今出川・北大路・北野旅行記(ブログ) 一覧に戻る
北野天満宮からどこに行こうかなと考えたとき、近くに大徳寺があるなぁと。<br /><br />一休さんや沢庵さんで有名な大徳寺は、未体験ゾーンです。<br /><br />行ってみるとそこは、妙心寺と同じように大徳寺山内は塔頭の集合体、禅寺特有の落着いたすばらしい雰囲気を醸しだしています。<br /><br />いっぺんに大徳寺ファンになってしまいました。<br /><br />【写真は、大徳寺塔頭の高桐院の参道です。】

大徳寺の山内は凛とした雰囲気が

33いいね!

2012/03/01 - 2012/03/01

782位(同エリア3400件中)

2

50

のーとくん

のーとくんさん

北野天満宮からどこに行こうかなと考えたとき、近くに大徳寺があるなぁと。

一休さんや沢庵さんで有名な大徳寺は、未体験ゾーンです。

行ってみるとそこは、妙心寺と同じように大徳寺山内は塔頭の集合体、禅寺特有の落着いたすばらしい雰囲気を醸しだしています。

いっぺんに大徳寺ファンになってしまいました。

【写真は、大徳寺塔頭の高桐院の参道です。】

交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 大徳寺の駐車場に着いたときは、12時になっています。<br />まずは昼ということで、駐車場前にある泉仙(いずせん)紫野店に入ることにしました。<br />精進鉄鉢料理の店ということのようです。

    大徳寺の駐車場に着いたときは、12時になっています。
    まずは昼ということで、駐車場前にある泉仙(いずせん)紫野店に入ることにしました。
    精進鉄鉢料理の店ということのようです。

  • 席にすわると、まずは抹茶と葛餅が出されます。

    席にすわると、まずは抹茶と葛餅が出されます。

  • 精進点心「雲水」を注文しました。<br />美味しいですねぇ。

    精進点心「雲水」を注文しました。
    美味しいですねぇ。

  • 総門から入っていきます。<br />拝観料は各寺院でとのことです。

    総門から入っていきます。
    拝観料は各寺院でとのことです。

  • 総門を通って最初の角から南門の方を撮って見ます。<br />最初から禅寺の静寂が味わえます。<br />龍源院拝観中とありますが、後にして先に進みます。

    総門を通って最初の角から南門の方を撮って見ます。
    最初から禅寺の静寂が味わえます。
    龍源院拝観中とありますが、後にして先に進みます。

  • 大徳寺の三門です。<br />柵があり近くにはよれません。

    大徳寺の三門です。
    柵があり近くにはよれません。

  • 仏殿です。<br />前の木は「大徳寺のイブキ」とあります。<br />この仏殿は寛永5年(1665)に再建されており、このイブキもそのころ植えられたと考えられています。<br />イブキは、ヒノキ科ビャクシン属の高木ですが、これほどの大木は珍しいとのこと。

    仏殿です。
    前の木は「大徳寺のイブキ」とあります。
    この仏殿は寛永5年(1665)に再建されており、このイブキもそのころ植えられたと考えられています。
    イブキは、ヒノキ科ビャクシン属の高木ですが、これほどの大木は珍しいとのこと。

  • 仏殿の内部です。<br />釈迦如来坐像のようですね。<br />天井には、龍が描かれていたのでしょう。

    仏殿の内部です。
    釈迦如来坐像のようですね。
    天井には、龍が描かれていたのでしょう。

  • 三玄院の門です。<br />拝観謝絶という厳しい文字が。<br />天正17年(1589)浅野幸長、石田三成、蘭丸の弟の森忠政が春屋宗園(しゅんおくそうえん)を開祖とし、創建しました。<br />小堀遠州、古田織部、薮内剣仲、長谷川等伯らが春屋に禅を学びました。<br />沢庵、千宗旦らも修行をし、境内には春屋、三成、忠政、剣仲、織部の墓があります。

    三玄院の門です。
    拝観謝絶という厳しい文字が。
    天正17年(1589)浅野幸長、石田三成、蘭丸の弟の森忠政が春屋宗園(しゅんおくそうえん)を開祖とし、創建しました。
    小堀遠州、古田織部、薮内剣仲、長谷川等伯らが春屋に禅を学びました。
    沢庵、千宗旦らも修行をし、境内には春屋、三成、忠政、剣仲、織部の墓があります。

  • 松の後ろには、法堂が見えます。<br />ここも柵があって近くによれません。

    松の後ろには、法堂が見えます。
    ここも柵があって近くによれません。

  • 大徳寺の山内は静けさいっぱい。

    大徳寺の山内は静けさいっぱい。

  • 大仙院は、拝観できそうです。<br />行ってみます。

    大仙院は、拝観できそうです。
    行ってみます。

  • 梅の向こうに、国宝の大仙院本堂が見えます。<br />大仙院の入り口で、大徳寺で拝観できるのが、大仙院、高桐院、龍源院、瑞峯院の四ヶ所であることを知りました。

