2012/05/17 - 2012/05/17
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akikoさん
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雑誌で見かけた1枚の写真に魅せられ、探し当てた場所「プロチダ島」。その写真には、小さな島の港と小高い丘にクリームイエローの教会とピンク・オレンジ・水色等のパステルカラーの建物が入り組んで重なるように建っている、とても可愛い景色が広がっていた・・・
この景色が見たい!というのが、今回の旅行を決めた動機だった。
あまりガイドブックにも登場しない、ナポリ湾で浮かぶ島の中で一番小さい島。ナポリ港から1時間もかからず着くことができる。
期待に胸躍らせ、サリタ・カステッロ通りから見えたコリチェッラ地区は写真で見た景色そのものだった。
特にほかに観光名所があるわけではないけれど、この景色を見るだけ幸せな気分になれる素敵な島でした♪
- 旅行の満足度
- 5.0
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ナポリのヌオーヴォ城(卵城)の裏のあるベベレッロ埠頭 Beverelloからプロチダ島経由イスキア島行きの高速船に乗り込みます。
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朝8:25発です。
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港を出港しヌオーヴォ城や王宮の景色をあとに船は進んでいきます。
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サンタルチア港やヴェスヴィオ火山の景色を楽しみながら40分もすると・・・
見えてきました! -
プロチダ島のカラフルな漁村が現れます。
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あの丸屋根は教会?それらしき景色が見えてきて、ワクワクします♪
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マリーナグランデの港に到着しました。
時間は9時過ぎ。歩いてあの景色が見えるコッリチェッラに向かうことにします。 -
船着場を出て、この通り(ローマ通り)を右に行くと船のチケット売り場や観光案内所があります。ミニバスやタクシー乗り場もこの近くにあります。
左に進むと・・・ -
このようなオープンテラスのあるレストランなどがいくつかあり、通り抜けて行きます。
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300mほど行くと・・・
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クリームイエロー色の「サンタ・マリア・デラ・ピエタ教会」が見えてきます。(あとで知ったことですが、この小さな島に12もの教会があるのだそうです。信仰心が篤いのですね)
青い空をバックにに教会がくっきり浮かび上がりきれいです! -
教会の鐘楼前で右折し、このエマヌエーレ通りを奥に進んで行きます。
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2分ほど進むと、AVE MARIA と書かれた台座の小さな祭壇が曲がり角にあります。
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右に十字架の彫刻が施された木製のドアがある「サン・レオナルド教会」があり、この前を左折します。
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ウンベルト通りに入りました。この通りを7〜8分歩いて行きます。
幅が狭く、3輪自動車やミニバスが通るたびに気をつけなければなりません。
どうやらこの辺りのメインストリートのようです。 -
脇の小路に花が飾られていて、ちょっと素敵です!
家の小窓からおばあさんが顔を出していたりし、笑顔を交わします。 -
ウンベルト通りも終わるころ、奥に「サンタ・マリア・グラツィエ教会」が見えてきました。
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この教会が、あの景色に登場するクーポラがある教会のはず。
正面から見るとこのような教会なのですね。 -
教会前のサンロッコ通りを下っていくと、コリチェッラの港方面に行くことなります。
あの景色を見るには、教会を見て左のサリタ・カステロ通りの緩やかな登り坂を道なりに進んで行きます。 -
坂道の途中に、海方面に続く舗装道を発見。入っていくと展望台のような場所がありました。
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見えてきました!教会のクーポラとカラフルな家々が顔を出しています♪
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写真で見た景色はもっと上から撮られたもので、低い場所から見るとこんな風に見えるのですね。
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低い位置からの景色を楽しんだ後、さらに坂道を進んで行くと、大砲が置かれている展望台が見えてきます。(確か、事前にるなさんに教えてもらったウェブサイトPiazza Italiaに書かれていたところです)
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ん〜きれい!
