2011/10/06 - 2011/10/09
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紺碧の旅人さん
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夏は暑いから家にいたい~。
冬は寒いから家にいたい~。
・・・。
そんな出不精な私でも風が涼しくなってくるとふらりと何処かに行きたくなっちゃいます。
考えてみるとここ2年位大きな旅行には行けていません。
あーーーー、旅に出たい!!日常から脱出したいーーー!!
そんな思いが膨らんできたので10月の3連休に休みを足して旅に出る事に致しました!
当初は以前からずっと訪れたいと思っていた伊勢神宮を中心にまだ一度も行った事がない和歌山(那智の滝周辺)を巡ろうかと思っていたんですが、台風によるまさかの線路断絶により予定を変更。和歌山は諦め、奈良に行く事に!!(中学の修学旅行で行ったものの殆ど記憶に残ってなくてもう一度行きたいと思っていたんですよね。)ついでに(と言っては何ですが)時間に余裕があったので京都にも行くことにしました。
あ、相変わらず車を運転する腕がないので今回も公共交通機関を使っての旅となっています。
= 日程 =
1日目
東京 → 鳥羽(ミキモト真珠島 鳥羽湾巡り) → 伊勢(外宮) 伊勢泊
http://4travel.jp/traveler/tsutsuji/album/10612863/
2日目
伊勢(内宮 猿田彦神社 月讀宮 月夜見宮)→ 大和郡山 → 奈良 奈良泊
http://4travel.jp/traveler/tsutsuji/album/10616572/
3日目
奈良(興福寺 東大寺 春日大社) 奈良泊
4日目
西の京(唐招提寺 薬師寺)→ 宇治(平等院 宇治上神社 源氏物語ミュージアム)
西の京:http://4travel.jp/traveler/tsutsuji/album/10665080/
宇治:http://4travel.jp/traveler/tsutsuji/album/10691086/
~奈良市内編~
人にも物にも寿命は有るもので。
旅行3日目にしてデジカメが壊れるというまさかのハプニング!
完全に写らない訳ではなく、御機嫌を伺いながらの観光となってしまいました(>_<)
そんなダメージを負いながらも到る所国宝や世界遺産があふれる奈良はやっぱりテンションが上がります。
特に今回の旅では仏像の美しく、迫力ある姿に感動しました。
ホントに。木からどうやったらあんな物が作れるんだと。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
旅行2日目
この日は朝6:30分から伊勢神宮の参拝等の活動をしていた為、お昼過ぎには疲れが出てきて早々に奈良に移動する事に。
近鉄の伊勢市駅から13:57分発の急行に乗り近鉄郡山で下車。JRの郡山駅まで歩いてそこから奈良駅に向かいました。
近鉄郡山駅からJR郡山駅までは徒歩10分位と結構歩くのですが、何となくノスタルジックな町並みを眺めながら歩くのは割と楽しかったです。 -
大和郡山は金魚の養殖が盛んで、今では全国有数の金魚産地なのだとか。
36種類の金魚を展示してある金魚資料館なる物に興味が湧いたのですが、JR郡山駅とは反対の方向に15分位歩く所だった為断念(>_<)
町のシンボルの金魚を到る所で発見!! -
17時頃ようやくホテルに到着
この日泊まったのはJR奈良駅から徒歩3分位の所にあるコンフォートホテル奈良。
昨日泊まった神宮会館の10畳の部屋の感覚がまだ残っていたので最初はせまっ!と思ったのですが、慣れてくるとそんなに狭くないし(13?)ベッドは広いし、建物は新しいのでかなり快適に過ごせました。
朝食付きで1泊4500円はかなりお得!!(連泊したのですが翌日は1泊5000円でした)
夕食はなかなか良い店が見つけられない&無性にこってりとした物が食べたくなった為モスバーガー・・・。旅先でモスってどうなの!?と思いつつも本能に従ってみました。 -
旅行3日目
ホテル内で奈良市内のバスフリー切符を販売していたので購入。
料金500円。1回の乗車が200円なので3回バスに乗って移動するならこちらの方がお得になります。
奈良市内は色んな路線のバスが一杯走っているので乗りこなせるかな?と不安だったんですが、奈良駅のバス乗り場に行くと写真の様に案内が分かりやすく表示されているので何とかなります。
因みにこの日私が回った所は全てこの巡回バスで行きつけました。 -
8:30分、最初の目的地興福寺に到着
こちらは藤原氏の氏寺で、世界遺産に認定されています。
五重塔が存在感たっぷりに出迎えてくれました。 -
南円堂
八角形の形がかわいいお堂でした。
結構熱心にお参りしている団体等を見かけましたが、西国三十三所観音霊場の9番札所だそうです。 -
南円堂にかかっていた垂れ幕
おお!
