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関空から釜山へ、KTXで東大邱へ移動、その日は東大邱駅近くのモーテル泊。翌日は大邱市郊外の松林寺五層せん塔を見学し、午後から鉄道で慶山へ、造永洞古墳群などを見学し、再び大邱へ戻る。<br /><br />3日目、軍威郡缶渓面にある「軍威三尊石仏」を訪ね、慶州へと移動。慶州で2泊し南山の仏教遺跡を訪ね、最終日慶州から金海空港へ向かい帰国の途についた。

韓国の遺跡探訪 新羅編

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2009/11/20 - 2009/11/24

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5

あなもりや

あなもりやさん

関空から釜山へ、KTXで東大邱へ移動、その日は東大邱駅近くのモーテル泊。翌日は大邱市郊外の松林寺五層せん塔を見学し、午後から鉄道で慶山へ、造永洞古墳群などを見学し、再び大邱へ戻る。

3日目、軍威郡缶渓面にある「軍威三尊石仏」を訪ね、慶州へと移動。慶州で2泊し南山の仏教遺跡を訪ね、最終日慶州から金海空港へ向かい帰国の途についた。

旅行の満足度
4.0
観光
4.5
ホテル
3.5
グルメ
4.5
ショッピング
3.5
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス 徒歩
航空会社
大韓航空
旅行の手配内容
個別手配

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  • 高さ16.13mの&#22652;塔で、統一新羅時代、9世紀に建てられたと考えられている。韓国内に残っている&#22652;塔は統一新羅から高麗初期の物であるが、相輪部まで完全に残っているのはごく稀であり貴重な文化財である <br /><br /> &#22652;塔に使われた&#22652;瓦は方形または長方形で摂氏800〜1000℃で焼かれたものといわれる。これを地上 1m程度の花崗岩基壇上に五層に積み塔身を形成し、その上に 高さ4.5mの青銅製相輪部が載っている。<br /> <br /> 1959年の解体復元時の木製仏像と舍利装置などが発見され、現在国立大邱博物館に保管されている。<br />

    高さ16.13mの塼塔で、統一新羅時代、9世紀に建てられたと考えられている。韓国内に残っている塼塔は統一新羅から高麗初期の物であるが、相輪部まで完全に残っているのはごく稀であり貴重な文化財である

     塼塔に使われた塼瓦は方形または長方形で摂氏800〜1000℃で焼かれたものといわれる。これを地上 1m程度の花崗岩基壇上に五層に積み塔身を形成し、その上に 高さ4.5mの青銅製相輪部が載っている。

     1959年の解体復元時の木製仏像と舍利装置などが発見され、現在国立大邱博物館に保管されている。

  • 軍威三尊石仏 <br /><br />軍威郡缶渓面南山洞に位置する統一新羅初期の代表的な三尊石仏(国宝第109号)で、石窟を掘ったのち彫刻した石仏を安置している。本尊仏の彫刻樣式は、中国隋代の樣式を反映した三国末期の伝統をひくものと判断される。そして挾侍菩薩像のうち、左挾侍は宝冠に淨浄瓶が刻まれており観世音菩薩であることがわかる。すなわちこの石仏は観世音菩薩と大勢至菩薩に挾侍される阿弥陀三尊仏である。この三尊仏は三国末の保守的な要素と、新しい外来的な要素が共存する統一新羅初期の彫刻展開樣式をよくあらわしている。<br /> 軍威三尊石仏は慶州石窟庵よりさきにつくられたもので、石窟を掘り仏像を安置した樣式としては韓国最初のものである。(國立大邱博物館ホームページより)<br /><br />

    軍威三尊石仏

    軍威郡缶渓面南山洞に位置する統一新羅初期の代表的な三尊石仏(国宝第109号)で、石窟を掘ったのち彫刻した石仏を安置している。本尊仏の彫刻樣式は、中国隋代の樣式を反映した三国末期の伝統をひくものと判断される。そして挾侍菩薩像のうち、左挾侍は宝冠に淨浄瓶が刻まれており観世音菩薩であることがわかる。すなわちこの石仏は観世音菩薩と大勢至菩薩に挾侍される阿弥陀三尊仏である。この三尊仏は三国末の保守的な要素と、新しい外来的な要素が共存する統一新羅初期の彫刻展開樣式をよくあらわしている。
     軍威三尊石仏は慶州石窟庵よりさきにつくられたもので、石窟を掘り仏像を安置した樣式としては韓国最初のものである。(國立大邱博物館ホームページより)

