2011/10/08 - 2011/10/08
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つるまるこさん
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福井の名刹・永平寺をめぐった後、次なる目的地として私が向かったのは「一乗谷」。
某携帯電話会社のCMでも注目されたスポットです。
福井駅の大きなホームを奥へとてくてく歩き、乗り込むのは越美北線。
1両編成のかわいいローカル線です。
発車時刻を迎えるころには、車内はあっという間に満員に。
福井の市街地を離れると、電車はひたすら田園風景の中を進みます。
田んぼ。そば畑(白い花がいっぱい咲いていました)。コスモス畑…
実は、この電車が走る一帯は、2004年の集中豪雨で大きな被害を受け、線路が土砂で埋まったり、流されてしまったりして、一時は廃線の危機に瀕していたそうです。
しかし2007年、見事に全線復活!
まさしく、地元の方々の努力があったからこそだと思います。
本数は2〜3時間に1本と少ないですが、現在も、美しい田園風景の中を、この小さな電車が毎日頑張って走っています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
さてさて。
福井駅を出てわずか20分弱。
次なる目的地の最寄駅、一乗谷につきました。
…駅です。
大事なことなので2回言います。
駅です!!
イナバ物置じゃありません!!!
もちろん無人駅です。
この路線のほとんどが、無人駅だそうです。
この地域には、国の特別史跡、特別名勝、重要文化財のトリプル指定を受けた戦国時代の城下町跡、「一乗谷朝倉氏遺跡」があります。
国内でも珍しい、広い範囲にわたって戦国時代の町の遺構が保存されている区域です。
観光客も多いはずだけに、あまりに地味な駅周辺の風景にびっくり。
私と同様、数人の観光客が一緒に下車しましたが、同じく「…ここ?」という顔でポカーンと立ち尽くしています。
さてさて。ここから朝倉氏遺跡まではどうやって向かおう。
と、ガイドブックに目を通していると、
「朝倉氏遺跡方面、無料のシャトルバスがありますよ〜」
と、一人のお兄さんがこちらに手を振っているではありませんか。
なんとなんと、ありがたや!喜び勇んで乗せていただきます。
こちらのシャトルバス、地元の観光協会の方が運行されているよう。
小さなマイクロバスはすでに満席でした。
運転手のおじさんが、バスガイドさんよろしく
「あちらに見えますのは〜」と遺跡内の名スポットを順繰りに案内し、最後にコースの起点で下ろしてくださるという、サービス精神満載の素晴らしいシャトルバスでした。 -
それにしても。
ガイドブックには、一乗谷駅から朝倉氏遺跡までの所要時間が
一切記載されていなかったのです。
書いてあったのは「一乗谷駅下車」の情報だけ。
なので私、駅を降りたらすぐ目の前に
遺跡が広がっているものだと思い込んでいました。
遺跡めぐりの起点となる管理棟(ここで入場料を払う)まで、
一乗谷駅から、ゆうに3キロはあったと思われます。
おまけに、さきほど乗車したシャトルバスは、本日の最終便。
もしバスにめぐり会えていなかったら…と思うと、おそろしやです。
次の電車までは、あと3時間弱もあります。
今日のシャトルバスはもうありません。
ゆっくり遺跡をめぐって、駅まで歩いたとしても、時間が余りそうです。
おまけに、周囲はごらんのとおりの風景(画像参照)。
暗くなってきたら、一人で歩くには、ちょっと心もとない感じです。 -
うむ… コンビニ1つなさそうな気配。
どうしようかな。
ぶらぶらめぐりながら考えるとします。 -
全体のコースはこんな感じ。
http://www3.fctv.ne.jp/~asakura/10isekitoha/outline.html
戦国時代の一大城下町で、最盛期にはここに3万人もの人々が暮らしていたそうです。
当時の京都の人口が30万人といわれていたそうなので、考えてみると、すごい人口密度です。
しかもこの町並み、朝倉氏が1573年に織田信長に滅ぼされてから
昭和40年代に発掘されるまで、なんと400年もの間、埋もれたままになっていたというのですから驚きです。
まずは「復原町並」からお散歩スタート。
当時の町並みが、遺構をもとに復原されたスポットです。 -
ちなみに、某会社のCMではこんな感じ(資料館にポスターがありました)。
-
外観もさることながら
-
建物の中まで当時の様子が再現されています。
-
たまに人がいます。
マネキンだと思っていた人がいきなり動き出したので、腰を抜かしそうになったシーンもしばしば。
(町人に扮装したおかあさんとか…。あれは観光協会のボランティアの方だろうか?)
