サンタと天使が笑うNYCの夜

2011/12/21 - 2011/12/25

世界で一番煌びやかなクリスマスシーズンを彩る街・ニューヨーク。

この時期しか楽しめないイルミネーションやデパートのディスプレイ、イベントも盛りだくさん！
真冬はイルミネーションも空気が澄んで、一層輝きを増している。寒いけど、よりニューヨークっぽさを感じられるシーズンでもあったりする。

そんな黄金色に輝く、クリスマスのマンハッタン各地をレポート。

エリア ニューヨーク(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

今回が2度目のNYC。
特に迷わず、マンハッタンの中心部へ！

黄色のタクシー群と立ち並ぶビルの壁を見ると、ニューヨークに来た！と実感。

まずはマンハッタンの南・ダウンタウンエリアへ。

ウォール街もクリスマスデコレーション。

「ワールド・ファイナンシャル・センター」のウィンター・ガーデン。

高い天井のアトリウムのパームツリーからも電飾がしだれ落ちている。

ワールド・ファイナンシャル・センターの埠頭にはウォーターウェイのフェリー乗り場あり。

フェリーから自由の女神にご挨拶！

ダウンタウンといえば、旧ワールドトレードセンター跡がある。

かつてグラウンドゼロと呼ばれた彼の地には、現在モニュメントができており、犠牲者の名前が掘り込まれた石碑と滝が慰霊碑として存在している（写真右）

ちなみに入場は無料だが、ネットで事前予約が必要。
【9/11メモリアル】　http://www.911memorial.org/

また新しいワールドトレードセンター（写真左）も着々と建設中で、早くも完成間近。
新しい駅もでき、人々は立ち止まっておらず、着実に未来へ歩を進めていた。

かつてビスケット工場だったビルを改装して作られた「チェルシー・マーケット」
このマーケット内もクリスマス仕様。

写真のようなイルミネーションを初め、通常、ブルックリンでやっているフリー・マーケットの期間限定店などもOPEN。

ここはちょっとした食事もできて便利！有名なパン屋「Amy's Bread」、ブラウニーの有名店「ファット・ウィッチ・ベーカリー」。写真下は生鮮ロブスターがウリの「ザ・ロブスター・プレイス」。