向かい合わせの鹿がかわいらしく、すごく奈良っぽい。 -
南円堂の横にあった『右近の橘』
実がたわわに実ってる様が瑞々しく綺麗でした。 -
ここにきて事件発生!!!
はい、この三重塔の写真は白黒でも、セピア設定で撮ったのでもありません!普通のカラー設定で撮った物なのに、画像が白飛びしてしまうのです。
旅行3日目にしてデジカメ故障!!
最悪だーーー(>_<) -
テンションダダ下がったものの、そのまま観光を続行。
敷地内にある国宝館を見る事に。
ここは元々写真撮影は禁止なのでカメラ壊れてたって関係ないもんね!
拝観料600円
そして私のダダ下がっていたテンションは急浮上するのでした。
『すごい・・・。』
入ってすぐの木造仏頭に心奪われ、最後まで感動しきりでした。
どうやったら木からこんな物を作り出せるの???
この後も仏像(しかも国宝級)は沢山見る事になるのですが、ここで見た物が一番感動しました。
この旅で初めて見た仏像で新鮮だったからでしょうかね?
いや、でも内容的にも人気の阿修羅像をはじめとする八部衆立像や木造千手観音菩薩立像など国宝わんさかで充実してましたけどね。
とにかく奈良を訪れるなら一度はここに行ってみて!!とお勧めしたい場所となりました。 -
すっかりテンションは上がったものの、カメラの問題は何にも解決されていません・・・(T_T)
折角の旅に写真が無いなんてあ り え な い !!!
よし!買おう!!今すぐ買いに走ろう!!
と、決心し、近鉄奈良駅まで戻る事に。
見た目結構栄えていたので駅前に行けばなんとかなるだろう。と。
・・・思った私が甘かった↓↓
駅周辺をうろうろしたり、携帯で調べてみたり、最後には観光案内所で聞いたり(←最初からここで聞けば早かったかも・・。)してみたけど車を使わないと行けないような郊外にしかデジカメを売っている様な電気屋はなかったのです(;_;)
ない物はしょうがない。手持ちのデジカメのご機嫌を伺いながらやって行くしかない!!
という境地に達するまでに1時間ほど無駄な時間を過ごしてしまいましたが、全く無駄って訳でもなかった!
ウロウロしている時に素敵な店構えのお店を発見! -
中に入ると豆菓子を中心に、懐かしく、思わず買いたくなるようなかわいらしいお菓子がズラリと並んでいました。
値段も割と安かったのでこんなに買っちゃいました(*^_^*) -
そして丁度お昼時だったのでガイドブックでちょっと気になっていたお店に行く事に!
『ごはんcafeにこちゃん堂』
近鉄奈良駅から6〜7分の所にあります。 -
1Fは満席だったのでロフトの様な中2階に通されました。
ここがまあ、かわいらしいスペースとなっていて、先客が誰もいない事を良い事に、写真をバンバン撮っちゃいました。
デジカメはどうやら室内では割とまともに撮れる事が判明。
こんなスペースを一人占めなんてテンション上がる〜。 -
食べたのはこちら。(写真がちょっとボケててすみません)
野菜たっぷりの内容でお値段は1000円。
肉味噌の出し巻き卵が美味しかった〜♪
男性にはちょっと物足りないかな?って気もしますが、朝食もしっかり取っていた私には丁度良いボリュームでした。 -
お腹が満たされた所で時間に余裕がなかったので早々に東大寺に向かいました。
東大寺・・・。
中学の修学旅行で一度訪れているのですが、何もかもが大きかった事に感動した事しか覚えていません。
案外街中にあるんだな。とか、お土産物屋さんがこんな並んでいたのかーとか古い記憶を辿りつつ通りを歩きました。
写真は南大門
門からして大きいわー。 -
南大門の金剛力士像
門に向かって左にある阿形(あぎょう)
運慶・快慶らの作だそうです -
門に向かって右にある吽形(うんぎょう)
こっちは定覚・湛慶らの作だそうです。
表面の埃なのか防護材料なのかが像を劇画チックに見せていました。
どちらも流石の大迫力でしばし見入っちゃいました。 -
中門と大仏殿
中門から先の大仏殿に行くには大人500円の入堂料が必要です。
ここまで来て大仏様を拝まずに帰るなんてありえないので速やかに払い入堂! -
遂にやって来ました大仏殿!!
