2011/07/13 - 2011/07/13
123位(同エリア230件中)
まみさん
2011/07/13水 エチミアジン日帰り&エレヴァン市内観光
・ブルー・モスク(修復中で入れず)
(エチミアジンまで路線バスで約50分)
・大聖堂と礼拝堂(世界遺産)(宝物館入れず)
(タクシー乗合でトビリシに15分ほどで戻る)
・自由市場散策
・民族芸術博物館見学&撮影
・国立美術館見学
【エレヴァン泊:ホテル・アララト(Ararat)】
ホテルから2駅だけ地下鉄を使い、最寄りの地下鉄駅イェリタサルダカから向かう途中からは、小走りになりました。
民族芸術博物館───私が東欧旅行にハマっている魅力の一つともいえるフォークアートの宝庫は、閉館17時。
こういうところは30分前から入場できなくなるはず。
飛び込んだのは16時15分で、ぎりぎりでした。
ホテルの部屋のクーラーから離れがたくて、まったりとしてしまった自分がいけないのです。
到着したときには、肩で息をしていました。
チケット売り場の料金表を見たら、写真代のことが書かれてあります。
確認してみたら、写真代を別途払えば撮影OKとのこと! バンザーイ!
ガイドブックでは撮影OKかどうか知り得なかったので、期待していなかっただけに、狂喜。
撮影代は、入場料500ドラムの倍の1,000ドラムですが、なんのその!
合計1,500ドラムは円貨にして300円にしかなりません。
(2011年7月現在、1 AMD(アルメニア・ドラム)=約0.2円で換算)
たとえもっと高くても、すぐにもとがとれてしまうはずです。
なにしろ博物館で撮影OKとなると、カタログでも作るような勢いで狂ったように撮影してしまう私ですから。
苦手なジャンルの博物館や展示物だと話は別ですが、私にとってフォークアートは、東欧旅行の目的といっても良いほどなのです。
フォークアートは、民族や生活習慣が違っても、同じ人間の日常生活を彩るものです。
アートとして楽しめるだけでなく、生活に密着したものだからこそ、似て非なる点の、あるいはその逆の、なんと面白いことか。
私自身はフォークアートについてはまるきり素人ですので、アルメニアの……といっても特徴を知っているわけでなく、用法がよく分からないものもありました。
詳しければ見る目ももちろん変わったと思います。
でも、難しいことを知らなくても考えなくても、そのものを素直に愛でることができるのも、フォークアートの魅力の一つです。
しかも、日本でめったに紹介されることのない、アルメニアのフォークアート。
国立博物館で目にして珍しくてとても気に入ったけれど、あちらでは撮影不可だったので何度涙をのんだことか。
いくら気に入ったものでも、記憶に少しでも長くとどめようとどんなに熱心に眺めても、時とともにどうしたって記憶は薄れてしまいますから、残念に思っていたところでした。
アルメニアのフォークアートで私が特に気に入ったのは、人型をした可愛らしい壺です。
おなかのところに穴が開いているタイプです。
可愛らしいその姿一目ぼれしてしまいました。
民族芸術博物館には、そんな壺がたくさんあったので、さすがに全部ではないにしても、我ながらしつこく写真を撮りました。
アルメニアは絨毯も有名です。
絨毯が有名な民族は多くて、隣国のトルコもその1つでしょう。
旅行前に「アルメニアを知るための65章」(中島偉晴・著/明石書店)他、にわか勉強のために読んだ資料によると、オスマントルコ時代には昔のアルメニアの大半はトルコ領土だったため、今でもトルコの博物館では、本来はアルメニア絨毯と言うべきなのに、トルコの絨毯として紹介されているアンティーク価値のある名高い作品がたくさんあるようです。
オスマントルコはたくさんの民族を抱えた他民族国家なので、絨毯の制作者が、アルメニア系トルコ人とおおざっぱにくくられてしまうことを考えたら、それも仕方がないことかな、と思ったこともありました。
でもそれは、今までそうくくられてしまうマイノリティ側の視点に立って考えたことがなかったからだと気付きました。
これも、アルメニア、ひいていはコーカサス旅行をしようと思わなかったら、気がつかなかった点の一つだと思います。
※2011年コーカサス3カ国旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2011年コーカサス3カ国旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10584724
詳細版「2011年コーカサス3カ国旅行の詳細旅程(写真付き)」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/07/2011-1ab0.html
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
民族芸術博物館
住所はアボヴィヤン大通り68番。
北西方向の突き当たりロータリーに面していて、最寄りの地下鉄駅イェリタサルダカンから5分ほどです。
とはいえ、私にしては、かなり速歩きしました。 -
民族芸術博物館入口
入場料は500ドラム。写真代は1,000ドラム。
(2011年7月現在、1 AMD(アルメニア・ドラム)=約0.2円で換算) -
美しい文様で浮彫された木の飾り皿
-
アルメニアの織物を背に、おなかに穴のあいた人型の壺
これです、これ、こういう壺です、私のツボにはまったのは!
