2011/10/08 - 2011/10/10
1157位(同エリア2426件中)
まゆままさん
別府二日目は朝の早朝散歩に始まり
別府の近代建築、町並みを堪能。
そして佐賀へ向かう前に急きょ湯布院へ立ち寄ることに。
金鱗湖や亀の井ガーデンを散策。
その後は佐賀の武雄温泉へ。
重要文化財でもある武雄温泉新館をじっくり見学した後は
有田へ向かう。
重要伝統建造物保存地区に指定されている有田では町屋造りの建物から洋風建築まで窯元や商家が立ち並んでいる魅力的な町並み散策を楽しんだ。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
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別府では駅前のビジネスホテルに宿泊。
天然温泉付で家族全員泊まって1万円しなかった和室のコストパフォーマンスには皆感動。
中途半端な宿に泊まるんならこれで十分だなあと最近ビジネスホテルづいてる私たち。
夜は楽しみにしてた竹瓦温泉公衆浴場へ皆で行って、父母はホテルの温泉で朝風呂も満喫。
駅前なので駅では早朝から開いてる売店でお土産もゲットできてよかった。
駅前には別府ならではな足湯ならぬ手湯があった。 -
二日目早朝は皆が寝静まってるうちに
いつもながら一人散歩へ繰り出した。
昨日夕方立ち寄って内部も見せてもらった別府公会堂。 -
別府市児童館のすぐそばにあった別府カトリック教会。
昭和25年に建てられ、平成18年に改修されたそう。 -
早朝だけれど日曜のミサがあるためか開いていたので聖堂内を拝見。
ステンドグラスのアーチ窓が連続していて、とても明るく美しい聖堂だった。 -
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ステンドグラスはルーマニア製だそう。
下の部分は開閉可能のようで機能的。 -
祭壇の両脇にはモザイク画やキリストとマリア様の像が。
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朝日が差し込む美しい聖堂。
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教会の向かいにあったアパート、ついつい引き込まれて中へ。
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入り口に近付いてみると階段がこんなことになってた・・
以前催された芸術祭の会場のひとつだったようで中を見学するには許可がいるみたい。 -
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この建物は、昭和3年に旧逓信省別府電報電話局として建築されたもの。
前日にも見た旧別府公会堂と同じく吉田鉄郎による設計で登録有形文化財となっている。 -
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コの字型の建物になっていて広い中庭のスペースが。
現在は別府市児童館として活用されている。 -
しばらく歩くと看板建築のかわいいパン屋さんも。
創業大正5年の老舗のパン屋さんで建物は昭和10年の建築。 -
別府市の消火栓のデザインは市の花、オオムラサキと竹。
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明治の中ごろからあったという名湯、寿温泉。
子宝温泉とも言われていて、レトロな洋館二階建てだったそう。 -
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寿温泉の源泉
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昨日の夜に入りに行った竹瓦温泉。
内部の様子は
大分・佐賀の旅2011①【別府八湯を巡る・湯の花小屋&地獄蒸し&観海寺温泉・いちのいで会館&浜田温泉資料館&別府公会堂他】にて。
http://4travel.jp/traveler/mayumama/album/10651014/ -
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昭和4年建築の松下金物店。
スクラッチタイル貼りの看板建築で、木造だそう。
内部は3階までの吹き抜けがあって商品を上げ下ろしできる滑車が残されていたりと見どころがあるそうで・・
開いていたらぜひ見たかったなあ。 -
ファサードにはスクラッチタイルと一緒にこんな装飾的な海軍タイルが貼られている。
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こちらは駅前高等温泉。