沢山の熱々スープも売っていて食べ比べてみた。
写真左から「ロブスタースープ」、「ニューイングランド・クラムチャウダー」「マンハッタン・クラムチャウダー」。

どれもコクがあって絶品！

こちらは古い教会内を改装して半年前にできたばかりのホットなマーケットプレイス「ライムライト」。

元が教会だからかどこか厳かな印象を受け、中のツリーと併せてクリスマス気分を高めてくれる。

街を歩いていると、至るところにサンタのおじさん登場！

これはオーガニックスーパー「ホールフーズ」の正面。

冬のニューヨークでは至るところでスケートリンクがOPEN。

こちらはセントラルパークのスケートリンク。
朝から混雑して、大人気！

ついでに冬のセントラルパークを散策。

相変わらず、リス達も元気。

またこの時期はクリスマスのホリデーマーケットの季節でもある。

一番有名なのはここ「ユニオンスクエア」のマーケット。

クリスマスシーズンならではのお店以外にもアクセサリーや食べ物屋などバラエティーに富んだラインナップ！

臨時のマーケットにしてはしっかりとどこにどういったお店があるかのマップもあって、利用者にやさしいつくり。

その他、マンハッタン各地にマーケットあり。

こちらは「コロンバスサークル」。
夜はタイムワーナーセンターのクリスマスライトアップも有名。

マーケットは常に混雑しているが、みんな笑顔で楽しそう。

ニューヨーカーには冬の風物詩として定着しているのがよくわかる。

そうそうマーケットの定番の飲物として挙げられるのが「ホットアップルサイダー」。

サイダーと言っても炭酸飲料ではなく、アップルジュースにシナモンやクローブなどのスパイスが入った飲み物で、寒い時期に飲むと体の芯から暖まるというシロモノ。

寒い時はホント美味しく感じられる！

ニューヨークのランドマーク「エンパイア・ステートビル」の入り口もツリーがお出迎え。

相変わらず、夕景が絵になる。

先ほど紹介した新しいワールドトレードセンターも見える。

陽が沈むと、一気に雰囲気が変わるのが面白い。

光の帯になっているのは5番街。

北側には、摩天楼の双璧となる「クライズラービル」が輝いていた。

夜になると様々なところでライトアップ開始！

おなじみの屋台もクリスマス仕様？

ミッドタウンの中心、いやマンハッタンの中心ともいえる「タイムズ・スクエア」へ。

ちなみに大晦日、有名なボールドロップが行われるのもここ。
2011年はここでレディ・ガガがライブパフォーマンスを繰り広げたみたい。
う〜ん、観てみたかった！

ブロードウェイでは、クリスマスソングのパフォーマンス。

ええ声や〜。

最新テクノロジーを紹介する米Wired誌は、毎年クリスマス時期限定でコンセプトショップをOPEN。

中はバラエティに富んだ構成。

写真のデジタル仕様のバイクや、アパレルやゲーム、最新家電などを紹介。

タイムズスクエアを闊歩するサンタ親子を発見！

やはりこのあたりはネオンボードが多く、圧倒される。

見てるだけで気分がアガる。楽しい！

クリスマスシーズンだが、何故か下着姿の広告多し。

パンツ一丁のカウボーイもこのあたりに出没し、名物となっている。

コカコーラの広告もサンタバージョン。

有名な東芝の広告もツリーで彩られていた。

タイムズスクエアといえばブロードウェイミュージカル！

写真の「オペラ座の怪人」などどこも大盛況。

あまり日本では話題にならないが、ヒュージャックマンやハリーコニックJrの期間限定ミュージカルも行われていた。

ニューヨーカーで大人気のハンバーガーショップ「SHAKE SHACK」。

どこの店舗も大行列！
それもそのはずジューシーなお肉は他に類をみない食感。
近いうちに日本に来ないかな〜。

NYCといえばJAZZ!

タイムズスクエアからすぐの好ロケーションにあるJAZZクラブの名門「バードランド」。

クリスマス前の一週間は特別メニューのクリスマスソングのJAZZバージョンのメドレー。
知ってる曲ばっかりで、自分のような素人でもより楽しめる！

その他JAZZクラブといえば「ブルーノート」やこの「ビレッジバンガード」。

こちらはストイックにドリンクのみのサービスで純粋にJAZZを楽しめる！
特にクリスマスに限ったメニューではなかったが、普段着のJAZZライブを堪能できた。

いろいろ散策してるとお腹はペコペコ。

NYCといえば、美食の街としても有名。
今回は色々食べ歩きしたので紹介してみます。

まずはステーキといえばここ「ウォルフガング・ステーキハウス」。
肉食べたきゃまずはここ！という巨大なお肉を堪能できる。
看板メニューでもある「STEAK FOR TWO」は、ホントに2人で注文するとまず食べきれない。日本人なら3人必要。女子だけなら4人でもOKかな〜。
結構フォーマルな雰囲気だが、2人で$100程度で十分楽しめた。

フュージョン料理の高級店「ゴッサム・バー・アンド・グリル」。

写真のような立体的な盛り付けの元祖。
一通りコース的な注文をして2人でだいたい$200。美味かった。
行く場合はジャケット必要かな。

ちなみにNYではレストランの予約は「OPEN TABLE」というサイトでカンタンンにネット予約可能。空いてる時間もネットですぐ確認できるし、来店時に予約メールを持参するだけでOK。超オススメ。
http://www.opentable.com/
日本にもほしいこのサービス。
ぐるナビや食べログは予約するには電話しないといけないしね。

