紫陽花を訪ねる『梅雨の鎌倉』｜介護タクシーライフサービス

2012/06/12 - 2012/06/12

6月11日
天気予報で雨の予想だったため、リーダーに連絡して本当に鎌倉に行くのか確認したところ紫陽花は多少雨が降ったほうが情緒があっていいとのことで6月12日の鎌倉日帰り観光は決行されることに決まりました。
今回は皆さま横浜市内に住む70歳代の女性4人でカラオケ教室仲間です。
4人のうちのお2人は足も健在ですが、他のお2人は歩けるのは歩けるけれど長くは歩くことができないので車椅子があると心強いとのことで車椅子を車の中に用意して観光することにいたしました。

エリア 鎌倉(神奈川)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: タクシー
• 旅行の手配内容: その他

6月12日
8時の集合時間にお迎えにあがり、まだ曇り空の中鎌倉へ。
今回は紫陽花が見られればいいとのことでしたが、コース指定はなしでお任せです。私も悩みましたが紫陽花は『御霊神社』と『成就院』、『長谷寺』でお見せしようと思い、まずは長谷寺の駐車場へ。

まずは紫陽花が線路をはさみ、トンネルから出てくる江ノ電がみられるということで鎌倉権五郎神社ともいわれる『御霊神社』へ向かい長谷寺の駐車場より由比ガ浜方面へ。『御霊神社』へ到着したらすぐに踏み切りが鳴り出したので急いで線路脇へ行くと江ノ電がトンネルを抜けて来ました！

成就院に到着したころ雨がぽつぽつ降り始めた。長谷から徒歩でいったので西側から成就院に登る。階段は手を引きながらお2人を上げ山門をくぐる。下から山門までは20段もあるだろうかというところだが当然そのあたりで4人集まり休憩して参道周りの紫陽花に見とれていたので、私が先に少し上に昇り皆さんを手招きし、到着したところを見計らって振り向くように言うと皆さん一斉に『キャー素敵！！』とまるで少女のような感激をしながら紫陽花の向こうに見える由比ガ浜に見とれる。

結局、成就院本堂には行かず（行けず？？）長谷寺へ向かう。途中、『三郎丸』でしらすを求めたが今日はないとのこと。お昼に腰越へ行ってみようということで長谷寺の紫陽花を見に行く。長谷寺では上境内に頑張って上がったが、「眺望散策路」までは難しく、眺望散策路を2m位を手引きでのぼるも、すぐにあきらめそのまま降り、下から紫陽花の通路を眺める。ただ下からの眺めも充分きれいでゆったり楽しめたよう。その後、お茶でも飲んで休むことを勧めたが、寺まんじゅうを食べるとのことで駐車場へ戻る。

寺まんじゅうを食べているときに、他の観光客から光則寺を訪ねられたので道を教えていると、皆さんも光則寺に行きたいとのこと。光則寺は日朗上人の閉じ込められた土牢と寺院のお花が有名なところだが、土牢は行かずお花を見るだけにするということなのでさっそくお連れする。お花のお庭はそう大きくないので山門までお連れして、ご自分たちで廻ってくるよう施したが、なかなか戻らないので見に行くと本堂前のカイドウ前でカイドウ談義。皆さん植物に詳しいです。
キジの泣き声なども聞こえ長谷寺の隣とはいえ長谷寺とは違った静かな趣を楽しみ、その後腰越に昼食へ。ただ江ノ島方面は大変混雑。稲村ガ崎を越えたところで腰越行きはあきらめ『池田丸稲村ガ崎店』でしらす定食を召し上がる。ただおいしかったが量が多かったとのこと…。

昼食をゆっくり召し上がり、その後は浄明寺地区の『竹の寺　報国寺』へ。
報国寺では苔で覆われた庭などをみながら静かに雰囲気を楽しんでおられました。ただ竹林では子供のころを思い出された方が竹の子の話をはじめたところ孟宗竹はやわらかくておいしいとかいつのまにか食べるほうに…。挙句の果てには一部センリョウの実が残っていたのを見つけ鳥が食べ残したのでもったいないと鳥の心配をされていたことに少し可笑しくなってしまった。

報国寺の後は最後のお寺『浄妙寺』へ。
浄妙寺は鎌倉五山、第五位のお寺。ここでお茶をするため報国寺ではお抹茶を召し上がられなかったので、到着後、さっそく喜泉庵へ。皆さん1000円の生菓子付のお抹茶を召し上がって静かにまたゆっくりお過ごしになりました。
観光だけのことだけれども日本人の美意識を楽しめるとの感想が後で聞かれました。

帰りにはお土産を。
今回は紫陽花がテーマでもあるので『紅谷』のあじさいをと思い、若宮大路の『紅谷』へ。ただ私の個人的な意見では『クルミッ子』のほうが好きなのでお勧めすると気に入られ、ちょうどご進物を迷っていたところだったとのことであわせてご購入。切り落としもたまたままだあったのでそれらも皆さんですっかりご購入されたようです。（私も１袋いただいてしまいました。ありがとうございました。）お買い物の後は早めの帰路につきましたが、これから皆さんカラオケ教室の発表会に着物を着るので帯を合わせるとのことまだまだ元気な皆さんに感心です。いつまでも若くいてもらいたいものです。

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