２００３年３月　エディンバラ アンティーク商が経営するB&Bと、その周辺

2003/03/09 - 2003/03/09

《古いネガフィルムをデジタル化して整理しています》

２００３年３月、もう若くなかったけど、社会人入試で専門職の学校に３年間通った後、無事に国家試験にも合格。４月からは、とりあえずその職を生かした仕事に初めて就くことになっていました。

就職してしまうと、長い休みがとれなくなるので、その前に大好きな英国に行っておきたいと夫にお願いし（通告し？）、卒業式までの３月８日〜３月２６日まで、ひとりで英国旅行へ(*^^)v。

一人旅行は、結婚前には何度もしているし、英国に行くのも７回目だったので、足を延ばしたことがなかったスコットランドとウェールズにも是非行ってみようと思いました。

当時は、一途に英国の田舎が大好きで、１枚の風景写真を見ただけで「ここに行ってみたい」と思うような町や村を訪ねるというパターンでした。

移動時間が長かろうと、全く気にせずに荷物（おみやげにも興味がなかったので、機内持ち込みできる荷物ひとつで済んでいた）を引きずりながら移動していました（若かったんですね・・）。

３月８日（土）、ヴァージン・アトランティック航空で、ロンドンへ。１６時にヒースロー到着後、その日は、ロンドンのB&Bに泊まり、翌９日（日）、エディンバラへ電車で移動。

必要な情報が、今みたいには、ネットでうまくヒットしなかったので（旅行記も個人のブログ中心だったと思います）、「地球の歩き方」をメインに調べ、観光庁に行って資料をコピーしてもらったりして、今では考えられないほどアナログでした・・。

コメントは、当時使用して手元に残っているガイドブックと、当時の記憶（これがかなり曖昧）を元にしていますので、現在は変わっているかもしれません。


＊＊＊　フィルムカメラは、フィルムがすっごく荷物になったし、１日何本位と決めて撮影しないとならなかったし、ちゃんと撮れているか現像するまでわからないので心配だったし、景色を１枚でも多く撮りたいので、乗り物の中や食事などを撮影することもほとんどなかったです・・。　＊＊＊

エリア エジンバラ(イギリス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: ヴァージン アトランティック航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

３月８日（土）、１６時ヒースロー到着後、ロンドンのパディントン駅近くのRoyal Norfolk HotelというB&Bに泊まりました。

さっきネットで見たら、まだこのB&B存在しているようでした。

９日（日）、エディンバラに移動するため、キングス・クロス駅から出発なのに、どうしてかパディントン駅からと勘違いをしていて、朝、あわててタクシーでキングス・クロス駅へと向かいました。

列車には、ブリットレイルパス（２等）を持って行ったので、座席指定なしで乗りましたが、日曜のせいか、予約済の席が多くて、思ったよりも混んでいました（もちろん、座れましたけれど・・）。

エディンバラでの宿泊は、IngramsというB&Bで、ニュータウンNew Townにあります。

ウェイヴァリー駅Waverleyから５分ほど歩いた静かな住宅地の一角にあります。

アンティークのディーラー夫妻がオーナーで、建物自体も、１８１２年に建てられた歴史あるものだそうです。

当時は、ホームページなんてありませんでしたが（宿泊の予約は、全てfaxでやりとりしました）、現在はホームページもあり、まだ営業しているようで、ちょっとうれしくなりました。

私は、ひとりだったせいか、地下のちっちゃなお部屋でした。

普通のお家の部屋を間借りしているみたいで、悪くはなかったですが・・・。

バスルームは、私の寝室から出て、廊下を通って奥の方の別の場所にありました。

地下には他に客室はないので、本当に、誰かのお家に泊めてもらってるみたいな感じでした。

上の方の階を探検してみたかったのですが、あまりにも普通のお家っぽくて、勝手に見てまわれる雰囲気ではなかったでしたし、わざわざ許可をもらって見に行く勇気は出ませんでした。

当時は、こんな普通のB&Bの中で、何でもかんでもカメラを向けていると、不思議そうに見られました。

らせん状の階段を下から眺めました。

食堂。

ここで、大きなテーブルを囲んで、他の宿泊客と一緒に朝食をとります。

しかも、ここの飼い猫ちゃん（名前を聞いた覚えがあるんだけど、忘れました）が、お部屋に遊びにやってきます。

勝手にベッドに寝っころがったり・・・。

ちょっとだけ、周辺を散策してみます。

B&BのあるNorthumberland St.。

静かな住宅街です。

Ingramsから出て、写真の右側に見えるQueen Street Gardensというプライベートの鬱蒼とした緑の敷地を過ぎて、そのままHanover St.をまっすぐ進むと・・・

