2011/11/18 - 2011/11/19
917位(同エリア1345件中)
ふみこさん
日本にお城は数あれど、国宝となっているものはたったの四城。
*国宝四城*
・松本城(長野県)
・犬山城(愛知県)
・彦根城(滋賀県)
・姫路城(兵庫県)
松本城と姫路城は十数年前に登城済みだったけれど、残る二つは旦那が登城済みだったせいもあってなかなか行く機会がなかった。しかし、今回、会社のご褒美・特別休暇を使って、彦根城を無事に制覇。
さあ、のこるは一つ、犬山城だ。いざ出陣!
・・・あー、ちなみに私は決して歴女ではありませんので。ハイ。
1日目 札幌→小松→福井(福井泊)
2日目 福井→丸岡→福井→彦根(彦根泊)
☆3日目 彦根→安土→犬山(犬山泊)
★4日目 犬山→中部国際空港→札幌
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- ANAグループ JR特急 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
午前中に安土城跡を堪能した後は安土13:20発のJRに乗って米原へ。米原からは特急へ乗り換え、岐阜で下車。
岐阜、初めてきたー。けっこう都会でびっくり(失礼!)
さて、名鉄岐阜駅はどこだろー?
よくわからないので駅の構内にいたボランティア案内風なおじさまに確認。
おぉ、少し離れてるのね。おじさん、ありがとう!
名鉄岐阜駅に到着後、すこーし時間があったので、ドラッグストアで湿布をゲット。よし、これで昨夜、彦根でくじいた右足に憂いなし! -
岐阜からは名鉄に乗り、15:12、犬山遊園駅に到着。
駅の構内で観光パンフを少しゲットしたら、まずは温泉旅館に向かいましょう!犬山遊園駅 駅
-
旅館へは木曽川沿いを歩けば着くらしい。
せっかくなので、川沿いの遊歩道に下りてみる。
あ、犬山城が見えたー! -
おおー。
あそこから見る景色はどんなだろう。
行くのが楽しみ♪ -
川沿いの遊歩道は数分で終わってしまったので、フツーの道に戻る。
しばし歩いていくと分かれ道。
観光客はみんな左に曲がっていくけど、私は直進。
・・・お、トンネルだ。しかも素彫り?
歩道はなさそう・・・車に気をつけてトンネルを抜けましょう。
ここ、夜は歩くのヤだな。
ふと、小さい時に何度か通った日浦海岸(函館の近く)を思い出す。 -
トンネルを抜けると、そこに今夜のお宿があったー!
◆迎帆楼
http://www.geihanro.co.jp/ -
こちらの予約は公式サイトから。一泊二食付シングルプラン。部屋から木曽川が見えていい感じだな♪
さて、時間は16時前。
観光のメインは明日のつもりだけど、ちょっと調査にでも出よーかな。 -
お、旅館のエレベータホールからお城がよく見える。
明日はお城から宿を上から見てみようーっと。 -
旅館から数分、てくてく歩いてお城の入り口に到着。
明日の朝使う予定のコインロッカーを探しましょう。
すぐ近くにあった観光案内所に入ると、中に少ないながらもコインロッカー発見!
朝は9時から使えるとの情報をゲット。よしよし。
引き続き何軒かお土産屋さんに入ってみる。
・・・まー、昔ながらの日本の観光地のお土産やさんかなぁ。 -
お土産やさんで購買意欲がそそられず、手持ち無沙汰になっちゃったので、明日行くかもしれないもうひとつの国宝「茶室 如庵」の場所確認へ。
名鉄犬山ホテルの敷地内に入り、生垣沿いに歩く。 -
16:15、如庵のある有楽苑到着。
◆有楽苑
http://www.m-inuyama-h.co.jp/urakuen/
あ、17時までなんだ。がんばったら見れるかなあ。
せっかくここまで来たことだし、入っちゃおうかな?
私「大人ひとりお願いします」
係の人「お茶はどうされますか?」
は?
どうされますかって・・・(汗)
私「お茶の作法とか、全くわからないんですけど。」
係の人「気にしなくても大丈夫ですよ(ニコリ)」
そそそ、そうなの?それじゃあ、勇気を振り絞って・・・
私「ではお茶も頂きます!」
係の人「今日のお茶は弘庵です。今から真直ぐ向かえば間に合いますので。」 -
入苑料とお茶代を払い、スタスタスタと弘庵とやらへ向かってると、途中で観光客に呼び止められた。
観光客「すみません、明日の天気はどうなんですか?」
・・・はい?