大正13年に建てられた、ハーフティンンバー様式の洋館温泉。
ここは低料金で宿泊もできるので当初は宿泊も考えたけど、部屋はそれほど多くなく満室で断念・・ -
こんな細い路地裏を入っていったところにも梅園温泉という共同浴場があった。
まだまだたくさんの温泉はあるようだったけど・・
さぬきうどんのようにそうそう温泉のはしごができるわけもなく、
結局この中で入ったのは竹瓦温泉とホテルの温泉のみだった。 -
こちらは別府を出る前に車で立ち寄ってもらった野口病院管理棟。
赤い屋根にグレーのモルタルスペイン壁、ハーフティンバー様式がとても瀟洒な館。
大正11年建築の登録有形文化財。 -
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二日目は別府からまずは佐賀へ向かう予定だったが、父が湯布院へ行ったことがないので行ってみたいということで、
急きょ行くことになった。
湯布院へは一度来たことがある・・たしか金鱗湖がきれいだったはずなのでまずはその辺りへやって来た。 -
朝の湖は気持ちいい〜湖に映る山並みがきれい。
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やや靄がかかったような景色も美しい・・
湖底から温泉が湧き出てるところがあるのでこんな風に霧がかかることがあるのだそう。 -
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金鱗湖のそばの亀の井ガーデンへやって来た。
ここは旅館亀の井別荘のパブリックスペース。
喫茶やお土産物の「鍵屋」など宿泊せずとも利用できる施設があるのでぐるりと1周。 -
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カフェ
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ここからは亀の井別荘の入り口へ
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亀の井ガーデンを出た後は似たようなお土産屋さんが立ち並ぶ通りを散策、
やたらと人通りも多くて、土産物屋は延々と続くし、ここへ来たのは失敗だったか?!と思いきや
父と旦那はこの時ようやく観光客がいっぱいの観光地らしきところへ来ることができてとっても満足していたそう; -
湯布院を後にし、佐賀の武雄やってきた私たち。
まずは腹ごしらえ。
お昼は武雄の北方ちゃんぽん街道で大賑わいのお店だった「井手ちゃんぽん」でちゃんぽんを食べることに。
野菜が丼から山盛りに盛り上がっていてボリュームたっぷり。
美味しかった〜 -
そして武雄温泉へ。
ここで武雄温泉に浸かって一休みして、国重要文化財の武雄温泉新館の建物見学を、と思っていたが
温泉はもう朝入ったからいい、との父母の意見で新館の見学のみすることに。
武雄温泉は20代の頃一人旅で有田、唐津のやきもの巡りした時にやってきたことがあって、
温泉に入って近くのユースに泊まったことがあるのだけど、
夜だったからか新館の建物を見た記憶がなくこの日はリベンジ。
このそびえ立つ竜宮城のような朱塗りの楼門は大正4年に辰野金吾の設計により建てられたもの。 -
楼門をくぐると純和風の外観を持つ新館が建つ。
こちらも辰野金吾設計により大正4年に建てらたもの。
もともとは温泉の他、劇場やビリヤード場などを備えた大きな温泉レジャー施設として計画されていたそうだが、
計画の全ては実現することはなく客足の減少で昭和38年に新館は閉鎖されてしまったのだとか。
平成15年に復元工事が完了し、公開されているのだそう。 -
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こちらが五銭湯浴室
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浴槽は大理石で、周りに貼られている正方形の白い腰タイルは、工業化された工場施設で生産されたタイルでは、
日本で初めて佐賀県有田町で造られたものだそう。 -
浴室は八角形の形をしていて、天井を見上げると湯気抜きが
この八角形の浴室が男女用にそれぞれ左右対称に設けられている。 -
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浴槽を囲む洗い場。
メインの浴室にしては思ったより狭いなあという気も・・ -
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こちらは十銭湯浴室。
浴槽の底にはマジョリカタイルが一面に貼られていて贅沢な雰囲気。
五銭湯浴室よりもさらに小さめ。 -
鮮やかなマジョリカタイル。
こんなに一面贅沢に貼られたマジョリカタイルをみたのはじめてかも?!