兎に角大きさに圧倒された中学生の頃の記憶そのまま。今見てもやっぱりデカイ!!
現在のものは江戸時代の1709年に建造された三代目で以前の物より横幅が2/3に縮小されているんだとか。昔はもっと大きかったんですねー。
およそ1250年前にこんな大きな建物が出来ていたなんて。
昔の人達を侮るな!!って感じですよね。なんと言うか、今更ながらに文明は今を生きている私達だけのものじゃないんだなと思いました。 -
-
大仏殿付近には二か所線香を焚く所があり、その線香台がちょっとユニーク。
鬼が罰として持たされている感じですよね。
先ほど興福寺の国宝館で見た「木造天燈鬼・龍燈鬼立像」を連想しました。
画像はこちら → http://www.kohfukuji.com/property/cultural/104.html
ちなみに線香代は「お心持ち」
個人の太っ腹度が試されそうですが、私は10円〜20円を入れて1本焚いときました(^_^) -
そしていよいよ大仏様にご対面〜
正式名称は「盧舎那大仏」だそうです。
それにしても記憶の中の大仏さまはもっとハンサムだったのですが、こんなヒラメ?の様な目をしてたっけ?
何だかとっても違和感のある目だったのでちょっと調べてみると、仏像に多く見られる「半眼」という物なんですね。
半眼とは、外を見つつ内を観ている眼の事で、眼で見ていながら、見ることに執着しない、惑わされない様に半分だけ開いているのだそうです。
そんな奥の深い表情だったのですね・・・。
それをハンサムだとか、そうでないとか・・・。俗物ですみません。 -
大仏様の周りをぐる―っと回って行くと、後ろの後光みたいなの、こんなに厚みがあったとは!
何だかカラクリ仕掛けっぽい・・・。 -
大仏殿の中にあるのは大仏だけの様な気がしていましたが、実は他にも4体の像が置かれています。
大仏の左横からぐるっと時計回りに「虚空蔵菩薩」→「廣目天」→「多聞天」→「如意輪観音菩薩」 -
ひろーい境内を東に歩いて行くと鐘楼が見えて来ました。
写真じゃ分かり辛いかもですが、この鐘も相当大きいです。東大寺はホント、何もかもがBIGサイズだ!
重さ26tもあるこの鐘の下を通っている時に『もし・・・』と考えたのは私だけじゃないはず。 -
更に東に歩いて行くと、階段の上に法華堂(三月堂)が見えて来ました。
-
法華堂(三月堂)
何だかひじょーーーーに、地味な建物でそれと知らないと素通りしちゃいそうですが、これでも国宝です。
推定740〜747年の間に建てられた東大寺の現存最古の建物だそうです。 -
三月堂に向かって左手にあるのは二月堂
残念ながら修復工事中でした。
あ、この建物も国宝です。 -
中に入る事は出来たので急な階段を登り、鉄骨越しの眺めをパシャリ。
鉄骨・・・じゃま。これさえなければ高台にあるので結構良い眺めだと思います。 -
正倉院も見たかったのですが時間の関係で断念。
三月堂から徒歩15分位の所にある春日大社に向かいました。
写真は途中にある若草山。
青空に緑が映えてすごく綺麗。のんびりとした時間が流れている感じで歩くのはあまり苦になりませんでした。 -
三月堂から向かうと表参道からではないルートで春日大社に到着します。
水谷神社→西回廊→何処かの門(私は多分清浄門を通ったと思われます)→弊殿・舞殿のある所に到着。といったルートを辿った私は
??? え? ここもう春日大社なの?本殿着いちゃったの?