なぜ私にそれを?
観光客「あ、急いで歩いてるからここの方かと思って・・・」
なるほど、同じ観光客に見えなかったんですね(笑)
ということで、自分は観光客で、天気は知らなくて、今急いでることをお伝えし、そそくさと立ち去りました。 -
とりあえず、弘庵に到着。
早速お茶室に通していただきました。
お茶室で正座して待つ。
お茶菓子が出されたので頂いて、さらに待つ。
お抹茶が出てきたので頂く。
おぉ、苦くない。好きかもー。
味わう。
ごちそうさまでした。
この間、お菓子とお茶を持ってきて頂く時以外はお茶室に一人。
よく観光地の茶室でお抹茶を頂けるようになっているけど、どこでもこんな感じなのかなあ。それならもっと気軽に頂いてもよいのかもなぁ。
でもでも、やっぱり基本的な事くらいは知っておいた方がいいに違いない。
何かの機会にお茶のこと知らなければ、と心の片隅にメモメモ。
ちなみに室内の写真撮影は禁止だったので写真はないです。 -
さあ、お茶を頂き終わった。閉苑前にいろいろ見なくては!
弘庵の庭先にさりげなくあったのはこちらの水琴窟。
よく考えたら、水琴窟って見る(聴く)の初めてかもしれない!
耳を澄ませてみる・・・
なんか、リズムがあるようでないようで、不思議な感じ。
メロディもあるけれど、たぶん一期一会なんだろうなぁ、と思いながら聴いてました。
もうすぐ閉苑のせいか、人がいなくてじっくり聴けてよかったです。 -
だんだん暗くなってきたー。
ここまで来て国宝を見ないわけにいかないぞー。
ということで、国宝のお茶室、如庵へ。 -
こちらが如庵。いい感じの古さだなぁ・・・。
織田信長の実弟、織田有楽斎が建てたんだそうです。
お茶室の中に入ることはできず、窓越しに茶室内の写真を撮るのも×とのことだったので、窓から覗く。ふる〜い感じ。でも、結局、何がどう国宝に値するのか全くわからない感受性の薄い私であった・・・
◆如庵
http://www.m-inuyama-h.co.jp/urakuen/nyoan.html有楽苑 名所・史跡
-
さてさて、せっかく来た有楽苑。
他も見れるだけ見なくちゃ。
とりあえず、閉苑までもうちょっとあるから本来の見学ルートに戻ってみることに。
こちらは旧正伝院書院とやらに向かう石畳・・・かな(汗) -
お次の場所は・・・
-
先ほどお茶を頂いた弘庵。
-
弘庵の茶室をお庭から眺める。
私、さっきはそこに座っていたのかー。 -
続きましては、同じくお茶室の元庵。
織田有楽斎が昔建てた茶室を古図に基づいて復元したんだとか。
駆け足だったけど、ざっくり見せて頂いたし、暗くなってきたし、そろそろお宿に戻ろうかな。
それにしても、今まで経験してみたいなあと何度か思いながらもできなかった「お茶室でお抹茶」を経験できてなんだか満足です♪ -
ということで、お宿に戻ってきました。
部屋の窓から外を見る。
だんだん夜がおりてきた。
もっと暗くなったら夜景がきれいかな。
さて、ご飯は19時からだから、先に温泉入りに行こう! -
温泉でゆったりー。(写真はないです)
お風呂あがりはお夕食。
別のお部屋に用意しているそうなので移動する。
わー。鮎がある♪
この他に、鯛の尾頭付の煮物、フルーツ、ご飯がありました。おいしゅうございました。 -
うー、満腹じゃー。
部屋に戻るとお布団が敷いてあった。
ごろごろー。
部屋の壁に飾ってあるのは昔の帆掛け船の写真。
昔はこの船で木曽川を行き来していたそう。
そしてこの帆掛け船が「迎帆楼」の名の由来になったそうです。 -
帆掛け船は、浴衣の模様にも使われていました。
-
外がだいぶ暗くなってきた。
-
木曽川にかかるライン大橋の夜景と伊木山。
あー、明日は晴れるかなあ。
天気予報は雨だけど、晴れたらいいな。
ということで、寝る前にもう一度温泉に入っておやすみなさーい。 -
おはよーございます!