展望台から広がるこの景色☆☆
これです、見たかった景色は。
やっと出会えた! -
カラフルな建物が魅力ですが、Piazza Italiaによると、一軒一軒違う色に塗られた外壁は漁から戻って遠目から漁師が自分の家をすぐ 見分けられるために塗られたとか。
なるほど〜納得! -
いくら見ても見飽きない大好きな景色(^^♪
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ポップカラーでは、こんな風に変化します。
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望遠を使い教会のクーポラあたりを写すと、島の向こう側の海がよく見えます。
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展望台をあとにし、坂道を登りきると、左にカーブしさらに坂道が続いています。
路地のわきに大きなアーチ状のトンネルを抜けて、どんどん歩いて行くと、テッラ・ムラータという地区に入ります。
ここは島で一番古い旧市街だそうです。 -
なぜこんな高台に人々が住んでいるのかというと、Piazza Italiaによると、「海に近い浜辺に居を構えたほうが漁師にとっては便利だが常にサラセン人の侵略を受けてきた この地区では、海辺に居を構えることこそ略奪意味する事だったので、 こんな島の一番てっぺんに町ができてしまった」ということです。
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途中、小さく粗末な家もあったりしますが、可愛い家やお土産を売っている小物屋さんもあり、あちこち見回るのが楽しいです。
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11世紀に建てられた「サン・ミケーレ修道院」が路地奥に見えてきました。
“サン・ミケーレ”は、キリスト教の中でもっとも重要な天使の一人。大天使・聖ミカエルの名でも知られています。言い伝えでは、16世紀に島が襲撃された時、天の軍団を引き連れたサン・ミケーレが空から降りてきて、雷と炎で家々を囲み島を守ったとされています。 -
以来、プロチダの守護聖人としてあがめられてきました。修道院の内部には、嵐で遭難しながら助かった漁師さんや、ペストなどの病気から回復した人々がサン・ミケーレへの御礼として納めた奉納画が飾られていました。−NHK「世界ふれあい街歩き」より
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もとの通りに戻りさらに進んで行くと、白い建物が見えてきました。
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玄関先に可愛い花が置かれています。
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白い家のすぐ先に見晴らし台(ベルヴェレーレ)があり、遠く広がる眺望は素晴らしく、横を覗きこむとこのような断崖が見えます。壊れた城壁が歴史を感じます。
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路地めぐりを楽しんだ後、もとの道に戻って来ました。
次はコリチェッラ地区の海辺に行ってみることにします。 -
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「サンタ・マリア・グラツィエ教会」まで戻って来ました。
今度は教会前の坂道を下って行きます。 -
細い入り組んだ道を下へ下へ降りていくと、港近くのレストランのサインボードが見えてきました。
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海沿いにオープンテラスのレストランが何軒も並んでいます。
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まだお昼まで時間があるので、だれも食事をしている人はいませんが、お昼時になるときっと賑やかになるのでしょうね。
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地元の人たちがのんびり談笑しているのが微笑ましく、思わず笑顔になります。
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時間がとてもゆっくり流れているような気がします。
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スカイブルーの可愛い家がありました。
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海のほうを見ると、何隻も船が係留されています。展望台から小さく見えていた船たちです・・・
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グラツィエ教会も美しい景色に一役かっています。
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こんなところにマリア像が・・・
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穏やかな頬笑みを湛えたマリア様です。
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海辺は食事以外はそれほど見るところはないので、また街歩きを再開することにします。
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レモンなどかんきつ類が島の特産品らしく、突き出し看板にも使われています。
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民家の庭に普通に植えられているレモン。
とても大きなレモンです。 -
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歩き回っていたらいつの間にか、お昼時になっていました。
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マリナ・グランデに戻り、Fammiventoでランチを食べることにします。
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オープンテラスのラティス越しにマリーナが見えます。
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何を注文してよいかわからず、ランチコースのようなメニューを見つけ注文することに・・・
アンティパスト・プリモ・ピアット(第1の皿)・セコンド・ピアット(魚/肉料理)・ドルチェ、とそれぞれ3つの選択があるうち、当てずっぽうで選んだ結果・・・ -
アンティパストはサラダとコロッケのようなものでした。
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プリモ・ピアット(第1の皿)はムール貝・えびのニョッキでした。
もちもちとしたニョッキにシーフード風味がしっかりつき、美味しかった(*^_^*) -
セコンド・ピアットはいかリングのフライでした。
特産品のレモンをいっぱい絞りいただきました。 -
ドルチェはパンナコッタでした。
2層になっていて、下は少し固めのチーズ風味で上は日本でもお馴染みの滑らかでとろけるようなバニラ風味のもので、美味しかったです。 -
島の人にCENTANE地区の見晴らし台からコリチェッラの別角度の景色が見えるよと聞き、少し距離がありましたが行ってみることに・・・
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本当だ〜小さくコリチェッラ地区が見えます。
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肉眼で見ると小さく鮮明ではないものの、反対側から見える景色もなかなか素敵です。
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右端には午前中訪れた高台にある旧市街が見えます。遠くから見ると、外敵等から守る為に築かれた城砦であることがよくわかります。
コリチェッラの美しい景色だけでなく、ゆっくり時間が過ぎるのを感じ、のんびりできるのもプロチダ島の魅力でした。
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この旅行記へのコメント (4)
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- cheriko330さん 2015/12/26 01:56:22
- 私も行きたい プロチダ島
- akikoさん、こんばんは〜
メリーXmas☆のご挨拶をと思ってたら もう終わってしましました。
そうそう私も ここへ行きたいと ずっと思ってます。スペインを拝見させて頂いてたのですが
イタリアの分を調べたら プロチダ島が!