プリンスィズ・ストリートPrinces St.という大通りにぶつかります。

正面には、ロイヤル・スコティシュ・アカデミーという美術館があります。ギリシャ復興様式の建物。

プリンスィズ・ストリートからは、エディンバラ城Edinburgh Castleも見えました。

「スコットランドにおけるバラburghとは、古い英語burg/borough(城塞都市、城下町の意）からできたスコットランド語で、その語源通り、城塞のある町や村を指す。正確には、バラが初めて定められた１２世紀、バラと呼ばれたコミュニティは城だけではなく、今でいう市場、裁判所、刑務所などの機関をもち、自治を許されていた町のことだった。１９７５年以降、このシステムは失われ、地名に残るのみ。」

約６０ｍあるスコット・モニュメントScott Monument。

スコットランドの文豪サー・ウォルター・スコットを記念して建てられたものだそうです。

塔の上には、上れるみたいです（当時は、関心なかったので、知りませんでした）。

プリンスィズ・ストリートから、線路の向こうにオールド・タウンOld Townが見えます。

駅や線路を跨ぐこの橋をわたった向こうがオールド・タウン。

日が暮れてきたので、今日はこのあたりで、Ingramsへ帰ります。

夕暮れのHanover St.。

B&B近くのチャイニーズレストランで夕飯を食べました。

部屋のベッドには猫ちゃんがお待ちでした。

この旅行記へのコメント （4）

• 前日光さん 2013/09/09 22:55:55

  猫つきＢ＆Ｂ(~o~)

  こあひるさん、私も英国好きです！
  
  スコットランドには2004年に行って以来、ずいぶんご無沙汰ですが、とても懐かしい町並と、ベッドの上に座ってお帰りを待っていた猫ちゃんにノックダウンされてしまいました(>_<)
  
  Ｂ＆Ｂというのは知っていますが、英語が苦手なのでどうしてもホテルになってしまいます。
  
  言葉がなかなか通じなくて苦労したことを考えると、この後の海外旅行はツァーが楽かなと思ってしまいますが、好きなときに好きな所に行ける個人旅行というのも魅力的ですよね。
  
  なつかしいエディンバラ城などを拝見させていただき、遠い昔を思い出しました。
  
  
  　　前日光

  こあひるさん からの返信 2013/09/12 10:32:30

  RE: 猫つきＢ＆Ｂ(~o~)

  前日光さん、こんにちは〜。
  
  わたしも、スコットランドはこのときが初めてで（今のところ最後で）、イギリス自体、自分にとってもずいぶん懐かしい思い出となってしまいました。
  
  Ｂ＆Ｂとホテルでは、英語の使う量違ってきますか？私なんか、相手の言っていることはあんまり聴き取れないレベルですが、あんまり気にしてなくて、ずうずうしいですが・・・。
  
  ホテルの方が設備も自由度もいいのですが、Ｂ＆Ｂのほうが安いので、ついこういう宿泊場所を選びがちでした。ロンドンだと、ホテルの方が（高いけど）広くていいのかもしれませんが、イギリスの田舎だと、Ｂ＆Ｂでもプチ・ホテルみたいで、かわいらしくて、お部屋もひろいところも多いです。もちろん安いし・・・。
  
  猫ちゃんのいたＢ＆Ｂ、宿のご主人に、次には夫を連れてまた来ます！なんて調子のいいこといってお別れしたのに、未だに実現してません。まだお宿は健在しているみたいなんですが・・・。
  
  あ〜！またイギリスに行きたくなってきてしまいました！
  
  こあひる

• pedaruさん 2012/12/19 06:26:16

  エディンバラ

  英国好きのこあひるさん　お早うございます。
  
  pedaruもいつかはエディンバラに行きたいと思っておりましたが、この旅行記を見て益々その感を強くしました。
  回想の中のエディンバラ、街を走る車も、昔、私が乗っていたマーク?のように丸っこい形で、懐かしく思いました。　
  泊まったB&B、可愛い猫付きのサービス、でも猫嫌いにとっては地獄かも・・
  それにしても可愛い猫ちゃんでしたね♪
  
  pedaru

  こあひるさん からの返信 2012/12/19 23:58:33

  RE: エディンバラ

  pedaruさん、こんばんは〜。
  
  いつもありがとうございます。
  
  エディンバラは、とっても雰囲気があってすてきな街でした。私も、もう一度ゆっくり行ってみたいです。
  
  あれからずいぶん年月も経ってしまいましたが、あのままの街並みが今でも変わらずにあるんだろうなぁ・・と、旅行記を作りながら、胸がきゅんとしました。
  
  こあひる