2012/05/05 - 2012/05/07
11位(同エリア786件中)
さすらいの食いしんぼうさん
- さすらいの食いしんぼうさんTOP
- 旅行記58冊
- クチコミ23件
- Q&A回答6件
- 404,993アクセス
- フォロワー113人
クスコの標高は3400m。富士山頂には及ばないにしても日本アルプスの山々の頂きよりはるかに高いのです。高山病なんて...と甘く見てたらヤラレました。頭痛とか吐き気など内的症状の他に外的行動として表れたのは....。
「写真を撮らなくなる。」コレ、ぜったい自分にはありえないことです。(この旅行記に掲載するのに写真が少なくて苦労しました)
「記憶が途切れる。」せっかくのガイドさんの説明もうわの空。後になると行った教会はゴッチャになってるし、遺跡もどこに何があったかよく思い出せない。(この旅行記に説明が少ないのはそのためです)
「注意が散漫になる。」ホテルチェックインの際、アッ!財布がない!....パスポートがない!フロントで大騒ぎ。ちゃんとカバンの中にあるのに。そのくせカメラを車ン中に置きっぱなしにして忘れてる。
と、まあこんな具合でした。みなさんもどーぞご注意を。
-
クスコに到着は夜でした。
-
しかもこの夜は世界中がスーパームーンと呼ばれたふだんより大きな満月(右上)。
2012年5月4日。 -
月の光りに照らされたカテドラルや、
-
アルマス広場。
-
ペルーの古都クスコの夜は静かにふけていきました。
-
翌朝。
-
きれいな朝焼けです。昨晩は夜のチェックインだったんで、
-
ホテルの部屋からの眺めが....
-
こんなにステキだったとは....
-
気づきませんでした。
-
ホテルはかつての古い宮邸。天井がおそろしく高く、部屋もステキです。
-
ホテルのロビーは中庭をそのまま利用。おしゃれだなぁ。
(ホテル コストデソル ラマダ) -
さ〜て、出発前にロビーでコカ茶をいただきます。
コレ、高山病に効き目あり、だそうです。
高山病なんて平気だけど、好奇心、好奇心。コカの葉、日本じゃ脱法ハーブ!御法度だもん。
(高山病をなめてかかったボクは後でヒドい目にあいます) -
コカの葉のせいか?空が青〜く見えるぅ〜。
アホか!実際に青いんじゃ! -
コカの葉のせいか?なんか足元がフラつくぅ〜。
アホか!それが高山病じゃよ。クスコの標高は3400m。富士山なみの高さだからな。 -
コリカンチャ太陽の神殿からの眺め。
-
あれは何、これは何。
いろいろ説明はうけたけど....。 -
記憶にないんです。
-
-
石垣の精緻さはすごい!完璧。
-
インカ時代の太陽の神殿をぶっ壊して、スペイン人が建てたサントドミンゴ教会。
太陽の神殿の精緻な石垣(下半分)と比べるとスペインが建てた教会の石組みの粗雑なこと。(上の建物部分)ちがいは歴然。 -
最近のスペイン経済の破綻近しの報道を見ると500年前のインカの呪いが因果となって...かもしれない。(ダジャレにしたいところをガマン)
写真:アルマス広場 -
12角の石。諸説いろいろあって12ヶ月の暦とか言われているそう... ボクは単にインカ人の遊び心だったんじゃないか、と思うんだけど。
「ホラ!ピッタリ合ったぞ〜!」みたいな。「オレ、すごいだろ〜」みたいな。 -
-
アルマス広場を見下ろすレストランでガイドさんと昼食です。
-
-
アルパカの肉を食べてみました。野菜と肉の細切り炒め。醤油味でとってもおいしい。
-
店内は日本人の団体さんでいっぱい!
ペルーのフォルクローレの演奏も始まりました。 -
そのうちミュージシャンたちがボクのテーブルにやって来てボクを囲んで突如、ハピーバースデイの演奏。
エ、エ〜ッ!何事じゃ〜!!そう。今日はボクの誕生日でした。でも、なぜ知ってるの〜??
「昨晩、ホテルチェックインの際、パスポートを拝見させていただいたら、今日がお客様の誕生日だってわかったもんですから.... これ、やり過ぎでしたか...?」とガイドさん。 -
「いえ、いえ、そんな!」コレ、すげぇサプライズ!
でもまわりの日本人の団体さんはかわいいガイドさんをボクの彼女と勘違い。あげくのはてには....
