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棚ボタ(出発日を間違っていた)でフライブルク訪問をすることになった私、いろいろ調べているうちに何ともおいしい情報を見つけました。<br />どうもフライブルクからフランスのコルマールまでのターゲスカルテ(1日乗車券)が12ユーロ足らずで買えると言うのです。もちろん往復ですよ。<br /><br />実は私、コルマールにはとっても見たい名画があります。<br />マティアス・グリューネヴァルトの「イーゼンハイムの祭壇画」。<br />今まで2度、コルマールは訪れているもののこの名画は見ることができず、私の中では心残りの材料になっていました。<br /><br />そうだ!、この名画を見るためだけにコルマールを訪れるという贅沢があってもいいんじゃない…。<br /><br />その情報はこれ。<br />http://www.rvf.de/PDF/RegioElsassBus.pdf<br />画像を大きくすると、運賃や経路、それに時刻表も出てきます。どうぞお試しあれ。<br /><br />これもフライブルクの環境政策の一環で、現在では市内交通のみならず、フランスのコルマール、ミュールーズ、それにスイスのバーゼルとも連携体制をとりながら環境問題に取り組んでいるのです。<br /><br />

2012(6) ドイツ国境を越えて日帰りの旅① 「イーゼンハイム祭壇画」を見るためだけにコルマールへ☆ 

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2012/04/26 - 2012/04/26

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frau.himmel

frau.himmelさん

棚ボタ(出発日を間違っていた)でフライブルク訪問をすることになった私、いろいろ調べているうちに何ともおいしい情報を見つけました。
どうもフライブルクからフランスのコルマールまでのターゲスカルテ(1日乗車券)が12ユーロ足らずで買えると言うのです。もちろん往復ですよ。

実は私、コルマールにはとっても見たい名画があります。
マティアス・グリューネヴァルトの「イーゼンハイムの祭壇画」。
今まで2度、コルマールは訪れているもののこの名画は見ることができず、私の中では心残りの材料になっていました。

そうだ!、この名画を見るためだけにコルマールを訪れるという贅沢があってもいいんじゃない…。

その情報はこれ。
http://www.rvf.de/PDF/RegioElsassBus.pdf
画像を大きくすると、運賃や経路、それに時刻表も出てきます。どうぞお試しあれ。

これもフライブルクの環境政策の一環で、現在では市内交通のみならず、フランスのコルマール、ミュールーズ、それにスイスのバーゼルとも連携体制をとりながら環境問題に取り組んでいるのです。

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  • まず、フライブルクからドイツ国境のブライザッハまでSバーンで向かいます。<br /><br />すんでのところで10時24分発の列車に間に合わなかったので、フライブルクを少しだけ観光して駅に戻ってきました。<br /><br />次は11時24分。<br />

    まず、フライブルクからドイツ国境のブライザッハまでSバーンで向かいます。

    すんでのところで10時24分発の列車に間に合わなかったので、フライブルクを少しだけ観光して駅に戻ってきました。

    次は11時24分。

  • 私の手にはしっかりとプレッツェルが握られています。<br /><br />さっき駅前で道を教えてくれた女の子が食べていたのがとても美味しそうだったので…(笑)。<br />このプレッツェル、こちらでは1個1ユーロしないのです。他のパンとあわせて2ユーロちょっとでした。<br />今日のお昼はこれで済ませることになるのかなー。<br />

    私の手にはしっかりとプレッツェルが握られています。

    さっき駅前で道を教えてくれた女の子が食べていたのがとても美味しそうだったので…(笑)。
    このプレッツェル、こちらでは1個1ユーロしないのです。他のパンとあわせて2ユーロちょっとでした。
    今日のお昼はこれで済ませることになるのかなー。

  • 国境のブライザッハまでは24分の旅、車内はガラガラでした。<br /><br />運賃ですが、今日は朝からジャーマンレイルで移動していますので、ブライザッハまではタダなのです。<br />

    国境のブライザッハまでは24分の旅、車内はガラガラでした。

    運賃ですが、今日は朝からジャーマンレイルで移動していますので、ブライザッハまではタダなのです。

  • ブライザッハ駅に到着しました。<br /><br />駅を出るとすぐバス停があります。<br />1976番のバス停で待つこと数分、11時56分のコルマール行きのバスがやってきました。<br />

