2012/04/29 - 2012/04/29
20位(同エリア121件中)
ころっつさん
カレンダー通りの出勤となる私の会社のゴールデンウイーク休暇は前半・後半に分かれています。天気がよさそうな前半休暇の中日に「しまね海洋館・アクアス」をメインに石見地方の海沿いを日帰り旅行しました。
その第1弾は、浜田にあるアクアスと海岸景勝地・石見畳ヶ浦を訪れた旅記です。
- 交通手段
- 自家用車
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自宅から中国道・浜田道をひた走り、浜田市と江津市にまたがる「しまね海洋館・アクアス」に到着したのは4時間後。ゴールデン・ウイークということもあり、対面通行の浜田道は渋滞気味で、ここの駐車場にも多くの車がとまっています。
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アクアスは、携帯電話のCMでも有名になったように、バブルリングを作るシロイルカがいることで有名です。最近は育児のため、パフォーマンスを休止していたようですが、「幸せのバブルリング」の実演を再開したようで、ポスターにもそのことが書いてあります。
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入場料は大人1,500円。
「しまねの海から日本海、そして世界の海へ…」というコンセプトに基づき、2000年にオープンした県立の水族館で、中国地方では最大規模を誇る水族館です。
入館してすぐにあるのは、地元「しまねの海」コーナーです。 -
イワシが回遊する水槽。島根沖の日本海には暖流の対馬海流が流れており、多くの種類の魚が棲息しています。
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深い海の生き物が展示されているコーナー。館内の写真撮影はすべてOKですが、フラッシュは禁止となっています。
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透明感のある魚が泳ぐ水槽。魚の名前は長くて、どうもよく覚えられません。
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いろとりどりのクラゲ。ゆっくりフワフワと幻想的な動きを見せています。
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大きなクラゲ。海で出会うと気持ち悪いですが、こうして水族館の水槽で見ると美しさにうっとりです。
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白い半透明のクラゲ。ゆっくりと動いているので、写真は撮りやすいです。
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アクアスで一番大きな水槽は「神話の海」と名付けられており、サメやエイなどの大型魚類が悠然と泳いでいます。
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無表情なのが恐ろしさを増すサメ。「神話の海」の主人公は、出雲の神話にもゆかりのあるワニ(=サメ)なのです。
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同じく「神話の海」でウミガメはまったく動かず、水槽の底にじっとしています。
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「神話の海」はトンネル状になっており、左右と天井の約270度、泳ぐ魚を眺められるような構造になっています。
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サメやエイとともに神話の海を泳ぐお魚を天井に見上げます。
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順路通り進み、1階から一挙に3階まで昇ります。3階に入るとすぐにあるのが、熱帯の海をテーマにした「コーラルリーフ」。暖かい海らしく、派手な色をしたたくさんの魚が泳いでいます。
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こちらも暖かい海のディスプレイ。パンフレットによると、アクアスには約400種1万点の海の生物が展示されています。
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熱帯魚でよくいそうな際立った濃い青色をした小さな魚がいます。
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「ナイトダイブゾーン」。夜の海に潜るとこんな風な風景が楽しめるのでしょうか…。
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こちらは白砂から棒状のものがたくさん飛び出し、水の流れにゆらゆらしています。
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その正体は…チンアナゴという生き物。ユーモラスな表情をしています。実は臆病者で近づくと徐々に姿をうずめていくようです。
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「交流の海」ゾーンにある「コーラルリーフ」には、温暖な海に棲むさまざまな魚が展示されています。こちらはオレンジ色が鮮やかなクマノミです。
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名前は忘れましたが、小さなウツボのようなこの魚はほとんど動かずにいます。海のは本当に多くの不思議な生き物が生息してるなあ…と感心。
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ヒトデやナマコなど海岸近くの海に生息する海洋生物とじかに手を伸ばし触れあえるゾーンもあります。子どもたちを中心に大人気、にぎわっています。
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屋内展示スペースからいったん外に出てペンギンの展示コーナーに向かいます。屋外プールでは、暖かいエリアで生息するフンボルトペンギンがいました。
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再び屋内に戻ると、大きなペンギンの親子のぬいぐるみが飾ってあり、外の風景も見えることから絶好の記念撮影の場所となっていました。
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屋内には寒冷地に生息するペンギンたちが直立しています。
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一匹だけ全身が茶色の毛に覆われた普通のペンギンのイメージとは違うペンギンがいましたが、こちらはオウサマペンギンのヒナのようです。
