており、その大工の力量がわかる部分でもあるそう。
立派〜! -
宮ノ越宿本陣で休憩なさった明治天皇のためにここで汲んだ水でお茶を沸かしお出ししたそう。
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一見すると普通の住宅街の宮ノ越宿ですが、ところどころに宿場町の面影を感じることができました。
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商店街の中のスーパーで買った『ほお葉巻き』というお菓子。
ほお葉という大きな葉っぱであんこ入りのお餅を包んだこの木曽の名物だそう。
この包み方が芸術的!
ほお葉のいい香りがして美味しかったです。
5〜7月の間しか食べられないそうなのでこの時期に来た方は是非! -
宮ノ越宿を出て、本日のゴール、JR原野駅まで歩きます。
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さりげなく一里塚の跡発見。
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しばらく行くとコンクリート工場が右手に見えてきました。
この工場がけっこう大きくいつまでも終わりません。笑 -
民家はあれど自販機やお店はありません。
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15時、JR原野駅に到着。
自販機、ない・・・宮ノ越宿で買っておけばよかった〜っっ -
駅裏には相撲の土俵がある神社が。
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15:43 帰りの電車に乗りました。
明日、またこの駅から木曽路歩きをスタートする予定です。
本日の歩行距離・・・16.5キロ。
かかった時間・・・約6.0時間(休憩含む)
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