「あなた新婚旅行中に誕生日だなんて。もう二重のおめでたネ!」なんて言うオバちゃんもあらわれまして....
フ、フ、フ....。ボクはまんざらでもない気分。ガイド嬢はちょっと迷惑そう。(笑) -
アルパカくん。オレ、おまえの母ちゃん食うたかもしれん....ごめんな。
-
ええ〜っ!!お、おかあちゃ〜ん!(涙)
くそーっ。ゆ、許せん!! -
インカの女性は、
-
みんな、
-
働き者です。
-
-
この人、ちょっと疲れて道ばたでうたた寝してました。
-
クスコの街を見下ろす....ってことはこの場所は富士山頂よりも高い!
-
-
あ〜、やっぱ息が切れるし頭痛がする!高山病だ。
写真:アルマス広場をズーム。 -
サクサイワマン遺跡
ここもすごい石組みです。人がいないと大きさがよくわからないけど....、 -
ホラね。
この石の高さ5m重さは推定で360tだって。どうやって運んだのか?? -
石垣が22のジグザグを描きながら360mもつづきます。これだけ大がかりな要塞を築きながらインカ人はアッという間にスペイン人に破れてしまいました。
-
なぜならインカの兵隊たちは夜は戦ってはならない。種まきと収穫の農繁期は戦ってはならない。と何とも悠長なルールの国戦力だったからです。
-
こんなとてつもないスゴイもん造っておきながら、なんたる無駄骨。インカ人!
でもちょっと憎めない。 -
利益のためならルールもモラルも踏みにじる国と、
ルールとモラルに縛られて身動きとれない国と....。
なんかどこかと似てねぇか.....? -
このおばさんも
-
この人も、写真を気をよく撮らせてくれたけど。コレ一枚ぐらい買ってあげればよかった、と帰った今になってちょっと後悔。
-
これボクの誕生日の記念撮影。このすぐ後に右側のリャマからキスをもらう。ベロリ!
-
リャマと少女。
-
リャマと少年。
-
リャマとオバさん。
-
つづいてケンコー遺跡。このあたりからウルバンバにかけてが「インカの聖なる谷」と呼ばれていますが.....
ちょっとこのあたりから意識もうろう。ぼーっとしてケンコー遺跡の写真はこれ1枚だけ。(何ということか!)説明もどこを歩いたのかも覚えていない。 -
あリャマ〜〜高山病?なめたらだめぇ〜めぇ〜〜〜!
-
これ、どこだったか記憶にない!
-
ボク「....... 気持ちわる〜。車に酔ったみたい。」
ガイドさん「それ高山病ですよ。コカ茶飲みますか?酸素吸入しますか?」 -
ガイドさん「大丈夫ですか?この峠は今、標高4000mですけど、ここから下りになりますからしばらくの辛抱です。」
ボク「ひぇ〜〜っ!4000m!オレもうダメだ!」
このあとマジで酸素吸入を受ける。 -
もうチェックインは意識もうろう!ホテルのロビーでは別の団体旅行の70才ぐらいの元気すぎる関西のオバはんからしつこく、
「オニイちゃん、あんた顔色悪いでぇ。大丈夫かいな?」って....!
大丈夫じゃないから横たわってんの!くそ〜っ!ウザイ〜!放っといてくれぇ!なんでバァちゃん、そんなに元気なん?こっちが訊きてぇよ!(涙) -
ホテルに到着してカートに乗せてもらって部屋まで運ばれました。(荷物ではない!ボクです。)
またよりによってこのホテル、部屋までが遠い!高原リゾートっぽくてすてきなんだけど。 -
部屋に到着。このあと1時間ぐらい、意識....ありません。
-
ガイドさん「頭痛や吐き気、ツワリがちょうどこんな風らしいです。私はまだ知りませんが....」
ボク「ボクもたぶんツワリの苦しみって一生知らないと思うけど、コレ、ひどい二日酔いに似てるな。」でもひと眠りしたら.....復活しました〜! -
ボク「ガイドさんは平気なんですか?」
ガイドさん「慣れてますから。それに女性の方がなりにくいんですよ」
写真:ホテルの夕食、海老にお米をまぶして揚げてある。甘いマンゴーのソース。 -
ガイドさんはつづけます。「それくらい食欲があればもう大丈夫。でも高山病には大食いもダメですから控えてくださいね」
写真:ホテルの夕食、仔羊のロースト -
男もクスコで知るツワリの苦しみ。男が知らぬ苦しみが多々ある女性です。
男性諸君!女性をつくづく大事にしてあげましょう。 -
そして気配り、采配のすばらしいガイドさんとステキなホテルや食事を含むこの旅行のコースをお膳立てくださったのは.....
