2011/09/15 - 2011/09/17
846位(同エリア2646件中)
アツシさん
リスボンはテージョ川の右岸に開けたヨーロッパ最西端の古都。
15世紀はじめには大航海時代の幕開けとともに、世界貿易の中心都市となった。
起伏に富んだ丘陵地帯に広がるリスボンは、「七つの丘の都」という異名も持ち合わせており、大西洋を見下ろすシーサイドビューと相まった光景が楽しめる街でもある。
またリスボンの北西20kmほどの山中に位置するシントラは、王家の夏の離宮が置かれ、詩人パイロンが「この世のエデン」と讃えた世界遺産の街。
そんな魅力あふれるリスボンとシントラのスナップを紹介!
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
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-
まずは世界遺産の街「シントラ」へ。
シントラへは電車で移動するため、「ロッシオ駅」に向かう。
ロッシオ駅は19世紀、ネオ・マヌエル様式で建てられたという美しい駅。 -
駅は斜面に建てられているため、構内入って長〜いエスカレータを4Fまで昇ったとこが、シントラ行きの電車が待つプラットフォーム。
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壁面には美しいタイル画が何枚も描かれており、見ているだけで待ち時間はあっとゆう間に過ぎてしまう。
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リスボンから各駅停車でのんびり40分、終点の「シントラ駅」に到着。
駅の改札の壁面もゴージャスな感じ。 -
駅前から街の中心「レプブリカ広場」まで、バスで10分弱。
広場周辺にはレストランやホテルが立ち並ぶ。
写真は王宮前からの一枚。
カラフルな屋根たちがお出迎え。 -
王宮は、14世紀の初めエンリケ航海王子の父が建てたとのこと。
エンリケ航海王子は、その生涯において、探検事業家、パトロンとして航海者たちを援助するとともに指導し、それまで未知の領域だったアフリカ西岸を踏破させるなどしたことで、大航海時代の幕を開いた人物。
こちらは「アズレージョ」(イスラム文化の影響を受けたタイル・モザイクの伝統工芸)で覆われたアラブの間。
他にも室内は美しい装飾がなされていた。 -
王宮から更にバスに揺られること10分、「ペナ宮」に到着。
イスラムやバロック、ルネサンス様式など、いろんな建築様式を取り入れた、悪くいえば統一感ゼロの宮殿。
だが、529mの高台からの見晴らしと、部屋ごとに印象の変わるエンターテイメント性は見るものを飽きさせない。 -
悪魔が彫られた門なんて、映画・マンガの世界だけじゃないんだなぁ〜。
悪趣味だけど、オモシロ! -
一通り堪能して、リスボンに帰還!
7つの坂の町とはよく言ったもので、アップダウンが激しく、距離以上に足への負担が大きそう。
十分ウォーミングアップし、早速旧市街から街歩きに望む。 -
CD(レコード)ショップ、発見。
店頭にはかつてポルトガルを代表する女優・歌手として名を馳せたアマリア・ロドリゲスの写真が飾られていた。 -
バイシャ地区と高台のバイロ・アルト地区を繋ぐ「サンタ・ジュスタ」のエレベータ。
これ使わなくても移動はできるが、観光目的の方が多く、チケット売り場は長蛇の列! -
エレベータをスルーして、バイシャ地区の散策を継続。
壁に描かれたお姉さん越しに売り物のスカーフを巻きつけた「技アリ」の商品PRが見事! -
ポルトガルでは缶詰専門店が多い。
イワシやサバなど、缶にカラフルな包装紙でラップされている。
お店一杯に缶詰が並ぶ姿は圧巻!
お土産に買ってきたものを何種類か食べてみたが、どれも美味だった。 -
テージョ川に歩を進め、ゲートをくぐると「コメルシオ広場」
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イチオシ
テージョ川に面した広場は、バスや路面電車のターミナルともなっている。
景観もよく、サイクリスト達もちょっと一息。 -
西のベルン地区へ向かうため、広場から「カイス・ド・ソドレ駅」へ移動。
エストリルやカスカイス方面への発着駅となっている。 -
エンリケ航海王子の死後500年を記念して建てられた記念碑「発見のモニュメント」。
先頭が王子で、その後ろには世界史でよく聞いた「ヴァスコ・ダ・ガマ」など27人の偉人が続く。
その右奥に見えるのは「4月25日橋」
全長2278m。ヨーロッパで一番の長さを誇るつり橋。 -
モニュメントの上にはエレベータで昇ることができ、頂上は絶景!
写真は北側で、奥には「ジェロニモス修道院」。
手前のモザイクは、コンパスを描いている。 -
西側には「ベレンの塔」を見ることができる。
テージョ川は「川」とはいえ下流の河口付近のため、ほとんど海!ってくらい広く、開放感一杯!
