2012/02/20 - 2012/02/20
824位(同エリア1427件中)
京妓さん
クエスチョンだらけの変なタイトルですみません。
権中納言定頼が、
源氏物語 「宇治十帖」 の世界をイメージしながら詠んだと言われる
とても素敵な和歌なのですが、
十分に堪能しきれず、こんなタイトルに… \(>_<;)/
〔第64首/権中納言定頼〕
朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに
あらはれわたる 瀬々の網代木(あじろぎ)
〔第8首/喜撰法師〕
わが庵は 都のたつみ しかぞ住む
世をうぢ山と 人はいふなり
〔第3首/柿本人麿〕
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の
ながながし夜を ひとりかも寝む
〔第55首/藤原公任〕
滝の音は 絶えて久しく なりぬれど
名こそ流れて なほ聞こえけれ
〔第60首/小式部内侍〕
大江山 いく野の道の 遠ければ
まだふみもみず 天の橋立
- 交通手段
- JALグループ JR特急 徒歩
PR
-
【紫式部像】
宇治といえば、
「源氏物語」 の 「宇治十帖」の世界。 -
【宇治橋の由来】
宇治橋 名所・史跡
-
【宇治川】
百人一首で宇治川といえば、
〔第64首/権中納言定頼〕
朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに
あらはれわたる 瀬々の網代木(あじろぎ)宇治川 自然・景勝地
-
【朝ぼらけ? 宇治の川霧?】
朝ぼらけとは
「夜がしらじらと明け始める頃」 なのに、
昼に来てしまいました…大ポカ!
真冬じゃないので、霧も立ち込めていません。
朝ぼらけじゃないし、川霧も出てない…x(@_@;)x -
【瀬々のあじろぎ?】
あじろ(網代)とは、秋から冬にかけて
魚を取る仕掛けのこと。V字型に杭を打つのですが、
この網代に用いた杭を、あじろぎ(網代木)といいます。
宇治の冬の風物詩でしたが、今ではもう見られません。
←でも宇治川沿いには「あじろぎの道」 があります。
あじろぎの道はあれど、網代木はない… x(@_@;)x宇治川 自然・景勝地
-
【宇治川】
朝ぼらけじゃない…昼に来たのが悪い。
川霧も出てない…冬じゃないから仕方ない。
あじろぎもない…無いものは無い。
というわけで、
唯一お伝えできるのは 「宇治の川」 だけです m(_ _)m宇治川 自然・景勝地
-
【百人一首マメ知識】
「あ」で始まる歌は16首もあって、暗記が大変。
「はらきまりさしひけ」で覚えます。
・あはぢしま/あはれとも
・あらざらむ/あらしふく
・あきかぜに/あきのたの
・あまつかぜ/あまのはら
・ありあけの/ありまやま
・あさぼらけあ/あさぼらけう/あさじふの
・あしびきの
・あひみての
・あけぬれば
ご覧の通り、「あさ」始まりは3首。
うち2首は「あさぼらけ」です。
「あさぼらけ」 「きみがため」 「わたのはら」
は大山札といって、最初の5文字が全く一緒。
つまり、6字決まりの札です。
私は大山札が、大のニガテ。ホントに取れない x(>_<)x
競技が進むと、
決まり字が「あさぼ」「あさじ」の3字になったり、
さらには、「あさ」の2字になるので、
短くなるまで、とにかく辛抱強く待ってます…。 -
【あじろぎの道】
-
【あじろぎの道と喜撰橋】
あじろぎの道には、朱色の喜撰橋がかかっていて、
中洲へ渡ることができます。
百人一首で喜撰といえば、宇治山の僧・喜撰法師。
〔第8首/喜撰法師〕
わが庵は 都のたつみ しかぞ住む
世をうぢ山と 人はいふなり
ここから少し離れた所にある喜撰山ダムの近くに、
喜撰法師に関連する洞窟があるらしいのですが、
今回は断念! -
【百人一首プチ情報】
「わ」で始まる歌は7首。
・わがいほは/わがそでは
・わすらるる/わすれじの
・わたのはらこ/わたのはらや
・わびぬれば
「わが」 「わす」 「わた」 のペアと 「わび」
競技の時は、頭の「わ」を取り去り、
某製薬会社の胃薬をもじって、
「ガスター○ン」 ならぬ 「ガスターB」
の順番で暗記しています。
だから、「わ」 の札の暗記はとてもラク♪ -
【喜撰茶屋】
喜撰橋のたもとには、喜撰茶屋。喜撰茶屋 グルメ・レストラン
-
【きせんばし】
喜撰茶屋の向かいは、お食事処きせんばし。
ここでデジカメの充電が切れてしまったのですが、
快く充電させてくれました。
お店の方、ありがとうございました “\(^o^)/”喜撰茶屋 グルメ・レストラン
-
【あじろ】
あじろというお店の名前に惹かれたので、
ぜひ入ってみたかったのですが、
営業してませんでした、残念。 -
【さざんか】
-
【柿本人麿の歌碑】
万葉集を代表する歌人、柿本人麿。
←この歌は、百人一首とは関係ありませんが、
柿本人麿が近江から奈良への帰途に、
宇治川付近で詠んだ歌。
「もののふの 八十氏河の 網代木に
いざよふ波の 行く方しらずも」宇治川 自然・景勝地
-
【百人一首マメ知識】
百人一首では、柿本人麻呂は
第1首・天智天皇、
第2首・持統天皇に続き、
第3首に登場!
〔第3首/柿本人麿〕
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の
ながながし夜を ひとりかも寝む -
【朝霧橋】
-
【朝霧橋】
-
【朝霧橋】
権中納言定頼(藤原定頼)は、藤原公任の息子です。
父子で百人一首に登場!
〔第55首/藤原公任〕
滝の音は 絶えて久しく なりぬれど
名こそ流れて なほ聞こえけれ
そして、もう1つ、百人一首で有名なエピソード。
権中納言定頼は、
和泉式部の娘・小式部内侍(こしきぶのないし)を
からかって、↓の歌を詠ませた人物です。
〔第60首/小式部内侍〕
大江山 いく野の道の 遠ければ
まだふみもみず 天の橋立
詳細は、旅行記 「大江山 いく野の道は遠かった!」
http://4travel.jp/traveler/korinori/album/10635231/ -
【朝霧橋】
-
【宇治十帖モニュメント】
小舟に乗った匂宮と浮舟。 -
【ヒカルゲンジ】
ヒカルゲンジという名前の椿。 -
【ヒカルゲンジ】
ツバキの花が咲いているところを見たかった、残念! -
【橋姫神社】
「源氏物語」 の後半、
「橋姫」 から 「夢浮橋」 までを宇治十帖といいます。
後世の様々な研究から、
どうやら宇治十帖の作者は紫式部ではないようで…。
色々な説がありますが、
紫式部の娘の大弐三位(だいにのさんみ)が作者では?
とも言われています。
紫式部と大弐三位の母娘は、
百人一首の57首・58首に仲良く登場。
詳しくは 「紫式部と、娘の大弐三位 〜廬山寺〜」↓
http://4travel.jp/traveler/korinori/album/10636483/廬山寺 寺・神社・教会
-
【橋姫神社】
-
【橋姫神社】
千年前の物語の世界から、一気に生々しい現実へ。
“\(◎o◎)/” -
【橋姫神社】
おばけアロエ。 -
【宇治橋】
橋についていた輪っか…使い方、違うかな!?
望遠鏡で覗いているみたいに見えません?宇治橋 名所・史跡
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
京妓さんの関連旅行記
この旅行で行ったグルメ・レストラン
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
28