国立博物館のフォークアート部門で初めて見て、とても気に入って、ぜひ写真に残しておきたいと思いましたが、国立博物館では撮影不可。
ポストカードなども探しましたが、このタイプの壺のものはありませんでした。
だから、非常に残念だけれど、あきらめていたんです。いや、あきらめきれないでいました。
こうやって写真に収めるチャンスが得られて、本当に良かったです。 -
アルメニアの織物を背に、胸とおなかに穴のあいたユニークな人型の壺
日本の土偶をちょっとだけ思い出します。 -
ブドウの浮彫のあるスプーン掛けと木のスプーン
-
美しい幾何学模様の民族楽器
-
トルコチックな銀製の壺とカップ
きっとお酒のテーブルウェアでしょう。
ブルガリアやウクライナでも見かけました。 -
アルメニアの織物(部分)
-
アルメニアの織物(全体)
絨毯と呼んでもよいかもしれません。
変わった形ですが、何かの上に掛けていたものだろうと思います。 -
馬のようなものが描かれたアルメニアの織物
-
大きなアメジストのシルバー・ペンダント、エナメル彩色付き
-
ぎっしりのシルバー・ペンダント
とてもステキですが、重そうです。 -
細かい飾りがチャーミングなシルバー・ペンダント
-
アンティークなチョーカー
中世の王様の横顔や、人々の生活の様子の透かし彫りがすばらしいです。 -
研磨されていない結晶が使われた大きな指輪
緑の石はマラカイトかな。
かなり大きな指輪だったので、男性用かもしれません。
古代ローマにさかのぼる昔は指輪は印章でもあったため、女性のアクセサリーというよりは、男性が身につけるものだったというのを聞いたことがあります。 -
ゴージャスな半透かし彫りの飾り皿
-
おなかに穴のあいた人型の壺
こちらも可愛らしいです。
これは、ひげをはやした男性像かな。 -
アンティーク・レース
ちょっと黒ずんでいますが、もとは真っ白だったと思います。 -
アルメニア女性の民族衣装
-
アルメニア女性の民族衣装とレース
-
おそらく糸すき機
木彫り模様がステキです。 -
可愛らしいビーズのポーチ
-
清楚な刺繍
-
アルメニアの織物
-
おなかに穴の開いた人型の壺と織物
壺の穴の上の2つの輪っかは、乳首かしら@ -
おなかに穴の開いた、豪華な衣装の(!?)人型の壺
-
アルメニアの織物
-
アルメニアの織物と穴がななめの人型でない壺
こうやって使うために穴の位置がななめにあるのかもしれません。 -
絨毯制作中
-
手作業で1本1本
女性はすごく手際が良かったけれど、1つの絨毯を作り上げるのにどのくらいかかるか、と思うと、気が遠くなりそうです。
でも、編み物などは一度に編み上げるのではなく、少しずつコツコツと進めていくので、その感覚と共通するものがあるかもしれません。 -
美しい写本と木のしおり
こういった美しい写本は、最終日の午前中に出かけたマテナダランでたくさん写真を撮ってくることができました。 -
おなかに穴のあいた、こげ茶色の人型の壺
陶製の破片の飾り入り@ -
絨毯や壺や飾り皿など
-
茶色いレース
-
おなかに穴の開いた、すらっとした人型の壺と木製のスプーン掛け
-
絨毯作りをする、とある農家の屋内風
-
絨毯織り機
真ん中あたりに丸まって掛かっている紙は図案見本です。 -
いろんな壺やベビーベッド
-
可愛いイラストの陶器の飾り皿
おそらく馬に乗った兵士出身の聖人です。 -
なんて可愛らしい聖ジョージ!