    ブライザッハ駅に到着しました。

    駅を出るとすぐバス停があります。
    1976番のバス停で待つこと数分、11時56分のコルマール行きのバスがやってきました。

  • バス停。<br /><br />フライブルクからコルマールまでのターゲスカルテは12ユーロ弱ですが、私の場合ブライザッハまではジャーマンレイルパスが使えたので、ブライザッハ⇔コルマール往復チケットを買いました。<br /><br />車内でバスの運転手から買うことが出来ます。8ユーロでした。<br />国境越えして往復で8ユーロ、安いですね。<br />

    バス停。

    フライブルクからコルマールまでのターゲスカルテは12ユーロ弱ですが、私の場合ブライザッハまではジャーマンレイルパスが使えたので、ブライザッハ⇔コルマール往復チケットを買いました。

    車内でバスの運転手から買うことが出来ます。8ユーロでした。
    国境越えして往復で8ユーロ、安いですね。

  • ブライザッハを出発すると、程なくしてライン河を渡ります。<br />いよいよ国境を越えてフランス突入です。<br />

    ブライザッハを出発すると、程なくしてライン河を渡ります。
    いよいよ国境を越えてフランス突入です。

  • バスはアルザスののどかな街並みを走ります。<br />ドイツとはちょっと趣が違ったフレスコ画の農家があったり…。<br />

    バスはアルザスののどかな街並みを走ります。
    ドイツとはちょっと趣が違ったフレスコ画の農家があったり…。

  • 静かな住宅街を通り抜けたり…。<br />

    静かな住宅街を通り抜けたり…。

  • ノイ・ブライザッハ(仏名 ヌフ=ブリザック)には太陽王ルイ14世が、17世紀から18世紀にかけてヴォーヴァン(要塞を数多く造っている)に造らせた要塞が残っています。<br /><br />ここは、ヴォーヴァンによる要塞群の1つとして(フランス中に12箇所ある)、2008年に世界遺産に登録されています。<br /><br />バスは世界遺産の一画を走り抜けます。<br />

    ノイ・ブライザッハ(仏名 ヌフ=ブリザック)には太陽王ルイ14世が、17世紀から18世紀にかけてヴォーヴァン(要塞を数多く造っている)に造らせた要塞が残っています。

    ここは、ヴォーヴァンによる要塞群の1つとして(フランス中に12箇所ある)、2008年に世界遺産に登録されています。

    バスは世界遺産の一画を走り抜けます。

  • 移動遊園地の街をとおり…。<br />

    移動遊園地の街をとおり…。

  • また、ヴォーヴァンの要塞の一画が現れました。<br />

    また、ヴォーヴァンの要塞の一画が現れました。

  • アルザスの広い平原。<br /><br />何となく見覚えのある風景…。<br />2009年のクリスマスでツアーで訪れた時、バスの中で見た風景かも知れません。<br /><br />ドイツとは違った風景の中を走るバスの旅、1時間なんてあっという間です。<br />

    アルザスの広い平原。

    何となく見覚えのある風景…。
    2009年のクリスマスでツアーで訪れた時、バスの中で見た風景かも知れません。

    ドイツとは違った風景の中を走るバスの旅、1時間なんてあっという間です。

  • コルマールの旧市街に入ってきました。<br /><br />バスは駅まで行きますが、1つ手前のテアター前で降りたほうが便利です。<br />

    コルマールの旧市街に入ってきました。

    バスは駅まで行きますが、1つ手前のテアター前で降りたほうが便利です。

  • さあ、それではただ1点の名画を見るためだけにコルマールに来たんです。贅沢な至福の時間を過ごしましょう。<br /><br />ウンターリンデン美術館にやってきました。<br />

    さあ、それではただ1点の名画を見るためだけにコルマールに来たんです。贅沢な至福の時間を過ごしましょう。

    ウンターリンデン美術館にやってきました。

  • あれ、どこが入口なんでしょう?<br />それらしきところは扉に鍵がかかって開きません。<br />

    あれ、どこが入口なんでしょう?
    それらしきところは扉に鍵がかかって開きません。

  • 入口を探して美術館をぐるーっと一周します。<br />

    入口を探して美術館をぐるーっと一周します。

  • お掃除しているおじさんを見つけたので聞きました。<br /><br />「入口はあっちだよ。」今来たほうを指さします。<br />「だけど、2時からしか開かないよ。」<br /><br />ガーン!<br />

    お掃除しているおじさんを見つけたので聞きました。

    「入口はあっちだよ。」今来たほうを指さします。
    「だけど、2時からしか開かないよ。」

    ガーン!