こちらの十銭浴室も男女とも同じデザインになっていた。 -
そしてひのきの家族風呂も。
こちらは十五銭だったそう。 -
階段を上がって二階へ。
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二階の八畳の間はおもてなしの空間として銘木である地栂の柱を使って造られている。
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窓の外には八角形の五銭湯浴室の外観が見える。
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廊下にある花頭窓からは武雄の町並みが見下ろせる。
当時も湯上がりにここでくつろぐ人たちが眺めていたのかなあと。 -
武雄温泉近くにあった看板建築、旧水月菓子店。
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武雄温泉から有田へ向かう前に立ち寄ってもらったのは遠藤新が設計したと言われる如蘭塾。
如蘭塾は1942年に旧満州国の女子学生を迎えるために開設されたという教育施設だそう。 -
遠藤新の建物はF.L.ライトとの合作、ヨドコウ迎賓館や旧甲子園ホテルを見に行ったことがあるが、
この柱がライト風を思わせる。
旅行記↓
フランク・ロイド・ライトのヨドコウ迎賓館
http://4travel.jp/traveler/mayumama/album/10204979/
武庫川学院・甲子園会館
http://4travel.jp/traveler/mayumama/album/10253533/ -
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武雄温泉から有田へやって来た。
十数年前と同じコースをたどってる・・
「トンバイ」といわれる窯壁に使用する耐火煉瓦や窯道具を再利用した土塀のトンバイ塀。
窯元ならではの趣のある風景・・ -
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まずやってきたのは深川製磁陳列場。昭和9年建築。
スクラッチタイル貼りの外観、天辺には深川製磁の富士山マークが。 -
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エントランス上部には「深川製磁」のステンドグラスと花?のタイルが目に留まる。
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エントランス床にはモザイクタイルが敷かれてた。
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お店の中から。
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一階も陶磁器の陳列場があるけれど、二階には更に貴重なお宝が陳列されている。
撮影は禁止だったけど、店員さんの案内付でじっくり見せていただくことができた。
気品のある美しい磁器の数々を堪能〜
更に「タイル博物誌」でみかけたことのある、花のタイルが貼られた部屋を見せてほしいのだけど・・
とお願いすると、普段は公開してない応接室だそうだが見せて頂くことができた。 -
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これ、この花の形のタイルがとっても愛らしいなあ。
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花、葉、茎、節とそれぞれパーツに分けて作られていて、それが貼り合わされ出来上がったもの。
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外観の窓と同じデザインがあしらわれたドア。 -
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陳列場に隣接する深川製磁の事務所兼工場。
明治期の建物。 -
陶磁器の会社らしく、タイルがふんだんに使われた陳列場の建物がとっても興味深かった。
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陶磁器の買付けに訪れた外国人の宿泊や接待所として建てられた異人館、明治9年建築。
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昭和8年建築、銘品堂。
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天保元年建てられた有田で最も古い建物、色鍋島の今右衛門窯
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深川製磁陳列場へ訪れた後、香蘭社陳列場へやって来た。
明治38年に建築された洋館で陳列場として建てられたもの。
奥につながる土蔵は明治10年建築のもので2階に貴賓室や商談室が残されているのだそう。 -
擬花崗岩タイルというタイルが1、2階の腰壁に貼られている道路に面した外観。
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1階は香蘭社のショップになっている。
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階段を上がって二階へ。
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階段には香蘭社の商標、蘭のマークの透かし彫りがされていた。
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2階陳列場でも色鮮やかな絵付けが施された磁器の数々を堪能・・
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異人が描かれた染付の長皿。
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力士が描かれた絵皿も。
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敷地内にあったトイレには瑠璃とグリーンの香蘭社色?のタイルで装飾されていた。
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洗面ボールも。
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重要伝統建造物保存地区に指定されている有田では町屋造りの建物から洋風建築まで窯元や商家が立ち並んでいて、
魅力的な町並みを見ることができた。 -
昭和15年建築の有田町第1分団第3消防器具格納庫。
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今右衛門窯工場
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中を覗くと煉瓦造りの煙突が
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磁器の町ならではな照明の傘。
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陶器店の店先に貼られていたカラフルなモザイクタイル。
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素敵なデザインの軒の持ち送り
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陶磁器の町ならではのぜいたくなタイル使いの外観のお店も。
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昭和6年建築の篠英陶磁器。
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有田陶磁美術館裏の路地。
石造りの美術館の外壁が美しい〜 -
のどかな、窯元のある町並みの散策が楽しめた。
この後はこの日の宿泊地、唐津へ向かった。
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