ただこういった高級店だと、前日に予約確認の電話を入れてねといわれることもあるので注意が必要。

NYを代表するスターシェフの一人「ジャン・ジョルジュ」プロデュースのアジアンキュイジーヌ「スパイス・マーケット」

店内もアジアンテイストでお洒落なつくり。
メニュー見ると料理はタイとベトナムがベースなのかな。
まあ美味しいけど、日本でも食べれるレベルかな。
ただ単品のボリュームがあるのと、深夜まで営業してるのが嬉しい。

人気店なのでこちらも要予約。

リンカーンセンターの前にあるメキシコ料理店「ロサ・メキシカーノ」。

こちらも上品なメキシコ料理店。
日本のメキシコ料理はどこかチープな印象があるが、こちらはいい雰囲気。
アボカドをあえたものをテーブルの脇で作ってくれて、ホントに美味しかった！
さすがお隣の国だけあってレベル高し。

朝食といえばここ「サラベス・キッチン」。

平日の9時でもうこの状態、週末は行列必至。
それもそのはず、リーズナブルな価格で美味しい料理が楽しめる。

人気はこの「エッグ・ベネディクト」らしく、周りをみてもこのメニューかパンケーキを注文している人が多かった。
いや〜すべらんな〜。

NYの老舗デリの代表が「カッツ・デリカテッセン」。
ユダヤ系料理のパストラミのサンドイッチが一番人気。実際中途半端な時間に入店したがそれでも超満員。

写真のシートに注文したらチェックされ、お店を出るときにお金を支払う古典的なスタイル。映画「恋人たちの予感」でメグライアンたちが会食したロケ地としても有名。

映画といえばSATCで火がついた「マグノリア・ベーカリー」。
シーズン３でキャリーとミランダが食べてたらしい。

カラフルなカップケーキが人気で行列に並んでようやく購入可能。
お味は、まあ普通かな。

幅が狭くアイロン型の「フラット・アイアンビル」。

五番街とブロードウエイの交差点に建つ三角形のビル。

そのお隣のビルには、イタリア食材のショッピングモール「EATALY」。

日本の代官山にある「EATALY」と同じ系列で、日本に遅れて約1年前にOPENしたとのこと。
代官山店は何度か行ってるが、NYのは規模が全然違ってすごい広いのが特徴。
またイートインのコーナーも充実。