  • まだ12時45分。<br />あと1時間15分もあります。どこで時間潰しをしよう…。<br /><br />さっきプレッツェルを食べたばかりなのでおなかは空いていません。<br /><br />街中を歩き回って体力を消耗したくないし…。<br />この齢になると、後のことを考えて体力を温存しておかねばなりません。<br />

    まだ12時45分。
    あと1時間15分もあります。どこで時間潰しをしよう…。

    さっきプレッツェルを食べたばかりなのでおなかは空いていません。

    街中を歩き回って体力を消耗したくないし…。
    この齢になると、後のことを考えて体力を温存しておかねばなりません。

  • 目の前にミニトレイン。<br /><br />あっこれだ!神様の思し召しだと思いましたね(笑)<br /><br />だけどこのグリーン色のミニトレインより、前に停まっている白い方が客が大勢乗っている。<br />そっちが早く出発するのかしら…。<br />

    目の前にミニトレイン。

    あっこれだ!神様の思し召しだと思いましたね(笑)

    だけどこのグリーン色のミニトレインより、前に停まっている白い方が客が大勢乗っている。
    そっちが早く出発するのかしら…。

  • 結局白いミニトレインに乗りました。<br /><br />ミニトレインのパンフレット

    結局白いミニトレインに乗りました。

    ミニトレインのパンフレット

  • 運賃は6.5ユーロと。<br /><br />後で気がついたのですが、チケットには6ユーロとありますね。<br />なのにどうして6.5ユーロ?<br /><br />

    運賃は6.5ユーロと。

    後で気がついたのですが、チケットには6ユーロとありますね。
    なのにどうして6.5ユーロ?

  • その訳は路線図を見ていて気がつきました。<br /><br />ちょうど光が当たって見にくいところに、このトレインに乗ると、ウンターリンデン美術館が2ユーロ割り引きしてもらえると書いてあります。<br />本当かしら?<br />

    その訳は路線図を見ていて気がつきました。

    ちょうど光が当たって見にくいところに、このトレインに乗ると、ウンターリンデン美術館が2ユーロ割り引きしてもらえると書いてあります。
    本当かしら?

  • 可愛いトレインに乗り込み、イヤホンをつけます。<br />これは日本語の案内を聞くためです。<br />

    可愛いトレインに乗り込み、イヤホンをつけます。
    これは日本語の案内を聞くためです。

  • さあこの木組みの家の前から出発です。<br /><br />カメラマンの腕が素晴らしい(?)上に車内で撮ったもので酷い写真のオンパレードです。<br />2009年のクリスマス編で街中の説明はしていますので、今回はさらっと行きますね。

    さあこの木組みの家の前から出発です。

    カメラマンの腕が素晴らしい(?)上に車内で撮ったもので酷い写真のオンパレードです。
    2009年のクリスマス編で街中の説明はしていますので、今回はさらっと行きますね。

  • ウンターリンデン美術館の前。<br /><br />後で行きますねー。<br />

    ウンターリンデン美術館の前。

    後で行きますねー。

  • ドミニカン教会。<br />

    ドミニカン教会。

  • 反対側を撮るときはどうしても窓枠が入り込みます。

    反対側を撮るときはどうしても窓枠が入り込みます。

  • 上部もガラス窓越しに外の景色が眺められます。<br />

    上部もガラス窓越しに外の景色が眺められます。

  • 上部窓越しに見たサン・マルタン教会の塔<br />

    上部窓越しに見たサン・マルタン教会の塔

  • 残念ながら教会は反対側でした。<br />

    残念ながら教会は反対側でした。

  • パステルカラーの可愛い木組みの家並みを縫ってトレインは進みます。<br />

    パステルカラーの可愛い木組みの家並みを縫ってトレインは進みます。

  • とってもゆっくりとした速度です。<br />

    とってもゆっくりとした速度です。

  • 旧税関<br />

    旧税関

  • 裁判所<br />

    裁判所

  • クーヴェルト市場の角に立っていた彫像。<br /><br />この町出身のオーギュスト・バルトルディの作品です。<br />バルトルディはアメリカの自由の女神の制作者です。<br />