    梅の向こうに、国宝の大仙院本堂が見えます。
    大仙院の入り口で、大徳寺で拝観できるのが、大仙院、高桐院、龍源院、瑞峯院の四ヶ所であることを知りました。

  • 大仙院の玄関には、禅の文字が。<br />拝観するのですが、これよりは内部も庭も撮影禁止です。<br />七世の住職が沢庵和尚であるとのことです。

    大仙院の玄関には、禅の文字が。
    拝観するのですが、これよりは内部も庭も撮影禁止です。
    七世の住職が沢庵和尚であるとのことです。

  • 大仙院の名物和尚、前のご住職の尾関宗園師が出口におられました。<br />師の本は5、6冊読んだことがあります。<br />短冊を購入し、サインしてもらいます。

    大仙院の名物和尚、前のご住職の尾関宗園師が出口におられました。
    師の本は5、6冊読んだことがあります。
    短冊を購入し、サインしてもらいます。

  • 大仙院を出たところにある、真珠庵です。<br />永享年間(1429〜1441)に、一休さんを開祖として創建されました。

    大仙院を出たところにある、真珠庵です。
    永享年間(1429〜1441)に、一休さんを開祖として創建されました。

  • 芳春院の方に行って見ました。<br />趣のある塀に、梅と、鐘楼です。

    芳春院の方に行って見ました。
    趣のある塀に、梅と、鐘楼です。

  • 高桐(こうとう)院へ行く途中にある、大きな鐘楼です。

    高桐(こうとう)院へ行く途中にある、大きな鐘楼です。

  • 高桐院には、ここを入っていくようです。

    高桐院には、ここを入っていくようです。

  • 高桐院の門です。

    高桐院の門です。

  • 苔の間の参道を入っていきます。

    苔の間の参道を入っていきます。

  • 高桐院の玄関が見えてきました。<br />高桐院は、細川幽斎公の長子細川忠興三斎公により慶長6年(1601)により建立されました。<br />また、開祖玉甫紹琮(ぎょくほじょうそう)和尚は幽斎公の弟です。

    高桐院の玄関が見えてきました。
    高桐院は、細川幽斎公の長子細川忠興三斎公により慶長6年(1601)により建立されました。
    また、開祖玉甫紹琮(ぎょくほじょうそう)和尚は幽斎公の弟です。

  • 高桐院の茶室です。

    高桐院の茶室です。

  • 高桐院の障子です。

    高桐院の障子です。

  • 高桐院は、庭の手入れ中。

    高桐院は、庭の手入れ中。

  • この燈籠は、細川忠興三斎公と奥方のガラシャ夫人の墓です。

    この燈籠は、細川忠興三斎公と奥方のガラシャ夫人の墓です。

  • 三斎井戸です。<br />細川忠興三斎公墓所のための井戸です。

    三斎井戸です。
    細川忠興三斎公墓所のための井戸です。

  • 袈裟形のおりつくばいです。<br />加藤清正公が朝鮮王城羅生門の礎石を持ち帰り、三斎公に贈られたもので、地面低くおさめられているので、おりつくばいと呼ばれています。

    袈裟形のおりつくばいです。
    加藤清正公が朝鮮王城羅生門の礎石を持ち帰り、三斎公に贈られたもので、地面低くおさめられているので、おりつくばいと呼ばれています。

  • 高桐院の庭園です。

    高桐院の庭園です。

  • 禅寺ですね、雲板(うんぱん)があります。

    禅寺ですね、雲板(うんぱん)があります。

  • 次に行ったのが、龍源院です。<br />高桐院を南にいき、一回北大路通りにでて、東に行き南門から大徳寺山内に入ります。<br />南門からすぐのところに龍源院があります。

    次に行ったのが、龍源院です。
    高桐院を南にいき、一回北大路通りにでて、東に行き南門から大徳寺山内に入ります。
    南門からすぐのところに龍源院があります。

  • 龍源院の滹沱底(こだてい)、庫裡の書院の軒先にある阿吽の石庭です。<br />ここにある阿吽の石は、聚楽第の基礎石と伝えられているそうです。<br />臨済宗のこの大徳寺、宗祖の臨済禅師が住まわれた、中国河北の滹沱河より名がつけられています。

    龍源院の滹沱底(こだてい)、庫裡の書院の軒先にある阿吽の石庭です。
    ここにある阿吽の石は、聚楽第の基礎石と伝えられているそうです。
    臨済宗のこの大徳寺、宗祖の臨済禅師が住まわれた、中国河北の滹沱河より名がつけられています。

  • 方丈前の石庭、一枝坦(いっしだん)です。<br />手前が亀島で、向こうに蓬莱山が、右奥に鶴島があります。<br />ちょっと戻ることになりますが、方丈を左回りに回ることにします。

    方丈前の石庭、一枝坦(いっしだん)です。
    手前が亀島で、向こうに蓬莱山が、右奥に鶴島があります。
    ちょっと戻ることになりますが、方丈を左回りに回ることにします。