  • 七仏庵磨崖仏 <br /><br /> 慶州南山烽火谷の頂上近くに位置している。磨崖三尊と四方仏を合わせて七仏庵磨崖石仏と呼ばれている。三尊仏の内中央の本尊仏は坐像で手印は降魔触地印で、高さは2.7mを測る。四方仏も坐像であるが、向きによって手印が異なっている。製作年代は、菩薩像が本尊に向かっている点や、胸部が長くて足が短い点などの特徴から、統一新羅時代に製作されたものと推定されている。

    七仏庵磨崖仏

     慶州南山烽火谷の頂上近くに位置している。磨崖三尊と四方仏を合わせて七仏庵磨崖石仏と呼ばれている。三尊仏の内中央の本尊仏は坐像で手印は降魔触地印で、高さは2.7mを測る。四方仏も坐像であるが、向きによって手印が異なっている。製作年代は、菩薩像が本尊に向かっている点や、胸部が長くて足が短い点などの特徴から、統一新羅時代に製作されたものと推定されている。

  • 茸長寺跡 <br /><br />茸長寺跡にある弥勒丈六像と推定される石仏坐像で、彫刻の特徴から8世紀中頃のものと考えられている。また磨崖仏は三輪大座仏の後側の岩盤に浮き彫りが施され、高さは1.62mを測る。仏像の右側には銘文が残っています。全体的な彫刻手法から8世紀後半の作品であると推定される。<br /><br /> 茸長寺は新羅時代の瑜伽宗の太賢が住持を勤め、朝鮮時代の生六臣の一人である金時習・&#44608;&#49884;&#49845;が隠居しながら、韓国初の漢文小説である「金鰲新話・&#44552;&#50724;&#49888;&#54868;」を執筆したところで有名な寺院でもある。<br /><br /> 統一殿と鮑石亭址を結ぶ林道から横道に入り、大きな岩がゴロゴロした急斜面を下ること約30分、茸長寺三層石塔と茸長寺跡石仏坐像・磨崖仏の方向を示す道標に従い下ること10分程度、おもむろに石仏坐像が現れた。

    茸長寺跡

    茸長寺跡にある弥勒丈六像と推定される石仏坐像で、彫刻の特徴から8世紀中頃のものと考えられている。また磨崖仏は三輪大座仏の後側の岩盤に浮き彫りが施され、高さは1.62mを測る。仏像の右側には銘文が残っています。全体的な彫刻手法から8世紀後半の作品であると推定される。

     茸長寺は新羅時代の瑜伽宗の太賢が住持を勤め、朝鮮時代の生六臣の一人である金時習・김시습が隠居しながら、韓国初の漢文小説である「金鰲新話・금오신화」を執筆したところで有名な寺院でもある。

     統一殿と鮑石亭址を結ぶ林道から横道に入り、大きな岩がゴロゴロした急斜面を下ること約30分、茸長寺三層石塔と茸長寺跡石仏坐像・磨崖仏の方向を示す道標に従い下ること10分程度、おもむろに石仏坐像が現れた。

  • 神仙庵磨崖菩薩半跏像<br /><br />半肉の浮き彫りのこの菩薩像は、高さ1.4mで統一新羅8世紀後半に造られたものと考えられている。頭に三面宝冠を着けていることから菩薩像であることがわかる。右手には花枝を持ち、左手は胸あたりまで上げている。<br /><br /> 八角形台座の下のほうに法衣が垂れ下がっており、左足は下のほうに向けられ(半跏座)、その下を蓮の花が支えている。左足は遊戯坐をしており、このような姿は珍しい (菩薩遊戯座像とも云うらしい)。更にその下は悠然と沸いてくる雲を表現している。<br /><br /> 眺めはとても良いが、行き着くまでの道程は岩だらけ高所恐怖症なもんで、足がすくんでしまった。

    神仙庵磨崖菩薩半跏像

    半肉の浮き彫りのこの菩薩像は、高さ1.4mで統一新羅8世紀後半に造られたものと考えられている。頭に三面宝冠を着けていることから菩薩像であることがわかる。右手には花枝を持ち、左手は胸あたりまで上げている。

     八角形台座の下のほうに法衣が垂れ下がっており、左足は下のほうに向けられ(半跏座)、その下を蓮の花が支えている。左足は遊戯坐をしており、このような姿は珍しい (菩薩遊戯座像とも云うらしい)。更にその下は悠然と沸いてくる雲を表現している。

     眺めはとても良いが、行き着くまでの道程は岩だらけ高所恐怖症なもんで、足がすくんでしまった。

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