    クーヴェルト市場の角に立っていた彫像。

    この町出身のオーギュスト・バルトルディの作品です。
    バルトルディはアメリカの自由の女神の制作者です。

  • プティット・ヴェニーズに差し掛かりました。<br />運河沿いに昔のなめし皮職人の可愛い木組みの家が並んでいます。<br />

    プティット・ヴェニーズに差し掛かりました。
    運河沿いに昔のなめし皮職人の可愛い木組みの家が並んでいます。

  • こちら側は先ほどバルトルディの作品が飾られていた屋内市場の建物です。<br />

    こちら側は先ほどバルトルディの作品が飾られていた屋内市場の建物です。

  • Turenne通りを進みます。<br />

    Turenne通りを進みます。

  • トレインはプティット・ヴェニーズ一番の見所にやってきました。<br />

    トレインはプティット・ヴェニーズ一番の見所にやってきました。

  • 若い二人も熱心に風景を見つめていました。<br />このお二人確か日本人だと思いました。<br />

    若い二人も熱心に風景を見つめていました。
    このお二人確か日本人だと思いました。

  • コイフィス広場のローゼルマンの噴水、この像の人物はコルマール出身のお偉いさんです。<br />この像もバルトルディの作品です。<br />

    コイフィス広場のローゼルマンの噴水、この像の人物はコルマール出身のお偉いさんです。
    この像もバルトルディの作品です。

  • サン・ピエール教会。イエズス会の教会。<br />

    サン・ピエール教会。イエズス会の教会。

  • バルトルディの像と給水塔。<br /><br />このバルトルディの像は背中に自由の女神を背負っているんですよ。<br />この写真では小さくて見えませんが…。<br />

    バルトルディの像と給水塔。

    このバルトルディの像は背中に自由の女神を背負っているんですよ。
    この写真では小さくて見えませんが…。

  • 立派な建物。これもたしか裁判所だと思った…。<br />

    立派な建物。これもたしか裁判所だと思った…。

  • みなさま、あちらに見えるはコルマール駅でございます。<br />

    みなさま、あちらに見えるはコルマール駅でございます。

  • 気持ちのいい公園。<br />真ん中には噴水があり、そこに何とかと言う海軍大将の像があるはずなんです。<br />

    気持ちのいい公園。
    真ん中には噴水があり、そこに何とかと言う海軍大将の像があるはずなんです。

  • 再び旧市街に入って来ました。<br />そろそろトレインの旅も終わりに近づいたようです。<br />

    再び旧市街に入って来ました。
    そろそろトレインの旅も終わりに近づいたようです。

  • 私達が乗ったミニ・トレインはこれ、この白いほうです。<br />

    私達が乗ったミニ・トレインはこれ、この白いほうです。

  • トレインで街を一周してきたら、いつの間にか市が出ていました。<br />

    トレインで街を一周してきたら、いつの間にか市が出ていました。

  • 2時前。<br />大勢の人がウンターリンデン美術館の前で並んでいました。<br />

    2時前。
    大勢の人がウンターリンデン美術館の前で並んでいました。

  • 私もチケット売り場に。<br />先ほどのミニトレインのチケットを見せて、<br />「これで2ユーロ割引されるほんとう?」って聞きました。<br /><br />半信半疑でしたが、「ええもちろん!」って。<br />入場料8ユーロが6ユーロで入れました。<br /><br />昔の修道院だったこの美術館は中庭もとてもきれい。<br />

    私もチケット売り場に。
    先ほどのミニトレインのチケットを見せて、
    「これで2ユーロ割引されるほんとう?」って聞きました。

    半信半疑でしたが、「ええもちろん!」って。
    入場料8ユーロが6ユーロで入れました。

    昔の修道院だったこの美術館は中庭もとてもきれい。

  • ゴシック様式の長い回廊を歩きます。<br /><br />この両側の部屋に多くの美術品が所蔵されているのです。<br />

    ゴシック様式の長い回廊を歩きます。

    この両側の部屋に多くの美術品が所蔵されているのです。

  • 昔のワイン倉庫だったところでしょうか、立派なワイン樽や、奥の方にはぶどう圧縮機も見えます。<br />

    昔のワイン倉庫だったところでしょうか、立派なワイン樽や、奥の方にはぶどう圧縮機も見えます。

  • でも、何と言っても圧巻は宗教画ですね。<br />これでもかと思うくらい貴重な作品が並んでいます。<br />

    でも、何と言っても圧巻は宗教画ですね。
    これでもかと思うくらい貴重な作品が並んでいます。

  • 聖母マリアが集められた部屋。<br /><br />時間があればいつまでも見ていたい宗教画なのですが、<br />私には帰りのバスの時間が気になります。<br /><br />ついに行動にでました。<br />「あのー、すみません。グリューネヴァルトはどこでしょうか?」<br />

