２００３年３月　エディンバラ　すすけたサンドストーンが渋いオールド・タウン（旧市街）を散策

2003/03/11 - 2003/03/11

《古いネガフィルムをデジタル化して整理しています》

３月１１日（火）、今日はエディンバラのオールド・タウン（旧市街）観光をする計画。

ベタに、ロイヤル・マイルRoyal Mileを歩きながら、クロースCloseと呼ばれる、裏の建物や裏道への抜け道・袋小路を散策するのが楽しみ。

エディンバラ城、グラスマーケットGrassmarket、ホリルードハウス宮殿なども一応おさえたいな〜と散策にでかけました・・・。

コメントは、当時使用して手元に残っているガイドブックと、当時の記憶（これがかなり曖昧）を元にしていますので、現在は変わっているかもしれません。

＊＊＊　フィルムカメラは、フィルムがすっごく荷物になったし、１日何本位と決めて撮影しないとならなかったし、ちゃんと撮れているか現像するまでわからないので心配だったし、景色を１枚でも多く撮りたいので、乗り物の中や食事などを撮影することもほとんどなかったです・・。　＊＊＊

エリア エジンバラ(イギリス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

スコティッシュブレックファースト。

朝食では、好きな品目を料理してくれますが、スコットランドではポピュラーらしいブラックプディングという血を混ぜて作られた黒い（血液の色）ソーセージを、一応せっかくだから２日続けていただきました。

（しかし、くどいものが苦手な私なので、さすがに３日目にはパスしちゃったら、オーナーに笑われました・・・）

朝、大目に食べておくと、ランチは、軽食ですむので、一人旅には好都合。

さすがに、アンティーク商のオーナーだけあって、調度品も豪華です。

食堂のシャンデリアも、なかなか綺麗。

さてと、オールド・タウン（旧市街）散策の開始です。

ウェイヴァリー駅Waverlyを跨ぐ橋の上あたりから見たオールドタウン。

たぶん、建物の形状からして、カールトン・ヒルCarlton Hillだと思われます。

写真下部の白いギザギザは、駅の屋根。

ロイヤル・マイルRoyal Mileに出ました。

いたるところに、クロースCloseと呼ばれる、裏側の建物や裏道への抜け道・袋小路があります。

ロイヤル・マイル。

いかにも、旧市街って雰囲気でいい感じです(^O^)。

名前のついているクロースもあります。

黒ずんだサンド・ストーンの渋くて重厚な雰囲気が、とっても印象に残りました。

９年たった今でも、煤けた古い街並みが昨日のことのように思い出されます。

ここはクロースというよりは、ちゃんとした道かな？？？

ロイヤル・マイルをエディンバラ城Edinburgh Castleに向かって、歩いていきます。

エディンバラ城が見えてきました。

歴史的建物には、たいがい修復中の光景がつきものですね・・・。

「７世紀にサクソン人エドウィン王がこのロック（岩山）に本格的な砦としてエディンバラ城を築いたことで、エディンバラの歴史も始まったが、ロック自体、それ以前の６世紀からすでに砦としての役目を果たしていたという。城の地盤、Castle Rockと呼ばれる岩山は、氷河期後にできたもの。

そして、１０１８年、マルコム・カンモーがここに城館を建てて居住したことにより、エディンバラは急速に発展した。」

駐車場からの眺め。

チケット売り場で入場券を買い、そこから城門までは、石畳の登り坂を少し歩きます。

雨が降ってきました(T_T)。

城門までの途中にこんな建物があったり・・・

城壁からは、大砲が顔を覗かせて狙っています。

松明を灯すためのバスケットみたいなものも見えます。

城門までの曲がりくねった石畳の通路。

城門をくぐって、いよいよ城内へ。

城門を入ると、砲台のある展望広場（展望広場っていうよりは、そもそもは見張り台なんでしょうけれど・・・）です。

雨も風もどんどん強くなってきて、おちおち写真撮っている余裕がなくなってきました。

砲台の広場を取り囲むように、色々な建物があります。

業務用だと思うけど、車が走ってきたよ・・・(+o+)！

細いアーチだから、車がぶつかるんでしょうか、保護カバーまでつけられています。

とにかく、もう雨も風もひどくなるばかりで、こんなに吹きっさらしの所にこれ以上いられなくなってきました・・・。

雨宿りも兼ねて、ロイヤル・パレスRoyal Palaceに入りました。

日本語オーディオガイドを利用したのですが、全くと言っていいほど記憶にありません。

フラッシュをたいても、当時のオートマ・カメラと私のオート任せの腕じゃ、こんな悲しい写真しか撮れませんでした。

薄暗いところで撮影したものをプリントして見ると、たいがいはがっかりしたものです・・・。

グレート・ホールだと思うのですが・・・。

なんせ、当時のオートマ・カメラじゃ（しかも、私の腕じゃ・・）、薄暗い室内なんて、撮影ムリッ！！！（わかってはいたけれど、一応撮ってみておこうとしたところがしつこいですね・・・）

