2012/03/17 - 2012/03/17
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ナオさん
紀伊半島の熊野三山へお参りに行って来ました。熊野は、古来より日本有数のパワースポットとして知られています。
平成16年には世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」ですが、その中で、熊野三山として登録されているのは、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社、青岸渡寺、那智大滝、那智原始林、補陀洛山寺です。
神やどる熊野の山々は、日本の精神文化が息づくところだといわれていますが、確かに熊野には、私達が癒される何かがあります。古来より日本一のパワースポットなどといわれているのも納得できます。
今回の旅を「熊野本宮大社・熊野速玉大社」と、「熊野那智大社・青岸渡寺・那智大滝」とに分けて、紹介したいと思います。これは「熊野本宮大社・熊野速玉大社」編です。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ここは、熊野本宮大社です。
この日、午前中を熊野那智大社、青岸渡寺、那智大滝、補陀洛山寺、道の駅なちで過ごした私達は、那智勝浦で昼食の後、新宮へ出て、国道168号線で熊野本宮大社へと向いました。
熊野では、昨年秋の台風による大洪水の後が今も残っていますが、国道168号線沿いの谷は特に酷く、熊野本宮大社への途中の谷も土砂で埋まり、目を覆うばかりです。道路もまだ工事中で、片側通行の所が何箇所もありました。和歌山の、紀伊半島の、早い復興を願うばかりです。
私達はずい分時間をかけて、熊野本宮大社に到着しました。
熊野本宮大社でも、昨年の水害は120年ぶりの大水害だったそうで、宿坊や会議場などを兼ねていた瑞鳳殿が全壊したそうです。
それでも、熊野本宮大社周辺は、綺麗に整備されており、ちょっと目には水害の後など何もわかりませんでした。 -
鳥居を潜って、参道から石段を登り、お参りに向います。
ここは、熊野本宮大社の参道石段の途中、左手奥にある祓戸大神です。案内標識に従って、熊野本宮大社に御参りの前に、まず御参りして行きます。 -
石段の途中に御手洗い所がありました。ここで身を清めてから、熊野本宮大社へお参りします。
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次に見えたのは、熊野本宮大社の宝物殿です。表には、奉納されたヨットが置かれていました。
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熊野大社参道石段脇の巨木の根元には、参詣者によってたてられた小さな幟旗が、雨の中で小刻みに揺れていました。
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イチオシ
158段の石段を上がり、熊野本宮大社に参拝です。ここから先は撮影禁止なので写真はありませんが、この御門の奥には、熊野本宮大社の檜皮葺の社殿がずらっと並んでいます。熊野の神のおわす処、熊野三山の中でも熊野本宮大社は、独特の荘厳さを感じます。
熊野本宮大社は、第十代崇神天皇によって創建されたもので、熊野本宮大社の主祭神は、家都御子神(けつみこのかみ)です。神仏集合の時代には、この神は阿弥陀如来として祀られていました。
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ここは熊野本宮大社の御祈念所です。右手、熊野のシンボルマークにもなっている八咫烏の旗が見えています。八咫烏は、三本足の大きな烏だそうで、神武天皇を熊野から大和へと道案内したとされています。熊野三山ではカラスは神の使いとされて、信仰されています。
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熊野本宮大社で見かけた見事なピンクの馬酔木(アセビ)です。馬酔木は万葉の頃から歌に歌われてきた花です。
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お参りを終えて雨の中、熊野本宮大社の158段の石段を下ります。この雰囲気は、パワースポットそのものです。
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重々しい雰囲気の熊野本宮大社の最後に、ソフトクリームなど出してごめんなさいね!
これは熊野本宮大社の駐車場の隣にある「樹の里」で、休憩がてら食べた北海道特選抹茶ソフト300円です。 -
新宮まで引き返し、熊野川の河口に鎮座する熊野速玉大社へやって来ました。ここは古来から新宮十二社大権現として崇敬されてきました。
私達は、「未来へ繋ぐ日本の祈り」と大きく掲げられた神門を潜り進みます。 -
御手洗場で身を清め、熊野速玉大社へお参りします。
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熊野速玉大社は、熊野三山の熊野本宮大社、熊野那智大社、青岸渡寺、補陀洛山寺などとともに、世界遺産に登録されています。
熊野速玉大社の裏山の権現山と神倉神社も世界遺産に登録されています。 -
神々がおわす処熊野は、日本独特の自然信仰や山岳信仰、末法思想、神仏集合の時代の神と仏など色々な信仰が合体した形をとり、平安時代以降は熊野全体が浄土の地とみなされ、熊野本宮大社は西方極楽浄土、熊野速玉大社は東方浄瑠璃浄土、熊野那智大社は南方補陀落浄土とされていたようで、古代から日本一のパワースポットで、熊野古道によって各地から人々が集まってきました。
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イチオシ
熊野速玉大社の御祭神は、熊野速玉男神(くまのはやたまおのかみ)ですが、この神は神仏集合の時代には薬師如来の化身とされ、熊野本宮大社の阿弥陀如来、熊野那智大社の千手観音とともに熊野三所権現として、信仰を集めてきました。
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熊野速玉大社にある後鳥羽天皇の熊野詣でを物語る御幸碑です。
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ここは熊野速玉大社の神宝館です。入口に建つのは弁慶の像です。なんでも、弁慶は熊野別当の関係者なのだそうです。
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これは国指定天然記念物の熊野速玉大社の梛(なぎ)の大樹です。枝張りの見事な木で、下に立つと木の持つパワーを分けていただける気がします。
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続いてやって来たのは、熊野速玉大社からすぐの神倉神社です。熊野の神がまず降り立った処と言われている神社です。
まだ見たことはありませんが、神倉神社で2月に行われる「お燈祭り」は、勇壮な男の火祭りとして有名です。一度見て見たいものです。 -
石段を登って神倉神社にお参りします。神倉神社の石段は、源頼朝が寄進したと伝えられている石段で、538段あり、段差が大きく、かなり急峻です。
私達はここは2度目ですので、石段の急なことはよくわかっていますが、参拝者は一様に苦労するようです。特に、下りが大変なようです。
山男と山女の私達夫婦は、他の参拝者に、「慣れていらっしゃいますね」と、言われました。 -
これが神倉神社の石段です。見るからに神のいる所という雰囲気です。
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神倉神社です。石段を登った上にも御手洗場がありました。
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神倉神社に登って来ました。こここそ、私のお薦めのパワースポットです。
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イチオシ
神倉神社の御神体は社殿横のゴトビキ岩で、祭神は高倉下命と天照大神です。
なお、神倉神社の御朱印は、熊野速玉神社でいただけます。 -
神倉神社からの展望は抜群で、新宮の町から熊野灘まではっきりと見ることができます。
私達、熊野へ詣でて、心身ともに癒されました。また近々来るつもりです。(^.^)
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