    聖母マリアが集められた部屋。

    時間があればいつまでも見ていたい宗教画なのですが、
    私には帰りのバスの時間が気になります。

    ついに行動にでました。
    「あのー、すみません。グリューネヴァルトはどこでしょうか?」

  • 「それなら、この部屋ですよ。」<br />すぐ近くまで来ていたんでした。<br /><br />

    「それなら、この部屋ですよ。」
    すぐ近くまで来ていたんでした。

  • 中に入ります。<br />あっあの絵がそうなのね!<br />でも、人が大勢でよく見えません。<br />

    中に入ります。
    あっあの絵がそうなのね!
    でも、人が大勢でよく見えません。

  • 金属の紐で出来たようなキリスト像を先に見ることにします。<br />

    金属の紐で出来たようなキリスト像を先に見ることにします。

  • 金属のひもをグルグル巻きつけて、キリストの磔刑の様子が作られています。<br />

    金属のひもをグルグル巻きつけて、キリストの磔刑の様子が作られています。

  • キリストの苦悶の表情…、うわー。<br /><br />見ている私も目を背けたくなる表情です。<br />

    キリストの苦悶の表情…、うわー。

    見ている私も目を背けたくなる表情です。

  • これは特別展示なのでしょうか、三脚をたてて記録写真を撮っていル人がいました。<br /><br />その横では「イーゼンハイムの祭壇画」を前にして、熱心に説明を聞いている学生たち。<br />

    これは特別展示なのでしょうか、三脚をたてて記録写真を撮っていル人がいました。

    その横では「イーゼンハイムの祭壇画」を前にして、熱心に説明を聞いている学生たち。

  • ようやく人が少なくなりました。<br /><br />やっと本物と面会できます。<br />昨年秋に大塚国際美術館で、陶製のこの祭壇画を見たとき、実物を見てみたいと思っていました。<br />こんなに早くに夢が実現できるなんて…。<br />

    ようやく人が少なくなりました。

    やっと本物と面会できます。
    昨年秋に大塚国際美術館で、陶製のこの祭壇画を見たとき、実物を見てみたいと思っていました。
    こんなに早くに夢が実現できるなんて…。

  • もっと詳しく見てみましょう。<br /><br />祭壇画の左側部分です。<br />左パネルは聖セバスティアヌス、ペスト患者の守護神。<br />中央パネルは十字架上のキリストとその左に聖母マリア、マグダラのマリア、使徒ヨハネを配している。<br />

    もっと詳しく見てみましょう。

    祭壇画の左側部分です。
    左パネルは聖セバスティアヌス、ペスト患者の守護神。
    中央パネルは十字架上のキリストとその左に聖母マリア、マグダラのマリア、使徒ヨハネを配している。

  • 中央パネルの右側部分。<br />十字架の上の苦悩に満ちたイエスの磔刑。<br />その横には洗礼者ヨハネ。<br /><br />右パネルには聖アントニウスの像。<br />

    中央パネルの右側部分。
    十字架の上の苦悩に満ちたイエスの磔刑。
    その横には洗礼者ヨハネ。

    右パネルには聖アントニウスの像。

  • 下のパネルはキリストの埋葬が描かれている。<br /><br />*マティアス・グリューネヴァルトは16世紀に活躍したドイツの画家です。<br />

    下のパネルはキリストの埋葬が描かれている。

    *マティアス・グリューネヴァルトは16世紀に活躍したドイツの画家です。

  • 祭壇画は展示の都合上、様々に分解して展示してあります。<br /><br />この写真は第二面を復元したもの。<br />これも細かく見て行きましょう。<br />