Andes Nippon Tourist Peru (現地の旅行社アンデスニッポン)
www.andes-nippon.com
巻末ながらお礼申し上げます。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (9)
-
- ムロろ~んさん 2012/06/19 22:24:52
- すごく気持ちが分かります、高山病の苦しみ。
- さすらいの食いしんぼう様
ムロろ〜んです。この度はチベット旅行記に投票をして下さいましてありがとうございます。チベット滞在中に事件が遭ったようで、それ以降チベット入境許可証が発行できなくなった関係で旅行者が入れない方が多くいたようでした。帰国後にコミュの方の情報で知って本当に驚きました。もう少し遅れていたらチベットに行けなかったかもと思うとゾッとしました。
さすさんもなったようで、私も2006年のブータンでなってしまったのです。本当に意識が朦朧とするのも分かります。それを経験しているので今回のチベット旅行も、ダイアモックスという薬を病院で処方してもらい、睡眠と水分、そして深呼吸に意識しました。車酔い以外は何とか旅をすることができました。
標高4000mは確かにしんどいですよね。お疲れ様でした。
ムロろ〜ん(-人-)
-
- angieさん 2012/06/07 19:46:51
- こんにちは♪
- さすさん、お久し振りです〜♪
一気に見せて頂きました!
ペルーに行かれてたんですね。
マチュピチュ懐かしいデス〜!!!
私は去年11月に行ってるくせに旅行記がまだUPできていません(^^;
(先月フランスに行っていたので多分こっちから作るかな?)
どんどん、どんどん記憶が薄れていくようです(汗)
トルコもまだ途中だし、、、あ〜中途半端な私。
それにしても高山病とは大変でしたね。
え?私?全然大丈夫でした(笑)
あ、でもコカ茶が気に行って毎日がぶがぶ飲んでたので、そのおかげかも?
同グループのおっちゃん・おばちゃん達も
誰1人として高山病になった人はいませんでした。全員めちゃ元気!!!
関西人は強いんでしょうかね〜?
あ、遺跡のあるあの有名レストラン、
TVの『ふしぎ発見』で以前やってたの見た事あります。素敵ですね〜♪
angie
- さすらいの食いしんぼうさん からの返信 2012/06/10 22:29:24
- 関西人+おばはん=怖いモンなし
- angieはんへ、
angieはんの南米大旅行はどないでしたん?
> 同グループのおっちゃん・おばちゃん達も誰1人として高山病になった人はいませんでした。全員めちゃ元気!!!関西人は強いんでしょうかね〜?
そのとおりや!関西人はやっぱし強いわ。
特に関西人+おばはん、ときたらコレ怖いモンなしやで。
(えっ?angieはんもひょっとしたらこの遺伝子、持ってはるん?...。)
> (先月フランスに行っていたので多分こっちから作るかな?) トルコもまだ途中だし。
なんやそれ?!あっちゃこっちゃと。ボクはむこう半年、旅行なしの仕事ひとすじ。あ〜悲し!
関西人やないのに関西弁にトライしてみたサスでした。
-
- bamo47さん 2012/06/06 00:58:41
- ダジャレはご法度ということで。
- 10年来おつきあいのある方からの心無いメールで
ちょっとヘコんでいる、bamo47です。
そんなときは、さす様のヒューモアあふれる
旅行記を読んで元気を出さなければ(笑)!
…そんなことに使うな、と言われそうですね。
さて、前回の掲示板への書き込みで、ダジャレ
だけではなく旅行の感想を、というコメントを
いただきました。重く受け止めています。
ということは。
「ここがアルマス広場であるます」
とか、決して書いてはいけない、ということ
ですよね(笑)。えぇ。よーくわかって
おりますよ。決して書き込みません。
それにしても、石積み。精緻な、と書いて
いらっしゃる石積みが確かに素晴らしいの
ですが、なんか、そうではない石積みのほうに
親しみを覚えたりして。日本のお城の石垣って
必ずしもきれいではないんですよね〜。
高山病、大変でしたね。
アルパカ、かわいいですね。
アルパカには爪があるんですか?
「ノー。アルパカは爪を隠す。」
…心身ともに疲れているようです。もう寝ます。
おやすみなさい(爆)。
by さす様はいい人だ!bamo47。
- さすらいの食いしんぼうさん からの返信 2012/06/06 03:13:30
- RE: ダジャレはご法度ということで。
- …心身ともに疲れているとは思えないダジャレの連発!