ちなみに、町人のコスプレをさせてもらえるサービスもありました。 -
お次は、復原前の遺構が残されたスポット。
「ここにトイレがありました」とか、きちんと看板が立っているのが律儀です。 -
-
こちらは舞台(と思われる遺構)。
-
橋を越えて、まだまだ、てくてく歩きます。
-
朝倉義景館跡の入口、唐門。
豊臣秀吉が朝倉義景の菩提を弔うために寄進したといわれています。
朝倉義景の墓所もここにありました。
一乗谷城址へ上るルートの一部は、2004年の台風時の土砂崩れで、いまだに通行止めになっていました。
この地域にもたらされた被害は相当なものだったのでしょう。
日本は本当に天災の多い国です… -
1時間ちょいかけて、各遺跡をゆっくりめぐってみましたが、それでも次の電車まであと1時間半あるという状況。
雨も再びしょぼしょぼ降ってきたし、ひとまず、明るいうちに駅を目指すことにします。
とぼとぼ歩いていると、そばを通りかかった1台の車がゆっくりと私の横に止まりました。
車の窓から顔をのぞかせたのは、
「さっき、バスに乗られていたお客さんですよね?」
なんと、一乗谷の駅前でシャトルバスの案内をしてくださった観光協会のお兄さん!
「一乗谷駅を目指してたんですか?
雨が降ってきたし、歩くのは大変でしょう。
近くまでお送りしますよ〜」
ありがたや、ありがたや。お言葉に甘えて同乗させていただきます。
「CM効果で、観光に来る人もずいぶん増えましたか?」
「そうですね〜。若いお客さんがたくさん来るようになりましたよ〜。
CMでお父さんの実家の中のシーンがいくつかあったでしょう、あれ、うちの観光協会の会長の家でロケが行われたんですよ」
「えーっ!てっきりスタジオかどこかだと思ってました…。ホントの家だったんですか?」
…と、こんな感じでCMのこぼれ話も聞けて、楽しかったです。
駅のすぐ近くにある「朝倉氏遺跡資料館」の前で下ろしていただきました。
親切な観光協会のお兄さんに、感謝!ありがとうございました!!
資料館は入館料100円。
40分ほどのんびり展示を見ていましたが、閉館時間の5時が近づいてきました。
うーむ。この後はどう過ごすか。
あのイナバ物置(のような待合室)で1時間近く待つのも心細い。
お兄さんからいただいた数枚の観光パンフレットを眺めていると、「越前東郷」なる町の案内図に目が留まりました。
この越前東郷、一乗谷駅よりひとつ福井寄りに位置する、お隣の駅のようです。
駅界隈には、酒屋さんや呉服屋さんなど明治時代〜昭和初期につくられた建物が保存され、川沿いに遊歩道も整備されている一帯だとか。
パンフレットを見る限り、一乗谷駅の界隈よりは人けがありそうです(笑)
歩いてぶらぶら目指すことにします。 -
てくてくと県道沿いに歩くこと約30分。
昔ながらの町並みがいい感じの佇まいで保管されていました。
せせらぎの道には、なにやら、めかしこんだ河童くんが(画像)。
一旦福井駅に戻り、今夜のごはんとお酒とアテを仕入れて、再び越美北線に乗り込み、お宿のある越前大野の町を目指します。
つづく。
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