    祭壇画は展示の都合上、様々に分解して展示してあります。

    この写真は第二面を復元したもの。
    これも細かく見て行きましょう。

  • 中央に描かれているのは「キリスト降誕」と、リートを奏でてそれを祝福している天使像。<br />

    中央に描かれているのは「キリスト降誕」と、リートを奏でてそれを祝福している天使像。

  • この写真の右(実際は左パネル)は「受胎告知」、左(右パネル)に「キリストの復活」が描かれている。<br />

    この写真の右(実際は左パネル)は「受胎告知」、左(右パネル)に「キリストの復活」が描かれている。

  • 第3面の全体像復元。<br />

    第3面の全体像復元。

  • 中央は聖者の彫像。<br />中央に聖アントニウスの座像、向かって左に聖アウグスティヌスの立像、右に聖ヒエロニムスの立像がある。<br />木像はニコラス・フォン・ハーゲナウ(1445頃−1538)の作である。<br /><br />プレテッラ(下段)にはキリストと十二使徒。<br />

    中央は聖者の彫像。
    中央に聖アントニウスの座像、向かって左に聖アウグスティヌスの立像、右に聖ヒエロニムスの立像がある。
    木像はニコラス・フォン・ハーゲナウ(1445頃−1538)の作である。

    プレテッラ(下段)にはキリストと十二使徒。

  • その両脇は、左に「聖アントニウスの聖パウロ訪問」右に「聖アントニウスの誘惑」を描く。<br /><br />絵の説明はヴィキペディアを参照しました。

    その両脇は、左に「聖アントニウスの聖パウロ訪問」右に「聖アントニウスの誘惑」を描く。

    絵の説明はヴィキペディアを参照しました。

  • この部屋には祭壇画のほかにも、キリストの生涯を描いた絵がいろいろありました。<br />

    この部屋には祭壇画のほかにも、キリストの生涯を描いた絵がいろいろありました。

  • 素晴らしいものを見た満ち足りた思いで部屋をでます。<br />

    素晴らしいものを見た満ち足りた思いで部屋をでます。

  • 回廊の壁には、歴史的にも貴重なレリーフなどが飾られています。<br />

    回廊の壁には、歴史的にも貴重なレリーフなどが飾られています。

  • この修道院も他のアルザスの街に倣って、何度も破壊の危機にさらされました。<br /><br />その度ごとに、ここを守った人たちがいました。<br />その方々の献身的な奉仕によって、今日のウンターリンデン美術館があるということです。<br />

    この修道院も他のアルザスの街に倣って、何度も破壊の危機にさらされました。

    その度ごとに、ここを守った人たちがいました。
    その方々の献身的な奉仕によって、今日のウンターリンデン美術館があるということです。

  • 忙しい訪問だったけど、来て良かった…。<br />

    忙しい訪問だったけど、来て良かった…。

  • 入口近くにある昔の井戸<br />

    入口近くにある昔の井戸

  • バスの時間にはちょっと間があります。<br />さっき目をつけておいたこのお店でアルザスワインをいただきます。<br />

    バスの時間にはちょっと間があります。
    さっき目をつけておいたこのお店でアルザスワインをいただきます。

  • なみなみと注がれたアルザスのリースリンク白ワイン。<br /><br />美味しかったー!<br />金額は3.5ユーロ。4ユーロでチップ込み。<br />

    なみなみと注がれたアルザスのリースリンク白ワイン。

    美味しかったー!
    金額は3.5ユーロ。4ユーロでチップ込み。

  • ウンターリンデン美術館を目の前にしながらいただきました。<br />

    ウンターリンデン美術館を目の前にしながらいただきました。

  • 帰りもこのテアターの停留所からブライザッハに向かいます。<br /><br />テアター前にはいろんなバス停がありますので、注意してください。<br />この「G乗り場」から出ます。<br />

    帰りもこのテアターの停留所からブライザッハに向かいます。

    テアター前にはいろんなバス停がありますので、注意してください。
    この「G乗り場」から出ます。

  • さあ、ライン川を越えると、ドイツ領のブライザッハです。<br />

    さあ、ライン川を越えると、ドイツ領のブライザッハです。

  • 町の象徴はライン川と町を見下ろすように建つ聖シュテファン大聖堂。<br />その塔からは、ライン平野や黒い森が一望に見渡せるそうです。<br /><br />そして、ここはワイン集積地としても有名なのだとか。<br />今回はコルマールで「イーゼンハイムの祭壇画」だけを見たら、このブライザッハでまったりするつもりでした。<br />

    町の象徴はライン川と町を見下ろすように建つ聖シュテファン大聖堂。
    その塔からは、ライン平野や黒い森が一望に見渡せるそうです。

    そして、ここはワイン集積地としても有名なのだとか。
    今回はコルマールで「イーゼンハイムの祭壇画」だけを見たら、このブライザッハでまったりするつもりでした。

  • 今回はアクシデントが重なりそれはなりませんでしたが、次回に挑戦します。<br /><br />駅ではフライブルク行きの電車を大勢の人が待っています。<br />

    今回はアクシデントが重なりそれはなりませんでしたが、次回に挑戦します。

    駅ではフライブルク行きの電車を大勢の人が待っています。

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  • ハッピーねこさん 2012/06/26 20:04:40
    なんて贅沢で素敵な訪問!
    himmelさん、こんばんは。
    今ごろ九州にいらっしゃるのでしょうか?