シャレねたを考えすぎて疲れてんじゃないの?のbamo47さん。こんにちは!
> 10年来おつきあいのある方からの心無いメールで ちょっとヘコんでいる、bamo47です。
って....ボクのメールじゃないよね。だったらごめんなさいね。
> さて、前回の掲示板への書き込みで、ダジャレだけではなく旅行の感想を、というコメントをいただきました。重く受け止めています。
あまり真剣に考えないでください。たぶんbamo47さんのことだからあんまり考えていない、と思うけど。
> ということはここがアルマス広場であるます、とか決して書いてはいけない、ということですよね(笑)。
ほらね。やっぱし考えていない。それでは「はい、そのとおり。だめであるます。」(笑)
ということで高山病と高所恐怖症とのバトルだったクスコとマチュピチュの旅でした。次は....ん〜しばらくなさそーなサスですが見捨てないでね。
- bamo47さん からの返信 2012/06/07 22:58:29
- RE: ダジャレはご法度ということで。
- >> 10年来おつきあいのある方からの心無いメールで ちょっとヘコんでいる、bamo47です。
>って....ボクのメールじゃないよね。だったらごめんなさいね。
ご心配には及びません。ワタクシの記憶が確かならば
さす様とは、まだ出会って10年も経っていません。
…というか、まだ現物に出会っていません。
…というか、記憶がだんだん不確かになってきているのも
事実であります。小説より奇ナリであります(汗)。
もう10年になるんでしたっけ(笑)?
でも、さす様とは、ともにピーターパンシンドローム
同盟を結んでいたと思うので、ガタついている記憶の
引き出しにロウを塗りながら、頑張っていこうと思う
所存でございます。
さす様のお書きになる文章は、ほどほどのスパイスが
効いていて、痛快ですよ、それが仮にワタクシに
対する辛めのスパイスであったとしても(笑)。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします!
by ムショウに缶詰のサバの水煮が食べたくなった…bamo47。なぜ??
- さすらいの食いしんぼうさん からの返信 2012/06/07 23:45:30
- あれから2年が経ちました....。
- bamo47さんへ
>ご心配には及びません。ワタクシの記憶が確かならば、さす様とは、まだ出会って10年も経っていません。
そうでした、そうでした。ボクらが出会ったのは2010年の2月23日でした。あン時はbamoさん、ひどい風邪でした。覚えてますよ。あれからまだ2年ちょっとか.... お顔も知らぬままにご親交を深めていただき感謝です〜。
サス
-
- nanaさん 2012/05/27 22:51:54
- 高山病〜
- さす様こんばんは
さすがのさす様も高山病なりましたか。
実は私は、クスコからではなくもっと無茶なプノー(3800m)から入りました。
なので吐き気頭痛・・・1日ダウン経験しました(^_^;)
ツワリ・・・の苦しさ・・・そうかもしれませんね。
日付見てみますと、どうもさす様とはマチュピチュでなくクスコでご一緒だったようです。4日の日マチュピチュから移動してクスコ泊まってました。夜の街も歩いてます〜
どうやらこのあたりですれ違ってたのでしょうね(笑)
しかし、高山病に苦しみながらも・・・とても素敵な現地の人たちの写真が多いですね。さすがです。
nana
- さすらいの食いしんぼうさん からの返信 2012/06/01 13:46:23
- クスコでニアミス!!
- nanaさんへ
> さすがのさす様も高山病なりましたか。
悲惨でした。クスコより標高の低いウルバンバで泊まったんだけど、もうチェックインは意識もうろう!ホテルのロビーでは別の団体旅行の60、70才ぐらいのオバはんから、
「オニイちゃん、あんた顔色悪いよ。大丈夫かね?」って....!
なんでバァちゃん、そんなに元気なん?こっちが訊きたいよ!って感じでした。(涙)
> 日付見てみますと、どうもさす様とはマチュピチュでなくクスコでご一緒だったようです。4日の日マチュピチュから移動してクスコ泊まってました。夜の街も歩いてます〜
> どうやらこのあたりですれ違ってたのでしょうね(笑)
ボクは5日にリマからクスコ入りしましたからnanaさんとは5日の午前中にクスコのアルマス広場あたりでニアミスしちゃったことになります。すげぇ〜!!あーおしかったなぁ〜。ひょっとしたら写真のどこかに写ってねぇかな??
サス
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
クスコ(ペルー) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
9
65