スペイン、後一つ残して こちらへ即 飛んで来ました。
パステル調のお家、可愛いですね。色んな所から見れて良かったですね。
イタリアは アマルフィも 憧れてます。カプリ島も リベンジしないといけないし
いつの日か…
akikoさんが行かれてて良かった。
サン・パウ病院も 気になってたのですが、分かりやすい説明で素晴らしいです。
内装なども 私好み!! それにしても ドメニクとガウディは ライバル同士だった位の事しか
知りませんが、二人の お陰でで バルセロナは 独特な雰囲気の町ですね。
私的には 正統派のマドリッドの方が好きです。とは言え、どちらも
akikoさんのように じっくり街歩きしてませんが。
今年も 後僅か、素敵な旅行記を見せて頂きありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。
年明けから サクラダファミリアを見せて頂く予定です。
どうぞ 良いお年を♪ そして 来年も素敵な旅が出来ますように。
cheriko330
- akikoさん からの返信 2015/12/26 13:59:25
- RE: 私も行きたい プロチダ島
- cheriko330さん、こんにちは〜
cherikoさんもプロチダ島をご存知だったのですね!
私も随分前に、表紙に載せていたアングルの写真を雑誌で見て一目惚れした一人です♪
どうしても行きたくて調べたら、ナポリから行けることがわかり、GoogleMapsのストリートビューで何度も景観を楽しみ、訪問しました。よかったら、ストリートビューを試してみてね!
> パステル調のお家、可愛いですね。色んな所から見れて良かったですね。
実際目にして感動したことを思い出します・・・^ ^
> イタリアは アマルフィも 憧れてます。カプリ島も リベンジしないといけないし
> いつの日か…
私もアマルフィ&カプリ島はいつか1、2泊滞在しとびっきりのリゾート感が感じられる旅がしたいです。
> サン・パウ病院も 気になってたのですが、分かりやすい説明で素晴らしいです。
> 内装なども 私好み!! それにしても ドメニクとガウディは ライバル同士だった位の事しか
> 知りませんが、二人の お陰でで バルセロナは 独特な雰囲気の町ですね。
バルセロナも再訪したい地の一つです。二人の建築群を全部回ってみたい!なんて欲張りかもしれないのですが、それほど素晴らしい造りに魅了されました。
> 私的には 正統派のマドリッドの方が好きです。
私はマドリッドは駅を通過しただけなのでよくわからないのですが、言われてみれば、バルセロナはごちゃごちゃしている感がありますね。
> 今年も 後僅か、素敵な旅行記を見せて頂きありがとうございました。
> 来年もよろしくお願い致します。
> 年明けから サクラダファミリアを見せて頂く予定です。
> どうぞ 良いお年を♪ そして 来年も素敵な旅が出来ますように。
こちらこそ、たくさん訪問していただいてメッセージもいただき、本当にありがとうございました(^-^)♪
cherikoさんも良い年をお迎えくださいね*・'(*゚▽゚*)'・*
来年もよろしくお願いします!
akiko
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- spumamiさん 2012/05/26 20:39:43
- コリチェッラの対岸
- こんばんは、spumamiです。
CENTANE地区の見晴らし台からみる景色も素敵ですね☆
ここまで歩ける自信がないけど、私もここから景色を眺めてみたいと思いました。
素敵な景色を有難うございます♪
- akikoさん からの返信 2012/05/27 09:38:11
- RE: コリチェッラの対岸
- spumamiさま
見ていただいてありがとうございます!
反対側からの景色は予定していなかったのですが、見たことがなかったので、村の人に聞いて即決断でした。
肉眼では小さく見えるだけなのですが、コリチェッラの一画がとってもきれいで、湾曲した海岸線でひと際目立っています。行く価値がありました。
私は2度目ですが、spumamiさんは何度も行かれているのですね。旅行記じっくり見せていただきます。またいろいろ教えてくださいね。
Akiko
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