    絵画を見るためだけにコルマールへなんて、なんと贅沢で素敵な訪問でしょう!
    長い日程のご旅行の成せる技ですね!うらやましいです。

    ウンターリンデンは今回も入る時間がなく未だ体験しておりませんが、
    素敵な名画がたくさんあるのですね。
    中庭や回廊も美しくて、次回は是非行かねば!と心に誓いました。

    ミニトレインの旅も楽しかったです。
    今回私は駅から出発して、ちょうど逆回りをしたことがわかりました。
    バルトルディの像とは知らず、そしてその背中に自由の女神がいただなんて
    つゆ知らず、もったいないことをしました。
    すぐ前を歩いたというのに・・・。
    これも次回に必ずチェックを。^^

    フライブルクからコルマールは便利がいいのですね。
    私は今回の旅では当初はその逆にコルマールからフライブルクへ入るつもりでした。
    そしてそこからバーゼルへの予定が、出発日が1日ずれてしまい、
    それなのにバーゼルのキャンセル不可のホテルをすでに予約してしまっており、
    その料金惜しさに日程を変えてコルマールからバーゼル、そこからフライブルクへ
    というコースに落ち着きました。
    ブライザッハへ寄ってフライブルクへ、というのも捨てがたかったのですが。
    これもいつかリベンジを。
    シュヴァルツバルトとアルザス辺りの小さな街や村をゆっくり巡ってみたいです、いつの日か。

    frau.himmel

    frau.himmelさん からの返信 2012/07/02 22:32:02
    RE: なんて贅沢で素敵な訪問!
    ハッピーねこさん こんばんは。

    たった今帰ってまいりました。
    コルマール編にコメントをいただきありがとうございます。

    > 絵画を見るためだけにコルマールへなんて、なんと贅沢で素敵な訪問でしょう!

    最初の予定にはコルマールはなかったのですが、フライブルクのエコチケットを見つけて急遽決めました。
    それに、コルマールはイーゼンハイムの祭壇画だけを見たら、ブライザッハでまったりワインをいただこうと思っていたのに、これも手違いで…(笑)

    さて、さきほどハッピーねこさんのところにお邪魔したら、ずいぶん新作が増えていますね。
    コンスタンツ、メーアスブルク、ゲンゲンバッハ(でしたかしら?)興味をそそられる街が目白押し…、ゆっくり楽しみながら拝見させていただきます。

    コンスタンツは私は4月30日に言っております。ちょっとだけすれ違ったようですね。

    > それなのにバーゼルのキャンセル不可のホテルをすでに予約してしまっており、

    私もいつもはキャンセル不可のホテルを予約するのですが、今回は事情があり、キャンセル可能なホテルばかりを予約せざるを得なくて高いホテル代になりましたー(泣)。

    > これもいつかリベンジを。
    > シュヴァルツバルトとアルザス辺りの小さな街や村をゆっくり巡ってみたいです、いつの日か。

    ハッピーねこさん すっかりアルザスの魅力に取り付かれたようですね。
    でも、ホントにいい街ですものね。

    旅行記、ゆっくり見せていただきます。

    himmel

    ハッピーねこ

    ハッピーねこさん からの返信 2012/07/06 00:45:52
    ありがとうございます。
    himmelさん、こんばんは。
    九州から戻られてお忙しいでしょうに、私の旅行記にたくさんお越しいただき、
    ご投票もたくさんいただいてありがとうございます。

    さきほどやっとメーアスブルクまでの投稿が済みました。
    これからリンダウを経てインスブルックへ、といよいよ終盤に入ります。
    よろしければまた覗いて下さいませ。

    九州のお疲れが出ませんよう、くれぐれもご自愛下さいね。
    といいつつ、ご旅行記の続きも楽しみにさせていただきますが^^.

    おやすみなさい。

    ハッピーねこ

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