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ペンギン館では陸に上がったペンギンだけでなく、水槽で泳ぐペンギンの姿を水平から、また見上げるスタイルからでも見学できるようになっています。
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自由に泳ぎ回るペンギンの姿。
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アクアスといえば…シロイルカ。某携帯電話会社のCMで白戸家の「島根のおじさん」として登場したので有名になりました。
昨年にオープンしたばかりの新しいシロイルカプールで泳ぐ姿が見られます。 -
GW中は来場者が多いため、シロイルカの見学ゾーンは完全入替制。45分ごとに15分のショーが開催されています。
椅子席は既に満席のため、その後にある通路から立見での見学となりました。 -
調教師の指示に従い、空気をいっぱいに吸い込んで、一気に吐き出しバブルリングを作ります。
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イルカは知能が高く、好奇心が旺盛なので、空気を溜め込み、一気に吐くことを教えることで、このバブルリングの技が完成したとのことです。「幸せのバブルリング」と名付けられています。
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1頭だけでなく、もう1頭やってきて、2頭同時にバブルリングを作る「ダブルバブルリング」の披露です。ただし、難度が高いようで、成功確率50%ととのこと。この時は残念ながらあまりキレイにはできませんでした…。
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再び1頭でバブルリングを作ります。
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ショーの最後には、胸ヒレを上手く上下に動かし、手を振っているような、さよならのあいさつをしてくれました。約2時間の滞在でしたが、大いに満足しました。
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アクアスの屋外にある特設ステージでは、この地方に根づく石見神楽の上演もされていました。
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アクアスを後に、国道9号を浜田市街地方面に走ります。名勝「石見畳ヶ浦」近くにある国民宿舎・千畳苑のレストランで遅めの昼食とします。
注文したのは、石見地方の郷土料理である「うずめ飯」を基にした海鮮どんぶりで、1日限定10食のメニューです。午後1時過ぎのこの時間にまだ残っていたのが不思議…。 -
本来の郷土料理「うずめ飯」は、味をつけたかまぼこや高野豆腐などを器の下に敷き、その上にご飯をのせ、刻み海苔やわさびなどを薬味として加え、熱いだし汁をかけて食べるもの。
「海鮮うずめ飯」は、醤油などで味付けされた刺身がご飯の下に埋まっており、上から生卵やわさびをかけて食べるものでした。混ぜてみるとこんな具合になります。 -
こちらはイカの内臓から作った新鮮な醤油をかけていただくイカのどんぶり。海鮮うずめ飯の方が味が濃く、こちらの方があっさりとしたお味でした。
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国民宿舎近くにある国の天然記念物にも指定されている「石見畳ヶ浦」に立ち寄ります。明治時代初期の浜田地震によって海から隆起した海岸が形成する奇観です。
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駐車場からは歩行者専用のトンネルを通りぬけて行きます。トンネルの途中には海食洞があり、その付近は賽の河原と名付けられ、お地蔵さんと祠が建っています。
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トンネルを抜けると奇石が並ぶ不思議な光景が広がります。固い岩の部分だけが削られずに残り、このような椅子状の岩が立ち並ぶ景観を形成しています。
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「千畳敷」と呼ばれる広さ約5ヘクタールにも及ぶ波食棚は風景美を作っています。
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古くからの地層が堆積しているので、貝などの化石をたくさん見ることができます。
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奇岩が並ぶ風景は、まるでミニ・カッパドキアのようです。もちろん本家のカッパドキアの迫力あるスケールには構いませんが…。
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キノコ状の岩が並んでいます。
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石見畳ヶ浦には「馬の瀬」と呼ばれる、周囲より一段高く、大きな岩場があり、登ってみると周りの風景美を見渡すことができます。
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付近の海岸では、礫岩の上に砂岩が堆積した地層も見ることができます。
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近くでは、海草が天日干しされていました。
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イカが干されている漁港の風景。次の目的地・温泉津に向かいます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 旅猫さん 2012/05/19 14:53:14
- 水族館!
- ころっつさん、こんにちは。
石見への旅、いいですねー
最初に水族館とは面白いです。
アクアスは、知ってはいたけれど、寄る時間が無かった場所。
結構、見応えがありそうな水族館ですね。
水族館や博物館って、なぜかふらりと寄りたくなります。
シロイルカのバブリング、有名ですね。
一度は見てみたいです。
畳ヶ浦も気になっていた場所。
不思議な景観が見られるのですね。
化石まであるとは。
石見を再訪する機会があれば、寄ってみたいです。
旅猫
- ころっつさん からの返信 2012/05/22 23:47:33
- RE: 水族館!
- 旅猫さん、こんばんは。
今回のGWは、アクアスを目的に旅しました。
バブルリングのシロイルカ、なかなかユーモラスな表情でかわいらしかったですよ。中四国地方で最大級の水族館ですので、なかなか見ごたえありました。
畳ヶ浦は結構マイナーな観光地ですが、化石や地層など地学の教材がぎっしり詰まった場所でした。次に石見に行く時には、浜田から西に下る旅をしてみたいと思っています。
旅猫さん、行かれた時にはぜひ郷土料理のうずめ飯も味わってみてくださいね。
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