李舜臣の足跡を訪ねて　其の３（麗水編前半）

2012/03/27 - 2012/04/03

この麗水は朝鮮水軍の全羅左水営のあった地。

李舜臣は武科合格後、赴任地は大半が北方面でした。一度だけ
水軍万戸（部隊長位かな）として、南海地方に赴任してますが
海に関しては素人同然だった様です。

ところが、壬申倭乱勃発の１年前に、この麗水の地に全羅左水使
として赴任。当時の日本との交渉経過を踏まえ、水軍力の強化を
図ります。

天の配剤というか、当時の朝鮮朝廷に人を見る人間がいたのか？
彼無くせば、壬申倭乱の結果は大きく変わっていたことは疑えません。

エリア 麗水(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: アシアナ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

天安牙山駅。

入線してくるＫＴＸ。
今回が初めての利用。

エコノミーシート。
天安牙山→麗水　32,200Ｗ。

３時間ちょっとで到着。各駅なんであんまし早くない。
山川でした。

麗水エキスポ駅。周辺は開発途上

タクシーに乗って梧桐島方面へ。

万博開幕まで１ヶ月チョット。まだまだあちこち掘り返してます。

梧桐島遊覧船ターミナルに近いモーテルに宿をとる。

２泊80,000Ｗ前払い。

部屋はそこそこ。水廻りＯＫ。

しかし、２晩とも団体さんが同じフロア。
壁が薄い所為か深夜遅くまで話し声が筒抜け。
ま、何て言ってるのかよく解らないから車の騒音と一緒。

早速、宿の近くの定食屋さん。

ケジャンの文字をみて入店。
注文は勿論ケジャンペッパン。
カンジャンかヤンニョムと聞かれ・・

ヤンニョムケジャン！

そこそこ美味しい店でしたけど、ケジャンは期待した程じゃなかった。

こちらの地方では通常渡り蟹じゃなくてもっと小振りな蟹を使ってる。
ですから内子は入っていませんでした。
高級店なら別かも？

これは突山島名物ガッキムチ。
芥子菜のキムチ。

食事後、ぶらぶらと歩いて梧桐島方面。

写真は万博会場の端っこに出来た高層ホテルＭＶＬ。

紫山公園

梧桐島とそれに続く車道＆遊歩道。

麗水の海。

全羅左水使時代の時期、李舜臣率いる船隊が遊弋した海。

紫山公園に至る階段。

望楼に上ると・・・

梧桐島

万博会場も一望

全羅左水営古絵図

またまた、タクシーで突山島へ。

突山島大橋通過中

突山島公園。

この突山島は地図をみていただけると判ると思いますが、非常に奥行が
深い島で向日庵なる魅力的な施設もありますが、今回は時間の都合で断念
この公園の周りをウロウロしただけ。

将軍島

突山島大橋全景。

この地方一帯に多くみられる藪椿。

麗水の海。

瀬戸内海的光景。

高台にある公園から道を下ると、やがて亀船（亀甲船とも）が見えてきます。

韓国で唯一、原寸大模型の亀船。

入船料　1,000Ｗ

内部ではリアルな人形が当時の様子を甦らせてくれます。

水兵の居室というか寝室。博打の最中。

戦闘モード。

舷側から大砲を撃とうとしている様子ですな。
朝鮮水軍の勝利の大きな要因がこの舷側からの大砲。
当初、日本軍は火縄銃が主力火器で、陸戦では威力を発揮した。

彼我の戦力を知悉した上で陣形を考え、なおかつ複雑な海流を利用する
事によって李舜臣は勝利を重ねた。

彼の戦略は、明治時代の日本海軍に大きな影響を与え、日本海海戦の参謀
秋山真之もその一人という。

このような穴に砲口を差し込み、ヴァンポーラー！

リアルな槍。韓国ドラマでみるものとは迫力が違います。

李チャングンも祀られています。

普段、こんな事は嫌いなんですが、ここだけは我慢出来ず。

居合わせた韓国人に撮って貰った一枚。

さて、歩いて市内方面に向かいます。

途中にあった亀遊覧船。

バス便もあったけど、歩いて突山大橋を渡ります。

通過していくフェリー

はるかに見えるは第二突山大橋。

３月末頃開通予定でしたが、この時点ではまだでした。

３０分程歩くと、麗水水産市場。

今日はこちらではなく・・・

近くの校洞市場を覗きました。ちょっと様子見。

美味しそうな干物に心魅かれる。

今日のもう一つのメーン訪問先である鎮南館を目指しますが・・・

その前にカフェラテで一服。
ハートマークで淹れてくれたアガシに道を再確認。
ほぼ判ってたけど、こうでもしないと、おじさんはなかなかアガシと
会話する機会がないのだ。

そして鎮南館

手前に望海楼。上には上がれません。

統制門をくぐると・・

鎮南館

全羅左水営本営として使用された場所に、
慶長の役後1599年に建てられた客舎。

韓国に現存する１階木造建築としては最大。

梅と鎮南館

高台になってるんで今でも海が望めます。

敷地内の博物館

軍服

乱中日記

軍旗

海の方へ降ってみましょう。

海辺一帯は李舜臣公園

壬申倭乱の際の海戦が行われた場所一覧。

釜山から木浦まで、その時々の盛衰で場所が変わります。

公園から見上げる鎮南館

現代の麗水の暮れゆく海。
あくまでも波穏やかに。将軍の心も今は穏やかでしょうか。

なんて感傷に耽りながも、しっかりと今夜の夕食。手頃な食堂に飛び込み、
カルチグイ。味はまあまあ。
麗水ではバンチャンにケジャンが大体付いてくるね。

場所は中央洞。海より（フェリーターミナル近く）ですが、モーテルや食堂が多く、麗水の中心部分。
今度行くことがあったらこっちに泊まる方が何かと便利だね。

この旅行記へのコメント （3）

• 権天使さん 2012/05/04 23:02:28

  105号室ですね！

  同じ部屋でした。
  
  1階（階段ひとつ上がりましたが）一番奥の左の部屋。
  
  たまたま同じアングルで写真を撮りました。
  
  エアコンのコンセントの垂れ具合や木目も同じ。
  
  そのうちアップします。
  
  そのうちが中々ですが。（笑）
  

  ゆーりはまーさん からの返信 2012/05/05 06:42:17

  RE: 105号室ですね！

  権天使さんアンニョン！
  帰ってきたんですね。
  
  > 同じ部屋でした。
  > 1階（階段ひとつ上がりましたが）一番奥の左の部屋。
  
  ツィートしてたのはあのモーテルだったんだ。
  私はニョゴンモーテルと読むのかなと思っていたんで気付かなかった。
  
  同じ部屋で間違い無いと思います。
  強面のアジュンマはどうでした？
  
  > そのうちアップします。
  
  あー、待ち遠しい。
  
  ゆーりはまー

  権天使さん からの返信 2012/05/05 13:23:30

  RE: RE: 105号室ですね！

  昨晩、カムバックにだヨ〜＾＾
  
  > 強面のアジュンマはどうでした？
  
  多分あのアジュンマだと思うけど、愛想ちぇごでしたよ〜〜
  
  ところで、ここで衝撃の事実を！
  
  1泊 35,000ウォンどすた〜 \（＾ ＾）／　
  
  ご免！　(￣ー￣；
  
  旅行記は先になりそうなので、部屋の画像、ついっぷるにアップしますね。
  
  チェックじゅせよ〜
  
  (*^_^*)