２００６年　初一人旅は台南・台北　７　台北市内＜終＞

2006/10/03 - 2006/10/06

　四日目、最終日。
　帰りの飛行機は桃園１７：１５発なので、昼ごろに台北を出る予定です。

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

　この日は台湾では中秋節で祝日。連休なので長距離バスのターミナル前は帰省する人でいっぱいでした。
　空港へのバスも渋滞が心配です。

　土産ものを調達しようと、２４時間営業のスーパーを探していたのですが見つからず。他の店も祝日のせいかネットで調べた開店時間を過ぎているのに開く気配なし。
　仕方ないので大稲【土呈】という船着き場を見に行ってみました。タイトル写真が入口です。この河を下っていくと淡水です。休日には淡水への遊覧船もあるそうですが今までのところ乗る機会はありません。

　船着き場近くにある迪化街。漢方薬や乾物の問屋街です。
　写真のような古い建物が並ぶ老街。店はほとんど閉まっていましたが、散策するだけでも楽しめました。

　全く買い物できずに２時間近く歩き回っています。疲れたので屋台で朝食。寧厦路のあたりにあったカキ麺線の屋台です。
　近所の人はみんなテイクアウトで買っていくようですが、私はその場で食べました。これもおいしかった。麺線はだいたいどこで食べてもおいしいです。私の好きなジャンルと言えます。

　ガイドブックを頼りに歩き続け、双連の朝市にたどりつきました。ここでお茶を購入。でもバラマキに使えそうなものはなく、さらに先へ。

　路地を歩いていると、中秋節だからか家の前で盛大にお線香を焚いている家を発見。開いている窓から、立派な祭壇と豪華なお供えが見えました。

　土産物を買う店はいっこうに見つからず、やけになって適当な路線バスに乗ってみました。３時間半も歩いて足がクタクタ！
　乗ったのは２０８番バス。林森北路から乗車しました。最初はホテルに戻るためのつもりが、意外と遠くまで行くバスだとわかり面白くなってしばらく乗っていることに。
　林森路をひたすら南下し、中正記念堂を地下道で潜り抜け、羅斯福路を左折。昨夜ちょっとだけ夜市を覗いた公館を通り過ぎました。バスは風景が見えるので楽しいですね。
　右折して福和橋を渡ると永和市（当時）です。
　市がかわるとちょっと町の雰囲気も変わります。道幅も狭くなり、人と車がごっちゃになってる感じ。脇道には朝市のようなものも出ていました。こういう市場に来ても楽しそうです。

　バスに乗車している間、台湾で買った台北の詳細地図を見ながらどこを走っているか確認していました。バスの窓に書いてある行き先は南勢角。そこにはＭＲＴの駅があるので、終点まで行ってＭＲＴで帰ればいいかなと。
　終点で降りればいいんだとのんきに構えていたら、南勢角を目前にバスはあらぬ方向へ曲がってしまいました。また元に戻るのかな？としばらく様子を見ていましたがどんどん離れて行く様子。ついに新店市に突入。これはいけない、とあわててバスを降りました。
　
　バスを降りたところでタクシーをつかまえて南勢角へ。いざとなればタクシーがすぐ捕まるのが台北のいいところですね。
　南勢角付近はミャンマー人がたくさん住んでいるとのこと。駅前の看板にも見慣れない文字が並んでいました。

　バスの行き先はたぶん新店市の安和というところ。バスに書いてあったのと全然違うんですけど…

　南勢角からＭＲＴに乗り、台大医院駅で下車。
　ホテルのチェックアウトを済ませてから、改めて買い物に出ました。

　お土産は空港で買うことになるんだうと半ばあきらめながらホテルを出ると、すぐ近くにこんな店が。お菓子とかレトルト食品とかいくつか買いました。店は昼ごろに開くんですね、朝早くから買い物なんて考えなきゃよかった。

　ホテルに荷物を取りに戻って１３時の国光客運バスに乗車。バス乗り場は長蛇の列だったので心配しましたが、そのほとんどは地方都市へ行く人で空港行きにはすんなり乗れました。

　空港には１４時頃到着。さっさと荷物を預けて空港でのんびりしようとカウンターへ行くと、台風のため日本からの便が遅れ手続きはまだ始められないとのこと。台湾に向け進んでいた台風が、進路を変えて日本に向かっていると天気予報が言っていたっけ。関東方面に近づいているらしく、成田便は行き先が関空に変更になっていました。

　お天気には勝てないのであわてても仕方ありません。帰りが遅れるということはそれだけ台湾に長くいられるってことなので、ラッキーと言えばラッキーだし。まずは空港で食事。やっぱり台湾の小籠包はおいしい！　
　食後カウンターへ行ってみると、出発は遅れるけれど飛び立てるとのこと。待ち時間が長くなるので食事券をくれました。が～ん、もう食べちゃったよ！

　チェックイン手続きが無事始まり荷物を預けて身軽になったけれど、買い物も食事も済ませてやることがなくなってきました。うろついていたらターミナルをつなぐスカイトレインを発見。乗ってみました。ご覧の通り誰も乗ってません。

　結局フライトは１時間半遅れ、中部空港到着は２２：３０。
　空港から電車で２０?３０分で自宅に帰れるのですが、夫が車で迎えに来てくれることになっていたので空港で待つことに。出発時も夫が最寄り駅まで送ってくれたのですが、家の鍵をもって来るのを忘れて私のカギを渡すという事件があり、その穴埋めというか罪滅ぼしということだったんです。
　最終便だったので店もみんな閉まってしまい、空港には清掃の人しかいない中、３０分ほど待った頃、夫から「財布を忘れて出たので、空港島へ渡る有料道路が渡れない」との連絡が…。結局普通電車に乗り、空港島の外にある常滑駅まで私が移動し拾ってもらい無事帰宅。
　夫の件も含め、小さなハプニングはありましたが、初一人旅無事に楽しく終えることができました。一人旅だとほかにやることがないので写真もしっかり撮ってるし、周囲の観察もしっかりできて旅をより楽しめますね。（一緒に行く人がいない言い訳！？）