2012/02/27 - 2012/02/27
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shiqueさん
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旅行期間には限りがあるので
あまりノンビリばかりしていると
旅行が終わってしまいます。
そこで、1日アユタヤツアーに参加。
オプションでバーン・パイン離宮観光を付けて
なんと、550B(昼食付き)!
好みがあるとは思いますが
ちょっと相当モウレツに満足出来るツアーでした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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-
昨日、カオサン通りの一本南の路地にある
サワディーアンコールツアーで
アユタヤツアーを申し込んだ。
料金は、バーン・パイン離宮観光を
オプション(100B)で付けて550B也。
そして本日、オフィースの前に7時集合。
カンボジア、シェムリアップに行く人や
水上マーケットに行く人など
もう既に数人が待っていた。
さすがは日本人、時間厳守だ。
シャツの胸に目的地ごとのシールを貼ってもらって
ミニバスが待機するカオッサン通りの
バイオンビル前まで移動。
集合時間が守れない人ってどこにでも居る様。
しかもここはタイ・カオサンですし・・・。
セブンイレブンで缶コーヒー買って
のんびり待つ事数十分。 -
バスがカオサンを後にしたのは
結局8時頃となってしまいました。
郊外に出るまでは道も混んでいましたが
40分も走らすと辺りは一面水田となり
のどかな風景が左右に何処までも広がります。
そして1時間半ほどバスに揺られ
誰もが眠気に誘われ始めた頃、
突然その塔が姿を現しました。
本日一つ目の遺跡、
ワット・プー・カオ・トーンです。 -
チェディー(塔)に近づくにつれ、
階段の急勾配と塔の高さに圧倒されます。
午前中とは言え太陽の日差しは厳しく
階段を登った体から吹き出る
汗の量は半端では無いです。
先に登っていた人達は追い返されるように
一目散に下界の木陰へと降りてきます。
そんなことはお構い無しにいつものポーズ。
流石、我が相棒、頼もしい。 -
塔の最上回廊から見上げると
その塔の最上部の急勾配さが
見る者を更に威圧してきます。
照り返しの激しい光も相まって
目が眩むと言う表現がぴったりです。
霞んだ塔のてっぺんに
何か私達の想像を超えたモノが
確実に棲んでいるという感覚。
その感覚が何の疑いも無く納得できる、
そんなチェディーです。 -
回廊西側に出来たわずかな日陰で
暫しの休憩、水分補給は大切です。
回廊には、風が気持ち良く吹いています。
辺りには何の変哲も無い水田が広がり
のどかな時間が流れて行きます。 -
仰ぎ見るという羨望。
そそり立つという驚愕。
そこにはきっと何かあると思う幻想。
いずれにせよ
人は視線を上に向けた時
ほんの少し体が軽くなった
気がするものですね。 -
敷地内には他にも時代の違う遺跡が幾つかあります。
レンガを積み上げて作られた塔。
日々の雨風がレンガを侵食し、
かなり痛みが酷くなっています。 -
このお寺には、犬猫がとてもたくさん居ます。
メインの塔には日陰がほとんど無いので居ませんが
木陰や社の日陰にはたくさん居ます。
なかでも猫はとても人懐っこくて可愛かった。 -
本日2つ目の遺跡。
ワット・ローカヤースッター。
全長28mの寝釈迦仏で有名な寺院。
入口からまっすぐに伸びた煉瓦畳の参道はデコボコ。
参道の両側は煉瓦の土台だけが残された
将に破壊しつくされた遺跡。
その中で、一基だけ仏塔が傾いてそびえ立っている。
この寂寞たる風景には、風さえ吹かない。
されど、熱帯の太陽は容赦無く照りつける。
暑い! -
穏やかな表情の寝釈迦仏です。
でも、暑い! -
同じ敷地内にある時代が古い遺跡。
名前は忘れてしまいました。
塔の上には登れません。 -
ワット・ローカヤースッターの隣にある
ワット・ウォラチェッタ・ラム。
ここも破壊が激しく屋根は有りません。
暑い! -
本日三つ目の遺跡。
ワット・マハータート。
写真は今回のツアーの風景です。
日本人は私たち以外には居ませんでした。
目的地に着くたびにタイ人女性の添乗員が
英語で遺跡の説明をしてくれます。
幾つか見るポイントがある場合には
見る順番も教えてくれます。
そのアドバイスを無視して順番を変えたら
歩く距離が半端なく増えて
体力を激しく消耗してしまいました。
ガイドさんの言う事は聞きましょう! -
ワット・マハータートで最も有名なスポット。
仏像の頭部はそれ程大きいものはありませんが
穏やかな顔の仏様です。
この木のまわりには鎖付きの柵が廻らされ、
その周りには人だかりが出来ています。
引いての写真は時間帯を選ばないと無理でしょう。 -
仏さまの穏やかな表情もさることながら
私の目を一番引いたのは、木の根の生命力。
生きて行くと言う事の凄まじさを
この木が教えてくれているような気がします。 -
ワット・マハータートからは
隣りの寺院、ワット・ラーリャブーラナの
プラーン(仏塔)が茂みの向こうに見えます。
この周辺にはあまりにもたくさんの遺跡があり
到底1日では鑑賞しきれません。
アユタヤ凄し。 -
遺跡と言えば犬。
ここでもしっかり出会いました。
もう少し元気に耳立てなさい。 -
自然の力では無い、人間の手による破壊。
その痛々しさが伝わってきます。
両手と下半身を失った仏像が
この世に残して来たその右手で
私達に何を訴え掛けているのでしょうか?