  • 方丈と庫裡の間にある東滴壷(とうてきこ)です。<br />日本で一番小さな石庭とのこと。

    方丈と庫裡の間にある東滴壷(とうてきこ)です。
    日本で一番小さな石庭とのこと。

  • 書院の間です。<br />鈴木松年画伯による屏風です。<br />狐が化けた雲水の逸話を描いたもので、この屏風を持っていた人の家業が思わしくないので、行者さんに相談すると、狐を描いた軸か屏風がないかと。<br />その狐はまだ修行中で、修行を続けたいと願っているので、狐の望む寺に納めなさいとのこと。<br />いろいろお寺を探しもとめて、昭和35年5月この龍源の門前まできたところ、足が進まなくなり、ここに決めたそうです。<br />この部屋は、昔から弧窟という名があり、不思議な因縁でここに置かれています。<br />

    書院の間です。
    鈴木松年画伯による屏風です。
    狐が化けた雲水の逸話を描いたもので、この屏風を持っていた人の家業が思わしくないので、行者さんに相談すると、狐を描いた軸か屏風がないかと。
    その狐はまだ修行中で、修行を続けたいと願っているので、狐の望む寺に納めなさいとのこと。
    いろいろお寺を探しもとめて、昭和35年5月この龍源の門前まできたところ、足が進まなくなり、ここに決めたそうです。
    この部屋は、昔から弧窟という名があり、不思議な因縁でここに置かれています。

  • 竜吟庭です。<br />中央の石が須弥山をあらわしています。

    竜吟庭です。
    中央の石が須弥山をあらわしています。

  • 龍の襖絵と、釈迦如来像、いいですねぇ。

    龍の襖絵と、釈迦如来像、いいですねぇ。

  • 龍源院を後にして、瑞峯院に向かいます。

    龍源院を後にして、瑞峯院に向かいます。

  • 瑞峯院の門前には、石碑が。<br />「独坐庭」とかいてあるのでしょうか・

    瑞峯院の門前には、石碑が。
    「独坐庭」とかいてあるのでしょうか・

  • 瑞峯院の門です。

    瑞峯院の門です。

  • 瑞峯院の玄関です。

    瑞峯院の玄関です。

  • 独坐庭です。<br />荒波に打ち寄せられても雄々と独坐している蓬莱山の風景です、との説明が書かれています。

    独坐庭です。
    荒波に打ち寄せられても雄々と独坐している蓬莱山の風景です、との説明が書かれています。

  • 瑞峯院の方丈の内部です。

    瑞峯院の方丈の内部です。

  • 方丈の西側の庭です。

    方丈の西側の庭です。

  • 閑眠庭です。<br />開基大友宗麟公が、晩年キリスト教を保護したことから、縦四個、横三個の石の流れが十字架に組まれているとのこと。<br />あの重森三玲作です。

    閑眠庭です。
    開基大友宗麟公が、晩年キリスト教を保護したことから、縦四個、横三個の石の流れが十字架に組まれているとのこと。
    あの重森三玲作です。

  • 方丈東側の小さな庭には、盆梅があります。

    方丈東側の小さな庭には、盆梅があります。

  • 瑞峯院から出てすぐ近くのところには、千体地蔵塚があります。

    瑞峯院から出てすぐ近くのところには、千体地蔵塚があります。

  • 大徳寺駐車場の前の、松田老舗で一休こんぶを買いました。<br />ご飯の友としてあいそう。

    大徳寺駐車場の前の、松田老舗で一休こんぶを買いました。
    ご飯の友としてあいそう。

  • 大徳寺納豆本家磯田です。

    大徳寺納豆本家磯田です。

  • ここで、上白糖主体の生地で、中に小粒の大徳寺納豆の入った「三彩」を買いました。<br /><br />(おしまい)

    ここで、上白糖主体の生地で、中に小粒の大徳寺納豆の入った「三彩」を買いました。

    (おしまい)

この旅行記のタグ

関連タグ

33いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (2)

開く

閉じる

  • morino296さん 2012/03/05 22:07:46
    お気に入りが増えましたね
    のーとくんさん

    こんばんは。
    大徳寺、初めてでしたか。

    こちらも大きな寺院で、数多くの塔頭があり、見ごたえがありますね。
    非公開もあって全部は拝観できないようですが。

    雨に濡れて色鮮やかな紅葉の高桐院も良いですよ。

    瑞峯院の石庭もいいですね。

    またまた、お気に入りが増えましたね。

    morino296

    のーとくん

    のーとくんさん からの返信 2012/03/06 07:57:20
    RE: お気に入りが増えましたね
    morino296さん

    おはようございます。
    書き込みありがとうございます。

    そうなんです、大徳寺はじめてだっだんです。
    名前は知っていたのですが。

    とても落着いた、いいところですね。
    非公開が多いからということもあって、尋ねる人が少ないからでしょうか。

    おっしゃるとおり高桐院、とっても苔が綺麗なので、「雨に濡れて色鮮やかな紅葉」、すごくぴったりでしょうね。

    その時期には、是非来てみたいですね。

    のーとくん

のーとくんさんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから国内旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP