2012/05/24 - 2012/05/24
2137位(同エリア5994件中)
ころっつさん
五月晴れの5月下旬の平日、奈良への出張。久しぶりの奈良で新緑の季節、時間が限られていたのですが、東大寺近くの庭園・依水園とならまち界隈を歩きました。
依水園の散策に続き、奈良公園から奈良町界隈を歩いた旅記です。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
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奈良公園の入口に建つ奈良国立博物館。
既に本日は閉館していますが、本館はネオバロック様式の明治時代の建築物です。 -
国立博物館のまわりにもシカはたくさんいます。
天然記念物にも指定されている奈良公園のシカは春日神社の神鹿として古くから保護されてきたもので、総数は1,200頭におよぶそうです。 -
奈良公園の南側の飛火野には、新緑の季節を迎え、青々とした芝生が一面に広がっています。
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芝生をボリボリと音を立てながら食むシカ。
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奈良公園の芝生が青々としているのは、シカの排泄物がよい天然の肥料となっているからだとも聞きます。
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「シカ飛び出し注意」の道路標識と一群となったシカたち。
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木陰に一人たたずむおじさんとシカたち。県庁所在地のまちなかとは思えない光景です。
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奈良公園を南下すると、春日神社からの御手洗川が流れ込む鷺池があり、池の中には浮見堂という六角形の屋根をした建物があります。
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鷺池のビュースポットともなっており、夜にはライトアップもされます。
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ジューンブライド間近…結婚を控えたカップルでしょうか。和装して撮影に臨んでいました。
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あまりきれいな水面ではないですが、池に映える浮見堂はそれなりに絵になります。
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浮見堂から路地を南下すると、いったん小高い丘になります。ネコが優雅に闊歩する土塀が続く家並みがある静かな界隈です。
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そこを下って国道を渡ると奈良町に入ります。
奈良町は古刹・元興寺の堂宇の焼け跡にできた職人町で、戦国時代以来の歴史を持つまちですす。
まちなみの東端にある今西家は、室町時代の書院造を持つ国の重要文化財ともなっている建物です。既に公開時間を終えていたので、内部を見学することはできませんでした。 -
今西家周辺には趣のある町家が並んでいます。黒壁と二階の虫籠窓が特徴的な建物です。
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近くには昔ながらの銭湯も営業中です。
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奈良町は昔ながらの町家が立ち並ぶというよりは、昔ながらの建物がまちの中に点在してるといった感じです。景観に配慮して修景された町家も多くあります。
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陶器類を売っている商家の軒先。
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奈良町は曲がりくねった迷路のような小経が続いています。国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。
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白壁の店では暖簾や布巾などが売っていました。
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築100年以上の町家を利用したコミュニティセンター「奈良町物語館」です。
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奈良町物語館のとなりにある雑貨屋菊岡工芸の敷地内には、歴史ある石柱が建っています。「きくをか」の文字が刻まれていますが、この店が歴史ある老舗であることを感じさせてくれます。
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奈良町には狭い玄関の両側に「鹿格子」と呼ばれる細かい格子窓を構えた町家が多くあります。狭い間口はその幅によって税金がかけられた名残でもあります。
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こちらも修景された建物。
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奈良漬のあしび屋本舗の町家風の建物。食事処でもあります。
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奈良町の西側にある大正時代に創業した御菓子処「なかにし」です。上品でおいしそうな和菓子が並んでいたので立ち寄ってみました。
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こちらはお店の代表的な御菓子、奈良町だんごです。奈良の団子の歴史は古く、米粉から作る昔ながらの手法の団子で、白色・黄色・うぐいす色の三色でひとつのセットになっています。お土産に買って帰りましたが、甘さは控えめで普通の団子よりも粘りが強かったです。
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古くからの町家を利用・改装したおしゃれなカフェレストランもあります。
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丸い窓がほどこされた近代的な装い。町家の雰囲気とも案外マッチした建物です。
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こちらは交差点の角に立つ、かつては料亭であったことがうかがえる建物です。
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近鉄奈良駅に近づいてくると飲食店も増えてきました。酒・ビールの赤ちょうちんも出ています。
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猿沢池の南側にある古い町家が立ち並ぶ今御門商店街は奈良町の北限です。近鉄奈良駅に大分近づいてきました。
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奈良町を北上していくと、猿沢池に出ます。天平時代に造られた人工池で、興福寺の五重塔を映す水面が奈良の名所の風景として知られており、今でも市民の憩いの場所となっています。
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その猿沢池の西側には昔ながらの土産物店が軒を連ねており、小学生を中心に修学旅行生がこれでもか!というほどたくさん買物をしていました。どことなく懐かしい光景です。
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最後は奈良市街地のど真ん中に位置する世界遺産登録の興福寺を訪ねました。興福寺は平城京への遷都ともに藤原氏が氏寺として整備した寺院で広い境内を持っています。
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こちらは興福寺の境内にある六角形の建物・南円堂。西国三十三番札所のひとつでもあります。
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南円堂の西側にある三重塔は興福寺で最古の建造物で、国宝に指定されています。
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一方、興福寺のランドマークでもある五重塔は、現在残っているのは室町時代に建造された6代目のもので、こちらも国宝に指定されています。
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唐招提寺の金堂を模して建てられたという東金堂も国宝で、こうした主要な建物は、境内無料なので近くでゆっくり見ることができます。
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