リトルイタリーはいまや観光客向けのお店が多いが、ニューヨーカーはイタリア料理・食材はこのEATARYを活用しているらしい。

さてウィンドウショッピング。
ニューヨークでは、日本と違い12月からセールが始まる。
クリスマス商戦とあいまって、1年のNY消費のほとんどを占めている。

百貨店はこぞってクリスマス独特のウィンドウディスプレイをはじめるのもこの時期。

中でも有名なのがこの34番街の「メイシーズ」。

なんとこのメイシーズ、クリスマス前の1週間は24時間営業！
ジーンズメイトもびっくり。
観光客も観光後でも時間を気にせずゆっくりショッピングOK。

メイシーズのウィンドウディスプレイ。

写真だとわからないけど、この人形が上下左右に動きまくり！
凝った仕掛けに、観光客、ニューヨーカー問わず釘付け。

いよいよメインの5番街へ。

5番街のアップルストアは、透明のBOXの中（地下）にある独特のつくり。

ちなみにNYCの旗艦店は2011/12にできたばかりのグランドセントラル店。

なんとマンハッタンのへそともいえるグランドセントラル駅の中（2F)にアップルストアを作っちゃった。
日本でいえば東京駅のコンコースにあるようなイメージか。

場所柄かビジネスマンも多く来店しており、開店早々大盛況！

老舗のおもちゃ屋「F.A.Oシュワルツ」は、クリスマスを目前にして大盛況。

1mくらいするアメリカンサイズのテディベアを買ってる家族が多かったのが、アメリカっぽかった。

ニューヨークの伊勢丹的な百貨店といえば「ブルーミングデール」

メンズコーナーも充実。
あまりに広すぎて、迷子になったくらい。

ちょうどセール時期でもあり、円高でもあり、お買い得なアイテムが目白押し。

ブルーミングデールもたくさんのディスプレイで、楽しませてくれる。

お次はバーニーズ。

12月限定で何故かレディ・ガガのコンセプトショップと化していた。

よくわからない世界観がガガならではか。
ディスプレイは見てて楽しい。

冬のニューヨークといえばリンカーンセンター。

今回はNY冬の風物詩ともいえるNew York City Balletの「NutCracker（くるみ割り人形）」を鑑賞。

毎年年末のみ公演されるそうで、着飾ったニューヨーカーが鑑賞に着ており、家族連れも多かったかな。
内容も子供向けな感じだが、幻想的な雰囲気が印象的。

お隣の「メトロポリタン・オペラ・ハウス」の正面にはでっかいクリスマスツリーがお出迎え。

もうひとつのNY冬の風物詩の演目といえばラジオシティーの「クリスマス・スペクターキュラー」。
冬のNYを舞台としたラインダンサー達のダンスなどエンターテイメントの粋を尽くした演目で、いや〜すごいの一言。

2012年1月現在公開中の映画「ニューイヤーズ・イブ」は大晦日のニューヨークを舞台にしたロマンティック・コメディ映画。
この中でもこの演目の舞台裏がちょっと紹介されてたくらい定番のイベントになってる模様。見るべし！

ラジオシティを出ると、クリスマスカラーのオブジェがお出迎え。

街路樹も電飾でコーディング。

華やぐ街できらきら輝いていた。

5番街のランドマークのひとつ、「セントパトリック教会」。

こちらはクリスマスラッピングをイメージした外観となった「カルティエ」。

ついついお店に入ってみたくなる。

OPENしたての5番街ユニクロは盛況。

ちょっと日本人として嬉しい。

こっちもクリスマスラッピング。
ベルトとリボン？

２店連続してると迫力あるな〜。

先ほどのラジオシティを題材としたディスプレイ。

NYCの街を闊歩するスーパーモデル風自由の女神がかっこいい！

女性に大人気・ヘンリベンデル。

セールシーズンとはいえあまり対象商品はなかったが、それでもお店の中は大盛況。

「トランプタワー」もクリスマスバージョン。
階段状に植えられたツリーが美しい。

ここはスティーブン・スピルバーグやマイク・タイソンなどのセレブリティが居住している（いた？）ことでも有名。

日本と違ってオレンジ淡色の落ち着いたライトアップが雰囲気あっていいよね。

何気なく佇む時計台も雰囲気あっていいなあ。

こちらはかの有名な5番街の「ティファニー」

ディスプレイも凝っていて、小窓を覗き込むと写真のようなファンタジー溢れる世界を垣間見ることができる。

旅行期間中は雪は降らなかったが、5番街上空には大きな雪の結晶を見ることができた！

「バーグドルフ・グッドマン」は沢山のウィンドウディスプレイの中でも美しさはダントツ！

テーマにあわせて、様々なカラーのディスプレイが楽しめる。

さてフィナーレは「ロックフェラー・センター」。

ファンファーレを奏でる沢山の天使のオブジェも、この時期ならでは。

ある意味、これを見るためにこの時期のNYCに来た！と言っても過言じゃないくらい。

兵隊さんもライトアップされた木々をバックに、いつもより魅力5割り増し！

逆方向の「サックス・フィフス・アベニュー」。

この演出はNYCでNo1！
15分間隔でビルの窓をバックに演出される光のショーは、お金払ってもいいくらいの出来。

毎年世界中で点灯が報道されるクリスマスツリーと、プロメテウス像を改めて正面から。

プロメテウス像の前にはスケートリンク。
こちらも大人気で、入場前の行列がものすごい。

観光が終わった後も、クラブでNYを堪能。
ここNYではクラブは老若男女楽しめるアクティビティ。
今回はMPDエリアの「CIELO」に突入！

大体1時くらいから盛り上り出すので、それまでは上で紹介した「スパイス・マーケット」など近所で食事しつつ時間調整するのもいいかも。

JAZZとはまた違った最先端の音楽を楽しめるので、オススメ！



NYCのクリスマスの夜はまだまだ終わらない。。。