私は今にもその右手が動き出し
琵琶を奏で出しそうな錯覚に見舞われました。 -
廃墟と言うよりも時代に取り残された
ゴーストタウンと言うイメージです。
乾季の乾いた空気と巻き上がる砂塵、
さらにこの暑さが見る者の心に
殺伐とした感慨を呼び起こします。 -
この風景どこかで見たような・・・。
そう、これはブラジルのセラード。
草原にそびえたつ数百万のアリ塚。
地球の正反対では、シロアリでは無く人間が
天へと向けて煉瓦を積み上げていたと言うことですね。 -
昼食後、本日四つ目の遺跡。
ワット・プラ・シー・サンペット。
今回最後にして、最強の遺跡です。
三基並んだチェディ―は圧巻です。
気温40度を超えてしまった
熱帯の粘りつく空気を切り裂き
凛とした空気を辺りに満たしています。 -
ワット・プラ・シー・ペットは、廃墟です。
人間の営みが、時間と言う洗礼を
正しい形で受けた真の姿なのでしょう。
あの時代の、正義も栄華も愛も希望も
殺戮も破壊も憎しみも絶望も恐怖も
全てが今では角の取れた石ころとなって
転がっているのです。
あと数百年、数千年後、ここには何が有るのだろうか?
煉瓦を積み直してくれる人は居るのだろうか?
それとも、さらに細かく時間を噛み砕いてくれる
バクテリアだけの世界になっているのだろうか? -
暑さをしのぐ犬と廃墟。
-
植物の根が仏塔の土台を侵食しています。
ほとんどすべての仏塔が傾き、
数年後には倒壊しそうです。
すでに先端が崩壊した物もあります。
始まりがあれば必ず終わりがある。
そんな当たり前の事を
目に見える形で教えてくれる
貴重な空間です。 -
今回のアユタヤツアーで
一番気に入った遺跡です。
もっと時間をかけてゆっくり鑑賞したい遺跡です。 -
本日5番目の見学地、バーン・パイン離宮。
チャオプラヤー川の水を利用した池を中心に
さまざまな様式の建物がある公園。
入場料100B(ツアー料金に込)です。
全ての建物に入って見学できる訳ではありません。
入場には服装制限があります。
タンクトップ、短パンでは入場できません。
今回は観光制限時間は40分で
ガイドさんのお勧め4か所を
徒歩で見学してギリギリ集合時間に到着。
全部を見て回るには結構な時間がかかります。
アユタヤの色々な遺跡を見た後では
かなりインパクトに欠けるのは歪めません。
建物や公園は奇麗なのですが。 -
公園の入り口から一番奥にある中華風の宮殿。
-
観光地をすべて見て終わって
カオサン行きのバスに乗り込んだのは
午後5時近く。
次から次へと時間単位で遺跡を廻ったので
忙しいツワーだと思っていましたが、
後から振り返ってみると
総時間約12時間のハードですが
かなり充実したツアーでした。
行く場所々で
心が落ち着いたり
風を心地よく感じたり
暑いだけで逃げ出したくなったり
何も感じなかったり
そわそわ落ち着かない気持ちになったり
語り掛けられている様な錯覚を覚えたり
・・・・・
2月末のアユタヤは
暑くて暑くて仕方無かったですが
本当に面白い場所でした。
まだ見ていない遺跡もたくさんあるので
きっと、次回も訪れる街になるでしょう。 -
カオサンに着いたのは
午後6時を回っていました。
宿に帰る途中、
7-11でチャーンビールを買って
部屋にて体にガソリン注入。
昼間の疲れもあって
夕食は近所の屋台で軽く済まし
お決まりのパッタイを屋台でテイクアウト。
このパッタイ、脂がやや気になりますが
屋台に置いてある唐辛子の入った酢を
たっぷりかけると絶妙に美味くなります。
今回も、長々とお付き合いありがとうございました。
明日はもう一日バンコクで
明後日は陸路でカンボジアに向かいます。
次回もよろしければ見て下さい。
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