2012/05/24 - 2012/05/24
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ころっつさん
五月晴れの5月下旬の平日、奈良への出張。久しぶりの奈良で新緑の季節、時間が限られていたのですが、東大寺近くの庭園・依水園とならまち界隈を歩きました。
まずは、依水園を散策した旅記です。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
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近鉄奈良駅前にある噴水広場の行基像、奈良の待ち合わせの場所としても知られています。本物の僧侶も托鉢している場合も多くあります。
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駅方面から青空が広がり、新緑の登大路を奈良公園方面に歩いて行きます。
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東大寺や春日神社などが点在する奈良の中心地に位置する奈良公園にたどりつきました。天然記念物に指定されているシカがあちこちにたわむれています。
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シカせんべいは、150円で販売。
ところでシカせんべいを売っているおばちゃんが置いているせんべいをシカは食べずに、観光客が買った途端に多くのシカが群がるのは、なぜだか知っていますか?
答えは…売り物のせんべいをシカが食べようとすると店屋のおばちゃんたちが手元の杖で結構な勢いでシカを追っ払うからなのです。しかし、せんべいを売っているのは、「鹿愛護会」というのが何だか皮肉です。 -
奈良らしい交通標識。
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人口30万人以上を擁する都会のまちなかを遠慮なくシカが行き交う…よく考えると不思議な空間です。
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県庁から東大寺に向かう途中に奈良屈指の名園・依水園があります。これまで何回か前を通過していたのですが、今回はじめて立ち寄ってみることにしました。入園料は650円と少しお高めです。
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依水園は、総面積2万6,500平方メートルにもおよぶ広大な庭園で、中には庭園とそれに付属する建物、そして中国古代や高麗期の陶器類を展示した「寧楽美術館」があります。
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依水園は、元々は興福寺塔頭の境内跡地に江戸時代の豪商が庭園を整備したことがはじまりとなっています。
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特徴としては、敷地が江戸時代中期に整備された前園と、明治時代に整備された後園から成り、同じ敷地に造成時期の異なる2つの庭園があることがあげられます。まずは江戸時代に整備された前園エリアから散策します。
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池の中に鶴亀をなぞらえた中島もある池泉回遊式の庭園です。
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庭園の各所には、江戸時代に造られた庭園らしく燈篭が配置されています。
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奥にある茅葺の建物は「三秀亭」と呼ばれ、食事処ともなっています。
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パンフレットによると、池のまわりの護岸の石組が江戸時代中期の作庭を物語っている特徴だそうです。私にはよくわかりませんが…。
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前園の池には紅白2種類の蓮の花がきれいに咲いています。
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こちらは清純なイメージの白の蓮。
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こちらは深いしっとりとした感じを醸し出す赤の蓮。
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新緑の季節は、苔も美しさを増します。
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赤さがまぶしいナンテンの実と灯篭。
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前園から後園に移動します。
後園は明治時代に実業家が築いた築山式の池泉回遊式庭園で、前園とは異なった雰囲気を持ち、若草山や東大寺南大門などを借景としています。 -
石畳を散策します。
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園内に散策道の途中にある依水園の名前が刻まれた石組。
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園内には若草山を源とする吉城川が流れており、庭園の池にその水を引いています。
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庭園の奥にある庵には水車もあります。
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後園の最奥には、石組の滝も造られています。
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後園の池の端には書院造の建物や茶室も建っています。
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鮮やかに咲き誇る黄菖蒲。
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吉城川から取り入れた水が庭園の水路をつくり、池に流れ込んでいます。
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依水園は、名勝に指定されている名園で、奈良市内で唯一の池泉回遊式庭園でもあります。
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かきつばたが咲く中島には、歩けるように池の中に円形の石が連なっています。(実際には散策で歩くことはできません。)
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後園の中には柳生の寺から移築された書院造りの「柳生堂」という建物が建っています。
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後園から前園に向かって、新緑が降り注ぐ庭園を歩いて戻っていきます。
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吉城川のそばに立つ茶室・挺秀軒。
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最後にもう一度、受付側に戻り、前園を眺めました。
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