と、何だか良く分からないまま南門の中のメイン広場に着いちゃってました(^_^;)
ここでは分かり易いように表参道から行ったように写真を載せています。
まずはお馴染み世界遺産の石碑 -
そして二之鳥居をくぐると
-
鹿の形をした手水舎発見!!
鹿がくわえた巻物から水が出ています。
こんな珍しい手水舎は初めて見ました。
でもこの鹿近くでよーく見ると目をひんむいている感じで結構恐いお顔でした・・・ひゃ〜〜。 -
そして南門に到着。
うん。このルートを辿れば『着いた!間もなく本殿だ!』って気になるな。
春日大社は全国の春日神社の総本社で、約1300年前日本の国の繁栄と国民の幸せを願って、鹿島神宮から武甕槌命(たけみかづちのみこと)を勧請、その後今の地に社殿を造営し、経津主命(ふつぬしのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、比売神(ひめがみ)を招き、あわせてお祀りしたのが始まり。
4柱の神様をまつっていたんですねー。知らなかった・・・。
因みに武甕槌命は白鹿に乗ってやって来たので奈良の鹿は神の使いとして大切にされてきたんだとか。 -
南門から中に入るとすぐ右手に特別参拝受付があります。
ここで500円を払うと中門の前まで行けるようになります。
私も本当は中まで行きたかったのですが、修学旅行の団体と鉢合わせ。
ぼーっとしてる間にあれよあれよと人が増えて行き、余りの混雑っぷりに心が折れて中に入るのを断念・・・(;ω;)
そっと拝殿から拝んどきました。←と思ったら、実は私が拝んだ場所は幣殿と舞殿だった事が後から判明!!
お賽銭箱が置いてあったのですっかり拝殿かと思ってたYooooーーーっ!! -
大混雑の南門付近を離れ若宮15社の方へ行ってみました。
参道にはこの様な石灯篭がずらっと並んでいます。 -
春日大社の神域内には摂社・末社が合わせて61社もあります。意外に大所帯!
本殿南側にある若宮神社の周りには人が生涯を送る間に遭遇する様々な難所を守ってくれる神々が鎮座していて、15社を巡る事によって人間の一生をたどりながら、生涯の安泰を祈れる様です。 -
私が気になっていたのは第15番納札社の夫婦大國社(めおとだいこくしゃ)
夫婦円満、良縁、福運守護の神様をおまつりするこちらにはラブリーなハート型の絵馬がありまして。
写真の様にバレンタインの屋台か!!って感じにびっしり奉納されておりました。 -
私も私も!!
ハート型の絵馬で良縁Get!!
と思っていたのに・・・
夫婦大國社の扉は固く閉じられておりました。
受付15時までだって。
いいです。もういいですよ(;ω;) -
良縁には縁が無いのね・・・とかるーくテンション下がりつつ、さら〜っと他の神社も回ってみました。
奥地に行けば行くほどこの様な山道で、日も落ちてきていたし、一人で歩くのは何だか怖かった。あれほどいた人も誰もいないし。 -
帰りに鹿の模様がかわいいレトロ調のバンビーナバスを発見!!
-
近鉄奈良駅に着いた時には街に灯りがともり始めておりました。
-
それでも夕食にはちょっと時間が早かったので近くにある奈良県の特産品売り場「きてみてならSHOP」に行ってみました。
-
せんとくん・・・。早くも懐かしい気がするのは私だけ?
右は柿にチョコをコーティングしたお菓子。奈良っぽいし美味しそう!!と思って購入しましたが、チョコの中はスッパイ系フルーツに限りますね・・・(-_-) -
夕食は近鉄奈良駅付近をうろうろしてこじゃれたお店を発見!
オーストラリアをイメージしたカフェダイニング(だそうです)『Cafe doodoo』に突入!
お昼がヘルシー系だったので夜はこってり系がまたしても食べたくなりまして。ピザとエビのフリッターをチョイス。
客が私以外カップルが一組しかおらず何だか寂しかったけど味は美味しかったです。
写真分でお値段1750円。
これで旅行3日目は終了。
一杯歩いたので疲れたぁーー。
ホテルに戻って足の手入れをして早々に眠りにつきました。
この続きはこちら。
西ノ京編
↓
http://4travel.jp/traveler/tsutsuji/album/10665080/
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三重・奈良・京都 一人旅
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