GWひとりｼﾙｸﾛｰﾄﾞﾌﾟﾁ旅07★トルファン★地下水路カレーズと美しいミナレット蘇公塔

2012/05/02 - 2012/05/03

吐魯番（トルファン）観光最後に行ったのは、
地下水路「坎兒井」とミナレット「蘇公塔」です。

坎兒井博物館は実際に使われている坎兒井を利用して
坎兒井の構造を紹介しています。
太陽の日差しが強く、非常に乾燥しているこの地で
坎兒井は今も昔も大きな役割を果たしていることがわかりました。

蘇公塔は、イスラム教のミナレットで、
美しい文様が掘られていたのが印象的でした。
今も隣接しているモスクは使用されているとか。
私が行った時はひっそりとしていましたが、
礼拝の時間になると近所からムスリムが集まるようです。



★★　坎兒井（カレーズ）について　★★
坎兒井とは地下水路のことで、ウイグル語では「カレーズ」と呼ばれています。坎兒井は砂漠にある灌漑施設の一種で、万里の長城、京杭大運河と並ぶ中国古代三大工事のひとつです。吐魯番の坎兒井の総数は1100あまり、全長は5000kmにも及びます。

坎兒井は縦井戸、地下水路、地上水路、小型貯水池の4部分から成り立っています。吐魯番盆地北部の博格達山と西部の喀拉烏成山から、春と夏には大量の積雪と雨水が山谷に流れ込み、ゴビ砂漠に浸透します。人々は山の傾斜を巧みに利用して坎兒井を作り、農業用水に利用しました。坎兒井は砂漠に特徴的な、灼熱、強風を受けないため、水の大量蒸発を防ぎ、灌漑用水の確保に貢献してきました。吐魯番に現存している坎兒井はその多くが清の時代から建設されてきたもので、現在も吐魯番の大地を潤わせています。

★★　蘇公塔について　★★
1778年に建てられたイスラム教のミナレットで、新彊に現存する古代ミナレットの中で最大のもの。額敏和卓（エミン・ホージャ）は、吐魯番ウイグル族の指導者で祖国統一に貢献し、清王朝から郡王の称号を与えられました。額敏和卓は自らの清朝皇帝への忠誠を示すため、そして自らの功績を後世に伝えるため、乾隆42（西暦1777）年、白銀7000両を費やしこの塔を建設しました。彼の死後は、その意志をついだ息子の蘇来満が塔を完成させました。

蘇公塔と隣接しているのは蘇公塔礼拝寺で、新彊内で大規模なイスラム礼拝堂のひとつです。敷地は2500?、1000以上を収容可能です。


★★　GWひとりシルクロードプチ旅　旅行記　★★
01★ひとり旅の始まり…広州からウルムチへ
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10678824/

02★列車でウルムチからトルファンへ
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10678880/

03★トルファン★西遊記に出てくる火焔山へ
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10678975/

04★トルファン★物悲しベゼクリク千佛洞と世界最大最古の生土建築都市交河故城
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10679187/

05★トルファン★三蔵法師も訪れた高昌故城
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10679609/

06★トルファン★ミイラ眠るアスターナ古墓群と葡萄のない葡萄溝
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10680636/

07★トルファン★地下水路カレーズと美しいミナレット蘇公塔
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10680815/

08★トルファン最後の夜、そして夜行列車でハミへ
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10681030/

09★ハミ★ハミ瓜、見つかるかな？
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10681224/

10★列車でハミから嘉峪関へ
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10681340/

11★嘉峪関★明代長城の最西端！天下雄関「嘉峪関」
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10681579/

12★嘉峪関から逃げ出して柳園へ
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10682312/

13★敦煌★広大な砂漠と水をたたえる月牙泉
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10682598/

14★敦煌★幻想的な夜の砂漠と沙州夜市
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10682744/

15★敦煌★やはり素晴らしかった莫高窟
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10682856/

16★敦煌★旅最後の夜…そしてウルムチ経由で上海へ
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10683114/

エリア 吐魯番(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

一旦市内に戻って食事。5時過ぎに昼食…笑

このあと数時間後に夕食を食べることも考えて、簡単に…ラグ麺を食べました。

ここのお店のラグ麺はそこまで脂っこくなくておいしかったです。

タクシーに乗って移動しました。坎兒井（カレーズ）は新旧あるようですが、こちらは新しい方。


○　吐魯番坎兒井博物館

坎兒井の仕組み。

こんな風に、水路がほられていきました。

実際の坎兒井

再び外に出て、坎兒井を見て行きます。

坎兒井の仕組みや使用方法を紹介しています。

この坎兒井は単に展示用ではなく、この先もずーっと続いていて、今も使用されています。

せっかくなので、博物館の周辺を散策。

モスク！

モスクの前では、ムスリムのおじさんたちがおしゃべりしていました。

羊の皮？何の皮？？

市場だ！

中に入ってみることにしました。

中も普通の市場かと思ったのですが、屋台村みたいな感じでした。

さてタクシーで蘇公塔へ。吐魯番最後の観光です。

○　蘇公塔

細かく文様が彫られていてとても素敵なミナレットでした。

ミナレットに隣接しているモスク。

美しい。

そしてムスリム墓地。

まもなく8時。

タクシーで戻ろうかとも思ったのですが、ちょうどバスがやってきたので、急いでとめました。1元。

安いし快適。Cさんがいなかったら、バスをかなり利用していたかも。