竜を退治しているので、聖ジョージあるいは聖ゲオルグで間違いないと思います。
でも、アルメニア語ではなんと呼ぶのかしら。 -
う・な・ぎ!
-
取っ手から両手が伸びて、おなかに穴の開いた人型の壺
-
絨毯デザイン画より・その1
紙に描かれた絨毯のデザイン画が展示されていました。
その中から、ぱっと見て気に入ったものを、いくつか写真に収めました。
「アルメニア絨毯は、織り、染色、デザインからして、殊更に名高い。絨毯は玉座や教会を飾った。時の権力者は、それらを戦利品として捕獲したし、平時には貢税品としても「捕獲」した。考古学上の発掘の結果、5000年から4000年前にアルメニア人の祖先がすでにカーペットを織っていたことを証明する多くの遺物が現れた。」
(「アルメニアを知るための65章」(中島偉晴・著/明石書店)より) -
絨毯デザイン画より・その2
「19世紀後半から1915年まで、アルメニアは絨毯の大輸出地であった。養蚕や絨毯製作のための仕事場も登場した。1902年、カエサリアだけで2000の織り機があった。カリン、バイブルト、マナズケルト、ムシュ、サスーン、ヴァン、アフタマル、ヴォスタン、ベルクリなどで造られた高級絨毯が欧米へ輸出された。」
(「アルメニアを知るための65章」(中島偉晴・著/明石書店)より) -
絨毯デザイン画より・その3
「ひろく聞こえたアルメニア絨毯は、1915年から23年にかけての「アルメニア人ジェノサイド」の時期にテュルクによって略奪されてしまったものの、それらは内外から希求され、とりわけ海外で高価な値段が付けられ、「テュルク絨毯」名称のラヴェルを附されて売られて行った。」
(「アルメニアを知るための65章」(中島偉晴・著/明石書店)より) -
現代チックのステキな刺繍(全体)
こういうのも、とっても好みだったりします。 -
現代チックのステキな刺繍(部分)
2011年コーカサス3カ国旅行第11日目の旅行記おわり。
現地ガイドと車をチャーターしてロリ地方の修道院廻りをした、第12日目につづく。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- ElliEさん 2012/03/01 17:18:25
- アルメニアのフォークアート、いいですね
- こんにちは!
アルメニアのフォークアート、素朴なようでいて凝った文様がたくさんで、なかなかよいですね。
民族衣装や布ものも興味があるので、じっくり見せてもらいました。
まみさんの旅行記はカタログみたいで、行かなくても実際に行ったような気になりますね!
- まみさん からの返信 2012/03/02 08:32:48
- RE: アルメニアのフォークアート、いいですね
- Ellieさん、こんにちは。アルメニアの旅行記も見ていただいてありがとうございます!
> アルメニアのフォークアート、素朴なようでいて凝った文様がたくさんで、なかなかよいですね。
そうなんですよね。私が東欧に惹かれるのも、こういう世界に浸りたいところがありまして〜。
こういう美はほっとするんです。
> 民族衣装や布ものも興味があるので、じっくり見せてもらいました。
> まみさんの旅行記はカタログみたいで、行かなくても実際に行ったような気になりますね!
ふふふ。それは嬉しいコメントです。
写真OKの秘術館でもまさにカタログの勢いで撮ってしまってます。
だって二度とその国に行けるかどうか分からないし、ネットで検索しても、英語ですら情報が出てこない(現地語なら別でしょうけど)ので、未踏の地を開拓しているような(大げさ!?)高揚感もあります。
もちろん、その対象がステキだからこそ、なんですけどネ。
民族衣装の写真は昔の旅行記にもあるのですが、もし興味があるようでしたら。。。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
まみさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
エレヴァン(アルメニア) の人気ホテル
アルメニアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
アルメニア最安
1,086円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
2
48