お花見2012　吉野千本桜（２）　奈良～中千本・下千本～

2012/04/12 - 2012/04/12

吉野の千本桜を見に行ってきました。

近鉄吉野駅から、桜の時期のみ運行しているバスで終点の吉野中千本公園へ、ケーブルバスに乗り換えて奥千本まで行き、そこから徒歩で吉野駅まで戻りました。

神社をがっつり見学したり、桜の写真を一心不乱に撮ったり、のんびり休憩したりで約5時間半の滞在です(>_<)

今年は例年に比べて1週間ほど遅れているそうで、当日の開花状況（http://www.sakura.yoshino.jp/）は下千本5分咲き、中千本3分咲き、上千本開花、奥千本4/19頃でした。


＜中千本＞

★竹林院「群芳園（ぐんぽうえん）」

★桜本坊（さくらもとぼう）

★吉水神社

★金峯山寺蔵王堂（きんぷせんじざおうどう）

＜下千本＞

エリア 吉野(奈良)

• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

『竹林院「群芳園（ぐんぽうえん）」』

たっぷり休憩して、最初に訪れたところは竹林院。

この辺りから、人が増え始めます。

竹林院は、当麻寺「中の坊」、大和小泉「慈光院」の庭と共に大和三庭園のひとつ「群芳園（ぐんぽうえん）」のあるお寺です。

左は宿坊「竹林院群芳園」。

宿坊の前庭

頑張って、屋根を支えているように見えます。

「群芳園」

入園料300円

群芳園は池泉回遊式の借景庭園で、豊臣秀吉が吉野山の桜の花見に際して千利休が作庭し、一説には細川幽斎が改修したといわれています。

本堂

「天人桜」

立派な枝垂れ桜です。

3分咲きくらいかな。

椿は満開です。

真っ赤な椿がたくさん咲いています。

池の奥にある築山より

築山より金峯山寺蔵王堂を一望できます。

築山頂上にて咲いていた白い椿

築山より

左は本堂、正面は宿坊。

不思議なことに1本の木から、赤と白の椿が咲いています。

右に分かれた枝には、赤い椿。

左の枝には、白い椿。

『桜本坊（さくらもとぼう）』

「釈迦如来坐像」の特別ご開帳をしていたので、拝観しました。

鬼と桜。

屋根瓦にも桜が。

“役行者　健脚下駄”

手で持とうとしましたが、持ち上がりませんでした。

いったい何キロあるんでしょう。

境内

枝垂れ桜

本堂入ってすぐの休憩所？広間？から景色を一望できます。

世界遺産『吉水神社』

この門を潜ったところが「一目千本」と呼ばれる場所です。

「一目千本」からの眺め

ここが全てピンク色に染まれば、絶景でしょうね。

残念〜(>_<)

世界遺産『金峯山寺蔵王堂（きんぷせんじざおうどう）』

『金峯山寺蔵王堂』

『蔵王堂』

室町時代の建築で、木造建築では東大寺大仏殿につぐ大きさだそうです。

秘仏ご本尊「金剛蔵王大権現」のご開帳をしていたので、拝観しました。

世界遺産『仁王門』

棟の高さ20.3ｍの日本屈指の山門。

電線が邪魔です^_^;

世界遺産『銅（かね）の鳥居』

大峰山上までに修行、等覚、妙覚の3つの門があり、この鳥居は第一門で“発心門”とも呼ばれていて、俗世間から浄土への入り口とされているそうです。

「黒門」

黒門は金峯山寺の総門で、公家、大名でさえ、ここで槍を伏せ、下馬して通った関所だったそうです。

この辺りから吉水神社辺りまではお土産物屋さんが並んでおり、人混みがすごかったです。

平日でこんなだから、土日は大変でしょうね(~_~;)

「七曲口」の下り口周辺より

この辺りから「下千本」になります。

「七曲坂」

名前のとおり、くねくねと何度も曲がりながら下っていきます。

日蔭はひんやりします。

七曲坂を振り返って。

吉野駅に到着したのは16時過ぎ。

電車の時間まで30分ほど余裕があったので、駅前の土産物屋で購入した“鹿サイダー”で一休み。

柿酢が入っており、ほんのりお酢の香りと味がします^^

帰りは“さくらライナー”です。

初めての吉野千本桜。

十分、桜を楽しめましたが、ピンクに染まる山の景色を見てみたかったので、いつかリベンジしたいと思います。

ちなみに、翌日は足が痛くて、普段から歩かないとダメだなと思いました(~_~;)

〜ＥＮＤ〜