日本語オーディオガイドつきで見たのだから、肉眼ではちゃんと見学したはずなんですが、全然印象に残っていないのです（当時、いかに建物の中に興味がなかったかわかります）。

スコットランドのクラウン・ジュエル（宝冠・御剣・御笏）も、手元にパンフレットが残っているので、見たのでしょうが、写真はともかく（暗いところでの撮影はあきらめていましたから）、記憶がないのです・・・。

１４世紀〜１５世紀に作られたもので、その後、装飾が付け加えられたりしながら、スコットランド女王メアリーの戴冠式の際にも使われました。イングランドとの戦争や統合で、奪われたり隠されたり封印されたり、歴史に翻弄されたものの、１８１８年、ウォルター・スコットが王室御用達許可証をもらい、封印を解いたとのことです。

ロイヤル・パレスの見学を終えて、外に出ると、さっきの風雨が嘘のようにやんでいました(*^^)v（イギリスじゃ、１日１回くらいは、ぱらぱらと急に雨が降ってくることは珍しくはないのですが・・・）。

風雨の中のときよりも、クリアに新市街やフォース湾がよく見渡せます。

天気回復がうれしくて、よい眺めをたくさん撮影しました。

砲台の穴から、カールトン・ヒルCarlton Hillが見えます。

ロイヤル・パレス前の広場から、階段を降りて・・・

再び、砲台のある見晴らし台に出ました。

岩山の上だということがよくわかります。

城門から出ます。

出口へ・・・。

駐車場からは、お城のある丘も見えて、山の上にいるみたいな風景です。

また、ロイヤル・マイルの方へ戻ります。

次には、グラス・マーケットGrassmarketあたりの散策へと向かいます。

Victoria St.〜West Bowあたりに来ました。

建物の３階あたりの高さにあるバルコニーが、歩道になって、ずっとつながっています。

下に降りたいのですが、どこから降りるのかなぁ？そもそも、歩いているうちに、いつのまにか上の階の方でつながっている歩道に出ちゃったので、不思議でした。

どっから降りるのかと、ちょっとうろうろしてしまいました。

バルコニーには、各店舗が連なっているので、お店に入れば、お店の中を抜けて、出入りできるのかもしれませんが・・・。

やっと下に降りる階段を見つけました。

道がちょっと坂になっているので、建物によって階は異なりますが、２階の上あたりで、建物が歩道幅の分へこんでいて、そこがバルコニーみたいな歩道になってつながっているのがおわかりいただけるでしょうか。

エディンバラ城、こちら側あたりからも見えました。

たぶんCowgateというエディンバラでも最古の通り（だと思います）。

奥に見えるアーチは、たぶんジョージ４世橋George ?Br.。

エディンバラ・ダンジョンを偶然にも見つけてしまい、ロンドン・ダンジョンには行ったことがあるんだけれど、これは入らずにはいられません。

何で、こんなもん、見つけちゃうんだろう・・・。しかも、入るときに記念写真まで撮ってもらちゃったりして・・・。

拷問・ぺスト・大火事・魔女裁判など、ロンドン・ダンジョンとほぼおんなじようなテーマですが、少しロンドンよりも規模が小さかったような記憶があります。しかも、とっても空いていました。

ロイヤル・マイルを結構歩いて、エディンバラ城とはロイヤル・マイルの真反対の端に位置するホリルードハウス宮殿The Palace of Holyroodhouseにやってきました。

ホリルードハウス宮殿の前に、教会の建物だけど、美術館みたいなものがありました。

ホリルードハウス宮殿は、毎年夏、女王がエディンバラ滞在のおりに居住する１７世紀の館。

チケット売り場で、あと２０分しかないと言われ、あわてて入場（ダメならそれでも構わなかったのですけれど・・・）。

エディンバラ・ダンジョンなんて寄っていたから・・・。

中庭。

修道院の廃墟があります。

宮殿内部は、もう他に誰もいなかったし、時間もなかったので、さくさくとひとりで進んでいたら、途中で、ガイドさんつきのツアーに追いついたようで、通り過ぎようとしたら、呼び止められて、一緒に回ることになりました（英語だったので、あんまり理解できなかったけれど・・）。

今、思えば、おそらくガイドツアーだったんでしょうが、当時は、あまり建物内部に興味はなくて、ガイドツアーっていうものがあるなんて知らなかったので・・・(>_<)。

相変わらず、ちょっと悲しい写真でお恥ずかしい・・・(>_<)。

オールドタウンとニュータウンを結ぶ駅を跨ぐ橋まで戻ってきました。

橋の正面の（たぶんニュータウン側）あの立派な建物は何なのでしょうか？

（アルデバランさんの旅行記から、これはバルモラル・ホテルだと判明しました(*^^)v　ありがとうございます〜！）。