川沿いの遊歩道は、市民の憩い場でもある。 -
「ベレンの塔」は、かつて川からの侵入者を見張るリスボンの西の砦として建てられた美しい塔。
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頂上は広いテラスになっており、途中の階は四方に沢山の大砲が鎮座している。
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「ジェロニモス修道院」
ヴァスコ・ダ・ガマのインド航路発見を記念して造られた修道院。
中にはヴァスコ・ダ・ガマの棺も安置されているとのこと。 -
中庭を取り囲む回廊の外柱やアーチは、ロープや貝、花などがみっちり彫りこまれており、ただただ圧巻。
いや〜細かい! -
大航海時代の有名人の肖像画も並べられていた。
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修道院の横には、タルトの超有名店「Pasteis de Belem」。
常に行列ができてて、大繁盛!
ポルトガルから伝わったというエッグタルトをマカオで食べ、その美味しさに感動してたので、元祖のリスボンはどうなんだと食べてみたが、期待が大きすぎハードルが上がってたせいか期待以上のものはなかった。残念。 -
市電で東へ移動。
リスボンといえばこのケーブルカー。
高低差の激しい坂道を移動するには重宝する乗り物(全然歩けるけどね)
写真の「ビカのケーブルカー」はリスボンにある3つのケーブルカーの中でも美しいロケーションで映画のロケやお土産の絵葉書のモチーフにされている。
邦画でも中谷美紀と大沢たかお主演の映画「7月24日通りのクリスマス」ではここリスボンがロケ地でした。 -
市電28番はリスボンの街を横断する観光客にも使い勝手のよい路線。
この市電に乗って、お次は東のアルファマ地区へ。
アルファマ地区はリスボンの下町ともいえる、情緒に溢れたエリア。
ここ「サンタ・ルシア展望台」は小さなテラスになっていて、イスラム時代の迷路のような路地や要塞の様子が見通せる。 -
また展望台の一角にある「サンタ・ルシア教会」は、十字軍がリスボンを占拠した様子を描いたアズレージョで飾られている。
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アズレージョ以外でも、リスボンの街は美しいタイルでコーディングされており、街歩きを楽しくさせてくれる。
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こちらはリベイラ市場の中で見つけたタイル。
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アルファマ地区もアップダウンが激しいので、市電を駆使して観光を続ける。
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散策中にワンちゃんと挨拶。
Boa tarde! -
カテドラルをバックに市電は走る。
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さてアルファマ地区のランドマークでもある「サン・ジョルジェ城」へ向かう。
古代ローマ時代から砦として使われている史跡で、現在は公園となっている。
道すがら、またもワンちゃんと遭遇。道行く人を興味深そうにチェック中。 -
城壁に到着。
10m以上はあろうかという高い壁! -
兎に角、見晴らしは最高!
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公園の中では、何羽もの孔雀が放し飼い。
子供達の良い遊び相手となっていた。 -
ウェディング写真を撮っているカップルも。絵になるなー。
幸せそうで、いいね! -
夕日に照らされる「サン・ジョルジェ城」
麓から見上げると、如何に高いところに建てられているかがよくわかる。 -
陽も落ちて、夜のリスボン散策へ。
治安は良く、安心して散策できる。
昼には行列待ちだった、サンタ・ジュスタのエレベータも夜には待ちなしで利用できた。
昇った先には展望台。
光のラインを追ってゆくと、先ほどのサン・ジョルジェ城まで通じていた。 -
バイロ・アルト地区で、「ファド」を鑑賞。
ファドとは12弦のポルトガルギター伴奏をバックに歌われる、哀愁漂うメロディーラインが特徴的な伝統歌謡。
日本でいう演歌みたいなもんか。
ここ「Canto do Camoes」は食事をすれば、ファドが聴けるレストラン。
お値段も良心的なためか、地元客でずっと賑わっていた。 -
夜の帳が降りても、市電は変わらず動き続ける。
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レスタウタドレス広場へ続く道。
オレンジのほのかな街灯が、街の雰囲気を一変させる。 -
ロッシオ駅も朝とは違う顔。
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こちらは「ドナマリア2世国立劇場」。
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教会の前のモザイクタイルがポルトガルらしさを醸し出す。
流線型の模様は、他のヨーロッパ諸国では見られないもの。 -
ボルテス・デ・サント・アルタン通りは狭い通り沿いにレストランやお土産屋が並ぶ繁華街。
ポルトガルの伝統料理も食べられる。
写真は国民食といわれるバカリャウ(干しダラ)を、ジャガイモ、タマネギ、卵で炒めた「Bacalhau a Braz」という料理。
スープは「Caldo Verde」というキャベツとすり潰したジャガイモを具としたもの。
美味! -
「ロッシオ広場」
中央に立つ銅像は初代ブラジル国王になったペドロ4世とのこと。 -
ロッシオ広場のすぐ東にある「フィゲイラ広場」では連夜ちょっとしたコンサートが行われていた。
大勢の地元の人たちみんなが、音楽に合わせて楽しそうに踊っており、ポルトガルの国民性がわかるひととき。 -
広場には屋台も沢山でていたが、売り子のセクシーなお姉さんもずーっと踊りながら接客!
見てるこっちも楽しくなる! -
世界史好きには堪らない魅力を持ち、そうでない人にも他のヨーロッパにはない独特の文化を堪能できる街・リスボン。
一度味わうと病みつきになるかも!?
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