新婚旅行 イタリア周遊 １１日間の旅 その４ (最終地ローマ＆バチカン編)

2008/05/27 - 2008/05/30

１１日間にわたったイタリア旅行も最終目的地のローマに到着しました。

ローマでの１日目はそこそこ良い天気でしたが、最終日は大雨となってしまいました。おかげで、完全フリーの２日目は、当初の郊外に散策に行くという予定が崩れ、前日とほぼ同じ観光地を再訪するというあまり意味のない観光になってしまいました。

とはいえ、ここまで毎日良い天気に恵まれていましたので、旅行全体から見れば不満になるようなものでもありません。

一生忘れえぬイタリア旅行となりましたが、それでは、最終行程ローマに行ってみます。

エリア ローマ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 100万円以上
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 観光バス 船 飛行機
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 日本旅行

ローマでの宿泊はボスコロ・エクセドーラに２泊を予定しています。
このホテルは共和国広場を取り巻くように円形をしており、テルミニ駅にも近く観光には最高の立地条件です。
ホテルに改装されたのも比較的新しく、内部はヨーロッパのホテルらしからぬ機能的な造りです。

翌日はまず現地ガイドの案内のもと、半日ツアーに出発です。
まずやってきたのは、ローマの象徴とも言えるコロッセオです。
バスは離れた場所に停められ、歩いて近づいていきますが、その大きさにまず圧倒されます。

次に内部の観光です。
内部を見ると廃墟といった感じもありますが、長い年月の間に建築資材として多くの石材が持ち去られてしまったそうです。しかし、おかげで当時は見えなかった、闘技場の下まで見ることができます。驚くべきことに、紀元前当時からこの闘技場はエレベーターのようなものまで備え付けられていたとのことでした。

続いて、外側に目を転じればフォロロマーノの凱旋門が見えます。
これはティトゥスの凱旋門だったかな？
ティトゥスと言えば、ポンペイの町が火山に埋もれた時のローマ皇帝です。長い時を経て、辿って来た道のりは違えど、今も我々の眼の前にその姿を残してくれています。

続いてローマと言えば、これですね。トレビの泉にやってきました。
トレビの泉では後ろ向きにコインを投げ入れれば、再びローマに訪れることができると言い伝えられています。私たちももちろんやってみましたが、そのおかげか、トレビの泉に２日の間に３回も来ることになろうとは、この時には知る由もありませんでした。

そのままスペイン広場まで歩いて行きました。
有名なスペイン階段では多くの人が座って休んでいましたが、ゴミ問題が後をたたないということで、ローマの休日にあやかって、階段上でジェラートを食べるのは禁止だそうです。そのため、私たちは近くのジェラート屋に入ってカウンターで食べることにしました。

その後、再びバスに乗り込み出発です。
サンタンジェロ城の横を通り、先に進みます。

そのままサンピエトロ大寺院まで移動して、次はヴァチカン見物です。
ご存知のとおり、ヴァチカンは世界最小の独立国家ですが、パスポートも無しでチケットだけで入国できます。

サンピエトロ大寺院はバチカン博物館と一体化しているので、バチカン観光で全て見ることになります。
中庭から見事なクーポラが見えます。

ヴァチカン博物館は写真のラオコーンのほか、ローマ時代の彫刻類が特に多く置かれています。
私は塩野七海の「ローマ人の物語」をよく読んでいましたので、もっと歴代ローマ皇帝の彫像を見て周りたかったのですが、ツアーなので時間がなく厳しかったです。次は案内なしで見てみたいところです。

ついで、サンピエトロ大聖堂を見学し、最後の審判の絵を鑑賞しました。広大な博物館で、全て見終わったときにはくたくたでした。
写真はヴァチカンを案内してくれたガイドさんですが、大変混んでいますので、この頭を目印についてきて下さい、とのことです。う〜ん、分かりやすい(笑)。

ヴァチカン観光が終わり、自由行動になりましたので、ローマの夜景観光に出かけました。
やはりここは外せないということで、トレビの泉を再訪です。この時間帯はムードも良く昼間よりも更に美しく見えましたが、観光客は昼よりもずっと多く、写真を撮る場所を確保するだけでも苦労するほどでした。

その後、サンタンジェロ城、サンピエトロ大聖堂、コロッセオと昼間見た場所の横をバスで駆け抜けました。
これは車窓からですが、夜のサンタンジェロ城のライトアップが水面に映ってきれいです。

本当はトレビの泉の他にもう一箇所、ナヴォーナ広場の夜景を見る手はずだったのですが、残念ながらお目当ての５大陸の噴水は工事中で、見るべきところはありませんでした。
写真はヴィットーリオ２世記念堂ですが、それぞれにライトアップがきれいで、皆さんもお時間がありましたら是非体験してみて下さい。

翌、最終日は終日フリーです。
当初、ローマ近郊の皇帝のヴィラ等を見に行きたかったのですが、雨が降っていましたので残念ながらあきらめて、昨日行きそびれた場所を中心に再度市内観光をすることにしました。
そこで、ローマ市内循環バスの一日券を買って散策することにしました。
まずは、昨日はゆっくり見れなかったフォロロマーノの散策からです。

続いてヴィットーリオ・エマヌエーレ２世記念堂の展望台へ登ろうとしたところ、突然の豪雨が。
ちょうどエレベーター待ち中であったため、動くこともできずに、あっという間にずぶ濡れになってしまいました。

その後、真実の口を捜して辺りをうろうろしていたところ、完全に迷ってしまいました。ローマの道は分かりにくいです。
しかし、そうこうしているうちに、ついに見慣れた場所に出ました。スペイン広場です。ここでまた豪雨になりましたので、コンドッティ通りの高級ブランド店へ緊急避難です。もちろん何も買いませんでした(笑)。

コンドッティ通りのブランドショップの一角にフェラーリストアを見つけました。
ここでは本物のF1カーが飾られており、フェラーリの歴史写真とかも充実していましたので、ついつい見入ってしまいました。やはり、私には高級ブランドより、こちらのほうが性に合います。

近くのバス停の位置が分からなかったため、再度トレビの泉へ行き、そこからバスに乗りました。雨天のため、今回はさすがに写真も無しです。
ヴァチカンを横目で見ながら、バスでローマ市内を一周し、ホテルへと戻りました。結局、ローマ市内の主要観光地は、ほとんど３回ずつ見たことになります。さすがにもう良いよ、という感じでした(苦笑)。

翌日は出発日ですが、見事に晴れ渡りました。
これは空港に向かうバスからの写真ですが、ローマでの天気だけが最後に残念でした。

このように１１日間にわたったイタリア旅行ですが、旅行中はほぼ晴天に恵まれ、特にヴェネチア、ピサ、青の洞窟、アマルフィといった場所では、最高の天気の下での観光ができました。

新婚旅行として一生忘れえぬ思い出になりましたので、いつか、いつかですが必ず再訪したいと思います。そして、そのときはダニエリの最高級ルームに宿泊して運河の眺めを楽しみたいと思います。

長くなりましたが、最後までご付き合いいただきまして、ありがとうございました。