あぁ、特別休暇の旅も今日でおしまいかぁ。
旅のラストを飾る犬山城、しっかりみるぞー。
・・・って、外はしとしとと雨が降ってるみたいです(残念) -
とりあえず、朝ご飯!
お食事はレストランでの和風バイキングでした。
さてと。
元々の目論見としては、荷物をお城のそばのコインロッカーに預けて登城のつもりだったけど、こんな雨の中でリュック背負って歩きたくないなあ。
ということで、昨日の事前調査でお城まで意外と近いのがわかったこともあって、リュックは宿に預かってもらうことに。 -
宿から数分てくてく歩いてお城の入り口に到着。
雨の中、石段を登る。 -
さらに登る。
-
開城時刻の9時ちょっと前に入り口に到着です。
-
入城チケットを買って門をくぐる。
おお、犬山城さん、どうも初めまして!
◆国宝 犬山城
http://inuyama-castle.jp/国宝犬山城 名所・史跡
-
さあさあ、早速入りましょう。
-
入り口から中に入ると、何やら少しにおいがした。
カビっぽいような、土のにおいのような。
でも、昔からのにおいなのかなと思ったら、一瞬だけ過去とつながった感覚があった。一瞬だけね。
お城のお約束、急な階段をどんどん登ってく。 -
最上階に到着です!
丸岡城に続いて本日一番乗りー。 -
早速下を眺める。
意外と続々人が入って来てるなぁー。
早いとこ景色を見なくちゃ。 -
おっ、泊まったお宿発見。
後でリュック取りに戻るよー。 -
こちらは宿の部屋から見えてたところだね。
-
あーあ、晴れてたらどんな景色だったんだろう。
説明員の方に少しお話をお聞きしました。
犬山城、数年前までは全国唯一の個人所有の城だったそうですが、今は財団法人の所有になっているそう。ちなみに、財団の理事長さんは最後の城主のお身内らしいですが、今は東京の方にいるとのことです。国宝犬山城 名所・史跡
-
さて、そろそろ戻ろうかな。
-
途中で外の紅葉を撮ったりして。
-
さあ、外に出ましょうと思ったら、入り口で預けた傘の鍵がなーい!
確か手首にかけたと思ったのに・・・。
こんなに雨が降ってるから傘がないと困るし、第一、折りたたみのその赤い傘は超お気に入りなのよー。
もう一度上に登りながら鍵が落ちてないか探す。 -
一番上まで行ったけど、どこにも鍵が落ちてない。
どうしよう・・・
と思って、もう一度手首をよく見たら、袖口に隠れてただけでした☆
あほだー。
でもせっかく最上階に来たのでもう一度景色を眺めてから下ったのでした。 -
ということで、現存12天守 国宝犬山城、制覇!
国宝犬山城 名所・史跡
-
こちらはお城のすぐそばにあったご神木。
大杉様というそうです。
何でも、犬山城築城当時からあるらしく、落雷や台風からお城を守ってくれていたそうですが、1965年頃に枯れてしまったらしいです。
でも、葉があるから枯れてないのでは?
と思ったのですが、この葉は大杉様に巻きついた凌霄花(のうぜんかずら)だそう。
まるで大杉様が生きているように見えます。国宝犬山城 名所・史跡
-
イチオシ
さて、そろそろお城を後にしましょう。
-
再び石段を下る。
雨で石がすべりやすいー。
転んで(また)ケガしないようにマジで気をつけよう・・・。 -
お城のあとは、すぐ近くにある「からくり展示館」に寄ってみた。
こちらでは、金曜日と土曜日に九代目玉屋庄兵衛というからくり人形師さんが実演をやっているらしいとパンフレットで見たので来てみたけれど、この日は出張中でお留守でしたー。
ひととおり見たあとに展示館は出たのだけど、あと10分ほど待ってたら茶運び人形の実演をしてくれたみたいです。うー、残念。城とまちミュージアム IMASEN犬山からくりミュージアム玉屋庄兵衛工房 美術館・博物館
-
さて、本町通りとやらを歩いてみますか。
雨の中、お散歩しながらお店をのぞく。
・・・購買意欲、どうしても沸かず。
本町通りのおしまいまで来ちゃったので同じ道を引き返す。 -
途中にウェルカム感ただよう旧磯部邸を発見。入ってみる。
こんにちはー、お邪魔します!
