さまざまなタイ旅行（２５）ミャワデー市場の周辺で。

2011/12/27 - 2012/01/08

ミャワデーは人口が精々１−２万、多く見積もっても３万は超えないと思われるが、小さな地方都市だから繁華街というようなところはない。強いて言えば多くの人が集まり、やや賑やかな感じがするのが市場周辺で、市場の内外ではいろんな雑貨、食品、商品などが売られている。

タイを旅行していて時間があると大体その町の市場へ足を向け、町の人々の生活ぶり、活気の有無、値段などを興味深く眺めるようにしているが、タイに限らずアジアの国は大体市場が町の中心にあって、経済、物流、人の交流の場ともなっている。

ビルマ自体にお金が無く、更に地方都市のこの町では、立派な市場など作る予算もなく、トタン屋根が集まってできたような集合家屋にそれぞれが店を出していて、間の間仕切りなどは段ボールかカーテン程度で、本当に終戦直後の日本の闇市、自由市場を思い浮かべるが、まあ、それに毛の生えたようなものである。

しかしまあ、人間贅沢さえしなければこれで十分やって行けるのだし、食べるのに困ることもない。外国はおろか、国内旅行すらしたこともなく一生を終える人も数多くいると思うが、別に旅行をすることが生活の必需でもないし、むしろこの町を出て行くこと、旅行することの七面倒くささを先に思い浮かべるかも知れない。だから一生をこの町で生まれ死んでいくことに何の違和感も生じないし、餓死もしないで生活できることに感謝の念を抱いているかも知れない。市場周辺の通りを歩き、人々の表情を見ていると、何かそんな風に思えるのだった。

エリア その他の観光地(ミャンマー)

• 旅行の満足度: 4.0

市場周辺にはいろんな店が軒を並べている。

衣料品の店などが多いようだ。

市場を取り囲むようにして店が続いている。

タイと比べたら随分とのんびりしている。

貨物を満載したトラックが市場にやってきた。いや、その逆か？？

パン売りも店店を行商している。

どこから運んできたのか、魚の干物なども売られている。

喫茶店でテレビに見入っている人々。

コーヒーを頼んだらインスタントにお湯を注いでくれた。

アジア的風景が続いている。