《2011→2012年末年始　ポルトガル5泊の旅　*7*》　シントラ・レガレイラ宮殿

2011/12/30 - 2012/01/05

12月31日。　お昼もたっぷりとした　ポルトガル料理を胃袋に収め
満腹。　シントラの街を　レガレイラ宮殿へと歩きます。

ガイドブックには　あまり詳しく紹介されていませんが　ここの庭園にある　イニシエーションの井戸、遊び心満載の　その井戸を直に見てみたい、思いにかられ　レガレイラに向かいます。

レガレイラ宮殿；パラシオ・エ・キンタ・ダ・レガレイラは
17世紀に建築された貴族の館でした。

その後　数々の持ち主を経て　20世紀にブラジル出身のコーヒー商人アントニオ・カルヴァージョ・モンテイロの手に渡ります。

変わり者だった、モンテイロは　オペラ舞台の設計士でもある
イタリアの建築家ルイジ・マニーニに　奇異な庭園の大改造を依頼。

変わり者、モンテイロと　ルイジの二人によってレガレイラ宮殿は
改築されます。

建物の地下と庭園には無数の秘密の洞窟、錬金術の研究所、ダンテの神曲をモチーフにした地下深くへ伸びる螺旋階段等が　新たに作られ、中世の怪物をモチーフにした石像があちこちに配置され、
最下部の秘儀の泉とよばれる部屋には　テンプル騎士団のシンボルが掘られているそうです。

その為　秘密結社フリーメイソンに関係していた建物であるともいわれています。

エリア シントラ(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

シントラ・王宮の前の道を　真っ直ぐに　ポサーダがある方向へ　歩きます。

途中、今夜のディナーを予約している　ホテル・ローレンスの前を通ります。

真っ直ぐ　一本道です。

この上、レガレイラ宮殿の　庭園です。

左側、ずーと庭園の　壁が続きます。

向こうに　姿を現しました、レガレイラ宮殿です。

宮殿入り口の前には　駐車場。

門をくぐると　すぐチケット売り場。

宮殿の見学は　後回しにして　庭園を散策します。

宮殿から　少し離れた位置に立つ　塔。

上まで上れますが　どうってことない塔でした。

レダの泉。

お目当ては　イニシエーションの井戸です。

この細い階段から行くと　地図に示されている井戸の近くに出れそうです。

どんどん　前進。

迷子になりました。

自分がどこにいるのか　分かりません。

進むうちに　自分たちが　ロープの張られた立ち入り禁止区域に　入り込んでいる事に　気が付きました。

ロープを跨いで　普通の歩道にでます。

井戸は　何処だろう・・・・　と何処からか　かすかな人の声が。

くぐもった声が　この岩の中から聞こえてくる！

この岩の中に　入り込みます。

おぉぉ〜　これです。
イニシエーションの井戸。

何のために？　こんな井戸を？

見つけたからにゃぁ　下りねばなりません。

先客が　何人も。

井戸の底から　見上げると　空。　

こんな深さまで　よくぞ掘ったもんです。

井戸から　3本道が延びていて　その一本を　たどります。

この灯りを頼りに　手探り状態で　歩みます。

んん〜　モン・サン・ミッシェルで　使用した　ヘッドライト　持ってくるべきだったなぁ・・・

何処につながっているんだろう・・・・

庭園の泉の一つに　出てきました。

引き返して　別のルートをたどります。

今度は　こんな所に　でてきました。

外にでます。

ちょっとした冒険でした。

道を下って　宮殿へと　歩きます。

至る所に　泉があります。

宮殿内部の見学です。

砂糖菓子のような　繊細な内装。

かつて　使用されていた当時の　写真でしょうか。

レトロな雰囲気です。

凝った木彫の　天井です

目を凝らして　あちこちチェックして見ると　細部にわたって飾りたてられています。

家具の　一部の様な　天井の彫刻、素晴らしいです。

繊細な　カーブを描く　階段。

タイルの　幾何柄は　シンプル。

この　お部屋も　壁、天井、その境目に施された装飾。見逃せません。

マヌエル様式が　ふんだんに使われ　ポルトガルの文化が　花開いた豊かな時代を思わずにはいられません。

イニシエーションの井戸の断面図。

ふと見ると　床に　もモザイクの様な　絵柄。

宮殿の見学もそこそこに　外に出ます。

目の前には　小さな　チャペルが・・・

中に入ります。

摩訶不思議な庭園とは　がらりと雰囲気も変わり　上品な造りです。

とても　現代的なステンドグラス。

出口に向かいます。

朝から　ロカ岬、ペナ宮殿、王宮と周り　少し疲れました。

レガレイラから　退散です。

まだ　お腹は　パンパン。　でも　ピリキータ・ドイスに向かいます。　
少しの間　休憩です。