パンフレットを頂きました。
へー、登録有形文化財なんですか。(よく知らないが)
それでは入館料をば・・・あっ、無料なんですか?
ありがたく入らせていただきます。
こちらは中庭から奥の蔵に繋がるところ。
家の中にこんな小路がある家って、ちょっと楽しそう。
わー、縁側もあるー。いいなー。 -
奥の蔵ではなにやら個人の写真展示がありました。
なんだろー?と思って後から調べたら、蔵は有料で展示室(ギャラリー)として貸出してるみたいでした。 -
再び縁側。
なんか、こんな場所の縁側でのんびりお茶でも飲みたいなあ。 -
登録有形文化財 旧磯部家住宅の外観。
説明の方が、屋根のカーブが珍しいんだよ、と教えてくださいました。「起り屋根(むくりやね)」というそうです。 -
イチオシ
再び本通り。
遠くに雨にかすんだ犬山城。
晴れなくて残念だったけど、雨の風情もいいもんです。 -
さて、宿へ荷物取りに行きましょう。
宿へ向かう時にちょっと通ったのが東海自然歩道。
これ、東京の八王子から大阪まで続く自然歩道なんだとか。
フットパス好きの血がちょっと騒ぎます(笑) -
宿に戻り、預けてたリュックを受け取る。
・・・外の雨は少し強い。
今回の旅ではタクシーを使うまいと思っていたのだけれど、まあ、最後は仕方がないか!
そんなわけで11:15、タクシーで名鉄犬山駅に到着です。 -
名鉄犬山駅からは、さっくり直通のミュースカイで中部国際空港セントレアまで。
犬山駅 駅
-
12:50、セントレアに到着。
さて、ランチどうしよう?
名古屋には年に1度くらい出張で来ている私。
そんな私のセントレアでのお食事はだいたいいつもこちらの「和の間」。
一人ご飯の苦手な私でも気軽に入れる雰囲気だし、体に優しそうなものばかりだし、甘味もあるし♪
ご飯を食べ終わり・・・まだ少し時間がある。ひまだー。
そんなときに見つけたポスターに「中部武将館」の文字を発見。場所は、セントレアターミナルビル1Fのウェルカムガーデンとな。
・・・で、さんざんお城めぐりをしてきた私にどうしろと? -
まー、来るしかないっすよね(笑)
中には甲冑が飾ってあったり、放送中の大河ドラマ「江」特集をやってたり、武将グッズが売ってたり。ちょっとミーハーな感じで、それなりにオモシロかったです(^-^)
◆中部武将資料館
http://www.centrair.jp/info/samurai.html -
ということで、お城をめぐった特別休暇の旅。
たった三泊四日だったけど、仕事に追われることなく過ごせて、いつか行こうと思ってた場所にも行くことができて、とっても楽しかった♪
今回の旅では、現存12天守のうち3つを制覇!
残るは松江城と備中松山城かぁ。
このふたつ、実はそれほど離れてなさそうだし、いつかセットで行きたいなあ。
うーん、行きたいところがまた増えちゃった☆
=== 11月18日 =============================
13:20 安土駅発
13:45 米原着、13:50 米原発
14:26 岐阜着、14:45 名鉄岐阜発
15:12 犬山遊園着
15:30 旅館着、15:50 旅館発
16:20 有楽苑着、16:45 有楽苑発
17:00 旅館着
=== 11月19日 =============================
8:45 旅館発
9:00 犬山城着、9:50 犬山城発
10:00 からくり展示館着
10:25 旧磯辺邸
11:50 犬山駅着
12:50 中部国際空港着
15:10 中部国際空港発
17:00 新千歳空港着
=========================================
◆◇ お城めぐりの旅 2011秋 おしまい ◆◇
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旅行記グループ 2011年11月 お城をめぐって一人旅 ~ 丸岡城、彦根城、安土城跡、犬山城
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